ディズニーミュージカル「リトルマーメイド」東京公演 公演情報 劇団四季「ディズニーミュージカル「リトルマーメイド」東京公演」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    結果的には、ほぼ満足
    映画を観ているので、ストーリーの展開の速度が緩やかな点に、最初は戸惑いました。

    「ライオンキング」や「美女と野獣」や「アイーダ」に比べると、ダイナミズムではかなり劣る気はします。

    でも、相変わらず、お元気な飯野おさみさんのステージワークは魅力的だったし、ヒロイン、ヒーローが、四季の公演には珍しく、観目麗しいキャスティングだった点も、嬉しく感じました。

    海の中の人魚の動きが素晴らしい。

    客席の子供達も喜んでいたし、これは観られて良かったと思える公演でした。

    もっと、印象に残る曲がたくさんあれば、尚良かったのですが…。

    ネタバレBOX

    映画のように、いきなり魔女が出て来るわけでもなく、人魚のアリエルとエリック王子の出会いまでも、なかなか時間を要して、回りくどい枝葉末節なストーリー展開の遅さに、最初は少し、退屈しました。

    客席の子供達のことを考えても、もう少し、起伏に富んだストーリー展開の速度アップが必要に感じました。

    大人の恋愛指南的な台詞にも、少し戸惑いを覚えた部分があります。
    シェフが、魚を捌くシーンは、ともすると、ちょっとブラックな雰囲気で、子供達にどういう印象を与えるかと気になる瞬間もありました。

    楽曲がそれほど印象に残らない分、かもめや蟹のダンスが愉快で、目を惹きました。

    蟹のセバスチャン役の飯野さんが、縦横無尽に、舞台を飛び回り、その若々しさに、彼の初舞台から拝見してる自分の老いを忘れ、元気を頂きました。
    かもめが、アリエルに歩き方を教えるダンスが、殊の外、愉快で印象深いシーンでした。

    アリエル役の谷原さんは、容姿も声も美しく、可愛らしさもあって、役にピッタリ。王子役の上川さんも、歌声の伸びは弱いものの、如何にも王子の気品と美しさがあり、物語の設定を崩さない、主役お二人の容姿端麗さには、感謝したくなりました。

    魔女アースラの衣装は、もう少し、紅白の小林幸子さん並に大袈裟だった方が良かったかも。

    もっと、ブラッシュアップして、人魚姫と王子の心模様に焦点を当てた再演を期待したいけれど、それは無理な話ですよね?

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    2013/05/25 03:40

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