『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!) 公演情報 『うれしい悲鳴』/『太陽とサヨナラ』(終演しました! ご来場ありがとうございました!)」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-20件 / 48件中
  • 満足度★★★★★

    10月24日と30日『太陽とサヨナラ』
    砂が降る町を舞台に、いろんなスケールのものが思いもよらない並べられ方をされてて、その接合ひとつひっつにとんでもなく豊かな空間が広がっていて。
    そんな脚本を、さも当たり前に成立させる役者と演出。
    そんなステージに思わず見蕩れる2時間。

    まあちょっと「乗れない」展開はあったんですが^^;

  • 満足度★★★★★

    『太陽とサヨナラ』
    ひょっとこ乱舞時代の公演は『うれしい悲鳴』しか観ていないので比較するのも何ですが・・・・アマヤドリの世界が好きです。特に今回はいままでちょっともやあっとしていたのが、すっきりとしたフォルムで見え出したように思えて・・・・今まで観た中で一番!これから益々期待大です!!

    ネタバレBOX

    スタイリッシュなんだけど、良い意味で土臭い素朴な空気があって、格好良いけどホンワカする感じがとっても好き。神話の世界感が取り入れられている感じがこれまた好みで、本当に楽しませて頂きました。
    役者さんの身体能力の高さには毎回拍手ですが、今回個人的に大絶賛はシャイ!冷たい爬虫類的な面と熱く燃える太陽の面、相反するような側面を抱えてて、ステキでした。後姿が切なかったな。でも彼だけではなく、一人一人の役者さんが魅力的に見えた作品でした。
    まだまだ進化するであろうアマヤドリが、これからも本当に楽しみです!!
  • 満足度★★★★★

    『うれしい悲鳴』ーしみる
    なんだかうるっとくる。
    美しい。
    それでいて押し付けない主張がある。

    久し振りに心にしみて震えた。

    ネタバレBOX

    前半の話はわかりにくいかもしれない。
    初演を観ていたので理解しやすかったというのはあると思う。
    といっても前回は感じられなかったことをいっぱいいただいたような気がする。

    ミミの卒業式のシーンに相当やられ、
    亜梨沙の雪のシーンでしんみりして、
    最後の乱舞と終わり方でジーンとしてしまった。

    ミミの叫びは言い方がいいのか声がいいのかわからないがとても心に刺さる。(藤松さんは、ゲキバカのシェイク!でも決めのシーンでグッときた覚えがある。気が伝わるいい役者さんだと思う。)

    最後の乱舞はそれまでの内容をすべて思い出させてくれる感じだった。

    しかし雪のシーンからエンディングまで、口を開けて観ていたと思う。それぐらいちょっと放心状態でした。
  • 満足度★★★★★

    【うれしい悲鳴】鑑賞
    う~ん、このような作風の劇団だったんですね。 “雨天決行”やら劇団員の外部出演でお馴染みの劇団のつもりでいましたが・・・
    「晩餐」、「ORANGE」をも凌いで今年1番泣かされました。
    エピソードを長く感じたり、途中置いてかれそうになったりしましたが、ダンスも好みで自分にはドンピシャリの演出でしたO(≧∇≦)O

    藤松祥子サン、 百花亜希(DULL-COLORED POP) サン、渡邉圭介サン他、素晴らしい!!

  • 満足度★★★★★

    「うれしい悲鳴」
    昨年3月に上演された「うれしい悲鳴」。
    アマヤドリの前身、ひょっとこ乱舞の最終公演で
    初めて観たのに衝撃を受けた。
    その世界、表現、俳優など魅力的な作品が、
    1年半後に新たなキャストで再演。

    ネタバレBOX

    やっぱりこの作品は好きだなと思った。
    初演とどうこう比較するのは、本来おこがましい。

    あえてそれを踏まえて初演に比べて
    今回の再演の特徴をあげるとするなら、

    ・作品世界の背景が理解しやすくなった。
    ・初演が「動」なら再演は「静」のイメージ。

    オープニングのシークエンスは初演が好き。
    だけど今回はリーディング形式で
    作品の世界を語る感じ、これはこれで良いなと。

    マキノ(西村壮悟)の痛覚を持たない男の鈍感さ、
    何でも過敏症という病気を抱えるミミ(藤松祥子)の
    性格に及ぶまで神経質になる過敏さが
    より明確に伝わった気がする。

    ミミが素晴らしいなと。
    初演では二人で演じた役を、
    今回は主に一人で演じていたが、
    終盤のミミと母親(百花亜希)の
    繋がりを示す回想シーンが
    ワークインプログレスから観てきても、
    本当に良くて揺さぶられる。

    この再演で素晴らしいのはラストで、
    降る雪が、静のイメージを濃く表し、
    そしてその後で一気に躍動する群舞に
    ガツンと持っていかれた!

    衣装も、舞台美術もよりシンプルで
    戯曲的内容も含め良かったと思う。
  • 満足度★★★★★

    太陽とサヨナラ
    いくつかの「?」を追いかけて進むわかりやすい展開!広いステージを感じさせない演出に繰り返しで印象づける台詞、ラストにわかる「?」の答!面白かったです!!

  • 満足度★★★★★

    『太陽とサヨナラ』
    3回観た『月の剥がれる』、そしてアトリエ公演『森からの声』を観て、今回も感じた不思議な感覚・・・舞台上の空気が驚くほどクリアで、そこに精霊が宿っているような錯覚を起こす・・・つまり、役者さんの良い意味で人間臭さのない清涼感、舞台美術や照明で演出が研ぎ澄まされるその独特の透明感に、アマヤドリという劇団の魅力を私は見出しているのだななんて思いました。今回も例に漏れず理解力が全く追いつかないのですが(大苦笑)、それでも感覚的に受け取る芸術性と志の高さをひしひしと感じ、役者さん達の高い身体能力で表現される「演劇」に魅入りながら密度の高い時間を過ごせました。そして今回、劇団員の糸山さんの魅力に強烈に引かれてしまい・・・目がハートマークに(笑) こんなに素敵な方だったのですね・・・ビジュアルも演技も役柄も、全てが私好みでした*

    ネタバレBOX

    糸山さんの演じた「シャイ」。その魅力にずっと心を温められています。ミディアムの淡い金髪に蛍光グリーンのメッシュ(このヘアメイクが最強に素敵*)、細くて長い手足を以って「謎の生命体」を表現する人間離れした身体能力・・・そして、暗い照明の中ずっと淡いオーラのような光を放つ姿にずっと釘づけ。今人さん演じるタクシードライバーの前だけで口を開き、それがあまりにツンデレすぎて、女心を壮大にくすぐってくれました(笑)

    そのシャイの正体は、太陽。太陽の絶対的なパワーへの憧憬を謳った笠井さんのモノローグに心が震え、こんな風に、好きな人(シャイに似ていて、太陽のような人です(小声))への思いを綴りたいと胸が熱くなりました。

    そして沼田さん&洋平くんのコンビも魅力的(性的な意味で(笑))だったり、美甫さんのビッチなのにカッコいい娼婦にも憧れたり、いつになくキャラクターの魅力が際立った作品でした。小角さんも、シャイを抱きしめる場面がすごーく可愛かったです。あんな風にシャイと心を交わしたいな。蹴られるのはイヤだけど(笑)
  • 満足度★★★★★

    【初】太陽とサヨナラ
    『ひょっとこ乱舞』時代を合わせても、初の観劇となった『太陽とサヨナラ』(*^_^*) とにかく難解だから・・・と言われていたので気負わず 頭を空っぽにして観劇♪ 結果、正しく?!理解 出来たかどうかは判らないけれど、これ程 心に直接 静かに・・・けれど熱く伝わってくる公演に出逢えるとは思わなかった。その個々の身体能力の高さで有ったり、歌声、ダンス・・・どれを とっても とてもクオリティーが高く 正直 驚くと共に、また 素敵な役者さんと出逢えた喜びも・・・ 出来れば、もう1作も観てみたかった

  • 満足度★★★★★

    震えが
    止まらず、終演後も席を立てませんでした。
    『うれしい悲鳴』は再演ということで、より洗練されたのでしょう。
    特殊な病の少女の孤独、そして母と娘の葛藤と愛情に打ち震えました。
    『太陽とサヨナラ』は未確認生物と少女の交流、そして養母と少女の確執、
    そんな中に、生命を慈しむ心、地球を愛する心、
    未来を信じる心を感じ、強く行きようと思いました。
    今年最高の作品です。

  • 満足度★★★★★

    うれしい悲鳴を観劇
    初見でしたが、群舞が迫力があってすごかったです。圧倒されました。ハッピーエンドのわかりやすい話が普段は好きなんですけど、ハッピーではないのにストーリーに凄く惹かれました。

    ネタバレBOX

    吉祥寺シアターは初めてだったので、舞台の広さに驚いたのですが、その空間を上手に使い場面転換もわかりやすかったです。衣装も良く、色を用いて関係性が分かりやすくなっているのももちろん良かったけど、「泳ぐ魚」のメンバーが並んだ時に単純に見て青と白のコントラストがキレイだと思いました。最初に出演者の方達が現状に至るまでの背景を朗読し始めた時は斬新だなと思いましたが、説得力があり、そんな無茶なと思うような「アンカ」や「泳ぐ魚」についてもすんなり受け止められました。テンポが良く、駆け抜けたりする演出や、早口でまくし立てるようなセリフもスピード感があり良かったです。早口なのに聞き取りやすく役者さんの凄さを感じました。痛覚がない男性となんでも過敏症の女性が出会って恋に落ちるのはお互いが無い物に特化している彼等には必然だったのだと思います。彼らは確かに愛し合っていたし、お互いの存在が唯一無二の存在だと確証していたにも関わらず、男性が女性を殺さなくてはならなかったのは、「泳ぐ魚」は家族のいない男性には居場所であり「アンカ」は絶対で、彼女もまた母親は特別な存在で、二人はお互いの存在よりも比べる事はできないそれを譲る事はできなかったからで・・・。恋愛を重視したストーリーならばお互いの存在が何より大事なはずなのにそうではない所がまた・・・。卒業式のシーンはミミの感情がダイレクトに伝わってきて、思わず涙してしまいました。「キスして殺して」の所のミミの笑顔が印象的でした。最後までミミはぶれなかった。ラストは切なかったですがようやく、欠席結婚式の意味がわかりました。ルールや上司の命令、何の疑問もなく受け入れている自分。色々と考えさせられました。ダンスが本当に良かったです。広い舞台で順々に動いていったり、一斉に揃って踊ったり圧倒されてまったく目が離せませんでした。
  • 満足度★★★★★

    うれしい悲鳴、観劇
    フアンタジックな世界で日本を憂いる。本当にこんな未来が来るかもしれない今の世の中が怖いなと思いました。
    物語も役者もその他の構成要素も洗練されていて、ドキドキしながら見入りました。個人的には救いが無いと思いましたが、楽しかったです。
    公演のエネルギーを浴びて元気をもらえるくらい、熱量の高い、抜群のエンタメでした。

  • 満足度★★★★★

    圧倒する台詞
    ひょっとこ乱舞時代も含めて、私にはこれが初めての広田作品。
    冒頭から“伝わる”台詞の素晴らしさに圧倒された。
    劇場の広さに負けない声と滑舌、聴きとりにくい台詞もなく豊かな表現力が素晴らしい。
    役者さんは大変だろう長台詞満載の芝居は、若干饒舌で長さを感じるものの
    最後まで柔軟なパワーにあふれていて飽きさせない。
    社会や政治に対する明快な批判と、詩情豊かな台詞、
    広田さんって両方書ける人なんだなあ。

    ネタバレBOX

    近未来の日本では、有権者が提案した政策案を政府が抽選で法律化するようになる。
    制定された法律は“アンカ”と呼ばれ例外なく実行される。
    実行するのは“泳ぐ魚”と呼ばれるエリート国家公務員集団だ。

    泳ぐ魚のメンバーマキノ久太郎(西村壮悟)は、
    子どもの頃エレベーターに閉じ込められる事故で父と弟を喪い、自分は痛覚を失った。
    その久太郎が、アンカ遂行中に出会ったミミ(藤松祥子)と恋に落ちる。
    ミミは、“なんでも過敏症”で無菌状態の部屋から出ることが出来ない。

    やがて新たなアンカにより、植物状態の患者は移植のために臓器を提供することになる。
    それは、くも膜下で倒れたミミの母親を殺すことを意味する。
    そしてミミは、「母親を殺すなら私も殺せ」と一歩も譲らない。
    母親の臓器は取り出され、決断を迫られた久太郎はついにミミの首に手をかける。
    その直後、政権は倒され、泳ぐ魚は解散となった…。

    痛覚とは何だろう。
    痛覚を持たない久太郎の方が、泳ぐ魚の他のメンバーよりずっと痛みを知っている。
    にもかかわらず組織に抗えなかった彼は、ミミを殺してしまう。
    組織の空気に負けてしまったから。
    “空気による政治”が今の日本や官僚、会社人間たちを端的に表わしていて面白い。

    久太郎役の西村壮悟さんは長台詞になると“素”が顔を出すような気がする。
    「工場の出口」に出演されていた時もそう感じたけれど
    役と距離を保つのを止めて、素で語り始めるような
    久太郎なのか西村壮悟なのか境界線を曖昧にして一気に入って行くように見える。
    それが観ていてとても自然で心地よい。
    エレベーターの中で、他の8人が次々と死んでいく
    暗闇の中での1週間を語るところなど、その皮膚感覚がリアルに伝わってくる。

    病気のせいで周囲から隔絶されているミミが、小学校卒業と同時に親友を拒絶し
    母親とだけは「何があっても一緒にいる」と決意するところ、
    感情を爆発させて、謝って、でもやっぱり独りになるのがどうしても怖いという
    逡巡するミミの長台詞に説得力があって思わず涙がこぼれた。
    「母親と一緒に死にたい」という極端な主張の理由として納得させるものがあった。

    螺旋階段や地下と繋がる四角い穴など、広い空間を縦横に使って清々しい。
    時折挿入される群舞が、高揚感を共有する感じで効果的。
    役者陣は隙が無くてみな上手いが、特に印象的だったのは
    比佐仁さん、西川康太郎さん、鈴木アメリさん、百花亜希さんなどまた観たいと思った。

    底の浅い政府が提示する価値観の無意味さと、それに追随する虚しさ、
    “空気”ごときに支配される社会などいずれ崩壊する。
    しっかりしようぜ日本人、でなけりゃ妙な指導者が現われて憲法をいじり始める。
    ひょっとこ乱舞ってこういうのだったのか、
    伝えたい事がたくさんある作者が、演劇という手段を選んだ情熱を強く感じる。
    次は新生アマヤドリの作品を観たいと思う。











  • 満足度★★★★

    なんだろう
    なんだろうこの感覚は・・・
    芸術的感性をくすぐられる感じだろうか。
    ぐっと惹き込まれた。

  • 満足度★★★★

    『太陽とサヨナラ』の方
    適度に客のいる牛丼屋の店内を見ているような感覚。

    何も考えず何も思わず何ももしゃべらずただそれぞれが食す。店員はもくもくとマニュアル通りの作業をする。うまい。またこのメニューを頼もう。いい客。ウザイ客。味噌汁も飲みたいが金がない。野菜もとっておくか。・・・なんてことを店内の人々は思っているのかいないのか。

    刺激というかアクセントもなく、日常ではないけれど非日常でもない。

    これがアマヤドリなのかぁと思うとそんな気もして納得できる。

    自分は、牛丼屋は好きな方だ。

  • 満足度★★★★

    『うれしい悲鳴』観ました
    不条理な政策を押し付けられる近未来の男女の悲愛。シニカルな批判も込められていて色々と考えさせられましたね。エピソード満載で時間が長めなのでちょっと疲れましたが。

  • 満足度★★★★

    うれしい悲鳴観劇
    この劇団、分かりにくかったりすることもあるのだけれど、それはこちらの感性不足なのかな?と思うほど、舞台は香気があり、芸術性が高い。なのでやっぱり見たくなってしまう、不思議な劇団だ。今回も印象的な衣装や迫力あるダンスなどすごく良かったです。何だか、とても高いものを求めているんだなぁと感じさせる舞台でした。ちなみに今回はアホな私にもすごく解り易かったです。

  • 満足度★★★★

    うれしい悲鳴
    見逃して後悔していた大爆破公演の再演ということで、とても楽しみにしていました。いつも難解な広田さん脚本なのに、いつになく分かりやすい構図やストーリーで、逆にびっくりしてしまいましたが、その分舞台上の様々ファクターを余裕を持って楽しめて良かったです。ヒロインの藤松さんはフレッシュで素敵でしたが、彼女との二人のシーンで「受け」を演じていた百花亜希さんが素晴らしく・・・彼女の演技のヒロインも観てみたいななんて思いました。あとやっぱり中村早香さんの小動物演技は全部視線を持っていかれますよね。ある意味ズルいw

  • 満足度★★★★

    『太陽とサヨナラ』観劇
    こちらの劇団は今回初めて観劇致しました。

    独特な世界観と言語遊戯が印象的。
    多いと聞いていたダンスは、想像していたものよりも見世物として作られており、魅了されました。

    役者のみなさんの演技にはそれぞれ個性があって、キャラクターがしっかりと存在しているのが分かり、
    また、台本をきちんと生かしている点がとても良かったです。
    ただ、劇場を支配出来るだけのエネルギーが感じられず、空間に飲まれてしまっていた印象を受けました。

    今後のアマヤドリさんにさらに期待!

  • 満足度★★★★

    うれしい悲鳴
    脚本も凄いけど、演じる役者さんも凄いですね。2時間30分ずっと集中しちゃいました。作り込みが良くできていると思いました。

  • 満足度★★★★

    太陽とサヨナラ
    なんといいますか、大変「芸術的」というか、大衆的ではない雰囲気でした。
    あまり芸術的感覚のない私には演出が少々難しかったです。ストーリーはわかりやすかったです。好みの問題だと思います。
    ダンスや、通常のセリフ回しはとてもよかったと思います。

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