実演鑑賞
満足度★★★★★
「昭和モダン」を拝見。イントロダクションとでもいうのか、序盤の金子侑加さんにまず圧倒された。トーキー出現によって活躍の場を奪われる弁士・楽士の話と並行して描かれる、私娼・苗と躑躅の物語が何とも切ない。
実演鑑賞
満足度★★★★★
大正ロマン観劇。いつも思うのですが,あやめさんの芝居は舞台装置が秀逸で,芝居がホント立体的で臨場感を創り出しています。楽団さんの配置もその一つで,舞台造りの構想には感心させられてしまいます。さて,今回のこのお芝居,入り込むのに時間がかかりましたが,時代背景が理解できると加速度的に面白さが増していきます。良く出来たホンだと思いました。そして,キャスト,金子侑加さんが物凄かったのですが,皆さん,お上手だし,しかも味のある人物を演じ切っていました。個人的には,ラビット番長さんも大好きなもんで,鈴木彩愛さんの活躍が嬉しかったです。とにかく,隙の無い良い舞台,絶対におススメの一作です。
実演鑑賞
満足度★★★★★
大正ロマンを観劇しました。
楽隊と活弁の迫力で圧倒されているうちに、大正から昭和に移行する時世の流れに翻弄される人たちの生きざまを突き付けられ、
令和の時代に生きる自分たちが知らず知らずのうちに変化に流されていると気付かされるという顛末。
今も昔も、子どもの意思を親が認めることの困難、時代の流れを読み取り波に乗る柔軟性を「認める」難しさを実感して苦しくなりました。
根底に流れる家族のやさしさ、兄弟のいい加減な距離感、同士たちの心の揺れがひしひしと刺さる作品でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/08/07 (月)
面白かったし、やはりあやめは好きですね~
圧巻だったのは、金子さん、いつも素敵だけれど今回はすごすぎでした
川田さん、蓮見さんのベテラン俳優さんがやはり凄く素敵でした
あと、田久保さんも、こんないい役者さんだったんだと感動しました
実演鑑賞
満足度★★★★
〈大正ロマン〉
こちらの配役も甲乙付け難い傑作。2回目だけに今回の方が面白く感じた。もう一度観てみたい程。
中野亜美さんのジェスチャーは本当に絵になる。無声映画のカリカチュアライズした動きがピッタリ。この人は凄い。
こんな作品を観せられるとただただ参る。2つのヴァージョンを観ないと勿体ない。まだ観るべき余地があるのでは。広瀬正の小説みたいに読めば読む程、世界が広がっていく。2つの異なる役を当たり前のように演じる役者達。恐ろしい。
実演鑑賞
満足度★★★★★
大正ロマンを観劇
今まで観たことがない斬新な演出で驚かされた…。
どこまで言っていいのか分からないが、生演奏も
よくそれが自然と舞台と繋がる流れも素敵でした。
序盤はやはり情報量過多で少し混乱したが
終盤に行くに従い、厚みのある構造になり
とてもいいものが観れた。
次回公演も観に行きます!!
実演鑑賞
満足度★★★★★
昭和モダンの初日を観劇。すごく良かった。
自分が生まれた時は映画は今の形だったが、男だけでなく女も役者をやるようになったり、トーキー映画が登場したりする中で役目を終える人々の生き様に心を打たれた。中野亜美さんが凄い。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/08/05 (土) 19:00
昭和モダンを観劇。
中野さんの顔の動きや表情に目を奪われました。
ムトさんの熱い演技も良かった。
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2023/08/05 (土) 14:00
大正ロマンを観劇。
金子さんの多才かつ芯の強い演技に迫力に圧倒されました。
生演奏と融合したストーリー展開が面白かった。
前の方で観劇しましたが後方の席で観るとまた異なった印象がありそう。
実演鑑賞
満足度★★★★
〈昭和モダン〉
周防正行の失敗作、『カツベン!』にガッカリした映画ファンに贈る無声映画の活動弁士もの。「映画の父」と呼ばれるD・W・グリフィス監督、リリアン・ギッシュ主演の『散り行く花』が印象的に使われる。昔何故か自分もこの作品に嵌っていてサントラまで買ったことがある。スタンリー・キューブリックが『シャイニング』でカットごと引用してオマージュを捧げた。そしてやはりウディ・アレン『ギター弾きの恋』だろう。とにかく演劇と映画の境目に生じる一瞬のきらめきがこの劇団の強み。痛みと慈しみ。昔どうしようもなく好きだったバンドの曲が不意に流れてきたような、あの気持ち。ずっと可愛がっていたけれどいなくなってしまった野良猫、似たような猫を久し振りに見掛けたような感慨。いつも不思議な気持ちにさせてくれる。
六英花(6枚の花弁を持つ肥後系の花菖蒲)。
主演の金子侑加さんは観る度に美しくなっていく。今作ではもう全盛期の森下愛子だった。文句なしの看板女優。声色が化物。
中野亜美さんは泣かせてくれる。今作が代表作になるのでは。モブの役の身振り手振りも最高。ファンは絶対観逃してはならない。間違いなく泣ける。
鈴木彩愛さんも最高だった。
田久保柚香さんの発する痛み。
何重にも仕組まれた映画の構造。その人生ですら映写してしまう。映像と音の組み合わせのモンタージュ。貪るように喰らいつく観客。彼等は何を求めているのか?自分等は何を観せたいのか?
是非観に行って頂きたい。