映像鑑賞
満足度★★★★★
コリツチ舞台芸術アワード2023でダントツの一位、「あやめ十八番」は近年評判も良いので早速DVDを購入して視聴する(劇団がユ-チュ-ブに受賞記念期間限定無料公開をしていました)。「昭和モダン」鑑賞。無声映画からトーキーに変わりつつある昭和初期、活動弁士たちの職場が失われていく時代を描く。弁士、生伴奏の楽団、無声映画を作ってきた監督、無声映画ゆえに存在した聴覚障害の女優(踊り所作が上手)たちの悩み苦闘、興味深く観劇。劇団の生演奏も効果的で戯曲が素晴らしい。コリツチアワード一位に納得。
実演鑑賞
満足度★★★★★
時代の変換点に立ち会った。
チャンスが増えたのか減ったのか。勝った側から見たのと負けた側から見たのとでは全く違う風景が現れる。
劇中ずっと熱が溢れていて目が離せない良い舞台でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/08/05 (土) 14:00
無声映画からトーキーへ。時代の波に逆らうのか、流されるのか。それぞれの芸と矜持に迷う人々の葛藤に巻き込まれる。物語の構成も台詞もキャスト陣の魅力も楽隊の活躍も、あやめ十八番の真骨頂。あーコレが観たかった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
大正ロマン大千穐楽を滑り込みで観劇
予定をねじ込んで正解、素晴らしい舞台でした
あたかも無声映画を観ているような演出、生の音楽はもちろん良かったけど、一番は人と人の愛に溢れていた事、これに尽きる
後半は涙腺弛みっぱなし…
昭和モダンも観たかったぁ〜
実演鑑賞
満足度★★★★★
弁士・荒川兄妹の人生の物語であると共に、あの時代を精一杯生きた人々の大きなうねりを感じる物語。
そして芸に生きる人々のドラマであるとともに「家族の物語」。血の繋がった家族は勿論、血の繋がりとは関係ない「家族」。それぞれが懸命で、時には自分を想い、相手を想い。誰が悪い訳ではないけど切ない。脚本・演出の巧みさと芸達者な役者陣。今年観た作品の中でもトップクラス。
実演鑑賞
満足度★★★★★
大正ロマン、昭和モダン2回ずつ、計4公演観ました。
あやめ十八番さんを初めて観て以来、毎年、好みは置いておいて、振りかえって総合点だとここが一番だなって思ってしまうんですが。
今年もこれを総合点で越えられるのに出会えるかしら……で、12月、まだ出会えてないですね。
観始めたら、どっぷりと演劇の夢の世界へ。
主要キャストとアンサンブルが入れ替わるダブルキャストって演劇の面白さを堪能出来るよね。
無声映画、活動写真弁士って題材も興味深く。
本当に面白かったの一言でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2023/08/05 (土) 14:00
今年の初め頃に能を友人4人で観に行きました。私を含めて3人は初体験。とにかく言葉がわからず正直食事後の眠りとの戦い。誘ってもらった友人に正直に伝えると「言葉がわからなくても演じている人と生の音楽との融合を何となく楽しむだけでもいいんですよ」と。
これは何か似ているな…あやめ十八番を思い出しました。
吉田能さんを検索すると「歌舞伎、能、浄瑠璃をベースにした音楽作り」と。吉田さんのお名前にも何か縁を感じ、その4人で高円寺に集合。
単純な感想になりますが4人とも「凄いクオリティ、楽しかった」
能という古典芸能から現代の演劇に。
こんな繋がりも素敵だなと。また機会あればこの4人であやめ十八番さんの作品を拝見したいと思います。
実演鑑賞
満足度★★★★
大変面白かったです。大正かた昭和にかけての世情が大きく変わる様相をぎゅっと
縮し、テンポよく進み気の抜けない仕上がりでした。
活弁口調の狂言回しやサイレンシネマを想起させる動き等気の利いた演出が作品を引立ててよかったです。
実演鑑賞
満足度★★★★★
舞台全体をフルに使ったセット。上手下手に中央と。それらが絡むように物語が流れていく。始まりから"あやめ十八番"ならではなのであろう独特の演出が続く。また、まるで各々が主人公とも感じさせる登場人物たちが大変魅力的だ。時代の流れに始めは高を括り、やがて焦り、抗いつつも新しい時代に生きて行こうとするもの、終わりを理解しつつもそこに身を置こうとするもの。それぞれの想いが突き刺さってくるようで、ひとシーンも見落としたくないと思わせた。それぞれがその後どうなっていくのか、実に気になる作品である。。時間があれば昭和モダンも観たかった!
個人的な話だが、鈴木彩愛さん、初めて舞台で最初の一言を耳にしたときに"この子は別物"と感じていた。ここ数年で、堂々と進化した彼女、オバサンはたっぷり楽しませて頂きました!
実演鑑賞
千秋楽前日が休日になり、電車を降りる都度疾走して汗水泥で劇場に駈け込むてぇ事もなく贅沢な観劇日である。
と言っても既に大いなる勘違い。「大正」「昭和」とあるから各時代を舞台にした別の話(又は続き物)と思っていた。昼の大正バージョン、もとい大正チームが面白かったから昭和の話も見ようと高円寺で暇つぶし。しかし話は大正から昭和を跨いでたし、台本も一種類(2バージョン収録で1200円たぁあやめ十八にしては良心的)と修正の余地はあったにも関わらず思い込みとは怖いもので、金子侑加の口上に「あ、同じだ」と思いながらまだ包装は同じだが中身が違う作りだろうと期待して待ってる始末。
だが悟った瞬間、残る楽しみは「配役の違い」だけとなった訳で正直落胆を禁じ得ないのであったが、装置や楽隊の贅沢さ、その楽隊に前回同様(芝居にも絡む)こんにゃく座の座員がおり、どうやら今回の歌役者(島田大翼)は夜のチームで主要キャストを務める模様、と見るなり目を輝かせている自分なのであった(ただしそうなるとその登場までが些か退屈にもなるが)。しかし芝居を観始めた頃は俳優で芝居を選んだり別バージョンを観たくなるなんて事はまずなかったが、今やミーハーな、いや普通の芝居好きである。
ぶっちゃけこの劇団の印象というのは花組芝居(歌舞伎風エンタメ...実は見た事が無い)由来だろう口上や演劇的仕掛けでもって「落ちない」よう持ち上げ持ち上げして目標地点まで翔び切る人力飛行機の挑戦に似た時間であった。没入する時間がなく、テンションを維持して最後まで完走するという競技を見ている感覚だった。
無論観客によっては没入できるドラマなのかも知れぬが...だが観る者の没入を可能ならしめるのは隙を見せないようにする演出や演技ではなく、逆に俳優の無防備なまでの役人物への「没入」であったりするのである。・・あやめの初観劇以来、そこがずっと気になっていた。
さて今回は題材も良かったが、無理ヤリ感な「上げ上げ」が感じられず、楽隊の使用や舞台処理の演出も堂に入って僭越ながら(たまの観劇だからこそ判る)成長の跡があった。
昭和と大正で若干の演出の違いがあったが、この若干の違いは各チームの出来と不可分なように感じる所があり、気づいたらまた記してみる。
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
大正から昭和にかけての映画界、そこで活躍した弁士の生き様、人間模様をリアルに描いた秀作。映画界における技術革新ーサイレントからトーキーへ、という潮流に飲み込まれた人々。浅草寺境内にある弁士塚には「幾多の名人天才相次いで現れ その人気は映画スターを凌ぎ わが国文化の発展に光彩を添えた」とある らしい。そして「昭和初期トーキー出現のため姿を消すに至った」と。まさに この公演の「大正ロマン」と「昭和モダン」のことであり、映画の一時代を築いた弁士を生き活きと活写する。観応え十分、ぜひ劇場で。
(上演時間2時間15分 途中休憩なし)【昭和モダン】
実演鑑賞
満足度★★★★★
昭和モダン、観劇
内容が、というわけではないですが、映画のような舞台でした!
時代の変わり目には色々なドラマがありますね。
やはり、生演奏イイですね
実演鑑賞
満足度★★★★★
いつも思うのだが、あやめ18番はスケールが大きい。
芸術劇場での公演といい、今回の劇場といい、二階部分の高いところの場所も使い贅沢に舞台を作っている。
かなりの手間暇をふんだんにかけている。
この舞台装置を見るだけだけでも十分価値がある。
そして生バンドの演奏の素晴らしさ。
この演奏が演技をさらに魅力的にしている。
良心的なチケット代で本格的な舞台が観れる。
有難いことだ。
内容も、活動写真がどんなものか、わかり易く描かれ、とてもおもしろい。
他の劇団でも、観たことがない珍しい内容で、とても満足でした。
実演鑑賞
満足度★★★★★
大正から昭和の初めのエンターテインメントを席巻した活動写真の栄枯盛衰
2時間15分という時間があっという間に過ぎた
久しぶりに途中で一度も時計に目をやらなかった
文句なくこの数年間で最高のエンターテインメントだった
あやめ十八番を初めて観たのはここで5年前
それから観た中での最高傑作
なんといっても堀越涼のホン・演出が弛緩なく素晴らしい
早めの場面転換のテンポも良く、息つく暇を与えない
キャストもそれに十二分に答える
音響、演奏、照明も文句なし
セットもこのハコの空間を実にうまく生かしていた
久しぶりに台本買って帰った
実演鑑賞
満足度★★★★★
本日昭和拝見しました。活弁で始まる舞台、見事でした。そのあとのお芝居も役者さんの力量も確かで申し分なく、前回に続き拝見しましたが、とても面白かったです。2時間を超えるお芝居でしたが気になることなく楽しめました。