未確認の詩-ウタ- 公演情報 未確認の詩-ウタ-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
21-38件 / 38件中
  • 満足度★★★★

    笑い成分が抑えられてたら
    個人的には笑いとシリアス、どちらかに寄せた方が好みに近い。笑いもシリアスも十分にクオリティが高いのだが、バランスが好みじゃなかったのは残念。シリアス中心なら100分ぐらいにおさまったかと。でも、どうやらそれこそがライオンオパーマらしさのようなので、少し波長が合わないのかもしれない。

    ネタバレBOX

    笑いは、細かい笑いが多く面白い感じるものとそうでないものが入り混じりなが積み重なっていく、これもユルめの笑いが好きな方には逆にたまらない感じだったと思う。好みとしてはもっと勢いよくはじけた笑いで力押しされる方が好きなので柿杉満洲男を前面に押し出している場面は好きだった。碇指令、シンデレラ、短パン、全部出オチだが笑わせてもらった。

    女優陣の奮闘も印象的。いずれもキャラが際立っていてよかったのだが、主人公などを演じていたまじまあゆみのラストの熱演は結構好きで印象的だった。あとキュート感を前面にじませての東銀座晴海も印象的。深窓の令嬢役からショートパンツに片脚レッグバンドの女刑事役までいろいろこなしてて一番の存在感。
  • 満足度★★★★

    これは,とてもおもしろい。で,感動的ないい作品だった。
    『未確認の詩』ウタを,王子劇場で観た。これは,とてもおもしろい。で,感動的ないい作品だった。

    まず,出だしでびっくりする。そこは,野球場であって,名投手と名バッターの対決があるのだ。観客は,応援して来たバッターの引退試合で,最後の活躍を期待していた。緊迫する三球めで,ホームランが出るのだ。これは,さほど意味があるシーンとも思われないが,じつは,たいへんな意味があったのだ。

    『未確認の詩』は,全編SFファンタジーが展開される物語である。というわけで,地球上で起きている出来事も,宇宙で,すべて確認されているわけだ。地球で起きていることについても,ときどき,宇宙の事情と交錯しながら,話が展開していくので,飛躍しすぎて理解できないことも多々ある。でも,なんとなく,この手の演劇は,テンポよく楽しんでいくとすっきりするものだ。

    何かにこだわる。ひとりの刑事が短パンをいつもはいているのだ。この点について,ボスが,全員に疑問を投げる。すると,短パンを自分もはいてみたいと思う者もいる。一方,刑事が短パンでは,しまらないという者も出て来る。その後,短パンは事件に巻き込まれているので,仕方なく短パンだった!のだ。ここで,なぜか,宇宙警察も捜査に協力し始める。

    村の解体を招く契約書に,サイン捺印はできない。その場所に,もし,今でも狼が住んでいたら,その絶滅を救うべきだ。いや,そこに,狼などいるはずもない。月が出て,吠えていたのは,村人が隠して育てて来た人狼,人であって,狼である娘だった。

    人一倍,聴覚が発達した宇宙人の存在。この女性が,何でもかんでも盗聴してしまうので,地球の人たちには,驚くばかりだ。その世界では,かえって,うわさ話がなくなり,結構平和で,しあわせだったとも言う。どこか,わかるような真理だと思う。

    最後は,感動のシーンで終了する。こずえは,弟が,ホームランボールをキャッチしたと,精神科の先生に何度も言うので,過去のビデオを調査した。でも,ホームランボールは,隣で缶ビールを飲んでいたおじさんが拾っていた。とても,良く出来ていた。わかり易かった。論理的にまとまることばかりが,演劇でもない,のかもしれない。

  • 満足度★★★★

    YMCA♫
    ツボにハマった笑いが沢山あって楽しめました。
    ・・全体的にもう少しスッキリした方が印象が良かったかな。

    東銀座晴海サンがcuteで面白い(*゚▽゚*)

  • 満足度★★★★

    碇!
    プロローグの野球シーンは見事!面白い!

    今回は女優さんが目立った公演という印象。

    特に前田さんが良い。

    ネタバレBOX

    エヴァンゲリオンの碇司令を見るたびに柿杉さんの顔が出そう(笑)
  • 満足度★★★

    劇中劇
    のオムニバス?コント?のような一つのほんわかストーリーのような。 手作り感満載で、ベタでカオスな感じでした。笑。 とても面白かったですが、ちょっと詰め込みすぎというか、もう少しスッキリした感じでもよかったかな。。 カオス感を出したいのでそうしたのかもしれませんが、始めの方が少し分かりづらかったかな、と。。 あと、役者の方々がセリフをかむ?ことが多かったのがちょっと残念でした。。 スイマセン。。 全般的には普通に面白かったし、最後にジンワリ来ました。笑。



  • 満足度★★★

    頭が混乱した
    最初の野球シーンからまったく関係ない(と思われる)展開でなんじゃこりゃと思ってみていたが、途中からそういう、芝居なんだとわかってきた。そして、冒頭の話とつながっていく。しかし役者さん1人何役もこなし、衣装代えもすばやく、本当にお疲れ様でした
    しかし、脚本家の頭、どうなっているのかしら?

  • 満足度★★★

    初見
    約2時間の、どちらかといえば長めの公演時間だが時計が気にならない舞台だった。台詞の怪しい部分はちょっとあったが、ボリューム感のある内容で面白かった。が、いまになって振り返ると、どんな内容だったのか、ほとんど覚えていない!!

  • 満足度★★★

    いつものように幕が開き…
    観てきました、ライオンパーマ20回公演『未確認の詩』。
    相変わらずの安定感(滑舌の悪さは除く・笑)で楽しく観劇できた。
    個性的な役者陣の体当たりの演技にも好感が持てた。
    いつもより笑いは抑え目で大爆笑はなかったが、ストーリーもよくまとめられており
    観た人が『面白かった』と思って帰ることができる公演だったと思う。

    ネタバレBOX

    当直明けで眠かったのもあるが、笑いに関しては個人的に不完全燃焼な感が否めなかった。
    短パンの下り(掛け合い)は面白かったが、基本、過去の公演で観たことのあるネタ(シーン)の継ぎはぎなので新鮮味がなかったことも理由のひとつ。
    せっかくの20回記念公演だし、再演と銘打っていないのだから、ドドンと新作で勝負して欲しかったのは正直なファン心理だ。
    最初の野球場のシーンと最後のシーンのリンクは素直に感動した。役者草野の台詞も良かったし、ジーンとした。
    終わり良ければ全て良し!だからこそ、そこまでのシーンが勿体なかったと思ってしまうのだ。
  • 満足度★★★

    ん?
    この古臭さは狙いなのかしら。

  • 満足度★★★

    サービス満載
    独自ワールド全開で、強引すぎるんだけれどその力技に何だか納得させられました。個人的には若干長く感じましたが、この世界観を大事にするならアリかなぁと思いました。観客サービスにあふれる思いが、詰まった2時間でした。

    ネタバレBOX

    ETをパロった月面に自転車の風景とか、壁から鳩時計が出てくるとか、巨人の指とか、本当に一瞬しか出てこない飛び道具への情熱が凄いなと思いました。笑いを取るなら労力は惜しまない感じが好感触です。何だか見入ってしまうシーンの数々も独創的だなぁと思い、よく思いつくなと感心しました。

    なので、ここからは笑いの好みのレベルの話になってしまうのですが。全般的に説明台詞が多いなと思いました。ハードボイルドな世界を作っておいて自ら壊すのが笑いの定型なのかなと感じましたが、作る過程で飽きてしまいます。また、かなり丁寧に笑いの構成を作っているので「ボケ」「突っ込み」まで説明過多で、笑うタイミングも推し測って作っているんだろうなと思いうまく乗っかれませんでした。全体がそんな感じでたくさんのシーンが断続的に続く構成なので、ノレないと長く感じるんだろうなと思いました。

    物語の後半で、宇宙人が耳を隠している赤ずきんを別の人が取り払うシーンで、僕の見た回は取り払う役の人が最初うまく取れませんでした。で、焦った出演者達の感じで会場が爆笑になりました。その偶然の笑いがすごく印象的でした。20回公演を迎えられて、チームワークもばっちりなので、多少のミスやアドリブは余裕でこなせるんだと思うので、今その時の観客の反応に合わせて緩急をつけるともっと面白い(自分好み)だなと思いました。

    蛇足ですが。多分随分昔に1度ライオンパーマの公演を見てるのかなと思いました。複数の男性達が2組に分かれて、同時に別々の曲を歌うと、いつの間にかどちらかのチームがつられて最後は皆で同じ歌を歌うシーンを覚えてます。今回の公演の刑事達が裏カジノに突入するシーンも近い気がしますが、物語の進行に遊びがあって観客のテンションに合わせてアレンジが変わると楽しいなと思います。記憶違いで過去公演にそんなシーンが無かったら勘違いです、ごめんなさい。
  • 満足度★★★

    女優が良かった
    実際拝見してみると女性陣の活躍が輝かしく、
    そういえばチラシのデザインもそうでしたねえと思い起こされました。

    王子なので椅子も柔らかく長丁場でしたが度々笑わせて頂き、
    楽しい時間が過ごせました。

    ネタバレBOX

    男性陣の滑舌がぎりぎり厳しい印象でした。

    小さい笑いの波は幾つもあったのに、
    大波へ繋げられて居なかったのでムズムズしました。

    最初と最後のシーンを自分は繋げられなかったので
    感動には置いてけぼりでした。

    ピークは短パンのくだりでしたので、妹救出までで一旦集中が途切れ、
    その後は乗れませんでした。

    扉から出てくるお偉いさんの元ネタを知らないので、
    その辺りはうっすら笑みを浮かべる程度でこちらが残念でした。
  • 満足度★★★

    ラストがよかった
    冒頭は奇想天外な物語に引き込まれましたが、途中は少し飽きてしまいました。ですが、最後の締めはとても良かったです。

    ネタバレBOX

    最初は奇想天外な話を面白く観ていたが、延々それが続いて、正直飽きてしまった。それらが単に並列的でしかなく、複数の繋がりを見ることで、別の何か、又はより深い何かが見えてくるという構造にはなっていなかったので飽きてしまったのだと思う。

    だが、最後できちんと締めてくれた。
    <以下記憶が曖昧です。どなたか間違いを指摘していただけると幸いです。>
    最後に、その奇想天外な話の数々は、主人公が小説に書いた話だと判明する(亡くなった恋人が小説に書いたものだったかも?)。
    そして、主人公と亡くなった恋人(コリッチの別の方は弟と書いているので、弟かも、、、)とのやり取りが最後のエピソードなのだが、それも主人公が小説に書いたエピソードだったか、主人公が精神科の主治医に語った話だったか、、、はっきり覚えていない。

    いずれにしても、そこでの台詞が秀逸で、そのことの意味の広がりと余韻を考えながら舞台のラストを見ていたので、正確な舞台上の設定を聞き洩らしたのかも、、、

    亡くなった恋人は主人公こう問いかける。
    「僕のしゃべる台詞は、僕が言っていることじゃなく、君が僕に言って欲しいこと。それを僕はしゃべっているだけだ。」
    この台詞の裏には、最初と最後に出てくる野球場でのエピソードが関係している。主人公は、野球場で、天文学的に確立の低い出来事、つまり奇跡が彼前に起きたと信じきっている。だが、それは主人公が勝手に妄想によって作りだした話であって、実際は、似たようなことは起きたものの、それは彼の身に起きたのではなく、彼の隣りにいた友人に起きたことだった。それを都合よく記憶を作り変えているだけなのだ。

    これは、小説などの作りごとの話から、過去や記憶のこと、さらに現在も含めた認識全般の問題まで、極めて広くその意味を捉えることができる。
    人は、自分の思い通りになるように自分の世界を認識しているものだ。
    (この評(感想)さえも、僕が勝手に解釈して、自分に引き寄せて語っているに過ぎないのだから。)

    しかも複雑なのは、彼をどこかで信じていなかったから、主人公はそんな捏造をしてしまったということ。彼は自分にその奇跡が起らなくても、隣りの友人に起きたその奇跡に、満面の笑みだった。つまり、捏造などしなくとも、それで十二分に彼は幸せだったということだ。
    過剰に、自分の都合のよいように理解しなくても、世界はそのままでも充分に幸せに満ちている、、、ということだろうか?
    ではなぜ彼女は、彼を信じきれなかったのだろう、、、
    彼女のせいなのか?、、、

    解釈は、いかようにもできる。

    いずれにせよ、開かれた、多様な解釈ができる、、、名台詞。

    そう考えると、翻って、未確認の詩の意味が問い直される。
    単に奇想天外に思えたそれぞれのエピソードに出てきた「未確認の詩」(タイトルでもある)の意味とは何だったのか、、、と。
    これを書きながら、改めて考えています。

    終わりが良ければすべてよし、とまでは言えないが、
    最後がとても良かったので、とても良い印象で劇場を出ることができました。

    とにかく、あのラストの台詞と一連の場面がとても良かったです。
  • 満足度★★★

    どの世代にも
     この所、重い作品ばかり観ていたので息抜きになるような作品であった。というのも、明るいホームドラマ風のテイストに詰め込まれた、一般人が夢見るレベルの本質的な事と生きて行く為に必要な希望が、殆ど屈折なしで描かれていたからである。
     今回が20回目の公演であり、それなりのロジックとフィジカルなレベルでの加工は、充分にこなされたシナリオで、役者陣の演技もそつの無いものであったが、尚、高いレベルを目指すのであれば、夢見るレベルではなく、夢を夢見るレベルで作品を書くという所迄、作家は、自らの哲学と存在のレベルを掘り返して欲しい。それができれば、一皮どころか、二皮も三皮も剥けた作品世界を成立させることが可能であろう。

  • 満足度★★

    学生演劇のノリ
    第20回公演かあ。長くやってるのになあ。。。というのが素直な感想でした。学生演劇が楽しくて、大人になっても卒業出来なかった人達、という印象なので、「微笑ましく見守る」感覚において、よい時間を持てました、でもその感情って「客」の感覚じゃないんだろうなーと。

    幾つかの脈絡が無いストーリーが続く中で、それが1つのストーリーに収斂して、、とやりたかったんだろうけど、まさかの精神病患者の妄想オチ。ショートストーリーズで笑わせるのが目的だから、と割り切るには、おそらく何回もこの団体を見たことのある人や、役者の客向けな内輪ウケなシーンが多すぎる。長くやってる団体に有りがちの緊張感の無さ〔ベテランそうな役者ほどセリフ噛む、滑舌悪いなど)、妙に役者が楽しそうなところなどが残念。
    3000円くらいで、王子小劇場クラスだと、趣味の劇団の公演〔という名の発表会〕か、のし上がろうというプロ志向が入り混じるため、ハズレを引くこともある。
    とりあえず、学生時代を思い出せました、楽しかったです、とアンケートには書きました。

  • 満足度★★

    なんかスッキリと笑えなかった・・・・
    笑えるだろうなぁーと期待していたのだが、
    今回はツボがことごとく外れていたように感じたデス。

    (約2時間)

    ネタバレBOX

    開演30分以内で男性一名、
    終演30分前には最前列の小学生男児が退席していった・・・。
    なんとなく同意できたなぁ。

    思うに無音で台詞のみといのが受けなかった要因の一つではなかろうか?
    効果音やBGMは重要と思うんです。
    (ホラー映画みたいにねー)
  • 満足度★★

    作風と言うには乱暴
    連れの知り合いが出演していたため、観劇。
    やりたいことを全部やって、最後バタバタと風呂敷をたたみにかかるような、そんな芝居でした。1つ1つ繋がっていないように見える挿話を重ねていくスタイルなんで、その1つ1つで丁寧に笑いをとっていかないといけないんでしょうけど、、役者さんを個人的に知っていないと面白くない、そんな内輪っぽい空気に引いてしまいました。
    作風と言うには、作りが荒いです。いくらなんでもそりゃ・・・という感じ。ただ、とりあえず泣ける鉄板のシーンを入れて、いい話風にまとめている感じは、さすがに長いだけあるなあ・・と感心しました。

    女優さんはそれでも演技がお上手な方が多く、ほかの作品でも是非見て見たい方が沢山いましたが、男優さんが全般的に台詞がカミカミで、芝居が雑でした。

  • ほくほくほくほくほくほくほくほく
    シベ少の前フリをほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくほくと耕して熟して発酵させた優しさ・人柄の良さ・パロディするモチーフがこぞってほのぼの・インダス川付近でやってほしい・黒板消しの消す側の肌触りが似合う・あるいはらっこ・ある意味共犯関係というか情に訴えかけてくる・それはつまりあらびき団的かも・正月の深夜に家族的友達と見たい・そういう意味ではガキ使の笑ってはいけない的かも・だってライオン・パーマって劇団名なのにチャー・アズナブルって名前がもうめちゃくちゃ面白いもん・ふがふがする・人柄が良いから芸人仲間に愛されそう・チラシアメリカのポップアート風味でカッコいい

  • エヴァンゲリオンネタって・・・・
    そんなに一般的なんだろうか。ツボにはまる人は大笑いで、そうじゃない人は正直どうでもいい。(ある一定の年代の男性にはバカ受け。女性客は引き気味)お笑いなどで使い古されてもう手垢がついている感じですが・・・・。でも、演者の皆さんが楽しそうだからそれでいいのでしょうね。セリフの甘さと暗転時のキレの悪さが気になりました。

    ネタバレBOX

    エヴァネタが無ければもう少し何か書けたかもしれませんが、なんか、このネタでつないだことで全体がどうでもいい感じに。結構似ていて笑えましたが、ちょっと禁じ手ではないかと・・・。

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