満足度★★
脚本が…
2時間長い…。
導入と結部分のシンクロニシティ。
シーンの連続と場転の多様。
現実的な面での芝居と、抽象的な奥での芝居の使い分け。
好きな手法がこんなに散りばめられているのに飽きたのは何故…。
もうちょっとコンパクトにまとめてほしかったかも。
話が繋がらず途中で考えることを放棄してしまった自分がいた。
あと脚本の荒が。
結局瞬きした瞬間に人が消えるのは物理的に無理でしょ?
その現象によって事件が始まるのに、そのからくりの説明を省かれたので消化不良。
各登場人物の目的が不明なままで、イマイチ感情移入できず…。
初っ端とラストに使われた言葉の運び方はとても好み。
演出面では「お」と思わせる場面が結構ありました。
場転の仕方というかシーンの入れ替わりが実に巧妙。
リズムを意識した役者の出捌けが素敵。
それに上手くのれる役者さんも相当鍛えているのでしょう。
なのでやっぱり脚本がなぁという印象。