卓 公演情報 風雷紡「」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    生糸の生産で成ってる旧家が
    戦後衰退していく様を丁寧に描いていた
    約2時間の作品でした
    2方向客席で舞台は8畳の畳和室でした
    家と蚕を準えて見せる様は
    雰囲気的には江戸川乱歩の世界観
    みたいな感じがしたなぁと
    目が離せなかったです

    ネタバレBOX

    プロローグでは
    もう消化能力も減退した老婆が施設に居る様で
    食事にトマトを望むも叶えて貰えず
    高価だからと言われてやんわり拒否されても
    後から主人が来るから支払いは出来るから
    トマトを食べさせてと望む話があり
    エピローグでは繰り返された
    食事の話の最後
    若かりし頃に戻った女性に
    男性=主人さんが迎えに来る処で終演となり
    それは老婆の見た夢か現実かは
    観客の想像に任せたオープンエンドで
    幕となっていました

    本編は神棚に向い家中の者が玉音放送を聞き
    大東亜戦争が終わり日本が負けた事から
    話が進んでいきます......
    衰退してゆく家に囚われた
    最後の血族であるお嬢様が
    先の老婆のようで
    まだ10代の身で家を残すために
    婿をとれと大旦那様に言われて
    素直に従えなかった処で
    次々と血脈上の人物が亡くなってゆく
    ミステリーサスペンスな展開ですが
    状況的に犯人は絞り易く
    焦点は殺人動機で終盤に明かされます
    =家の使用人だった大陸から
    大旦那が連れてきた兄妹の妹の方が
    家に囚われたお嬢様を家の柵から
    解き放つための手段として
    家人を毒殺していたとわかるが
    自らも服毒して亡くなり
    お嬢様の婿となる軍人さんも
    お嬢様から離れる事となり
    再び会う約束をするのだが
    叶ったかはボカされて
    エピローグへと続くのでした
    大旦那は死後も霊となって
    蚕の説明と家の衰退をかけた狂言回しをして
    大陸からの兄の方は日本人になりたく
    妹の方は日本人が嫌いで
    殺人を蜘蛛の生態に掛けた
    狂言回しをしてゆく演出でした

    舞台がシンプルな分
    小道具とか衣装等がしっかりしていて
    終盤に舞う桜吹雪は本当に桜の花びら型に
    カットされてて感動しました!!

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    2026/08/17 01:39

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