U&D&O 公演情報 おぼんろ「U&D&O」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ウドの選択
    初コメディ挑戦、しかも二人芝居とあって楽しみにしていたが
    実におぼんろらしいファンタジーにダークなスパイスが効いて洒落た作品。
    シュールな展開の中に“若者の反発・自立・成長”という普遍的なテーマが
    わかりやすく組み込まれていて大変楽しかった。
    相変わらず達者なわかばやしめぐみさんが台詞、歌ともに素晴らしい。
    期待に応える代わりに自我を通したウドの選択にぐっとくる。
    また末原拓馬さんが、本公演で見せるキャラとはまた違ったキャラで、
    声も台詞も変化に富み新しい魅力を見せた。
    おぼんろ、マジで唄えば?

    ネタバレBOX

    コメディという括りにはあまりはまらないかもしれない。
    強引な展開そのものがコメディと言えばコメディか。
    “シュールな中に普遍的な哀しみが光る”いつものおぼんろテイストはそのまま、
    それがとても良かったと思う。

    ウドの大木、禁断の光を浴びるという素朴な選択の力強さが心に残る。
    真っ白なまま食されることよりも、役に立たない大木となって何年もグギャを待つことを
    選んだウドの心が切なく、ラストシーンが一層際立つ。

    わかばやしめぐみさんの魅力的な台詞と歌声が素晴らし、く最優秀俳優賞も超納得。
    末原拓馬さんは客演を重ねるたびに、みるみる幅が広がってきている感じを受けた。
    この方の屈託のない素直な笑顔や人懐っこさといった“素の部分”を
    忘れさせるような芝居も観てみたいと思った。







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    2014/09/24 02:57

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