コンタクト 公演情報 水素74%「コンタクト」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    読モ
    面白い。90分。

    ネタバレBOX

    井上(田村健太郎)…フリーター。田中のダメさに呆れる。直子とホテルへ行く。
    田中(用松亮)…井上の先輩。ナンパ経験を偽る。結婚してた増美に怒る。タダでやりたい。
    武史(植田崇幸)…未来人。増美の子。ダメな夫(用松亮?)との関係を止めようとする。うんこ漏らした。
    早苗(後藤ひかり)…未来人。武史の彼女。献身的。
    増美(鄭亜美)…夫はいるがけど、ふわふわしてる地雷女。
    直子(島田桃依)…増美の唯一の友人。色々振り回されてるが井上をゲットする。
    水野(永山由里恵)…ラウンドワン店員。井上らを注意する。さらに武史に押し倒されたかわいそうな人。

    ラウンドワン前で2時間もナンパできずにいる井上と田中だったが、増美と直子に声をかけ、田中は増美とメシに行く。未来から来てた武史は、自分が消えてもいいと、増美が不幸になることを防ぐべく二人を探す。ホテル街で顔をあわせた6人。武史は自分が誰か言えない中、増美に好きと言ってと願い、増美に大嫌いだと言い返す…。

    屈折した人間の関係性をユニークな味付けで舞台にのせるいつもの感じと違い、比較的まともな人々が出てくる本作品(未来人も含め)。ナンパという触らんでもいいけど、もしかしたら良い物が手に入るかもしれない、逆に怪我するかもしれないおっかなビックリな材料で親子の情を描く。
    ナンパで生まれた自分を半分呪いつつ、母親を気にかけつづける武史が生きる未来では、ほんど人と触れ合わないという設定が皮肉めいてる。何も生まれず0でいいのか、マイナスかプラスか分らず何かに手を出すのか。母を救おうとした武史は、ナンパと同じように、触らんでもいいものに触れ(過去に戻り母と会う)、プラスを得たんだろうなと。

    井上、田中、増美、直子のシーンは笑えた。特に島田は上手いと思った。鄭の地雷女演技も上手い。声の調子とか素敵。

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    2014/09/21 17:12

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