騒音と闇 ドイツ凱旋ver. 公演情報 革命アイドル暴走ちゃん「騒音と闇 ドイツ凱旋ver.」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    3階席から
    初めてカッパなしで観劇。

    最前センターよりも、4列目センターよりも、特等席かもしれない。

    1) なにより美しかった。ヲタ芸はもちろん芝居シーンも。ジーンときた。
    2) 一番後ろまで見えすぎ。後方のアクトがこんなに素晴らしいとは!統一感がすごい。
    3) 騒げる。モノが降り注いでこないので自由度高し。

    それよりも何よりも、出演者+演助の方たちの動きのスムースさが驚愕。

    だから観ていて楽しいんだな。

    ネタバレというか本音をネタバレBOXに追加。

    ネタバレBOX

    自称暴走ちゃんファンという欲目を考慮しても今回の公演は大成功だったように思えた。

    作品自体のすばらしさ: アクト自体もさることながら、音源・照明・舞台装置や、チームの一体感がいい。

    照明は、色の使い方が特にきれいだった。赤やキラキラ、最前でセンターを見上げて美しい、と思うことしばしば。それに加えてセンターに降り注ぐ紙吹雪。これも美。

    今回、プリセットや全体の小道具の流れがスムースだった。今までもあったのかもしれないけど、何人かの分がまとめてセットしてあって、さっと他の人にもパスしていたりして、おっと思った。これが全体の流れをよくしているんだろうと。

    龍なんかも好き。

    公演としては、10代後半から20代前半の女性のお客さんが多かったなあ、という印象。しかもものすごく観る前から観たあとまではしゃいでいた。いいことだと思う。あとカップルも目立った。高校生らしいカップルとかもいて確かにいいデートイベントかもしれない。
    (もっともっと女性やカップルが増えたらいいと思う。その時は、おっさんはいきづらくなるけど。)

    それもこれもキャストの方や現場にいる方すべての「気持ち」があるからこそ、だと思う。

    正直、アクの強い人はいない。自分がメインになっているアクトでも、周りを押しのけて自分だけ目立つというのは皆無。自分って上手いでしょ、っていうテクニック自慢も皆無。
    元々優しい方ばかりなんだと思う。これがエンターテイメントだと強く感心して感謝した。

    加えて、みんな笑顔。特に優しい笑顔だなあと思ったのは、あーりんさん、こーまさん、さやかさん、きんさん、あゆみさん、ほーぼさん、山岡さん、藤田さん、あきさん、ゆっきーさん...、って書き出すと止まらないぐらい。これが全体の雰囲気をやわらかくしているのだと。

    今回、全員の顔と名前が完全に一致した。しかもどの人もどこかのシーンで印象に残っている。いいアクトいただきました。

    横浜は、「基本型」という感じでフレッシュさいっぱいで物足りない感じもあったが、結構今回、相当なところまで進化してしまった。これ以上アクセントつけると全体としてのよさが消えてしまう気がする。
    その意味で、騒音と闇が今回で締め、というのはいいことかも。
    でも、次回どうなるか、期待と不安が混ざっているというのが正直な気持ち。

    最後に、劇団員3パターンのGod knows…:それぞれ印象が違う。どう表現していいかわからないけど、見終わったときの気持ちが違う。いい組み合わせだ。

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    ここから2つ与太。

    1)オペレーション
    個人的な話になるが、仕事で「事務フローの効率化」や「組織風土改革」のようなプロジェクトに携わることがある。

    暴走ちゃん観ていて、こんな組織(チーム)作りたいな、といつも思う。

    きちんと書かれたマニュアル(台本)が無くても、プリセットから使うまで(片付けは観てないのでわからない)こんなに理路整然と、かつ同じように繰り返しできるのかと。同じ場所に複数セットしていても、使う順と逆にプリセットできるように流れが組まれている。こんなプロセスフロー、普通の会社でちゃんと作れる人あまりいない。しかもスムースに協業している。

    組織風土はチームとしての方向性とボトムアップのチカラ。当然、Toco先生のリーダーシップが強いのだが、それを受けてのメンバーの自主的な働きがうまく回っている。そのバランスがいい。


    2)選曲
    まったく世代が違うのだが、私が一番好きな槇原敬之さんの曲が使われると多分、心臓発作で死ぬと思う。
    勝手に想像して楽しんでいるのだけど、例えば、

    「Hungry Spider」や「Appreciation」などはメッセージ性あるし、

    「僕が一番欲しかったもの」なんて、まさに暴走ちゃんにも当てはまるような。
    「Curtain call」も相当当てはまるような。(シニカルに聞こえてまたアンチ増えるかもしれないが)

    「どうしようもない僕に天使が降りてきた」はちょっと毛色違うけど、気持ち上がる。

    と勝手に書いて締める。

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    2014/09/29 22:02

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