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第七廻公演
実演鑑賞
シアター711(東京都)
2013/08/11 (日) ~ 2013/08/18 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.fu-raibow.com/
期間 | 2013/08/11 (日) ~ 2013/08/18 (日) |
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劇場 | シアター711 |
出演 | 森田あや、堀奈津美(DULL-COLOREDPOP)、祥野獣一(獣劇隊)、若林えり(DULL-COLOREDPOP)、Satoko(青果鹿)、高橋亮次、市森正洋、横森文(トツゲキ倶楽部)、吉水恭子、山村鉄平、谷仲恵輔、吉水雪乃 |
脚本 | 吉水恭子 |
演出 | 横森文(トツゲキ倶楽部) |
料金(1枚あたり) |
1,000円 ~ 3,500円 【発売日】2013/06/23 前売り 3000円 演劇部割 1000円(要学生証提示・劇団のみお取扱い) 当日 3500円 ※全席自由 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 昭和25年、盛夏。 焼けつくような白昼。 豊島区の外れにある崩れかけて洋館。 軋みながらレコードから流れる、叩きつけるようなピアノと狂ったような歌声の中、女たちは車座になって事切れていた。 血反吐に汚された、絢爛豪華な衣装。 充満する甘酸っぱい香り。 割れたグラスから零れた貴腐ワイン。 最期の息で女が残した『予防薬』という言葉。 残された東京都衛生局の腕章。 女たちはなぜ死なねばならなかったのか。 シューベルトの『魔王』と、萩原朔太郎の詩が織りなす芝居屋風雷紡版「帝銀事件」 座敷のなかで 大きなあつぼつたい翼をひろげる 蝶のちひさな 醜い顏とその長い觸手と 紙のやうにひろがる あつぼつたいつばさの重みと。 わたしは白い寢床のなかで眼をさましてゐる。 しづかにわたしは夢の記憶をたどらうとする 夢はあはれにさびしい秋の夕べの物語 水のほとりにしづみゆく落日と しぜんに腐りゆく古き空家にかんするかなしい物語。 夢をみながら わたしは幼な兒のやうに泣いてゐた たよりのない幼な兒の魂が 空家の庭に生える草むらの中で しめつぽいひきがへるのやうに泣いてゐた。 もつともせつない幼な兒の感情が とほい水邊のうすらあかりを戀するやうに思はれた ながいながい時間のあひだ わたしは夢をみて泣いてゐたやうだ。 あたらしい座敷のなかで 蝶が翼をひろげてゐる 白い あつぼつたい 紙のやうな翼をふるはしてゐる。 (蝶を夢む・萩原朔太郎) |
その他注意事項 | |
スタッフ | 【舞台監督】 吉田慎一(Y’s factory) 【舞台美術】 澁澤萌 【照明】 稲垣良治 【音響】 岡田 悠(One-Space) 【衣装】 Chie(*rism) 【制作】 芝居屋風雷紡(吉水彩乃、花房理奈) 【撮影】 古里麻衣 【映像】 川本啓(イカを呼ぶ!) 【歌唱協力】 塚陽子 |
[情報提供] 2013/05/20 11:33 by 吉水恭子(芝居屋風雷紡)
[最終更新] 2013/10/21 14:05 by 吉水恭子(芝居屋風雷紡)
焼けつくような白昼。
豊島区の外れにある崩れかけて洋館。
軋みながらレコードから流れる、叩きつけるようなピアノと狂ったような歌声の中、女たちは車座になって事切れていた。
血反吐に汚された、絢爛豪華な衣装。
充満する甘酸っぱい香り。
割れたグラスから零れた貴腐...
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