半神 公演情報 半神」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★★

    ピアノフォルテ
    ときに静かに、ときに激しく、音楽と舞踊と劇が見事に一体となっていた。

  • 満足度★★★★★

    無題919(13-348)-2回目
    19:30の回(晴)。19:04受付、開場。2回目なので位置を変えようと思っていたのですが前回と同じところにしました。衣装、床、壁、ベンチとも白系...時に、溶け込み、入れ替わりあうのでした。

    19:35開演~20:49終演。

    確認したところ、蜂谷さん、「ベルナルダ・アルバの家(2011/9@シアターX)」をみていました。チラシのなかに12/20のコンサートのものがあり、出演者をみると...なんと開座(舞踏)岡庭さんのお名前(開座は森下のアトリエによくみに行くのでした。七生さんも一度客演されたのをみました)。当日は予定がありみに行けず残念です。佐々木さんの「〒機巧ぽすと〒」はたぶん大丈夫。

    よ~くみると天井にマイク、ピアノの下に見えるのもそうですね。奥行きをだしたり、ディレイがかかったり。

    萩尾さんの作品が舞台で再現できるとは思っていなかったので、本作..目から鱗がボロボロと音を立てて落ちるのでした。初日だけでは足りなかったのか、今夜もポロポロと。役者さん、ピアノ、照明、演出、そのどれもが記憶に残ることでしょう。

  • 満足度★★★★★

    見応えありました
    ダンサー、ピアニストの使い方が自然で、違和感がなく、特にピアニストの位置付けが秀逸でした。ダンサーもしっかりとした表現で、注目通りでした。ストーリーとしても挑戦的な演出で見応えありました。

  • 満足度★★★★★

    無題915(13-344)
    20:00の回(晴)。19:35受付、開場。客席はコの字型、カウンター側が正面。前後2列でかなり段差あり。役者さんは舞台上。白い衣装、床にも白い布、壁には2人分が対になった4セットの衣装、中央に木製のベンチ、上手にピアノ、床に書籍、天井からはプラスチック片のようなものや手鏡。20:04、4人がベンチで寄り添い20:06暗転~21:16終演。

    今まで、萩尾さんの作品を舞台でみたことはありませんでした。みてもダメだろうと思い続けてきたからですが、本作「半神」は原画(2009/12@西武池袋店)をみたことがあり、また、会場が絵空箱だということでみにきました。

    驚くほど強烈、前日のダンス公演でもピアノが演奏されましたが、今夜の演奏も時には激しく、また寂しげな音色、照明も心情をよく現した使い方。で、もう一回みることにしました。

    2013/11/28追記:萩尾さんは、私がちょうどSFを読み始めた頃に出会い好きになった方で、2009年に原画展をみて、2010年に対談を聴きに行きました。作品としては1970年代のものが中心で「萩尾望都作品集(旧版:第一期、赤い表紙)」が揃っていて、「百億の昼と千億の夜」「スター・レッド」「銀の三角」あたりは個別に。

    「11人いる!」の映像(TVと映画)が好きになれなかったので何となくお芝居も避けていました。もっとも、萩尾さんの作品そのものではありませんが、映画の「1999年の夏休み」(これも舞台版はちょっと…)、芝居では「トーマの頃を過ぎても(2012/1@「劇」小劇場)」がよかったので、いつかきっととは思っていました。

    会場に入ってみると、床〜天井まで物語の世界に彩られていました。原作は読んでいませんが、原画展で、その四角い枠の中、「絵」の奥からじっと見つめられている感覚、それをふたたび感じることができるのか…

    「ふたり」はそこにいて、もう一組の「ふたり」はその周りを巡る。つながっている「妹と姉」、もう一組の「妹と姉」、この切り替えは予想を超えていました。大きな動きはないのですが、表情、セリフ、照明(明暗と激しさ)、そしてこの芝居により緊張感を与えているピアノ。

    客入れ…ゆったり、開演…単音(もっと変調させると「Echoes」になりそう)、劇中…ノイズ、過激、炸裂する心、ピアノは多くのことを語ります。

    劇中、正面の壁に映ったものはなかなかリアル。

    コの字型の客席配置ですが、せっかくなら「姉妹」の視線をまっすぐ受ける正面席で。

    余談ですが、三浦さんは、同じこの会場で「おおばんぶるまー」をみました(2011/9)。

    ネタバレBOX

    短編ということは知っていて、どう膨らませるのかなと思っていたら、すっと、入れ替わっていました。原作にもこのシーンはあったのか?ガラッと変る姉妹の表情、感情、別人のようです。叩きつけられた鍵盤が放つ悲鳴のような音、明滅するストロボ、感情に突き動かされるカラダ。生音とマイクでひろった声、程よい音量と残響。大満足。

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