15 Minutes Made Volume12 公演情報 Mrs.fictions「15 Minutes Made Volume12」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    楽しかった
    今回初めてこの企画を観劇。

    とても、Mrs.fictionsの今村さんの趣旨が素敵。

    劇団名は聞いたことがあっても

    全ての劇団を観にいく事はなかなか、難しい。

    6団体も、一気に観る事が出来るなんて、本当にありがたい企画。




    今回は

    第27班
    20歳の国
    The end of company ジエン社
    シンクロ少女
    MU
    Mrs.fictions




    私、参加の劇団の公演は

    ほとんど今まで観たことが無い新参者状態です。










    Mrs.fictions 『ミセスフィクションズの祭りの準備』

    ぞわっと、色んな意味でぞわっとした。

    まだ、ほとんど公演を観たとは言えない回数のMrs.fictions。

    でも、この話が少し毛色が違うモノなのかな?と感じた。

    岡野さんの優しさオーラが消されていて

    舞台上で感じられなかった。

    なにか、シャットアウトしてる人の役なのだからかもしれないが

    眼の中に見えているはずの「優しさ」オーラが見えなかった。

    「辛い」「悲しい」「寂しい」ってオーラが強く出ていた気がする。

    芝居だから、演技だからきっと、その登場人物の心象がそうだったのだろうと。

    そうして、今村さんの台詞が、逆に物凄く「温かさ」を携えて、

    岡野さんへ向けられていた。

    最後は、「あ!」とも、「どき!」とも思った。

    少し、解釈が違うかもしれないが

    届かない恋心も、胸に痛かった。

    触れたいけど、触れられない。

    でも、傍にいることが出来ればそれだけでいいって、気持ち。




    20歳の国『消えないで、ミラーボール』

    一瞬、どっち?と思わせる背中越しの4人の男子。

    通夜で参列?

    結婚式?

    どうやら、結婚式だったようで、何故か勝手にホッとする。

    (通夜だと、居たたまれなくなる=悲しい気持ちになり過ぎる)

    みんな、彼女(マネージャー)の事が好きだったのか。

    そうか、そうか、青春だな。

    どうも、母親的視点で観てしまう。

    あんな甘酸っぱい青春時代で無かったから、どこかで

    俯瞰で観てしまってるのかもしれない。

    ひとまず、globeの唄が暫し、頭から離れなかった。







    MU『HNG』

    「エロの瞬発力、半端ない!!」

    面白かった。

    ある意味、ホンとしてすぱっと、他者の心の拠り所にまったくそぐわない

    芝居だからあり得る面白さって感じで好きでした。

    エロに対しての取り締まるっていうポイントが

    何となく他人の事にとやかく言ってる今の時代に

    かぶってるような気もした。




    出演者皆さん上手いのですが、個人的に

    加藤隆浩 さん。お声も素敵だけど、良かった。あの表情。

    なんか、びしって芝居は締まる感じというか、芯が通る空気感の俳優さんだった。




    第27班『夏の灯り』

    20歳の国の青春とは、また少し違った

    甘酸っぱい感じ。

    でも、迂闊にもラストにほろっと来てしまった。

    三つ子の役をしていた俳優さんが、丁度いいクッションになる役割で

    良かった。




    The end of company ジエン社『私たちの考えた墓に入る日の前日のこと』

    一番、考えた劇団。

    というか、色んな伏線というか、本意が上手く

    汲み取りにくかった。

    考えるというよりも、感じ、それを少し時間をかけて

    自分のフィルターでこして

    残った感情がこの劇団さんと合うか、合わないかで

    分れるな~と思った。

    私は機会があれば、本公演を観たいかな。




    シンクロ少女『性的人間 あるいは(鞭がもたらす予期せぬ奇跡)』

    最初「?」だったのが、ぐいぐい、来ました!

    引き込み方が、物凄くパワーがあって、好きなタイプです。

    でも、この引き込み方は

    ある程度俳優の力がないと、シラケた感じになるのでシンクロ少女さんは

    上手い俳優さんが多いのかな?と思った。

    下敷きになる映画は観てないのだが

    それなしでも、笑った。

    今回観劇して

    何だか、久々、嬉しい気分。

    色んな雑念を持たず、ただ、観る芝居が、面白かった日は宝。

    気持ちの宝物が増える感じ。







    来月も同じ王子小劇場でVol・13が開催。

    そちらも楽しみ。


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    2015/12/28 11:00

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