黒塚

黒塚

木ノ下歌舞伎(京都府)

公演に携わっているメンバー:6人

団体紹介
歴史的な文脈を踏まえた上で現行の歌舞伎にとらわれず新たな切り口から歌舞伎の演目を上演する団体。古典演劇と同時代の舞台芸術がどのように相乗作用しうるかを探究し、新たな古典観と方法論を発信、ムーブメントの惹起を企図する。あらゆる視点から歌舞伎にアプローチするため、主宰である木ノ下裕一が指針を示しながら、さまざまな演出家による作品を上演するという体制で、京都を中心に 2006 年より活動を展開している。
2010年より、京都と横浜の2都市を股に掛けた滞在制作企画「京都×横浜プロジェクト」を3年間にわたって展開。同プロジェクトによって制作された『勧進帳』(2010年|演出:杉原邦生)、『夏祭浪花鑑』(2011年|演出:白神ももこ)、『義経千本桜』(2012年|総合演出・演出:多田淳之介、演出:白神ももこ・杉原邦生)の3作品は大きな反響を呼んだ。
応募公演への意気込み
『黒塚』は、昭和14年に初代市川猿翁によって創作・初演された近代の新作舞踊劇の金字塔と名高い演目です。東北地方に伝わる鬼婆伝説に取材した能「黒塚(安達ヶ原)」が原作であるため、前半は能楽的身体性を基調にしつつも、後半では、随所にロシアン・バレエやコサックダンスなど西洋的身体性を取り入れるなど、多様な身体言語を駆使した稀な作品と言えます。

この近代歌舞伎が生み出した大曲に、今注目のダンサーと俳優と共に木ノ下歌舞伎が現代的視点を持って挑みます!
近代演劇が排除した古典芸能が持つ音曲性が、どのような形で現代劇として立ち現れるのか。新しい音楽劇の可能性に是非ご期待下さい。
将来のビジョン
木ノ下歌舞伎は様々な演出家と共に作品を創作することで、より多くの視点から歌舞伎を読み解き、作品としてお客様に提示しています。この活動がより多くの演劇ファン、古典ファンに広がっていくように活動を展開していきたいと考えています。
そのために、「作品をレパートリー化し、国内外問わず多くの場所で上演できるシステムを整える事。」「作り手側にもより興味を持ってもらえるよう、講座や勉強会などサロンの様な場をより力を入れる事。」「古典芸能を身近に感じていただけるような媒体(雑誌発刊や伝統芸能鑑賞ツアーなど)を上演以外の形でも作っていく事。」を近い将来のビジョンの三本柱として計画しています。
そして、木ノ下歌舞伎が10周年を迎える2016年には、これまでの主な上演作品を一挙発表できるような「木ノ下〝大〟歌舞伎」を実現させるという一大目標に向かって、日々邁進しております!

公演に携わっているメンバー(6)

北尾亘

【Baobab】主宰→客演として出演させていただきます。 楽しみです。楽しませます。 love京都 ・ラブ横浜
いながき

京都班です。よろしくお願いいたします!
喜之下屋

木ノ下歌舞伎主宰の木ノ下です!どうぞ『黒塚』にご期待ください!!
岩澤哲野
演出 演出助手

演出助手です。アニキについてきます!
関亜弓

木ノ下歌舞伎ならではの斬新な「黒塚」お楽しみに!
hongo
制作

制作です。

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