イヌ物語 公演情報 イヌ物語」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-16件 / 16件中
  • うん
    ダブルヒロインを堪能

  • 満足度★★★

    うーん
    初観劇するにはふさわしくなかったのかも・・・


    なにか試されていらっしゃったのでしょうか


    主演のお2人の演技は迫力がありましたが


    なにか一本調子だった気がします・・・



    「120本の親指」は笑いました

  • じょゆうの。
    力技には圧倒させられます。
    ただ、そういう演出なのでしょうが、力技しかなかったのが残念。

  • 満足度★★

    赤澤ムックの存在感
    過去のサーカス劇場で、脚本に流されずに
    これだけのエネルギーを体現した女優さんはいなかった。
    脚本家・清末さんとの非常にいい出会いだ。

    しかし作品としては
    赤澤さんと金崎さんという女優二人の対決も
    もりあがりきらず、ひどく不完全燃焼。

  • 満足度★★★

    圧倒されたかった
    演出のしようとしていることと、脚本の世界とが、乖離しているように感じた。

    作家、演出家、それぞれの視点を持ち寄って世界の有り様を提示していることに一定の理解は示せるが、本音を言えば、合同だからこそ生まれ得る、圧倒的なパワーが見たかった。

  • 満足度★★

    意欲は買うが・・・
    「劇団サーカス劇場」を東大時代から観続けてきた。
    今回は前回の「カラス」に続いて清末浩平は脚本のみで、
    東大の後輩でもある川口典成が演出を担当。主役のブチを
    「黒色綺譚カナリア派」の赤澤ムックが演じるということで
    多少期待を持って観た。
    最近の「サーカス劇場」は昭和レトロから現代へと舞台を移し、アングラ
    調からの脱却をはかっているようだ。
    今回は音楽も清末氏好みのノスタルジックなものから、ロック、中島みゆき、
    文楽の義太夫を思わせる太棹三味線へと変化し、このあたりは川口氏の
    趣味なのか。
    上演時間が従来は2幕2時間が多かったが、今回は短くまとめた点は評価できる。

    ネタバレBOX

    赤澤ムックのオッサン声には驚いた。この人は元唐組だけにアングラ色が濃い。
    忌野清志郎を思わせる堂下勝気の「ロックのおじさん」がみんなから一目置かれているという設定だが、設定のみであまり説得力がなく、脚本に描きこみが足りない。また、千秋楽近くなのに、登場するなりセリフをかんだのもいただけなかった。
    ワダ・タワーの青竹先生は余裕の微笑みが宗教活動家らしく見えて面白い。
    途中、スモークが時々出ているが煙ではなさそうで朝もやの表現なのか何なのか意味不明。
    ブチの探す鍵の色が銀、金、銀と言うたびに変化するが、(言い間違いでなければ)聴いていて混乱する。それほどこだわっている鍵なら色はどちらかに決めてほしい。寒くてつまらないギャグがなくなったのはありがたいが、いつものことながら全体に人間描写が類型的で中途半端な点に不満が残った
    ので、あえて辛い点をつけた。
  • 満足度★★★★

    好きな様に観る!
    赤澤さん、金崎さんのカラミでは二人芝居でこのままラストまで行けばと思いながら観ていました。そこにワダさんがチョット絡めば私には最高かな!

    ネタバレBOX

    赤澤さんのハスキーボイスは印象に残ります。

    ブチは鍵を探し当てたみたいだけど。他の人は自分の前に立ちはだかるドアの鍵を見つけられるのか?
  • 満足度★★★★★

    椿晶子さん、お疲れ様!!
    やっぱり何はともあれ、赤澤ムックでしょう。という、舞台でした。彼女の存在感、一挙手一投足、ハスキーボイス、そして目。ひきつけられました。後半、金崎敬江の見せ場になるのですが、こちらも素晴らしい。二人の女優に圧倒され続けた90分でした。脚本と演出が別なのですが、見ていて感じたのは、「描きたい部分にきちんとスポットの当った演出がされている」ということです。脚本家と演出家も、きっと赤澤ムックと金崎敬江のような、「対決!火花!」みたいな、いい関係だったのではないでしょうか。そしてこんなに素晴らしい役者と一緒の舞台に立った、椿晶子さん、本当に素晴らしい時間をありがとう!!

    ネタバレBOX

    とにかく心に残ったのは、鍵をばらまくシーンです。あれは素晴らしい。二人の女優の絡み方、役の設定、そして伏線…。鍵が一つではない、そこにものすごい衝撃を受けました。私は観劇がそんなに多くないですが、でもあえて言ってしまえば、あの鍵をばらまくシーンは、小劇場で見た芝居のシーンでは、ダントツに1位です。
  • 満足度★★★★

    赤澤さんたっぷり♪
    「神(or救世主)さがし」コメディなのかな。結構笑った。

    赤澤さんたっぷりで満足。

    全体に、唐十郎のような歌うようなセリフを目指していると思うのだけれど、言葉の選び方に失敗しているのか、なんだかセリフのリズムがよくないような。

  • 満足度★★

    入り込めるかと思ったのに。
    サーカス劇場のテイストと思って観ているから、途中まではついていけました。俳優さんの味はかなりいいし。けど、どうにもアングラ色とリアルな背景のバランスの悪さをもてあましてしまいました。

    ネタバレBOX

    こういうものだと思っていても、違和感が拭えなかったんです。

    マンションのゴミ捨て場で繰り広げられる諍い。それ自体ありえそうで出てくる人もいそうなのに、直後に出てくるロックのおじさんの存在、それを受け入れる人々の感触がどうにも変。もっとぶっとぶならぶっとんでくれてたほうがファンタジーとして受け入れやすかったのかも。
  • 満足度★★

    素朴
    脚本家なりにはちょっとひねってるつもりなのかもしれないけれど、私にとっては脚本がちょっと素朴すぎました。「こうすればおもしろく謎がかって見えるだろう」みたいな脚本家ののりがすけてみえ、「これがわからないひとには正直見てもらわなくていい」という感じの思考が背景をなしているように思います。そのわりに物語は設定に頼りきってしまって、その設定を描ききるリアリティはないように感じます。いろいろ特異なプロフィールをもった人物が舞台には登場します。逆に言えば、特異なプロフィールを持った人しか登場しません。そのためだと思うのですが、登場人物は脚本家が課した肩書きにひきずられることでしかせりふが成立していません。せりふじしん、だいたいいろいろな作品を見ていればでてくるものの組み合わせです。オリジナルで脚本を書くならば、旧来のものに不満を感じ、先鋭的であってほしかったように感じます。何人かキャストはいいなと思っただけに、残念です。

    ネタバレBOX

    登場人物たちはみずからの悩みをそのせりふを通して表現し切れていないように感じました。たとえば、ひきこもっていた人が急に外に出てきて思いを語るときに、あれだけすらすらみずからのできごとを話せますか?ひきこもるのは社会ではたらいている自分が正当に評価されないと感じ、みなから言われなき後ろ指を差されているように感じているからだけですか?「いぬ」呼ばわりされていた人は、雨で外に捨てられていたときの、またそれを逃れるために今度は「家畜」として飼われたことの、惨めで悔しい思いを感じていますか?「ロックのおじさん」がいまだにあの年齢で「ロック」に生きることの大変さ、ギャップと違和感、報われないことに対する悩みなどを感じながら若者と関わっていましたか?結婚相手も恋人もいず、音楽と真剣に関わっているわけでもないですよね?人の生とか死ってそんな単純にわりきれないように感じます。その意味で、この脚本は行為の重さと行為の結果がつりあってないように感じられました。というか、脚本家がそこにつりあいがとれていないことに対して、おそらく無自覚であったことが、ここで「素朴」と表現することの内実です。
  • 満足度★★★★★

    救世主再生!
    いやー、かなり深いです。今回のイヌ物語は。
    今年は現在までに50本程度芝居を見ていますが、5本指に入る傑作です。
    終わった後、お茶を飲みながら、話を思い返してやっとわかる部分も多々ありました。

    この世の救世主たる「おじさん」と、世間から忌み嫌われる存在の「イヌ」。
    自分の運命を悟った「おじさん」は、救世主の救世主たるゆえんの「鍵」を「イヌ」に託して、若者を救うために自らの命を託す。
    それを受け取った「イヌ」もまた、自らの運命を悟ったかのように、その「鍵」を高々と掲げる。
    新たな救世主の誕生を見た気がした。

  • 満足度★★★★

    ハイテンション!
    711は映画館だった頃に足を運んで以来、演劇の舞台としては初めての鑑賞。ナマの赤澤ムックも初体験。終始テンション高いが、抑制された激情ともいうべき演技に魅せられた。
    劇の内容も事前にイメージしていたものと違い、現代的なシチュエーションながらテント芝居のような匂いも感じられる不思議なもの。
    正直体調が芳しくなく集中しきれなかったので、次回は万全の状態でのぞみたいと思う。

  • 満足度★★★★★

    迫力!
    小さな舞台なのにとっても迫力があった。役者もみんな個性的だし、舞台美術もとてもリアルで見ごたえ充分!
    ちょっと難解で、どの程度内容を理解出来たのかわからないけど、とにかく役者のパワーがすごかった!やっぱり舞台を作るうえで役者の存在って大きいなぁと改めて痛感‥。思わず公演台本買って帰りました‥。   

  • 満足度★★★★

    金崎も赤澤も声が
    ワダ・タワーと廣瀬友美が最高ですな。

    ネタバレBOX

    ロックなおじさんはFUKAI PRODUCEのキャラっぽい
  • 満足度★★★★

    どこか壊れてる!
    前作「カラス」を観たときにひじょうに感激した舞台だったから、今回もひじょうに楽しみにしていた。

    ブチ役の赤澤ムックは流石!と唸らせる力量。
    そんなだから始発から飛ばしまくり!(^0^)
    物語に直に引き込まれてあれよあれよといううちに終わる。という不思議感の漂う舞台。中島みゆきの導入音楽もこの情景にマッチして素敵だったし、セットも狭い空間を上手く使ってたと思う。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    ムックはマンションの一角のゴミ箱で鍵を探す為にアサル。
    そこに住人がやってきて一悶着あるがムックは止めようとしない。ゴミをアサル、アサル、アサル!
    ムックは人間の女性なのだけれど、犬養という女性に飼われている。犬養はムックを犬と思い込んでいる。この時点でどちらが狂人なのかは謎。

    そのうち住民の世話を焼くロックのおじさん、エアー犬を飼ってる女子中学生などがこの物語を装飾する。
    青竹先生を演じるワダ・タワーの存在感は意表をつかれるほどでそのセリフも笑えるし、青竹先生の宗教勧誘の例え話もウケル。ファザーA(宇宙人)の存在にはほくそ笑んでニヤリとし、青竹先生についている宗教活動家の品川(広瀬友美)とのタッグはもうお見事!(^0^)
    この品川が犬養に猫にさせられて家畜として飼われそうになる場面も楽しい仕掛けで、そのうち病んでるのは犬養だと気づく。

    一方、鍵を探すブチはその鍵が何の鍵だったかが思い出せない。犬養に飼われて生ぬるい生活をしているうちに毎日一つずつ忘れていってしまう。この生活から脱出するには鍵を探さなければならないと一人ごちりながら狂ったように探す。

    評論家の西田は他人が目の端っこでちょろちょろしているのが嫌い。と銃で犬を殺す妄想を抱く。勝海舟は犬にイチモツを食いちぎられた。などと独り言を言いながら・・。

    要するにここに集まってくる住人はどこか壊れていてマトモじゃない。(^^;)
    ブチを主軸にしたどこかしら壊れてる人たちの物語。

    たぶん、死んだであろうロックのおじさんが
    「オーケー、出かけるぜベイビー!!」と郷愁を呼ぶセリフに意味があり、そしてブチが沢山の鍵を与えられてもなお、鍵を探す習性は犬様で新しい鍵を見つけて喜ぶさまにこの物語の悲しさが潜む。

    観た直後よりも数日経ってからじんわりと感じることができる舞台。
    最後はやっぱりブチは居た。という結末!(^0^)


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