実演鑑賞
満足度★★★★★
大正ロマンを観劇しました。楽隊と活弁の迫力で圧倒されているうちに、大正から昭和に移行する時世の流れに翻弄される人たちの生きざまを突き付けられ、令和の時代に生きる自分たちが知らず知らずのうちに変化に流されていると気付かされるという顛末。今も昔も、子どもの意思を親が認めることの困難、時代の流れを読み取り波に乗る柔軟性を「認める」難しさを実感して苦しくなりました。根底に流れる家族のやさしさ、兄弟のいい加減な距離感、同士たちの心の揺れがひしひしと刺さる作品でした。
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2023/08/07 20:07
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