満足度★★★★
黒Ver、初回観劇
日によって配役を入れ替わり上演する、一色が医師・小沢が作家の白Verと一色が作家・小沢が医師の黒Ver。2日目で黒Ver初回版を観劇。
地下の劇場に到着するまで薄暗い鍾乳洞のような穴倉を彷彿とさせる。一歩足を踏み入れた瞬間から、その世界観に入り込ませ、サイドから後方座席の至る所まで細かい小道具が置いてあるなど、雰囲気作りが徹底していた。舞台上の仕掛けも見所。
自由席のため、上演開始間際の客は通路席に折りたたみ椅子を設置誘導され着席されていたが、結果的にそこはベストポジションのような気がして羨ましくもあり。
役柄は作家と医師なのだが、見た目の若すぎるハンデもあるからか、あまりそれらしくは見えなかったが、想像を掻き立てる閉塞空間内で人の希望が見えたディストピア舞台。
前半、定位置からの会話が続くため、動きも少なく座席によっては多少見切れる部分があったり。
久しぶりにSF作品を見たなーという楽しい印象を覚えた。2人とも声がいい。白Verも見たくなった。約80分。