「かもめ」応用編
本作品は「かもめ」を新たな視点からとらえ、更にチェーホフの他の作品のテイストを散りばめた作りだったようです。「かもめ」応用編と言ったところでしょうか。チェーホフも「かもめ」も彼の他の作品もご存知の方には楽しめるようです。
「かもめ」初見で基本編を期待していた私にとって今回の応用編は大変難解なものでした。私の事前調査不足だったようです。
美術的にはたいへんきれいでしたね。特に高い空から光を浴びて振り落ちる回雪は、終始目を惹かれるものでした。
またポスト・トークはたいへん興味深いものでした。主宰の鳴海さんがホストとなり、ままごと主宰柴幸男さんと「柿喰う客」代表中屋敷法仁さんをゲストに迎えトークが行われました。脚本家としての皆さんの視点は観る側にも参考になります。