素晴らしきこの世界 公演情報 愛情爆弾「素晴らしきこの世界」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    練りこまれた本
    初日に観劇。

    いあ~、懐かしい顔ぶれ。
    ワタクシ、ここの劇団の皆々さま、好きですね~。

    好きって感覚、きっと芝居では裏切られないだろーなー。と好意的に思ってるのと、毒毒しい輩が居ない(^0^)

    全員が人の良さそうな顔をしてるんだよね。

    そんでもって、劇団員がみんな仲良しなんだと思う。
    そうゆう雰囲気が溢れ出ちゃってるもんだから、着席して、少したって芝原の初日挨拶なんかされた日には、満面の笑顔がこぼれるのでありんす。。

    あいも変わらず、舞台のセットは何もありません。

    言葉で魅了し表現力でみせる芝居。
    この手法、「地球割り」に似ています。

    基本はしっかりしてるし、発声も基礎が出来てるから安心して観られます。

    今回も一人の役者が3人位の役を演じてたけれど、名前を呼び合うから解り易かった!


    公演中なので、ネタバレBOXに。。





    ネタバレBOX



    「東の国」と「西の国」の果てしない戦争の最中、自国を守る為に配属された国境警備隊の3人。

    たった二枚の機密文書を届ける為に、東の国の兵隊が道に迷いながらも任務を続行し18人居た部下が3日で3人になってしまう経緯。

    はじっこの村では、三世代に渡って続いてる戦争の為に売春婦となって、自らの生活を守るキトラと孫娘のシイラ。
    そして村のその他の住民たち。

    戦争によって生み出された孤児の浮浪者3人組。



    国境付近にある小さな田舎街を舞台に、生き延びるために占領をたくらむ兵士達と、それを受け入れしたたかに生きるシイラ。

    全員が何の為に戦っているのか理解できない、この果てしなく続く戦争から、生き延びて故郷に帰る事だけを考える兵士達。

    全員が主役と言っても良い位、脇役がなく、見ごたえがあります。
    それでも、強いて言うならシイラの生き様が主軸でしょうか?

    シイラは、いつもあるものを受け入れ、男達を受け入れ、村人達やババァの言いなりになって、受け入れるだけの人生だった。それは、ある意味、楽をしてきたと言う事であり、そんな自分の人生に疑問を持ったシイラは本当の自分を取り戻す為に南の国へ行きたいと願う。

    死んだ兵士から金品を奪って生活をする孤児達も戦いから逃れる為に違う国に逃亡を夢見る。


    そう・・あの国境を越えると南の国へ行ける。
    国境警備隊が交代する夕方6時。
    3分30秒の間の一瞬だけ。

    ラベンダー色の夕暮れが透き通るような青に変わるその瞬間。
    チャンスはやってくる。



    やがて、戦争は激化し、兵士は少年兵を殺し、空爆が落とされる。

    南の国に行きたがっていたシイラも、他の住民も息絶える。

    孤児達はその空爆を見ながら「空から夕日が焼け落ちてきたのかと思った。西の国も東の国ももう、うんざりだよ。」と言って、南の国への脱出を試みる。

    埋まれた地雷を巧みに兵士に踏ませて、孤児2人だけが生き延びる。

    この最後のシーンが泣ける!


    生きてる時は生き抜く事だけ考えてればいいんだよ。


    そう・・・もう少しで訪れる新しい朝に向かってラブ&ピース!逞しく生きるのだ!


    Tレックスのポップな音楽を織り交ぜ一歩間違えれば陰気になりそうな物語を結構陽気に進ませる。

    古処誠二の『遮断』でも描写されてる兵士は、元来、住民を守る為の兵士だったはずが、戦争と言う理性の無い環境から、やがて住民から食料や他のものを奪ってまでも生き延びていくように成り下がっていく。

    戦争が続く限り未来が犠牲にされる。


    そんな、要所も練りこまれレベルが高いです。

    最初のシーンが最後の場面でうまく伏線が繋がる。


    素晴らしいです。

    これからみる方にお勧めです!


    言葉で痺れてください。(^0^)


    8

    2008/05/23 12:08

    0

    0

  • kotty>
    ワタクシもー、大興奮!

    がってんだっ!次は12月。まっかせなさい!

    ファイティング体制なら、水着で出てねん♪(^0^)

    2008/05/28 17:44

    みさ様

    ありがとうございます!
    ランタン、ペペロ大興奮です!もとい、大感動です。
    そしてみさ様のファイティング体制に感謝ひとしおです。

    毎回捨て身ではありますが、12月、私達自身も捨て身のファイティング体制で挑みます!
    またお会いできるのを楽しみにしております☆

    2008/05/28 16:22

    kotty>
    野村真由美・・・、ああっ!ランタンとペペロ役だー。(^0^)

    非常に素晴らしかったですよ。言葉でその情景や雲の流れなど想像出来たという事は、巧みに練りに練った結果なのかと。。

    前回の公演の時もコロコロ登場人物が変わるので、追いつけない部分がありました。
    で、今回は心して挑んだのでした。
    登場人物とキャストを頭に叩き込んで、ファイティング体制でしたー(^0^)


    >ここまで観ていただけているとは、本当に嬉しく、さらにがんばろうと気合を入れ直す次第であります。


    はい、ボーっとしてると、やられます!

    承知しました。12月ですね☆
    期待していますよー(^0^)


    2008/05/27 17:38

    みさ様

    kottyこと愛情爆弾の野村真由美と申します。
    初日のご来場、あたたかいコメント、本当にありがとうございます!

    ご覧いただいて、なんとも素敵に表現していただいて、感無量でございます。
    ここまで観ていただけているとは、本当に嬉しく、さらにがんばろうと気合を入れ直す次第であります。

    また次回、観ていただけるのを楽しみにしております。
    そして、ここまで素晴らしいことに、次回はほぼ半年後の12月です!
    今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

    2008/05/27 15:44

    みほ9>
    お疲れさまでしたー(^0^)
    非常に素晴らしく濃厚な時間を頂きました。感謝です♪
    他の方の評価も上々で良かったですね。

    はい。劇団員が仲良い、とゆうのは、空気で伝わります。
    観劇人ならどなたでも察しがつくのではないでしょうか?
    観る側は感受性で観ますから。

    次回も期待しておりますね☆たぶん、半年後!(^0^)

    2008/05/27 10:09

    みさ様☆

    ご来場ともにコメントありがとうございます☆
    みさ様のコメントにパワーを貰いました。
    素敵なお言葉ありがとうございます☆
    座長の芝原も演出の久浦も役者一同
    楽しんで頂けて心より感謝です♪
    仲のよさまで読めてしまう、みさ様の洞察力に脱帽です♪

    劇団員一同これからもステップアップして
    弾けていきますので、宜しくお願いします☆

    2008/05/27 03:09

    うん。すんごく良かった!
    言葉を聞き逃さず、きちんと拾ってね☆

    物語の情景が浮かび上がってきます。
    岩肌を辿る兵士の姿や丘の上から仰ぐ様子、夕暮れの空が怖いくらいに青く澄み渡ってる様子、見渡す限り人影がなく、麓の川では太陽の光を反射して銀色に輝いてる様子、それらの自然が役者の言葉のメッセージから想像できます。

    ジンタの最後の表情にやられます!(涙!)

    久浦は素晴らしい俳優です。

    2008/05/23 18:49

    ああ、なんかいい感じですね・・。

    週末観に行く予定なので、ネタバレまだ読んでませんけど、益々楽しみになってきました・・。

    2008/05/23 12:46

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