インテリア 公演情報
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公演地:京都府

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公演地:京都府

インテリア

福井裕孝(京都府)

公演に携わっているメンバー:5人

【団体紹介】
1996年生まれ、京都府出身。人・もの・空間の関係を演劇的な技法を用いて再編し、その場の全体的な状況を異なる複数のスケールとパースペクティブから捉え直す。近年は『モデルルーム』(2018)、『インテリア』(2018, 2020)、『マルチルーム』(2019) など、部屋(天井・壁・床によって仕切られた建物内部の空間ユニット)というスケールから上演と既存の環境との対応関係について考え、作品を製作する。2019年6月より複数の作家と共同で『#部屋と演劇』という活動を始める。下北ウェーブ2019選出。公益財団法人クマ財団クリエイター奨学金第二期生。
【応募公演への意気込み】
◯部屋から劇場へ
演出家の中村大地(屋根裏ハイツ)、野村眞人(劇団速度)と共に継続して活動に取り組んできた『#部屋と演劇』。上演が行われる環境を一様に「部屋」というスケールから捉え直し、上演と環境との関係を再考することをコンセプトに、昨年11月より東京・三鷹SCOOLで作品をそれぞれ上演してきました。今作は、SCOOLとTHEATRE E9 KYOTO、部屋と劇場という性格の異なる二つの環境で上演を行い、さらに思考を深化させます。

◯ものと来て、ものと観て、ものと帰る演劇
今作では、観客のみなさんそれぞれに自分の生活している部屋から「インテリア」を一つ、舞台空間に持ち寄っていただきます。持ち込まれた「インテリア」は、所有者の身体感覚や部屋空間の履歴を内在するアクターとして舞台と客席とそれぞれの部屋空間を媒介し、作品体験を時間的/空間的に拡張させます。ものと一緒に劇場に来て、ものと一緒に上演を観て、ものと一緒に自室へ帰る、ものと辿る一連のプロセスを通じて、演劇の上演と空間との関わりについて観客の皆さんと一緒に考えたいと思っています。
【将来のビジョン】
近年は、あらかじめ演出家の立てたコンセプトや仮説に基づいて短期間で出演者とリハーサルを行って上演するという、コンパクトかつインスタントな公演活動を行ってきました。来年度以降は活動体制を見直し、作品をつくる/見せることをトップに据えた従来の集まり方から少し離れて、演出、出演者、スタッフ、観客それぞれがそれぞれの立場から上演の場にどのようにして集まるか、その集団が集まるための場の秩序や環境を設定することを基点として、作品づくりに取り組んでいきたいと考えています。
その一環の一つとして、過去に上演したいくつかの作品を「戯曲」という形式によって体系化します。これまでは、演出や段取りを羅列した指示書のようなものや、上演を事後的にテキストに変換したものを便宜的に「上演台本」としていましたが、今後は「戯曲」を集まり方を指示し、規定するものと考え、それら「戯曲」の再演と更新を重ねていくことから、演劇における集団のあり方について検討していきます。

公演に携わっているメンバー(5)

黒木優花
制作

「インテリア」に携わっているメンバーです。
金子仁司
役者・俳優 演出

「インテリア」に携わっているメンバーです。
北方こだち
舞台監督

「インテリア」に携わっているメンバーです。
福井裕孝
演出

「インテリア」に携わっているメンバーです。
渡辺佳奈
照明

「インテリア」に携わっているメンバーです。

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