やねまでとんだ 公演情報 海辺のマンション三階建て「やねまでとんだ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 脚本と演出は悪くない、のに
    宇宙飛行士として飛び立った息子との交信が途絶えた。連日マスコミが家の前に集まるけど、事実を知りたいのはむしろ自分達だ。ひとまず無事だと信じて待っている。だって、待つしか出来ないから。そんな残された家族と、その周囲の人々の話。
    学生演劇も相当な数を観てきましたが、脚本と演出はある一定の水準を越えていると思います。めちゃくちゃ面白いとまでは行かないけど、破綻していないし描こうとしているものはちゃんと見える。しかし、役者の扱いに難アリ。自然体な演技を目指す人と、高校演劇の様な過度なリアクションの演技をする人が混在しています。そんなコミュニケーションツールの異なる人々の遣り取りなので、対話が成立していない印象を受けました。勿体無い。
    昨日観た別の芝居で、空調の不適合な条件が演目を体感するのに影響を与えたとコメントしました。その点、それに関してこちらはかなり適していました。居心地の良い状態でした。制作の方、ナイスです。

    ネタバレBOX

    失礼を承知の上で言いますが、キャスト・善積元さんの今後の予定がたくさんあるのは何故?来春までに4本の芝居に出演が決まっている様なのですが、そんなに重宝する役者には思えなかったのです。「学生だから」なんて理由じゃないと思うのです。だって、曲がりなりにも役者なんだから。それらの団体は全て知っているのですが、だからこそ余計に。自然体というよりはやるべき事を自身で見付け切れていないというか…。そういうふうに見えました。まさか時と場合で印象がガラっと変わる人なのかな?いや、どうだろうか。うーん。そういう意味で、もう一度観てみたい役者です。

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    2008/08/03 03:07

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