満足度★★★
ダンス乱舞
主人公達を悩ませ苦しめる、タブーと使命感、とある問題。
一筋縄では理解出来そうにない本筋に、不思議で静かで残酷な結末。
刺激的で華美さの少ないシンプルな舞台上にマスゲームのようなダンスパフォーマンスシーンはまさに乱舞。
その乱舞の華麗さと完成度の高さと洗練さに目を奪われる。
一人の人物を複数で演じ、句読点の無い詩を読んでいるような台詞回し。
満足度★★★
乱舞はさすが
乱舞はさすがの出来。ちょっと少な目なのはもったいなかったな。もう少し見たかった。
物語はキャストに比べキャラが少ないのが影響してるのか、世界観の広がりが押さえられしまってる感じがした。
満足度★★
長い
前作「ロクな死にかた」が面白かったので期待して行ったが…
セリフが長ーーーーーーーーーーーーーーーーくて、とっても疲れました。
長いわりに中途半端に終わった印象。
あの素敵なダンスが生きていない。すごくすごく残念。
音楽や照明は良かったです。
満足度★★
群舞はお見事、しかし……
得意としているのであろう群舞シーンはお見事だと思いました。本公演のパンフレット(面白かったです)によれば「全員で動く」ことは彼らの重要なメソッドであるらしいので、劇団名をアマヤドリに変えても、今後も何らかの形で継承・発展されていくんでしょう。
しかし残念ながら物語はわたしには退屈だった。「感度」が今作のテーマとのことだが、登場人物たちの「痛み」が今ひとつ伝わってこない。それは、あるセリフを吐く時の(吐かざるをえない時の)根拠が不足しているせいではないか。もっと逃れようのない場所にまで踏み込めたのではないか。「敵の見えない現代」を描きたいという意志は感じるけども、「自分にしかそれを描けない」というやんごとなきパッションまでは感じられなかった。
この物語は、いわゆる管理社会型ディストピアSFだけれども(ジョージ・オーウェル『1984年』や、レイ・ブラッドベリ『華氏451度』、テリー・ギリアム『未来世紀ブラジル』、最近では伊藤計劃『ハーモニー』etc.)、その設定がどうにも幼稚に見えてしまった。例えば「アンカ」という処置執行システムを遂行する「オヨグサカナ」のメンバーの議論には、思想的葛藤や知的蓄積がほとんど感じられず、とてもこの人たちが国家の命運を左右しているエリート官僚だとは思えない。SF的な発想には今後も可能性があると思うし、個人的にも嫌いではないけども、リアリティが必要なところはしっかり描いてほしい。誤解のないように言い添えれば、リアリズム演劇が見たいわけでは全然なく、荒唐無稽で一向に構わないのですが、なまじロジカルな説明によって世界観を構築しようとしているのに、その論理が幼稚なのでは説得力に欠けてしまう。ただ、(小説や映画と違って)演劇でそれをやることの難しさも分からなくはないので、だとしたら思い切って説明的な部分を書かない、とかの英断もアリなのかもしれない。
演出・演技の面では、肝心の「感じない男」の長ゼリフが魅力的ではなかった。実力ある俳優たちはいたはずなので、個々の場面が生きてくれば、もっと豊かで起伏のある舞台にできたのではないかと思ってしまう。観た回がとりわけ良くなかった、という可能性もあるかもですけど。
満足度★
残念ながら・・
私のような凡人には全く理解できませんでした・・。途中の長いセリフは、早く終わってほしい気すらしました。ただ、ダンスは素敵だと思いました。
乱れない乱舞がきれい
20人くらいの人たちが常にあっちこっち動いているんだけど、
すごく美しかった。
演出のセンスと根気がないとやれないと思います。
吉祥寺シアターはじめてでしたけど、いいですね。
最後かぁ?
劇団・ひょこと乱舞の【うれしい悲鳴】を観劇。
以前から聞いていた名前の劇団で、やっと観る機会に恵まれた。
観劇の際には誰もが、チラシに書かれたあらすじなり、演出家の言葉なりから内容を想像して観劇に挑むと思うのだが、そこで自分の想像が外れる事で新たなる世界を感じられて、体感、感動というのが生まれ出てくるのだが、今作はまさしく始まりから見事に想像を外してくれて、これは行けるぞ!と思って行ったら後半から思わぬ方向に行ってしまい、別な意味での外し方を体感してしまったようだ。残念ながら、これは演出というより戯曲の出来の悪さが露出してしまったようだ。だがこの劇団、たまたま今作は上手くいかなかったような気がする。全体のレベルはかなり高いと見た。
でも劇団は今回で解散らしいのだが・・・・。
演技、センス。
私は演劇において最も大切なことは、役者が格好をつけずに自分をさらすことだと思っています。→①
ひょっとこはすごく演出のセンスが良いのですが、①よりもセンスが優先されるところがあって、そこはすごく嫌でした。
あまりのセンスの良さに①が気にならないところもありました。