黄金のコメディフェスティバル2014 公演情報 黄金のコメディフェスティバル2014」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
21-30件 / 30件中
  • 満足度★★★★

    観客賞と最優秀作品賞が一致してひと安心
    …というのが今の私の素直な心境。
    “同一団体2年連続オンエアでは番組的に盛り上がらない”との大人の事情により、BS日テレで放映される“最優秀作品”には昨年グランプリに輝き本年観客賞を手にしたポップンマッシュルームチキン野郎ではなく、他団体の作品が選ばれるのではないかと危惧していたのだ。

    が、蓋を開けてみれば、今年も去年同様PMC野郎が観客賞と最優秀作品賞を同時受賞。
    私はこれで良かったと思っている。

    というのは、こう言ってはアレであるが、コメディの実作者がラッパ屋の鈴木聡さんのみという現行の審査団に、観客の評価を覆してまで他団体に大賞を授ける資格があるとは到底思えないのだ。

    観客賞に審査員のお墨付きが加わったのが最優秀作品賞。
    これで良いのではないか?

    何らかの大人の事情が働いて観客賞と最優秀作品賞の不一致が起きる時。この時をもって当フェスは死ぬものと私は確信している。

    と、“大人の事情”なるものを思いっきり否定しておきながら、一方、演目の選定についてはもっと大人の事情を働かすべきだったのではないかと私は考えている。

    大会主催者と出場6団体代表者による制作会議が何度も開かれたという割に、作品の傾向が偏りすぎているのだ。

    6作品中、SF要素を含むものがなんと5作品。SF要素を含まないのはバンタムクラスステージ『シャンタンスープ』のみ。
    しかも、SF要素を含む5作品中、3(4?)作品に“時間移動モノ”の要素あり。

    これでは客は飽きてしまう。

    ここは“大人の事情”を働かせてもっとバランスの良いプログラム編成にすべきだった?

  • 満足度★★★

    観れてよかった。
    日程的に観に行けるかわからなかったのですが、唯一行ける日があったので思い切って行きました。
    今回の公演で知らなかった劇団を知れたのは良かったです。
    それぞれの劇団の良し悪しはありましたが、グー・チョキ・パー全て観て自分なりの評価をさせていただきます。
    平均的にグーチームが好きでした。

    ネタバレBOX

    観たチーム順に感想を述べます。

    【パーチーム】
    ・おぼんろ
    役者二人ということで一人何役とこなしてくれましたが、めぐみさんが演じるウドが特に印象的でした。
    物語としては呑み込めない部分もありましたが、後々理解できた部分もあり、ファンタジーの世界観として楽しく拝見しました。

    ・ポップンマッシュルームチキン野郎
    友人が面白いと言っていたので気になっていた劇団。
    まだ本公演が始まっていないのにいきなり現れた二人。ニワトリの方がいつ本編に出てくるか待っていたのですが結局出てこず、その時あれはあれで演目の一つなのかと理解。休憩中に楽しませることもありだとは思います。
    本編ではやかんの人頑張れって応援したくなりました(笑)
    不死の体を持つ設定をうまく使いそれを笑いとしてみせてくれたのは楽しかったです。最優秀作品賞おめでとうございます。

    【グーチーム】
    ・アガリスクエンターテイメント
    惜しくも優秀作品賞となりましたが、私の中では一番笑った作品です。
    元カノと今カノの間でテンパる彼が面白くて、未来の孫とのやりとり、会話もテンポよく進み見事にツボにはまりました。
    設定的にこんがらがるかと思いきやそうでもなかったのがよかったです。
    笑いすぎて疲れました。

    ・バンタムクラスステージ
    シリアスの中に笑いを取り入れたテイスト。ずっと笑いがくるのではなく、ここぞというところで上手く笑いを持ってきていたと感じられた作品。
    一人一人の役者が味わいを持ち印象深かった。初のコメディということで気になっていましたが、バンタムさんの持ち味を生かしたコメディだと思います。

    【チョキチーム】
    ・ゲキバカ
    期待していた劇団の一つですが、正直受け付けれなかったです。
    下ネタは引きましたし、物語としても今一つ。最後は何で過去に飛ぼうとしたのかが分かりません。相手の事情を顧みず自分のわがままで今の運命を捻じ曲げようとしているのかそうでないのか。
    期待していた分残念でなりません。

    ・8割世界
    ダンスを取り入れたところは好きでした。父のハゲズラも小学三年生設定も笑える部分はありましたが、所々引っかかる部分があり始終楽しめたということはなかったです。
    こちらとしては楽しみたい気持ちで観たかったのですが、微妙な気持ちで終わりました。
  • 満足度★★★

    内輪向けの大騒ぎ
    久々の観劇復帰戦だったが、期待外れの内容だった。そもそも大半の演目はコメディなのだろうか。ギャグを入れたらコメディなのか?笑いを意図したシーンがあればコメディなのか?若者たちの大騒ぎを見せつけられ、役者に知り合いもいない私は、知らない学校の学園祭で演劇部の短編発表会を何時間も観たような気持ちだ。大変な疎外感を感じた。
    チョキ、パーを拝見。

  • 満足度★★★

    コメディフェスティバルって。
    コメディフェスティバルという事でしたが、コメディの線引きが難しいですね。
    各劇団に共通していたのは、笑いを誘いながら、最後は良い話でまとめる感じでしょうか。前半の笑いが大きければ大きいほど、効果的なのですが、あまり笑えないとこれってコメディ?とも思ってしまいます。
    また、ストーリー的に必要だったり、アクセントとしてなら良いのですが、一発ギャグのような笑いの取り方は、一歩間違えばお笑いコントのようにもなってしまう。

    45分間という短い時間の中で良く練られた作品ばかりでしたが、コメディフェスティバルという意味合いからは次回以降は、主催者が作品を観られてから、出場チームを決められたらとも思いました。

  • 満足度★★★

    6団体をすべて見終えて
    昨年から始まった「黄金のコメディフェスティバル」はとても素晴らしい企画だと思う。
    「コメディ」に的を絞り、短い時間ながらも45分の時間を確保し、全部で6団体の作品が見られるというのは、とてもいい。
    しかも今年登場する団体の顔ぶれが、内容の良さを期待できるものだった。
    しかし、観はじめて少し違和感を感じた。

    ネタバレBOX

    前回「2013」では、団体ごとのレベルの差こそあれ、どの公演も楽しかった。
    今回「2014」では、コメディ劇団として定評のある3つの団体と、普段はコメディをやっていない、人気のある3団体がフェスティパルに登場した。

    そのアナウンスを聞いたときには、面白いものが見られると期待した。
    コメディ劇団3つは絶対に面白いだろうし、残りの3つの劇団もどんな風なコメディを見せてくれるのか楽しみだったのだ。

    しかし、いざ蓋を開けてみたら、期待とのギャップがあった。

    前回「2013」では、先攻の劇団からいい感じに笑って、観客は笑顔のまま休憩時間に入り、そして後攻の劇団でも笑った(フェスは1コマ2劇団で行われる)。
    そういう「幸福な時間」がフェスティパル全般にあったと思う。
    しかし、今回は、「それほど笑ったわけではない」という作品もあった。
    演劇としてのレベルが低いものではないが、前回のように2つの劇団の相乗効果が生まれ、全体的な印象として「笑った」「楽しかった」という印象はさほど強くは残らなかった。

    「相乗効果」って大切だなと思った。

    それは、普段コメディをやっていない劇団の作品が、「コメディではなかった」からだ。
    ご本人たちは、コメディだと思っているようだが、観客の1人としては「すこし違うな」と感じた。

    「コメディ」という言葉の定義や、それへの感じ方はもちろん人それぞれだろう。
    「笑える演劇」=「コメディ」と思っている人もいるであろう。
    それが間違っているとは思わない。

    しかし、「コメディ」と「コメディじゃないも」ものとは違うはずだ。
    少なくともこのイベントで違わなければならない。
    そうでなければ、「コメディフェスティバル」というタイトルに意味がないからだ。
    別にコメディにこだわらないのならば、「演劇フェスティバル」でいいわけなのだから。

    私が考える「コメディとコメディじゃない」の違いはこうである。

    「コメディ」とは、「笑い」が最初のテーマであり、作品の軸である。
    主従の関係で言えば、「笑い」が主でその他は「従」となる。
    「笑い」とは多様なものであるから、脳天気なものもあれば、哀しみの中にある笑いもあると思う。それをどう見せ、観客に感じさせるのかは劇団のセンスである。

    ただし、「その他が従」であるとしたが、あくまでもそこには「物語」があることが前提である。「物語」とは単純に「ストーリー」ではない。登場人物の背景が見え、そこに「人」が浮かび上がってくるものだ。
    コントとはそこが違う。「笑えてなんぼ」「笑わせればいい」というものではない。「演劇」という範疇にコメディはあるからだ。
    そうした「笑い」を丁寧にすくい上げて、「物語」として観客に届けるのがコメディだと思う。

    「コメディでない」ほうは、「笑い」は「従」である。いわば、舞台の上の副産物のようなものではないだろうか。

    今回のコメディを普段やっていない劇団の参加はとてもいい企画、アイデアだと思ったが、実際に観て、「コメディとはどういうものなのか」ということに少し触れたような気がする。

    だから、できれば、次回「2015」は、コメディ劇団だけを取り上げてほしいと思う。
    「コメディ命」で、活動を続けている劇団は多い。
    そういうコメディ劇団だけを集めて、「コメディフェスティバル」にふさわしい、コメディ劇団の甲子園のような位置づけになってほしいと思う。

    言い方は悪いかもしれないが、一朝一夕で「コメディでござい」と作品を見せる劇団ではなく、それ一筋でやってきたコメディ劇団のためのフェスティバルになってほしいと思うのだ。
    それでこそ、「コメディフェスティバル」の意義があると思う。

    「コメディ」にこだわってほしい。
    「コメディ」という言葉を大切に使ってほしい。
    そう思う。
  • 満足度★★★

    コメディーとは・・・
    身内が集まって関係者たちとワイワイやっている印象。
    全てがそうではないと思うが、私が観たチョキチームは肌に合わなかった。面白かったら他も観ようと考えていたが遠慮しておきます。
    ギャグで笑わせようとするのはコメディーなのだろうか?
    難しいことは抜きにしてコメディーフェスティバルと冠を付けているのだから笑わせてなんぼだと思う。
    結果、私は笑えなかった。
    笑えないコメディーほど退屈なものはない。

  • 満足度★★

    演劇としてはどうなのかな
    ゲキバカさんのディスティニーランド
    8割世界さんのハッピーちゃん
    を観劇しました。

    コメディのフェスティバルという事で、期待して観にいきましたが、私が想像していたコメディのイメージとはかけ離れていました。
    正直いって面白くなかったです。

    コメディって何だろう?って改めて考えてみると、まず演劇というベースがあって、それに面白いやりとりや状況を付け加えたものだと思います。
    今回観劇した作品は、設定も話の流れも全くリアリティが無いので、なんか一発芸大会みたいな印象を終始受けました。

    少々厳しい感想になってしまいましたが、役者さんは面白い方が何人もいたので、なんか勿体ないなぁ・・・っと感じたので。

    ネタバレBOX

    <ゲキバカさん>
    例えば、ヒロインが大便を漏らしてしまったにも関わらず、好きな人と一緒に2ケツして帰る場面がありましたが、
    「イヤイヤ、それはありえないでしょ。」っと思いました。
    この瞬間、私の中でヒロインはただの頭のおかしい人になってしまいました。

    <ハッピーちゃん>
    お掃除ロボットの役者さんは単独で面白いですし、お父さん役の方も間の作り方や埋め方がかなり面白かった。
    ただ、演劇の中で面白いという感じでは無く、単純にその人のキャラクターが面白いというだけだったので残念です。
  • 満足度★★

    セットがダメ
    まだ「チョキチーム」しか観ていないが、今回のセットはダメだと思う。
    色彩とかうるさすぎて、舞台の上を壊しているのではないか。
    チョキチームのゲキバカ、8割世界の感想は、それぞれの劇団のところに書く。

  • コメディとは何か
    「コメディ」とはなんなのか、全6作品を観てそのことを考えずにはいられなかった。
    自分の中では最初、アガリスクエンターテイメントさんがとてもコメディらしいものを作り上げていたなと思ったわけだが、ではほかの5作品はコメディではないのかと問われれば、けしてそうではないのである。
    観劇歴は浅いし、フィクションをあまり好んでこなかったのもあって、そのあたりのことはまだまだこれから模索していきたい。


    コメフェスをずっと楽しみにしていて、期間中入り浸って、スタッフのみなさまによくしていただき役者のみなさまにもよくしていただき。とてもとても楽しかったです。ありがとうございました!
    表彰式で叫びすぎました笑。受賞したかたたちのコメントにいちいち感動しました、賞を受けることのよろこびを感じることができたのも良かったです。

  • シャンタンスープ
    コメフェスにご来場くださいましたお客様、ご来場ありがとうございました。
    グーチーム 「バンタムクラスステージ」シャンタンスープより出演しました6番シードの土屋と申します。

    皆様の色々なコメント励みになります。スタッフさん、キャストさん、お客様に囲まれて素敵な時間を過ごさせていただきました。

    受賞後に僕に対して「おめでとう」とたくさんのお声をかけていただきすごい嬉しかったです。


    本来でしたら、ここにこういったコメントを残すのも場違いかもしれませんが、感謝の気持ちをお使えしたく残させていただきました。ありがとうございました!

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