満足度★★★
細長いシートが上手にぶら下がっている以外はほぼ何もないSTスポットの白い空間に、現代の普段着姿の若者7人が登場します。役を演じる俳優、踊りを踊るダンサーというより、パフォーマー(演技者)と呼ぶのがふさわしそうな存在の仕方です。演者がいて観客がいますから、まぎれもない演劇作品ですが、作品全体が観客を含めた実験であり、インスタレーションのようだとも思いました。
作・演出の山縣太一さんは数年前にチェルフィッチュや遊園地再生事業団の公演で拝見していましたが、今回は出演されていません。ご本人が出演するオフィスマウンテンの公演も観てみたいと思いました。
ロビーでこの公演のサウンドトラック付きの台本を購入(1000円)。音楽・出演の大谷能生さんがサインしてくださいました。