3代目グランプリ MCR

「CoRich舞台芸術まつり!2009春」で
3代目グランプリに輝いたのは、MCR(エムシーアール)!
稽古場にお伺いし、次回公演「リフラブレイン」の資金として
賞金100万円を贈呈しました!

MCR

MCRメンバー もう、随分長いことMCRという劇団をやってきました。
最初は「やることがなかった」から始めた劇団で、だから苦労も苦悩もなかったんですが、やっていくうちに「なんだか心地いい」に変わり「やっていきたい」と思えるようになって、そこで初めて苦労と苦悩が押し寄せてきました。 お客さんが全然来ないの。
自分たちは「面白いことやってるだろ」という自覚と自信を持っての活動でしたが、それを客観的に確かめる術も無い。
「面白いことやってれば、いつか(自然に)お客さんは増える」と言い聞かせての毎日、ハッキリ言って傲慢です、傲慢以外の言いようが無い。

面白い面白い言われても、言ってる奴はみな大体友達

いつしかそんな友達評価じゃ、もう全然、これっぽっちも嬉しくない、そんな感じになってました。
そうなって初めて僕は演劇を真面目にやり始めたような気がします、だから、MCRという劇団の歴史は長いですが、演劇を始めてからはまだ数年しか経ってないような感覚なのです。
MCRはそこら辺にあるような、どこにでもあるような劇団です。
演劇的に目新しいことをするわけでもなく、文化を発展させるような、なんていうか、ソリッドなものを(あからさまに)提示することもありません。
そのことが僕自身、引け目というか、パンクバンドにポップスバンドが馬鹿にされちゃうみたいな、「なんでか常に蔑み目線を受けてるネ」みたいな、「歌謡曲やるやつは懐が裕福でも心は貧乏」とか言われちゃうみたいな、そういうのを勝手に感じたりして

「なにかしら小難しいことをしなければならぬのか」

などと悩んだりしたこともありましたが、僕は、僕の知らないことはできないしやりたくない。
だからこそ僕は友達からだけじゃなく、正当なところからの評価が欲しかったし、それをもって続けていきたかった。
今回このような賞をいただき、ものすごく嬉しかったのはなにより「もうちょっと続けていいんだよ」と言われた様な気がしたことです。
MCRはそこら辺にあるような、どこにでもあるような劇団です。
ただ、MCRはそこにもどこにもなくて、MCRに来ないと観られない劇団です。
この賞がその証となるものだと、思っております。

(MCR主宰 櫻井智也)

リフラブレイン 「リフラブレイン」は「明日が来ないと思い込むことによって今日の爆発を自らに課す人たちの末路」を描いた作品です。
例えば「3千円で今月過ごさなければいけない」人が明日なんかどうでもいい、今日で世界が終わるつもりでパチンコに行ってやれ、と、実は「当たれば今月楽だなあ」と明日からの日々を思い描きながらパチンコ屋に出かけ、普通に負けて、さてどうしようみたいなお話です。 そういう時って無いですか?僕はよくあります。
「清水の舞台から飛び降りるつもり」で踏み出しちゃったけど、踏み出すタイミングと状況間違えちゃったねみたいな、今じゃなかったんじゃない?みたいなのを、「そんなのその時に『今じゃない』なんて分かるもんか!」などとキレたりするお話です、分かりにくいか。
そういうお話を、ハイスパートかつ騒々しく入り組んだ会話で綴ります。

ちなみにタイトルの「リフラブレイン」の意味ですが、リフレインとラブをあわせた造語です。
毎日の生活サイクルが決まっていて、それに従っていれば刺激は無いけど意外と楽だったりするのに、そこにラブが挟まってくると、嬉しかったりするけどちょいとややこしく、難しくなるみたいな。
そういうお話です。
分かりにくいですか?観に来たら、そうでもないと思いますよ。
お楽しみにしていてください。

→【公演詳細情報

CoRichメンバーでご応募頂いた方の中から抽選で、
「リフラブレイン」のチケットをプレゼント致します!

合計10名様をご招待します!
会場 駅前劇場(東京都)
日時 10月29日(木)19:30開演 4名様
10月30日(金)19:30開演 4名様
11月2日(月)19:30開演 2名様
申込締切 10/10(土)
お願い 応募いただく方は「観たい!」コメントを
必ずお願い致します。
ご覧いただいた方は「観てきた!」コメントへの
ご協力もお願い致します。

応募する!

「応募する」ボタンより応募フォームへ進み、
ご希望の【日時】を必ずお書き添えの上、お申込み下さい。
また、ご希望の公演会場の「観たい!」クチコミをしてください。

※当選の方には、MCRから締切日翌日(11日)に
 メールにてご連絡差し上げます。

櫻井智也(主宰)
櫻井智也(主宰)
パンクは精神、パンクロックは商品、そんな気概でこれからも精進します。
あなたにとって必要な5つ目ぐらいのポケットに入りたいでお馴染みの劇団MCRです、これからもよろしくお願いします。
おがわじゅんや
おがわじゅんや
過去に出たフェスティバルで『君達は常識がない、そんなの人間以下だ』と言われた私達が、グランプリを受賞できた事はものすごくうれしいです。
自分達が面白いと思ってる事を、自分達以外の方から評価されるたのは、素直にこれからの励みになるし、『もう少し芝居の世界で遊んでていいよ』って言われた気がしてホッとしてます。
これからは沢山の方に見ていただける様、そして、喜んでいただける様に邁進して行きたい所存でございます。
こんな堅苦しいコメントを、最後までご静見していただきありがとうございました。
北島広貴
北島広貴
この度はグランプリいただきまして、ありがとうございます。
公演関係者様、フェスティバル関係者様、そしてご来場のお客様、大感謝です。
MCRが始まって15年…くらいでしょうか?(自分は途中参加ですが)受賞というものにまったく縁がなかったので喜びもひとしおです。
次回はグランプリウイナーとしての公演なのでいつも以上…といいたい所です
が、いつも結構しんどいので、いままで同様頑張って精進していこうと思います。
ありがとうございました!
上田楓子
上田楓子
「シド・アンドウ・ナンシー」の公演時、妊娠6ヶ月だったのですが、「宮沢りえも同じ状況でNODA MAP出てんだから私も出来る!」と大層な事を言いまして、周りの心配をよそに公演に参加。今までにない感覚や発見、不安、安堵などを味わった貴重な公演となったのですが、そのうえグランプリまで頂けるとは!
参加しといてよかったです。本当にありがとうございます。
MCR、面白いです。CoRichスポンサード公演「リフラブレイン」御来場お待ちしております。
江見昭嘉
江見昭嘉
生まれてこの方何かで一番になるって事がなかったので、今回この様な素晴らしい賞を頂きまして本当に嬉しく思い、今までMCRに関わり応援して下さった全ての方に感謝しております。
ありがとうございました。
その昔、演劇を辞めようと思ってた時に櫻井さんの作品を見て衝撃を受け、MCRに入れてもらい、芝居ってこんなに面白くて難しくて、そして俺こんなに怒られるんだってぐらい怒られて涙して海に落ちたりして今に至るわけですが、続けてて本当に良かったです。
これからも、ひとりでも多くの人にMCRを知ってもらえるよう頑張って続けていきたいと思います。
渡辺裕樹
渡辺裕樹
自分達よりも自分の周り、いつも観に来てくれている方々やスタッフさん達の方が「やったねー!よかったねー!」とよろこんでくれた事が嬉しかった。
これからは過去の不遇を皆で笑い、歓喜を少しでもお客様に還元できたらと思う。!
福井喜朗
福井喜朗
受賞おめでとうございます。
はい、ありがとうございます。
やっぱり絶対面白い我がMCRですね。
いやいや自画自賛ですが、これを機にたくさんの人達に見て頂きまして
何だよ偉そうに言ってるけどホントすげぇ面白いなぁ
と、言われるように
さらに気を引き締めて頑張っていきたいと思っております。
本当にありがとうございました。
伊達香苗
伊達香苗
この度はありがとうございます!グランプリなんてすごい賞を頂き、MCRが沢山の方々に認めてもらえたことが、とても嬉しいです。ご来場下さったお客様や支えて下さった関係者の皆様に感謝感謝です。
私なんぞはほんとにほんとに微力すぎて申し訳なくなる程ですが、次回公演、グランプリ劇団の一員として精一杯がんばりたいと思います。
これからもMCRをどうぞ宜しくお願いします!
小野紀亮
小野紀亮
この度は、グランプリ、そして百萬円を頂きましてありがとうございます!人間として半人前、役者としては半人前以下とまだまだの僕ですが、この受賞を糧にMCRの一員として、MCRの芝居を作るのに欠かせない存在になりたいと思います。(櫻井さんに調子にのるなと怒られそうですが…)
全く面白いコメントが浮かばなくて本当に申し訳ありませんが、これからも頑張りますので、MCR並びに僕の事をあたたかい眼で見守って下さいませ。

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