ルーシアの妹 公演情報 ライオン・パーマ「ルーシアの妹」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    旅立ちの歌
    面白い。130分。

    ネタバレBOX

    グッドマン(橋本一郎)の父が死に王位不在となった国で、グッドマンは王様になる人間を選定すべく森に試練をもうけ、目ぼしい国民を(目的を明かさず)送り込んでいた。ルーシア(前田無有子)の妹・エミリー(まじまあゆみ)は、母イエーダ(比嘉建子)の病に効くからと青い草をとってくるように言われ森に入る。2年前に森に入ったルーシアと関係のあったハワイ(あや)の助力などで試練を突破していくエミリーは、(皆と)生きるため牛を殺し試練を突破、王に就く…。

    不真面目な雰囲気の立ち上がりから徐々に登場人物の思惑が見えてきて、話の面白さがアップする。正義一辺倒なグッドマンに対して、エミリーの父ロイゼン(草野智之)や部下シュナイル(石毛セブン)は、人間の黒い部分の必然とそれを飲み込んで生きていくことを舞台で提示する。牛を殺したエミリーやエミリーの不正を黙認しろとエルザ(石川幸代)に金を渡し続けるグッドマンの娘アリ(柳瀬晴日)は、ロイゼンが言ったように、墓場までそれを持っていく覚悟でもって明日を生きていく。

    笑えるところもしっかり散りばめ、その実、成長することの苦々しさを見せてくれたいい作品。
    クールビューティなハワイの、コミカルなつかい方が上手い。十徳ナイフでノック(葵めぐみ)にワー(だったか)と向かってくとことか最高。

    開演押しますアナウンスから小芝居(結構面白い)に入り、本編に繋げる手法は良かった。いい感じに序盤の舞台の空気に馴染めたというか。
    EV前の受付は、きちんとEVに乗った順で受付しますというアナウンスをすべきと思う。

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    2014/05/18 21:11

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