満足度★★★
星に願い
スラム街には,可愛い黒人のティアラがいた。その可憐で,愛くるしさに悩殺されて,一番星は理性を失っている。ティアラには,病弱な父親がいる。星に願いのメロディーが流れる。父親思いのティアラをクリスマスのディナーに招待して,一夜の夢を満喫させてあげるのだ。食べたことのないごちそうが,次から次に出て来る。ティアラは夢の中で,なんと幸せなことだったのだろう。
しかし,夢から醒めたティアラには,酷い現実が待っていた。そこに,マフィアに追われる少年が逃げ込む。これを縁に,ティアラは少年と恋に落ちた。少年は,ティアラの父親のために,誕生ケーキを届けようとするが,運悪く,彼はマフィアの手に落ちる。狂ったように雨の中,少年を探すティアラは肺炎になってしまう。これはたいへんと,人の好い一番星は,自分の人生を犠牲にして,恋しいティアラの命を救おうとするのだ。