満足度★★★★
両方どちらも違った趣向で、この2作品を同時に公演するのは、面白い試みだと思いました。幸福な王子は、原石がキラリと光を反射する瞬間が楽しめました。子供から大人、お年寄りも十二分に楽しめるMOMENTS不朽の名作だと思いました。公房工房は、生身の人間と物質の間 な作品だと思いました。想像力を掻き立てられ、空気感を味わいました。ただ、私の好みでは、もっと「破綻」した作品でもよかったのではないかとも思いました。次回は、どんな物語が飛び出すか、楽しみです。
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2011/04/10 21:33
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2011/04/14 14:15
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「観てきた」への書き込み、ありがとうございます。
MOMENTS主宰、佐川大輔です。
私達は「観終わった観客のリアクションがあって、初めて作品は成立する」と考えています。
加えて、私達はまだまだ評論などをされることが少ない無名劇団。
このような感想は嬉しい嬉しい宝物です。
加えて、今回は震災のあわただしい状況下でのご観劇、まことにありがとうございました。
「幸福な王子」は再演を重ねておりますが、いつの時代にも通じる普遍性があります。
特に今回の震災下では、様々な場面で現在と重なるところもあり、原作の持つ力に改めて驚きました。
「公房工房」は、「人間と物質の間の作品」というのは、まさに言いえて妙だと思います。
今回始めてコラージュという形式の創作をしたのですが、作っているこちら側もかなり迷子になりました。
「破綻せず、かといって、まとまりすぎないように」
そこらへんのバランス感覚が問われたと思っています。
正直、お客様にも「難しい」という人と、「もっとハチャメチャにやっても」という両方の意見がありました。
なかなか難しいですね。
精進します。
これからも応援、お願いいたします。
ご来場ありがとうございました。