「空白(そらしろ)」たくさんのご来場ありがとうございました♪ 公演情報 「空白(そらしろ)」たくさんのご来場ありがとうございました♪」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★★

    極上の定食。
    脚本良し!役者良し!テンポ良し!

    落語『文七元結』のように何度観ても飽きない・・・極上の定食みたい。

    笑いっぱなしだったのに、ほっこりあたたかな気持ちで劇場を後にしました・・・ホント最高。。。

    26日に観て、家に着いてすぐ翌日の予約をしちゃったわ。

    このすばらしさは、とてもとても文章では表現できないので・・・箇条書きで。

    ○配役が最高  「もう、この人以外には、この役をやれないんじゃないか?」と思っちゃうほど。役者さん達の力量がなせる業なんだろうけど・・・顔も役そのものだったと思う!

    ○台本が最高  もろボク好み。恋愛絡みの早とちり&つまらない意地の張り合い&強がり。。。当事者だったら、かな~り面倒な関係が、なにゆえ第三者として見ると、こんなに面白く、心が温まっちゃうのか。。。?

    ○劇場が最高  この話を2丁目で観ると、感動が増すような気がするのは・・・ボクがノンケだからでしょうか?笑


    来年も観たい!

    再来年も観たい!!

    いつまでも観たい!!!笑








    ネタバレBOX

    それにしても、役者さんそれぞれがすてきだったなー。

    ○龍田知美さん  超抜の演技。元気で、しっかりしてて、大人な女で・・・でも、チョッピリおっちょこちょいで・・・。魅力的過ぎて、ボクが結婚相手に立候補したくなっちまったよ!笑

    ○和田広記さん  ダメダメな男の匂いがプンプンするけど、人が良くて憎めない男の演技を堪能させていただきました!笑
     
    ○西村壮悟さん  男前。喜怒哀楽のある役だったんだけど、テンポが良いからか、大げさな感じが全くしなかった!姿かたちが、役柄そのもので・・・最高っす!

    ○横澤有紀さん  元気一杯&小悪魔ぽい役柄を好演。思わず「もう一度10代に戻りたい・・・」と思わせてくれました!

    ○泉正太郎さん  垢抜けない若者を好演。思わず「10代には戻りたくねーな」と思わせてくれました!笑

    ○本東地勝  いかにも中堅編集者って感じ!編集者根性を魅せてもらいました!生井さんとの掛け合いの場面は、笑いながらも、反省させられたのでありました・・・(オンナッテ、ムズカシイヨネ。。。)

    ○生井みづきさん  クールビューティ!賢そう!!「先生」の洋服に付いていた値札の値段をチラっと見てたところが、たまらなく面白かった!!!

    ○深尾尚男さん  新人編集者らしいウザさを好演!笑  

    ○岩崎恵さん  すばらしいっ!江國香織と桐野夏生を足して2で割ったような売れっ子作家を好演。でも、見た目からして・・・内田春菊さんをイメージしてました!笑  ラストの台詞は「岩崎さんだからこそ、ここまで深く心に染みるんじゃないか?」と思っちゃった。。


    やっぱり、この作品の魅力は、伝えられないなぁ。。。(泣)





  • 満足度★★★★

    大人になりきれない大人達の
    面白可笑しい物語。いくつになっても、変わらない部分が、許せなかったり、懐かしかったりと、ちょっと複雑だったりして、、、でも、幸せになって欲しい気持ちは、今も一緒かなぁ~と、思えた

    ネタバレBOX

    凛子は、再婚を考えていた姪のピアノの鈴本先生が、大事な話があるから家に来るという日に、元夫の高志が4年ぶりに来る・・・しかも今の奥さんに、追い出されたが、行く場所も金もないので、お金を借りに来た高志、そんなダラシナイ男なのに、2度めの離婚をしようとしている。なんて、喧嘩してたら、早目の鈴本先生到着で、慌てまくる2人の様が、可笑しい!
    とりあえず冷蔵庫に隠れる高志だが、ずーっと隠れていられる訳も無く、仕方がないので、凛子の兄として、鈴本先生に紹介。
    そうこうしてると、姪の美夏が帰ってきて、鈴本先生の話を止めて、凛子を無理やり外に連れ出す。
    その間に、実は鈴本と美夏が付き合っている事を、聞かされる高志。凛子は再婚まで考えてたのに、まさか・・・?そんな時に遊びにやってきた美夏の友達の鼓に、ライバル心むき出しの鈴本。凛子の気持ちに気付いた美夏の作戦だったが、悩む高志。16歳も年上の鈴本だが、大人のくせして、恋には余裕もありゃしない!
    帰ってきた美夏に、告白しちゃう鼓だったりと、不器用な大人達に、笑ったり、同情しちゃったりと、楽しく物語りは進む。

    かたや高志の妻、広海は、作家で締め切りに追われ、自宅に監禁状態だが、高志が戻ってこないので、仕事も手につかない。詰めてる編集者達の暇潰しの恋話では、男と女の本音の対比が見えたりと、面白い。
    広海は、5度目の離婚?と知らんぷりの編集者もいれば、思わず口出す者に、後押しされ電話するのは、凛子宅。
    興信所のふりする可笑しな広海だが、見ぬいた凛子は、高志が戻りやすいように話し、そして高志が戻れるように仕向ける。戻ってきた高志に、嬉しいのに素直になれない広海は、又、出てけと言ってしまい、出て行こうとする高志の忘れ物は、缶詰の広美の食事の為の材料だったりして、なんとか、元の鞘に戻れそう?

    立場も相手も違うが、互いを思いやる素敵な作品でした。
    全役者さん魅力的でしたが、龍田知美さん、和田広記さん、生井みづきさんが、特に印象的でした。
  • ほんのちょっと(?)過剰な
    早とちりや、虚栄心や、甘えなど、ある意味人間らしい感情のために起きるドタバタコメディー。再演ということもあるのか、完成度が高い感じで、2つの場面を行き来しながら進む物語には、笑える部分も多く、無駄なく、適度に意外性や変さがあって気持ちよく楽しめた。チラシに描かれていた冷蔵庫が、あんなに重要な存在だったとは。「空白」って、空っぽの白モノ家電(最近はそんな呼び方しない?)のことだったのかな?

    ネタバレBOX

    娘とピアノの先生のカップルや、作家の締め切りの行方など、今後が気にかかる状態で終わっている部分もあるけど、意地を張り合う元妻と、元妻になりそうな作家が、どちらもどんどんかわいく見えてくるところがいい。“電話対決”なんて名シーンだ! 夫を閉じ込めてしまう空の冷蔵庫は、やはり2人の女性の心だったのかな。
  • 観劇
    達者な役者さんが多く、非常に楽しめました。

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