暁の風に夢笛響いて 公演情報 COTA-rs「暁の風に夢笛響いて」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    友情が平和を築く政治劇
    「政治劇」は ありふれている。西暦以前のギリシア悲劇を遡っても、「忠誠心」に個人の試練を描く点は現代と変わらない。ある意味「マンネリ化」だ。

    それでも、泣いた。少年のピュア・ハートと国家、組織、集団、命令に揺れ動く諜報兵演じる、SADAである。

    感心したこと。それは「テレビ番組」の専売特許でもある「リセット」を、 その「政治劇」へ随所に散りばめた演出だ。いわば「三枚目」を担うキャストがアルマルベスと岩政であった。SADAが「政治劇」の伝統だったとすれば、この2人は「モダン」だろう。明治の日本に「和洋折衷」が実現したように、若々しく、ナチュラルな役割分担と合成を果たしている。

    「テレビ番組」における「リセット」は たしかに説得力ある笑いだったのだが、岩政に関しては時折「台詞の呪縛」にもはまっていた。「台詞」が目的になっていた。

    ネタバレBOX

    鷹取が「開戦阻止」に暗躍しなかったり、虎之介が獅子丸に「真実」を告げなかった脚本は合理性に欠けるストーリー展開だろう。しかし、SADAと「三枚目」、香央里ら子ども役の熱演が光っていた良さを忘れてはならない。

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    2014/08/18 01:31

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  • お暑い中、ご来場頂きまして誠にありがとうございました!

    コメントもありがとうございます!

    楽しんで頂けたなら幸いです!

    2014/08/18 21:29

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