公演情報
新国立劇場「20の物語 -週末を、劇場で-」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★
『水のほとりの女』
作 田中澄江
演出 小林七緒
凄く成瀬巳喜男を感じたが、やはり彼と組んでいだ脚本家の作品だった。1955年(昭和30年)、NHKのTVドラマとして単発放送された作品。演出の小林七緒さんは流山児☆事務所!台本を持って女優が現れ、ト書きを読み上げ、役を演じ始めてのスタート。
戦後の未亡人漫才のようなテイスト。戦死したとされる旦那を未だに待ち続ける貞淑な妻(町田マリーさん)とさっさと死んだ旦那なんか忘れてダンサーとしてさばさば生きる鹿野真央さん。対照的な学生時代からの友人の会話劇。「主人が、主人が、」と繰り返す町田マリーさんに痛烈なツッコミを入れる鹿野真央さんで観客がどっと笑う。
町田マリーさんは初めて観たと思うが鄭亜美さんっぽく感じた。
鹿野真央さんは『無頼の女房』で観た。さばさばして非常に魅力的。
ワンシーン登場の笹野美由紀さんの喋りは市川崑の『あなたと私の合言葉/さようなら、今日は』を思い出した。早口ざーます言葉の応酬が卓球の高速ラリーのように延々続き観客が酔っていく作品。
2回しか演らないのは勿体無い。
45分。
是非観に行って頂きたい。