NEVER SAY NEVER and…~月が綺麗だから~ 公演情報 BIG MOUTH CHICKEN「NEVER SAY NEVER and…~月が綺麗だから~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    身体パフォーマンスレベルが高い
     ここは、狼人族、吸血族が暮らす地下世界だ。無論、地上には人間達がまだ住んでいる。狼族も月光が届かないので本格的な変身はしないし、吸血族も人工血液を啜っているので、他人を襲うことは無い。また、互いに結んだ非戦協定が千年に亘って守られている為、戦争も起こっていない。然し、問題が無いわけではない。両種族共、近年、生まれる子供の殆どが女の子で、子孫が残せないのではないか? との懸念が持たれているのである。有効な手段はまだ見付かっておらず、イラ立った人々による小競り合いが起こっていた。

    ネタバレBOX

     吸血族は、近い将来王権が禅譲されることになっているのだが、王子は姿ばかり美しいものの、うつけとの評判。一方、狼人族には、年頃の姫があって、王・王妃共にそろそろ、娘を嫁がせたいと候補を選んできたのだが、戦闘能力も高く、紳士的で高い理想を持つ青年の背丈が低いので王女はお気に召さない。だが、王は、青年を頗る高く評価し、青年もそれに応えて振る舞っているのだが、王女の娘心は簡単に変わりそうもない。
     そんなある日、満月の晩、狼人族の祭りの日に、禅譲に必要な王の印の帽子が何者かに盗まれた。それを聞いた吸血族の王は、もっけの幸いと、これを口実に戦争を仕掛けようとする。
     然し側近の者に、明確な証拠が無い、とたしなめなれ、本当に狼人族が、盗んだのか否かを確認する為に側近2人と王子が、満月の祭りに紛れ込むが。そこで、王子と王女は一目惚れ。而も異種族同士の恋愛は、その間に出来る子を怪物となし、互いの種族を滅ぼすとう伝説があって、今迄、誰一人として試してみたことは無かったのである。
    一方、吸血族の王は、戦争を起こせば、男は戦闘で男らしさが戻り、男子の出生率も高くなると信じているのだが。実際には無論逆で、虚しく命が失われてゆくだけである。
     狼人族の戦争推進派は、科学者だ。彼は自分が開発した狼人族を凶暴にさせる薬を使いたくてしようが無い。然し、狼人族の王は、闘いは何も生まないということが良く分かっている賢王なので、なるべく穏便に事を済ませたい。だが、其々の王子、王女が恋仲になって駈け落ちしてしまった為、その責任のなすり合いで戦争は勃発してしまう。そんな中、2人のデート中に現れたのは死神。だが、彼は、王子が自分の若い頃に似ているとして、王子を助けることを誓い、実際、多くの手助けをしてくれる。王子は、両グループの戦闘を止めたいと動き出し、姫も彼と行動を共にする。上演中なので、この後どうなるかは劇場で確認して頂きたい。

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    2014/07/11 14:30

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