未確認の詩-ウタ- 公演情報 未確認の詩-ウタ-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
21-38件 / 38件中
  • 満足度★★★★

    感動の作品になってました
    いやー,これは面白かった。いくつものストーリーが絡み合って,最初の幹へとつながっていき,最後は感動をもたらしていきます。けっこう,ツボにはまる笑いの個所もあり,2時間強も気になりません。それにしても,一人で何役もこなし大変だったろうな。ご苦労様です。また,今回は綺麗な女優さんもたくさんいて,とっても楽しく観れました。それにしても,よくこんな物語を想いつくよな~,感心してしまいます。

  • 満足度★★★

    ん?
    この古臭さは狙いなのかしら。

  • 満足度★★★

    ラストがよかった
    冒頭は奇想天外な物語に引き込まれましたが、途中は少し飽きてしまいました。ですが、最後の締めはとても良かったです。

    ネタバレBOX

    最初は奇想天外な話を面白く観ていたが、延々それが続いて、正直飽きてしまった。それらが単に並列的でしかなく、複数の繋がりを見ることで、別の何か、又はより深い何かが見えてくるという構造にはなっていなかったので飽きてしまったのだと思う。

    だが、最後できちんと締めてくれた。
    <以下記憶が曖昧です。どなたか間違いを指摘していただけると幸いです。>
    最後に、その奇想天外な話の数々は、主人公が小説に書いた話だと判明する(亡くなった恋人が小説に書いたものだったかも?)。
    そして、主人公と亡くなった恋人(コリッチの別の方は弟と書いているので、弟かも、、、)とのやり取りが最後のエピソードなのだが、それも主人公が小説に書いたエピソードだったか、主人公が精神科の主治医に語った話だったか、、、はっきり覚えていない。

    いずれにしても、そこでの台詞が秀逸で、そのことの意味の広がりと余韻を考えながら舞台のラストを見ていたので、正確な舞台上の設定を聞き洩らしたのかも、、、

    亡くなった恋人は主人公こう問いかける。
    「僕のしゃべる台詞は、僕が言っていることじゃなく、君が僕に言って欲しいこと。それを僕はしゃべっているだけだ。」
    この台詞の裏には、最初と最後に出てくる野球場でのエピソードが関係している。主人公は、野球場で、天文学的に確立の低い出来事、つまり奇跡が彼前に起きたと信じきっている。だが、それは主人公が勝手に妄想によって作りだした話であって、実際は、似たようなことは起きたものの、それは彼の身に起きたのではなく、彼の隣りにいた友人に起きたことだった。それを都合よく記憶を作り変えているだけなのだ。

    これは、小説などの作りごとの話から、過去や記憶のこと、さらに現在も含めた認識全般の問題まで、極めて広くその意味を捉えることができる。
    人は、自分の思い通りになるように自分の世界を認識しているものだ。
    (この評(感想)さえも、僕が勝手に解釈して、自分に引き寄せて語っているに過ぎないのだから。)

    しかも複雑なのは、彼をどこかで信じていなかったから、主人公はそんな捏造をしてしまったということ。彼は自分にその奇跡が起らなくても、隣りの友人に起きたその奇跡に、満面の笑みだった。つまり、捏造などしなくとも、それで十二分に彼は幸せだったということだ。
    過剰に、自分の都合のよいように理解しなくても、世界はそのままでも充分に幸せに満ちている、、、ということだろうか?
    ではなぜ彼女は、彼を信じきれなかったのだろう、、、
    彼女のせいなのか?、、、

    解釈は、いかようにもできる。

    いずれにせよ、開かれた、多様な解釈ができる、、、名台詞。

    そう考えると、翻って、未確認の詩の意味が問い直される。
    単に奇想天外に思えたそれぞれのエピソードに出てきた「未確認の詩」(タイトルでもある)の意味とは何だったのか、、、と。
    これを書きながら、改めて考えています。

    終わりが良ければすべてよし、とまでは言えないが、
    最後がとても良かったので、とても良い印象で劇場を出ることができました。

    とにかく、あのラストの台詞と一連の場面がとても良かったです。
  • 満足度★★★★★

    複雑系
    複雑系の世の中を遊び心豊富に面白く表現した傑作です。

    ネタバレBOX

    いちばんツボだったのが、ラーメン屋に行列ができたシーン。
  • 満足度★★★★

    碇!
    プロローグの野球シーンは見事!面白い!

    今回は女優さんが目立った公演という印象。

    特に前田さんが良い。

    ネタバレBOX

    エヴァンゲリオンの碇司令を見るたびに柿杉さんの顔が出そう(笑)
  • 満足度★★★★

    みました
    面白かったです。

    ネタバレBOX

    アーガイル5人姉妹好きかも。
  • 満足度★★★★

    これは,とてもおもしろい。で,感動的ないい作品だった。
    『未確認の詩』ウタを,王子劇場で観た。これは,とてもおもしろい。で,感動的ないい作品だった。

    まず,出だしでびっくりする。そこは,野球場であって,名投手と名バッターの対決があるのだ。観客は,応援して来たバッターの引退試合で,最後の活躍を期待していた。緊迫する三球めで,ホームランが出るのだ。これは,さほど意味があるシーンとも思われないが,じつは,たいへんな意味があったのだ。

    『未確認の詩』は,全編SFファンタジーが展開される物語である。というわけで,地球上で起きている出来事も,宇宙で,すべて確認されているわけだ。地球で起きていることについても,ときどき,宇宙の事情と交錯しながら,話が展開していくので,飛躍しすぎて理解できないことも多々ある。でも,なんとなく,この手の演劇は,テンポよく楽しんでいくとすっきりするものだ。

    何かにこだわる。ひとりの刑事が短パンをいつもはいているのだ。この点について,ボスが,全員に疑問を投げる。すると,短パンを自分もはいてみたいと思う者もいる。一方,刑事が短パンでは,しまらないという者も出て来る。その後,短パンは事件に巻き込まれているので,仕方なく短パンだった!のだ。ここで,なぜか,宇宙警察も捜査に協力し始める。

    村の解体を招く契約書に,サイン捺印はできない。その場所に,もし,今でも狼が住んでいたら,その絶滅を救うべきだ。いや,そこに,狼などいるはずもない。月が出て,吠えていたのは,村人が隠して育てて来た人狼,人であって,狼である娘だった。

    人一倍,聴覚が発達した宇宙人の存在。この女性が,何でもかんでも盗聴してしまうので,地球の人たちには,驚くばかりだ。その世界では,かえって,うわさ話がなくなり,結構平和で,しあわせだったとも言う。どこか,わかるような真理だと思う。

    最後は,感動のシーンで終了する。こずえは,弟が,ホームランボールをキャッチしたと,精神科の先生に何度も言うので,過去のビデオを調査した。でも,ホームランボールは,隣で缶ビールを飲んでいたおじさんが拾っていた。とても,良く出来ていた。わかり易かった。論理的にまとまることばかりが,演劇でもない,のかもしれない。

  • 満足度★★★★

    癖になる味わい(笑)
    「肩肘はらずに気楽に観て」という雰囲気を感じる舞台。
    いつもながら不思議な魅力のある芝居だ。
    なんだかんだで楽しい気持ちになるんだよなあ(笑)。
    上演時間約2時間。

    ネタバレBOX

    銀河警察と短パン刑事、ボスが中心に繰り広げる刑事ものは大好物(笑)。
    このほか、ラーメン屋の行列の話やオオカミ少女、お母さんの誕生日会等、いくつかの物語が並行して繰り広げられるが、どれも大爆笑ではないが、
    「ふふっ」と思わず笑ってしまう。

    勝手にお約束と思っていた、SMっちっくなマスク、仮面の場面がなかったのは残念(笑)。
    この劇団が創り上げる世界は、癖になる味わいであり、以前の公演と似たようなキャラであっても楽しめる(笑)。
    というか出てきて欲しい(笑笑)。

    一緒に観劇した友人(芝居観劇は2回目)の感想は、
    「面白いんだけど、話が色々と並行していて、ついていけなかった。
    玄人好みの作品なのかな?テーマを絞っていて、時間がもう少し短い方が楽しめたかな」であった。

    公演終了後の挨拶で、いい歳だしいつまでやれるか分からないと
    おっしゃってましたが、これからもぜひ楽しい公演を続けて欲しいと
    思う。

    ライオンパーマさんは、私が掲示板に掲載している「【ご参考】残念な公演の共通点」を参考にして下さっているような気がする。
    そうであれば嬉しいかぎりだ。

  • 満足度★★★★

    バカバカしさ(?)が・・
    何とも言えず面白かったです。この心地良いふんわりした面白さって不思議だなぁと思いました。色々なキャラが面白すぎて、本来のストーリーが何だったのか?と思ったりもしましたが、最後はしっかりとまとまっていました。何度も笑い、気持ちの良い2時間でした!

  • 満足度★★★

    どの世代にも
     この所、重い作品ばかり観ていたので息抜きになるような作品であった。というのも、明るいホームドラマ風のテイストに詰め込まれた、一般人が夢見るレベルの本質的な事と生きて行く為に必要な希望が、殆ど屈折なしで描かれていたからである。
     今回が20回目の公演であり、それなりのロジックとフィジカルなレベルでの加工は、充分にこなされたシナリオで、役者陣の演技もそつの無いものであったが、尚、高いレベルを目指すのであれば、夢見るレベルではなく、夢を夢見るレベルで作品を書くという所迄、作家は、自らの哲学と存在のレベルを掘り返して欲しい。それができれば、一皮どころか、二皮も三皮も剥けた作品世界を成立させることが可能であろう。

  • 満足度★★★★★

    B級のA級
    あいかわらずの肩肘のはらないライオンパーマ。

    観客席も「おもしろいもの見せてくれるんだよね」
    的な感じはなくて、全体的にふんわりお祭りの日に
    屋台のまわりに集まってきた雰囲気。

    なんか美味しいものでもあるのかな。

    ライオンパーマは演劇界の富士宮やきそばです。

    B級のA級。

    なんだかややこしい表現だけどそんな感じ。







    ネタバレBOX

    まず最初に、東銀座さんの短パンすがたにどきどきです。

    チャーさんは、あいかわらず何もやってなくても、わらってしまいます。
    投げかけないで、そっと置いてある感じ。
    あのグラサンを真面目にかけてるだけでもうやられる。











  • 満足度★★★★

    大満足!!
    痛快、痛快!! 一見ばかばかしさの中に メッセージも詰まっていたりして 本当に楽しめました☆
    こういう楽しい作品を観ると、帰り道も ウキウキ気分で帰れます ^^

  • 満足度★★★★

    ギャハハハッ!面白かった!(*´▽`*)
    今回も次々におもしろキャラが登場で、あぁぁ~楽しかったぁっ!♪ヾ(*´∀`*)ノ会社でのストレスがぶっ飛びました!ありがとうございました☆彡(*^_^*)  (詳しくはブログで)

  • 満足度★★★★★

    現実も捨てたもんではない
    特に短パン刑事や銀河警察?の宝塚系の
    方が印象に残っています。
    最後に現実の限界云々・・という台詞がありましたが、
    あれをみて、未確認飛行通販なるものを引合いにだし、
    現実も捨てたもんじゃないということを
    思わせてくれた劇のような気がしました。


  • 満足度★★★★★

    20回の集大成! 2回目の観劇はさらに感動に包まれた。
    懐かしいライオンパーマと進化したライオンパーマが入り交じり、10周年20回記念公演に相応しい内容だった。

    この劇団のいいところは人間力。それが作品に出ている。だからどんな作品をやっても下品にならないし、どんなテーマを取り扱っても温かい。

    今回、大きく変わったと思ったのはフライヤー。そしてそのフライヤーに象徴される女性陣の大活躍。今までライオンパーマは硬派な男性劇団と思っていたが、今作は魅力的な女性陣が活躍していたのもうれしかった。

    ※千秋楽にもう一度観劇した。一回目ではわからなかったシーンとシーンの繋がりがとても良く練られていることに感動。そして全体を通して語られる物語が壮大な感動巨編であることに気づく。
    お見事。

    草野智之の笑顔が最高。

  • 満足度★★★★★

    発想力!
    いつにも増して面白い発想、アイデアです!

    ネタバレBOX

    恋人を亡くした女性が、彼にあの時実現できなかった夢を、プロ野球選手の引退試合でホームランボールを受け取りたいという夢を叶えさせてあげたかったなと思った気持ちが発端となって妄想を生み、それがどんどん大きくなって宇宙規模の妄想にまで発展したSFファンタジー。

    未確認飛行通販…、個人個人の願いがエネルギーの波となって組織に届くと、最終的に子供の駄々的な欲求か、叶えさせるべき願望かを見極め、叶えさせる場合には最高のタイミングを見計らって瞬時に奇跡が起きたかのように希望通りの物や事象を勝手に送り届ける仕組み、組織のことです。

    彼はボールは受け取れなかったけれど、隣の受け取った人を讃え、そして何より引退試合でホームランが打てた選手のことを喜びニコニコしていました。あのとき彼は決して不満足な状態では無かったことを知り、彼女の妄想が抑えられ、徐々に妄想癖が治ります。

    未確認飛行通販の様々なエピソードを伝えたいと思うあまり、盛り込み過ぎの嫌いがあるように思えます。それぞれのエピソードはバカバカしくて面白く、繋がりを持たせたりして工夫は見受けられるのですが、一方で時間が長くなり、少し分かりづらくなるような気もします。

    いつもの宝塚系、幸薄そうなラーメン屋の奥さんなど女性陣が面白かったですが、聴覚が発達した宇宙人ミミコの気配が特に良かったです。それに引き換え、男性陣の滑舌の悪さが少し気になりました。
  • 満足度★★★★

    スカイハイ
    ばかなシーンを詰め込むってライオンパーマな造りで安心した。ところどころのハードボイルドなセリフもいい。

    ネタバレBOX

    ランダムに夢を叶える「未確認飛行通販」とか、売れないラーメン店の奥さんがチラシ撒くとか、人狼な女子高生とか、地獄耳な宇宙人とか、浮気問題に揺れる夫婦とか、裕福な五人姉妹とか、カジノ店突入前の刑事と銀河警察とかの話…これらが、彼氏が死んだショックから精神の病に罹ったこずえ(まじまあゆみ)の創作であったという作品。

    前半が求心力に欠ける印象。刑事らの話あたりから面白さが増して、舞台もノってったって感じ。全体的にしゃべりが聞き取りにくい箇所があって、笑いにくいかんじもした。言葉数が多いせいか(多少削ってもよいのでは)、テンポが若干悪かったせいか。

    OPでの野球シーン、中盤中盤に入る精神科医と刑事とこずえの話。ここらで、各話が小説のフィクションであったことが示され、そして、こずえの小説が終わりに近づくラスト、ホームランボールを取り損ねた彼氏・裕幸(草野智之)の笑顔を(映像で)認めるこずえに生気が戻る。バックの野球観戦者の表情もいい。ばかを重ねつつ、爽やかさを実感させられた。平日夜に観たいと思わせる舞台に満足しちゃった。

    「未確認飛行通販」自体は、こずえの願望の現われって感じもして材料的には良いけど、見せ方がわかりにくいのが残念。
    売れないラーメン屋の甲斐甲斐しい奥さんと浮気された奥さんを演じた内江志八枝の、かわいさとか色っぽさの表現が良かった。
    刑事物の話は、いかにもライオンパーマな感じがゆるくて面白い。ミミコ(前田無有子)のチャップリン好きでけっこう悲運なキャラも良かった。ルイを演じた東銀座晴海の足がキレイだった。
    裕福な五人姉妹の歌もいいし、奥さんと使用人ってオチもいい。笑いも多かった。
  • 満足度★★★★★

    なんかもううまくいえないけど。
    あの・・・

    なんてゆーか、じつは今日は人生の中でも一番か二番か三番か四番かくらいに悪いことが起こった日だったせいで、なんだったらもう死んじゃってもいいんじゃない?ってくらいにひどい状態になっていて、そういえばな感じで夜には観劇の予約をしてて、けれど、それがどこのなにでどんなのでなんてことはまったく頭から消えていて、なんとなく劇場に足を運んでいて、開始前のアナウンスで二時間オーバーの作品と聞いて辟易して、あーあ、なんだかなぁと思いつつ、ぼんやりと始まりを待ったあとしばらくしたら、あれ?笑ってるよ俺・・・となって、そして笑って、さらに笑って、笑って笑って笑って・・・

    最後は少し泣いていました。

    もう少し生きてもいいかなって思いました。

    ネタバレBOX

    健全な男子としておっさんとして、あのナマ足はやばすぎでした。ドキドキが止まりませんでした。

    むしろそれ見てもっとすげぇ生きてもいいかなって思いました。

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