半神 公演情報 絵空箱 共同演出企画「半神」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題915(13-344)
    20:00の回(晴)。19:35受付、開場。客席はコの字型、カウンター側が正面。前後2列でかなり段差あり。役者さんは舞台上。白い衣装、床にも白い布、壁には2人分が対になった4セットの衣装、中央に木製のベンチ、上手にピアノ、床に書籍、天井からはプラスチック片のようなものや手鏡。20:04、4人がベンチで寄り添い20:06暗転~21:16終演。

    今まで、萩尾さんの作品を舞台でみたことはありませんでした。みてもダメだろうと思い続けてきたからですが、本作「半神」は原画(2009/12@西武池袋店)をみたことがあり、また、会場が絵空箱だということでみにきました。

    驚くほど強烈、前日のダンス公演でもピアノが演奏されましたが、今夜の演奏も時には激しく、また寂しげな音色、照明も心情をよく現した使い方。で、もう一回みることにしました。

    2013/11/28追記:萩尾さんは、私がちょうどSFを読み始めた頃に出会い好きになった方で、2009年に原画展をみて、2010年に対談を聴きに行きました。作品としては1970年代のものが中心で「萩尾望都作品集(旧版:第一期、赤い表紙)」が揃っていて、「百億の昼と千億の夜」「スター・レッド」「銀の三角」あたりは個別に。

    「11人いる!」の映像(TVと映画)が好きになれなかったので何となくお芝居も避けていました。もっとも、萩尾さんの作品そのものではありませんが、映画の「1999年の夏休み」(これも舞台版はちょっと…)、芝居では「トーマの頃を過ぎても(2012/1@「劇」小劇場)」がよかったので、いつかきっととは思っていました。

    会場に入ってみると、床〜天井まで物語の世界に彩られていました。原作は読んでいませんが、原画展で、その四角い枠の中、「絵」の奥からじっと見つめられている感覚、それをふたたび感じることができるのか…

    「ふたり」はそこにいて、もう一組の「ふたり」はその周りを巡る。つながっている「妹と姉」、もう一組の「妹と姉」、この切り替えは予想を超えていました。大きな動きはないのですが、表情、セリフ、照明(明暗と激しさ)、そしてこの芝居により緊張感を与えているピアノ。

    客入れ…ゆったり、開演…単音(もっと変調させると「Echoes」になりそう)、劇中…ノイズ、過激、炸裂する心、ピアノは多くのことを語ります。

    劇中、正面の壁に映ったものはなかなかリアル。

    コの字型の客席配置ですが、せっかくなら「姉妹」の視線をまっすぐ受ける正面席で。

    余談ですが、三浦さんは、同じこの会場で「おおばんぶるまー」をみました(2011/9)。

    ネタバレBOX

    短編ということは知っていて、どう膨らませるのかなと思っていたら、すっと、入れ替わっていました。原作にもこのシーンはあったのか?ガラッと変る姉妹の表情、感情、別人のようです。叩きつけられた鍵盤が放つ悲鳴のような音、明滅するストロボ、感情に突き動かされるカラダ。生音とマイクでひろった声、程よい音量と残響。大満足。

    2

    2013/11/28 00:37

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  • 蜂谷さま

    こんにちは、コメントありがとうございます。
    正直なところ半信半疑でしたが、
    会場に入ってからは、すっかり期待と好奇心に
    変わってしまいました。
    前半と後半…これは巧いなぁと、
    心底、みにきてよかったと思いました。
    ※2回目、予約しました。

    2013/11/28 10:54

    本日はお越しくださり、また、素敵なコメントをいただき本当にありがたく思っております。私達一人の励みになります、
    明日からの公演、もっともっと、作品を成長させていきたいと思います。
    どうぞ、よろしければ、またお越しください。
    心よりお待ち申し上げております。

    2013/11/28 02:24

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