眠る男 公演情報 吉野翼企画「眠る男」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題1133(14-171)
    19:30の回(曇)。19:00開場で実質開演~21:19終演。入って左がメインの客席でコの字型配置。上手、ピアノ、ベース、ギターとパーカッションの3名。役者、ダンサー、奏者による130分、終演後の面会なし。

    そこにあるのは濃密な異界。原作はネットで閲覧可、帰りの電車で斜め読みしてもやっぱりお話はよくわかりませんでしたが「舞台」の設定、流れる「時」の毒々しさがとても印象的。

    佐々木さんは同じここで「半神」を観たのが初めてで4作目になりました。西出さん、山羽さんも「半神」出演者。石井さんは直近ですと「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み(キ上の空論2014/5) 」。点滅さんも2作目。

    バンド演奏がこれまた素晴らしい。

    ※一緒に観に来た女性の位置がちょうど空調直撃だったそうで、かなり寒かったと言ってました(隣の私は普通でした)。

    ネタバレBOX

    雑記:

    みると…中央に黒いイントレ、群がる人々、その周りを彷徨する者、いや、それは中に一歩踏み入れた受付(眠っているのか…)から始まっていて、壁一面に貼ってある「ことば」に封印されたように感じる。

    いつもの1オーダーはなく、すぐに「三文芝居」が始まる、男たち女たちは黒い骨格に縛りつけられずっとそこにいる、人でないものだけが彷徨している、上半身をはだけた男のカラダ、女の腕や足に黒い文字(女帝、娘、男、片眼、愚者…)、客席にいた男は舞台に連れ出される、戸惑い、アコースティック&エレクトリックG、B、(KORG)電子パーカッション、ピアノにヴォイス。

    時計の振り子のようにカラダが時を刻む、湧き上がる竜巻のように役者の吐くことばが渦巻く、目を閉じ、唄う…

    長い時間、よくこの姿勢でいられるものだと思うし、終始危なげない動き、頭が天井につく高さ。

    目の前に迫る点滅さん…赤い眼が…

    役者さんは出ずっぱり。柿喰う客の「露出狂」が舞台に切立った「山」を置いて、役者さんはずっとそこにいましたが、座るといっても本作では「床」ではなく「パイプ」。


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    2014/06/13 00:44

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