二ツ巴-Futatsudomoe-<舞台写真公開中！>

壱劇屋（大阪府）

公演に携わっているメンバー：9人

団体紹介

大阪と京都の狭間、枚方を拠点に活動する劇団。

マイムやダンスといった身体表現を織り交ぜ、コンテンポラリー公演でも会話劇でも無い、劇団壱劇屋ならではの物語世界を構築する「世にも奇妙なエンターテイメント」シリーズ。
劇中に台詞は一切無し、国境も年齢も性別も飛び越えて想像力を刺激する、アクションが主役のエンタメ活劇「wordless × 殺陣芝居」シリーズ。
この二本を軸として活動を行っている。

ロクソドンタフェスティバル2010にて優秀賞受賞。應典院舞台芸術祭 space×drama 2012にて優秀劇団に選出。第26回池袋演劇祭にて豊島区観光協会賞受賞。グリーンフェスタ2015にてBASE THEATER賞受賞。CoRich舞台芸術まつり！2016春にて最多クチコミ賞受賞。
CoRich!舞台芸術アワード2016にて「SQUARE AREA」が、同アワード2017にて「荒人神-Arabitokami-」が全国第1位にランクインを果たす。

2018年、劇団創設10周年！

応募公演への意気込み

「劇中に台詞の無い殺陣芝居」と聞いて、どんな作品を想像しますか。

ヒーローがいて、悪者がいて、単純明快なストーリー？アクションシーンが連続する、ショーのような構成？台詞の有るお芝居には敵わない？
壱劇屋の「wordless × 殺陣芝居」シリーズは、いずれにも当てはまりません。

2017年に壱劇屋が挑んだ、五ヶ月連続で新作を上演する企画。「wordless × 殺陣芝居」であることだけをルールに決めて、異なる五つの物語を構築。
五ヶ月合計で5800名様にご来場いただき、過去最大動員数を大幅に更新。最終作にあたる「荒人神」はCoRich!舞台芸術アワード2017で第1位を獲得するほど愛された作品となりました。

今回応募する「二ツ巴」は、過酷な運命に身を置く少女が主人公となって展開するエンタメ活劇。
主演を演じるのは、アイドルグループ・NMB48の久代梨奈さん。"アイドルでも"できる作品、ではなく、"アイドルだって"ここまでできるという作品を、努力家で負けず嫌いな彼女と共に創り上げます。

物語から言葉を、俳優から台詞を取り除くことで、物語の奥行きは無限に増幅し、研ぎ澄まされた感情が俳優の身体から溢れ出す。
過去七作品の「wordless × 殺陣芝居」の中で、そんな瞬間を数え切れないくらい目撃してきました。

CoRich舞台芸術まつり！に応募するのは、今回が三度目。毎度のことながら、自信の無い作品で挑むつもりは毛頭ありません。
台詞が無くて伝わるの？それって本当に面白いの？
そんな疑問への答えはこれからも、作品で示していきます。

最多クチコミ賞受賞に、舞台芸術アワード二連覇。
壱劇屋のことを応援してくださっている観客の皆さんに何度も背中を押してもらっている劇団です。

だからこそ今回は、最終審査に進んで"劇評家"の皆さんにも観てもらいたい。認めてもらいたい。
2016年「SQUARE AREA」のリベンジを果たしたいです。

観客投票だけが強い劇団では無いことを、今作品でグランプリを獲り、証明します。

将来のビジョン

「宝塚歌劇団・吉本新喜劇・劇団壱劇屋」

関西から全国に向けて発信できる演劇エンターテイメントのひとつとして、確固たる存在になりたい。
これが我々の掲げている目標です。
ここにそう書くのも三年目となりました。

関西外からお越しの方はチケット代金が半額になる【遠征割】というキャンペーンでの予約数も公演を重ねるごとに増え、本拠地・関西以外での知名度向上の手応えを感じ始めているところです。

現在劇団員は15名。
作演出を担当する者が2名いて、それぞれ異なる作風で評価を得ていること。そして、劇団内に舞台/宣材写真撮影・映像製作・衣裳・小道具・WEBデザインといった部署を担える人材がいることも、壱劇屋の強みです。
個々人がクリエイティブな視点を持ってそれぞれの得意分野で活動することで、劇団の名を知ってもらう機会を増やし、ジャンルの垣根を超えた創客に努めています。

壱劇屋の特技のひとつ、「ゲストの○○さん目当てに観に来たら、以降観劇にハマってしまいました！」という方を生み出すこと。
それはアイドルだったり、プロレスラーだったり、お笑い芸人だったりと多岐に渡ります。
地道な手段ではありますが、確実にお一人ずつ、観劇沼に連れて行きます。

2018年は劇団創設10周年。
全国規模の在阪劇団と名乗ることができるその日まで、壱劇屋の挑戦は終わりません。