蝶を夢む 公演情報 蝶を夢む」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
1-20件 / 20件中
  • 満足度★★★★

    小説のような
    セットが綺麗でした。今回は、何と言っても女優さんが良かったです。前回公演でも拝見した堀さんのお芝居は、非常に見やすく、感情が良く伝わってきました。あんなに繊細な表現を形作って行ける演技力に感嘆しました。

  • 満足度★★★★

    作品世界を堪能
    少年の頃は江戸川乱歩の小説に描かれた洋館に何とも言えぬ憧れを抱いたものだ。演劇において、舞台の空間表現というのはとても重要な要素であると思うが、この作品は戦前、戦後の混乱期に実在したであろう屋敷の一室にタイムスリップしたような錯覚さえ覚える見事な舞台美術であった。簡素なセットながら細部まで神経が行き届いていた。

    またその舞台に出てくる役者たちが、不思議なものでその時代に生きていたであろう人間の顔をしている。中でも小笠原芙美子を演じた堀奈津美は、普段は能面のような表情だが、憎しみを抱いた時の眼の鋭さはたまらないものがある。

    途中、探偵が後ろ向きの中腰でよく響く声で朔太郎の詩を朗誦したのは少々違和感があったが、前作からの流れでお駒さんと登場したという事情があったようなので、ご愛嬌といったところか。

  • 満足度★★★★★

    まるで
    小説を見ているような舞台でした! 静かに進み、いろんな思惑が交錯するステージ、見応えありました。

    ネタバレBOX

    事件のもとになった、伯爵による娘の殺害の動機がすっきりとは理解できなかったですが、ラストでわかる復讐の結末に少し怖さを感じました。
  • 満足度★★★★★

    無題796(13-225)
    14:00の回(晴)。2回目になります、1列後ろでみました。冒頭で「事件」がおこり、その理由を求めてお話が進む。説明に「帝銀事件」「甘酸っぱい香り」「血反吐」…凄惨な場面を連想させますが、舞台では苦しむシーンで終わる。死んだのは4人、捜査側の人物として4名、残るのは4人…うち1名は少女であり除くとすると…3人、単独か共謀か…それと「動機」。怨恨か、金の恨みか、色恋か。1回みているのに、これが結構考えながらみていました。

    ネタバレBOX

    奥様に葡萄を勧められた時の狼狽、苦いものを飲み下すかのような食べ方、互いに交わす視線…何に怯えているのか、怪しい!!ここでグラスは4つ、死んだのも4人、で奥様も体調がすぐれなかったというのはウソかマコトか。グラスはそのまま「現場」に残されていたので分析できたはず。

    谷仲さん、JACROWに出ていらしゃるときも感じるのですが、変幻自在「不思議な衣」を身につけているかのように、どんなシーンであっても、ピッタリ、その場に一番相応しいもので登場、一声発すれば暗転中でもわかるのでした。

    Satokoさんは青果鹿でみる少年役とまるっきり印象が違います。青果鹿を初めてみたのは2011/12で一人芝居。昨年12月、この劇場で「ZeroPlus0+」(吉水さんも出演)をみたとき、1年も空いたのでホントにご本人か?と思ってしまいました。さすがに、今回は、3月に公演を(2回)みているので大丈夫。それでも同一人物とはみえない変わりっぷり。

    吉水さんのお芝居は久しぶり、着物姿は初めて。
  • 満足度★★★★★

    まるで白昼夢・・・
    連日の猛暑で頭がぼんやりしているせいか,盆の入りのせいか,そんな不思議な感覚のお芝居でした。

    劇場は設定の古い洋館にぴったり!(廊下,お手洗いに到るまで)
    舞台セット,照明,音響,衣装・・・それぞれが丁寧な仕事をして,ひとつの舞台を作り上げていました。

    面白かったです!
    探偵さんと駒子さんの登場はふっと緊張を和らげてくれました。


  • 満足度★★★★

    昭和の
    雰囲気がよく出た素敵な芝居でした。

    ネタバレBOX

    開演前、舞台上にはセーラー服姿の少女が。
    随分若作りの役者がいるものだと思っていたら本物か!
    前説の時は舞台上から一旦消えたりと細やかさ好きです。

    圧倒的にひとりの女優を観る為の芝居だったと思う。
    こういう芝居もたまには良い。

    ぶどうを剥くことがここまで絵になるとは。
    公演期間中、どれだけのぶどうが用意されたのかとか、非常に余計なことまで考えてしまう。
    劇場近くのオオゼキ活躍か?

    評判になっている奥に用意された蓄音機に気づけなかったのが悔しい。
    また劇団員である少女がもう少し出番があると良かったのでは。
    音声のみで死んでしまったので勿体無かった気が。
  • 満足度★★★★

    時代を”奏でる”作品
    萩原朔太郎の詩集から取ったタイトル、
    終戦から3年後の帝銀事件を扱ったストーリーと設定はもちろんのこと、
    セット・衣装・音楽など全てがあいまって“時代を奏でる”よう。
    客入れの時のBGM、たどたどしいピアノの「野ばら」が哀しい。

    ネタバレBOX

    開演前、ふと顔をあげて舞台を見ると
    ロッキングチェアにセーラー服の少女(吉永雪乃)が座っている。
    正面にはレースのカーテンが下がる小窓が3つ並び
    手前にテーブル、その横にロッキングチェアが置かれている。
    少女は本を読んでいたが、やがて畳んだ赤い着物を大事そうに抱え、抱きしめた。

    開演後、険しい表情の小笠原芙美子(堀奈津美)がぶどうの入った器をテーブルに置く。
    4人の女中たちが入って来て、全員がぶどうを食べた。
    次にワイングラスが配られ、男がワインを注ぎ、女中たちは
    女主人の「乾杯!」の声に導かれて一気にそれを飲み干した。

    暗転の後、毒殺事件後の現場で二人の刑事が話をしている。
    芙美子は助かったが女中たちは全員死亡。
    やがて犯人は女中の一人、智恵子の父親の医師であるとされた。
    だが刑事の山村(山村鉄平)は芙美子に仕えてぶどうを作る男
    弘行(祥野獣一)が気になる。
    戦時中大陸で毒薬の研究に従事していたという彼の経歴が明らかになったからだ。
    事件は疑われていた医師の自殺で一件落着かに見えたが
    実は娘を亡くした、いや殺された母親の復讐劇であった…。

    毒殺事件の捜査と、娘を喪うに至る過去の経緯が交互に描かれ
    次第に事の真相が明らかになって行く。
    コロンボ形式で犯人側から事の顛末を見せるため、
    サスペンスや謎解きの面白さはないが、芙美子の内面に迫る迫力がある。
    母親から愛された記憶の無い芙美子が、娘にどう接して良いのか戸惑ううちに
    叔父である伯爵の陰謀で小笠原家当主となる10歳の娘は殺されてしまう。
    全てを知った芙美子の冷たい決断に大きな説得力があり、
    叔父への残酷な復讐にも共感を覚えてしまう。

    セットやシューベルトの「魔王」、朔太郎の「蝶」のイメージが効果的。
    冒頭の出演者紹介の映像なども時代を感じさせるテイスト。
    出演者が口ずさむ歌も美しく哀しみを誘う。

    一つ気になるのは探偵野崎(谷仲恵輔)の役回り。
    前作で探偵と下宿のお駒との掛け合いが面白かったから
    谷仲さんの出演に“シリーズもの”になったのかなと思ったが
    今回探偵は大して活躍しない、「?」な人となってしまった。
    スピンオフにゲスト出演で顔を出したという感じだったのか。

    また前回も感じたのだが、谷仲恵輔さんの“声よし”を強調するあまり
    プロレスみたいに、登場の時大仰な詩の朗読をするのはどうだろう?
    何だか信長の「越天楽」(♪人間五十年…)に聞こえてちょっと違和感を覚える。
    ドラマチックかもしれないが、“調子で読む”と作品の儚さが失せてしまう。
    ラスト芙美子を訪ねて「蝶を夢む」を詠んだ時はとても静かで美しかったので尚更。

    芙美子を演じる堀さん、サイテーな伯爵を演じた市森さん、
    立ち姿も美しく台詞のテンポが時代の風を感じさせてとても良かった。
    弘行役の祥野さん、優しく忠実なキャラが台詞に溢れている。
    女中さんたちの仕草やお辞儀も隙がなく、後半の心理的変化もわかりやすかった。
    シアター711の作りを活かした廊下を走る音や、
    繊細な照明の効果が抜群で、緻密な作品になっている。
  • 満足度★★★★★

    お見事!
    期待以上の舞台でした。
    登場人物の微細な心理描写、役者の皆さんの演技、舞台美術、照明、音楽(ます、野ばら、魔王の使い分け)見事でした!
    女性ならではの脚本、演出なのでしょうか、全てがきめ細かく丁寧なのが伝わりました。素晴らしい!更に小劇場の舞台セットでドアの向うの僅かしか見えない部分に蓄音機が置いてあるなんて驚きました。
    印象的な場面は、ラストシーンの芙美子と伯爵の表情。鳥肌立ちました。

  • 満足度★★★★★

    哀れ
     作家、演出家、美術、役者陣、照明、音響、歌唱力どれをとってもセンスの光る作品。

    ネタバレBOX

     腐り切ったこの植民地の退廃をGHQの関与も噂される帝銀事件を絡めて描き出した。GHQが絡むのではないか、との噂は、731部隊と当然のことながら関係する。広島・長崎への原爆投下以降、日本で、軍事研究に携わっていた研究者の多くが、自らの戦犯としての罪一等を減じる為、被爆後の現地に入って詳細なデータ(大学ノート183冊分)を取り、その後、僅か2ヶ月程で英訳してアメリカへ送っていることは衆知の事実である。731部隊のメンバーも多くが、敗戦後アメリカに協力した。無論、罪一等を減じて貰う為である。 
     日本の所謂エリートの腐り切った根性は今に始まったことではなく、連綿と続いてきたことなので、班目春樹、勝又 恒久、清水 正孝などの無責任ぶりは、今更驚くには価しないが、この作品は、伯爵家という貴族を絡ませた点に、深い意味がある。誰でも知って居て当たり前のことに、大日本帝国憲法における主権者の問題がある。現行憲法の主権者は、無論、我々、国民である。従って、戦争などを始めた場合、それが己の愛する者達全員の死に終わることになろうとも、そのオトシマエは主権者である我々、国民が負う。当然の理屈である。推進したのが政治屋であっても、結果責任を負うのは彼らではないことに注意しておいて貰いたい。彼らは、委託されたに過ぎないのだから。ふんぞり返って偉そうに詭弁を弄しているのは、彼らの無能の証であると同時に、それを糾弾しない国民である我々の不甲斐なさだ。閑話休題。
     さて、大日本帝国憲法にあって敗戦の責任を負うべき主権者は誰であったか、無論、天皇、裕仁である。彼だけが主権を持っていたのであるから。法解釈だけから言っても、このことは妥当である。而も、裕仁自身、1945年2月近衛文麿が早期終結意見書を提出した際「もう一度戦果を挙げてからでないと中々難しいと思う」と拒否、沖縄、広島、長崎、東京大空襲等々の惨劇を招いたのである。この国の唯一無二の政治家とアイロニカルに言われる裕仁とは、己と一族の利害の為だけに他の総てを犠牲に供し得る無責任者そのものなのであって、この作品における渡辺 秋利伯爵は、裕仁の矮小化された喩である。だから、小笠原 芙美子は、あのような形で復讐せざるを得なかったのであり、その復讐は人間的には最もなことだと納得されるのである。だってそうだろう。自分の住むエリアの法が、どんなに正当な手続きを踏んでも、不正をしか齎さない時、被害を受けるだけの者は、如何なる権利を持ち得るのか? 合法的権利ではあり得ない。而も、それなしに納得はあり得ない。そのような選択肢を迫られた時、誇りを持つ人間であれば、誰しも、非合法ではあるが、唯一、無残に殺された者を悼み、己自身も納得できる選択肢として復讐しか見出せないのは必然である。哀れを誘うのは、このエリアで起こって来た歴史的事件の背後には、常にこのような歪んだ制度があり、そこで苦しめられてきた者達が居たであろうこと、そして、このような形でしか復讐が果たされないような未分化な政治体制が現在も過去もこのエリアの住民を律してきたことなのである。その哀れを作品化し得ている所にこの作品の本当の凄さがある。
     もう一言言っておくならば、貴族の最も愚劣な点とは、人生を退屈と捉えるディレッタンティズムが許されることである。退屈から逃れる為なら、人間は何だってする。このことの危険性を良く認識しておくべきだろう。渡辺伯爵も退屈していたのである。
     そして、渡辺伯爵に仮託された無責任体制は、731部隊メンバーの訴追逃れをも齎し、原爆被害報告書を作成した軍事科学者らと共に、戦後、日本の暗部を形成してゆく。その結果が現在の日本だ。だから、マダラメ正しくはデタラメやかつまた、正しくは且つまた、しみず、正しくは沁みずなどの妖怪が跳梁跋扈するのである。
  • 満足度★★★

    独特の物語様式
     話の展開が事件の経緯を辿りながらもセリフでくどくどとは説明せず間接的にじわじわと話の核心に迫ってゆく形式をとっているため、人間関係は分かるのだが初見の場合人物背景が少し分かりづらいかもしれません。また、そのため、登場人物の扱いにばらつきがでてきてしまい(例えば、刑事、探偵は登場するにはするのですが、特に探偵はほとんど活躍せず、その存在意義が不明になるなど)、話としてもミステリーや謎解きの要素はほとんどなくなってしまっています。
     こうした物語様式なので演出面は工夫が凝らされており、例えば、最後のほうで大切な蝶を窓から外に解き放つ場面などは象徴的でそれだけで多くを語っていたと思います。
     こうした物語は、ある程度その様式に慣れてくればとても心地よく魅力的なものになってくるのかもしれません。

  • 満足度★★★★

    よかったです
    戦中・戦後のレトロな雰囲気が感じられるミステリー、大いに楽しませてもらいました。廊下を走る足音とシューベルトの歌曲が印象的でした。しかし探偵さん、何しに出てきたのかな。

  • 少女の「足音」が、「蝶」の舞いに聴こえた



    戦中•戦後の大邸宅で、「蝶」が舞い飛び、食卓に採れたての「ブドウ」を味わう。
    周りの隣家は焼け野原、「ブドウ」など育てる土地さえ確保できぬなか、この大邸宅では それを陶器の専用皿へ置き、瑞々しさを得る。

    開場中に印象的なことがあったとすれば、薄暗い室内に 座った制服姿の少女である。
    高級チェアーへ腰かけ、分厚い書物を読み、そして時折、観客の方へ眼差しを向けた。

    30分間以上も邸宅の隅にいる彼女こそ、この作品の主人公か、もしくは重要な人物だろうと、誰しも思った。
    だが、彼女の眼差しを接する機会は ほとんどなく、「足音」が中心だった。

    私は、今作の題名『蝶を夢る』を再び紹介したい。
    写真プリントされた公演チケットには、母親=主人公が娘=制服姿の少女を抱き締める姿が あった。

    公演中、何度も劇場へ響かせた“音”は「ドタバタ ドタバタ」という足音だった。当然 それは、邸宅を走り回った少女が発信源である。

    この足音を よく聴いたら、「蝶」の舞う 「ヒラヒラ 」と似ているかもしれない。


    台所へ行くのか、部屋に行くのか、食卓に行くのか…。
    まるで「蝶」が どこへ飛ぶのか判別できぬように、その「足音」は邸宅をヒラヒラ舞うのだ。

    公演チケットの母娘の姿、それはか弱い「蝶」を手に囲う昆虫青年(遊郭の女性?)の姿だった。

    信州の「蝶」を囲んだ、少女の その行為は、母親へ見せようとした行為は、「わたし も蝶のように、お母様へ囲われたい」という伝わらないアピールだろう。

    昭和の時代性に溢れた作品だった。

    事件を扱い、探偵が登場した。

    一つ、違和感だったのは、ラストの段階で戦後昭和のニュース音声が流れた点にある。
    他の隣家から閉ざされた大邸宅のなかで、「蝶」をテーマとする事件が 起こり、物語としても密室性は高いはずだ。
    戦後昭和のニュース音声は、逆に作品の持つ密室性を より高め、新聞に描かれる社会とは違った時代性を教えてくれる。

    それは、「戦後復興」を喧伝する報じ方をした当時の新聞•ラジオの虚像も また同じだ。



















  • 満足度★★★

    よかった
    舞台装置、照明、音楽とよかった。
    終始雰囲気よかったが椅子も快適で中盤少しうとうとしてしまい申し訳なかった。違うジャンルの芝居も観てみたいです。

  • 満足度★★★★★

    好きな作品でした
    舞台装置等大変作品とマッチしていました。期待どおりでした。 昨日冷房が きつすぎたのを気にしてか今日の私の席は暑くて終わりまで汗が出てました。 

  • 満足度★★★★★

    満足!
    自分の好みの作風だったためか、とても楽しめました。
    まず、舞台や衣装のバランスがよかったです。奥の部屋が少し見えてるのが個人的に良かったです。ただ扉の開閉の音が耳についたが、仕方ないか・・
    次に、音響・照明。こちらも物語を上手く支えていたように思います。
    そして、物語は不気味に静かに動いていきます。以下ネタばれ↓

    最後に、チラシの雰囲気がそのまま舞台になっていて好感が持てました。また、こちらの劇団の作品を観に行きたいです。チラシ楽しみにしています。

    ネタバレBOX

    物語についての感想。「魔王」「帝銀事件」「蝶(朔太郎の詩)」などいくつかモチーフ(ネタ)がありましたが、どれも不自然なく扱えていたように思えます。ただ、やや表面的になってしまったように感じます。もっと深く踏み込んでも良かったのではと思いました。(自分が大学で「帝銀事件」「朔太郎」を少し勉強したため、そのように感じてしまったのかもしれません。)
    後半の「魔王」と服毒のマッチングはすごく好きです。「こういう演出あるかなー」と予想していたにもかかわらず、見入ってしまいました。

    あと、時間の移り変わりがあり暗転も多かったですが、すぐに慣れました。今回の作品の場合、暗転が多くても、観客の考える時間と余韻みたいに受け取れました。

    役者さんの演技も全体的によかったと思います。個人的には、祥野獣一さんの演技が好きです。
  • 満足度★★★

    瓶の中のさなぎ
    羽化したら毒々しい色と模様の「蛾」で、ぴっくりした経験はないだろうか?そんなことを思い出した。
    「寒すぎて凍える」と言って、途中退場した人がいたのには驚いた。確かにちょっと寒かったけどね。凍えたくない方は、カーディガン等を持っていくこと。

    ネタバレBOX

    箱入り娘のお姫様は、毒々しい蛾だったのだ。、旧伯爵家とはいえ、戦後すぐ、家長は戦死という設定にしては金持ちすぎ、使用人が多すぎる気はする。音楽、衣装、セットのつくりは、重厚な雰囲気をだしていた。
  • 満足度★★★★★

    名コンビ
    シリーズ化誕生!

    ネタバレBOX

    探偵野崎淳之介と宿の女将お駒さんコンビのシリーズ化。

    伯爵家乗っ取りのために跡取りの娘を殺された伯爵未亡人が恨みを晴らすための大量殺人。

    探偵は前回と比べると積極的に関わっていました。しかし、基本的には事件の経緯が描かれるスタイルでしたが、重厚な悲劇譚を堪能しました。

    次回作も楽しみです!

  • 満足度★★★★★

    無題785(13-213)
    19:00の回(やや曇り)。18:15受付、18:31開場。「LDK(2011/5)」以来で2作目になります。なので雪乃さんはもう中学生…大きくなっているのをみて「早いものだ」とかってに感慨にひたる。谷仲さんは先日JACROW(7/29)で、横森さん、市森さんはトツゲキ倶楽部(5/26)、堀さんもJACROW(1/7)、若林さんは38のライブが(2012/12)…Satokoさんは青果鹿(3/24)。

    昭和25年、帝銀事件、貴腐ワイン…、洋館の一間、テーブルと椅子、ロッキングチェア、正面奧にはフランス窓、白いカーテン、蓄音機。

    夏の虫の声、ぶどう、貴族、戦争、渦の中で発酵する怨念と情念。

    18:46セーラー服を着た少女が椅子に座り本を読む、18:59前説、19:05開演〜21:06終演。会場である711の雰囲気とよくあったお話でした。

    ぶどうを食べた後、手を拭くものがあった方が…。

  • 魔王
    頭の中をグルグル回っています。ちょっと登場人物と名前が整理できず、誰のことをいっているのかモヤモヤしてしまいました。(はい、もちろん自分の理解力の低さが問題なのです)初日のため、やや硬かった気がします。これからきっと、もっと良くなると思います。

  • 満足度★★★★

    とても
    悲しいお話。。 レトロな雰囲気と没落していく上流階級の空気がよく出ており、とてもよくできていると思いました。 ミステリー風味もあり。 頽廃的な美しさに彩られた舞台でした。 音楽の使い方も素晴らしかったです!


このページのQRコードです。

拡大