満足度★★★★
ジャングルジムの孤独 岸田 理生自身の抱えていた父性との格闘や、詩としては単語間にやや距離を取り過ぎるきらいのあった彼女の文体は、舞踏家・点滅の身体表現、役者達のどこか寂しげな存在感の表出、多用される影・陰影のイマージュ等によって、彼女のシナリオ表現に身体を宿らせる。而もその身体が、存在の、逃れようも無い寂しさ、侘しさを表現して「言葉」を魔術のように立ち上げるシーンがあり、岸田 理生の才能の質を感じさせる。(追記後送)
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2014/06/14 11:53
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