mamomyaの観てきた!クチコミ一覧

41-60件 / 164件中
アシュラ

アシュラ

平熱43度

ワーサルシアター(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

「一人二役!」「小道具なし!」「転換スピード脅威の0秒!」
ちょっと脱線した話をすると自分はフライヤーをほとんど見ません。
というか、チラシには芝居の面白さは載っていないものと捉えているので、芝居を観るための判断材料にしません。
随分な話ですが。。
抽象的な事しか書いてないんですもん。
性質からして芝居が出来上がっていない段階で作られるから、というのが原因かと思いますが。


なのでどんな芝居をするの?
って聞いたら「一人二役!」「小道具なし!」「転換スピード脅威の0秒!」とキャッチーに説明出きるのは素晴らしい。
広告の正しいありかただと思う。

ネタバレBOX

観せたいものが明確なとこは強い。
ワケわからなくなる可能性も危惧していたのですが、思った以上に面白かった。
自分との戦いとかもっとあるんだろうとは考えていましたが。
でもバランス的にあれ以上多かったら間延びしてしまったかもしれない。

なのでその辺りも想像以上に考えられているんだと思う。

何より良かったと思うのが、きっとこれはやってる側も楽しいに違いない。
勿論、やってる側だけ楽しかったら何か違うけど、客を楽しませた上なのだから。

スモークはたきすぎかなー。
役者に影響を与えるならなおさら。
小道具ゼロだから照明、音響は大事だろうけど、極論、役者の身一つ舞台にあれば良い、という趣旨ではないか。
あと自分は後ろの方の席だったからなんだけど、苦手な人は客にもいると思うので。

あ、黒人と言い切ったり子供!(特にお兄ちゃん)と言い切ったりの潔さは良し!
喇叭道中音栗毛

喇叭道中音栗毛

楽団鹿殺し

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2014/03/27 (木) ~ 2014/04/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽団芝居
充電期間中のはずなのでなんぞやと思っていたら「楽団」なんですね。

他に無い要素を持ったところは強いと思いますが、昔からこの楽団の形あったわけではないそう。
良い形を見つけられたのだなあ。


楽団、自分の想い出のクリティカルな部分に触れてくるので、それだけでもう気持ちが高揚します。
演奏がはじまるとニヤリと笑う。

ネタバレBOX

演奏をしながらの旅とか、現実的ではない様にも思うけど、掛け値無しに楽しそう。
そりゃ一生モノの友達だと思うよね。
ただ、数年後にはおそらく散り散りになっているだろうことがなんとも寂しくはある。
良い終わりかたではあったと思う。

道中ではぐれて、合流した時にセッションで無事を確かめあう様な場面好き。
わが星

わが星

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2015/05/16 (土) ~ 2015/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

大切な人に観て貰いたい
と思える芝居です。
自分はこちらならば奢ってもいいから観て貰いたいと思える。

これから二回目観てきます。

【無事終演しました】荒川、神キラーチューン【ご来場ありがとうございました!】

【無事終演しました】荒川、神キラーチューン【ご来場ありがとうございました!】

ロ字ック

サンモールスタジオ(東京都)

2014/05/14 (水) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

正解を選べる人なんているの?
初見。
評判が良かったのと千秋楽にタイミングが合ったので行ってきました。

楽しみにしているトツゲキ倶楽部「キス・アンド・クライ」に出演される吉留明日香さんも出てらっしゃいましたね。


これは良かった。
カーテンコール時にたまらない気持ちにされたのは久しぶりな気がする。


人生で正解を選べる人ってどれくらい居るの?
正解選べる人なんて居るの?
人生は無理ゲーだ。
自然と手放してしまったモノ、人の事を考える。

神は居ないと自分も思って生きている。

ネタバレBOX

オープニング、人ってあそこまで高音のキーで騒げるのだなとたまげた。
多分、そこからもう捕まれていたのでしょう。



凄い響いた芝居でしたが、何だか簡潔になっちゃった。
紅の翼

紅の翼

ノーコンタクツ

萬劇場(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

やりたい事を全力でやっている劇団
自分はパロディを愛する方の人間なので大分ここの芝居は波長が合うようです。
てか余程パロディに毛嫌いが無ければ楽しめると思います、オススメ。
また、タイトルやチラシ絵のイメージほどそのままパロディと言うわけではないです。

ネタバレBOX

こちらは細かいネタが多いです。
冷静に考えると進行状は無くても成り立ちそうなのですが、削った方がいいとは思わない、そんな感じ。

自動食器洗い機とか卑怯そのもの。
最初出てきた時、凄い重要なキャラなんじゃないかと思ったのが悔しい(笑)
まさかの途中で意味を持たせたのは脱帽!
帰り道、他のお客さんがドラゴンボール凄い印象に残ったと話しているのが耳に入り笑う。

こちらの劇団は毎回思うのですが、「やりたいことをやるんだ」を自分が知る団体の中で一番感じる気がします。

執拗なメガネネタなど(笑)
今回もありました、メガネタレント、メガネアイドル。
正直、自分は待っていました。
もしなかったとしたら「え、ないの!?」と逆に戸惑ったかと思います。
中毒?
是非、ホンモノのアイドルを倒すくらいまでやっていただきたいです。

萬劇場では結構何度も観ているつもりでしたが、奥のリフトを使ったのははじめて観た気がします。
あんな風になってるんですね。
はじめて観たので、一瞬、ネタの為にワザワザ作ったのか!?
と思いました(笑)
要はこちらならばやりかねない、という評価になっていると!

パロディ成分とか笑いの割合とか好きですが、身体を使った表現も好きなとこです。
今回は飛行艇を目一杯表現しておりました。
身体を使った表現て、ありそうでそんな無い気がするのですよね。

最後、○○させないために落としちゃうと持っていったのも良かった。
超鋼祈願ササヅカイン~新たなる脅威~ 

超鋼祈願ササヅカイン~新たなる脅威~ 

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2013/07/11 (木) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

ゲスト 千葉繁さん回
いやー楽しかった!
色々な形の芝居があるかと思いますが、自分の観たい芝居はこれだ!
と思う一形態だなと。

当日パンフにもちらと書かれていたのですが、芝居でしか観れないもの、を意識してつくられていると感じました。
こちらの劇団はDVDも積極的に販売していますが、劇場で観るべき!
(過去作品買っちゃいましたけど)
と言っても自分は前回アベンジャーズから観はじめたのではじめてみたいなものでしたが。

会場入ってすぐ、丁寧に席を案内していただいて○。
席の割り振りが結構複雑な感じでしたが見せてぱっと案内できるのは地味ですが素敵です。


劇場出た時、明らかににやけた顔で出てきた自分に笑う(笑)

ネタバレBOX

オープニング好き。
観ててワクワク感をがんがん刺激してくる。

変な言い方ですが、舞台上で肉体がこれでもかと動いているのが本当に良い。
人の形、動きって美しいなぁ。

アテレコしてる人が斬られたり、千葉さんがちょこまか動いてるのが面白かったり、パワーマイムの空中戦表現のところが凄い好きだったり、エトセトラ、エトセトラ。


多分、この芝居はとても分かりやすい面白さで、書こうと思うと陳腐なほめ言葉になりそう。
(ちなみに分かりやすいから簡単に作れる、ではない)
特に終演後、紙媒体に感動を残す事が苦手なので、アンケートには「楽しかった!」ぐらいしか書いてこなかったのですが。
なのであまり語らずに。
チェンジ・ザ・ワールド

チェンジ・ザ・ワールド

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/05/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

二回目ですがファンです
前作、ズーキーパーズから二回目。
前作が非常に自分好みであった為、とても楽しみでした。

そして今回も楽しかった!
ここまでゲラゲラ笑えるとこはなかなかないような。

受付時に「前回来ていただいてありがとうございました」
と言われてびっくり、そして感激しました。
そんな事まで把握してくれてるのか。
知り合いが受付にいるような芝居以外では初めてかも。

芝居以外の部分が気持ち良いと芝居も間違いなく面白いという法則が自分の中で確立されています。
始まる前からウキウキテンションあがりました。

演前の影ナレで携帯電話等の音の鳴る機器のオフについてのお願いの意味付けで「何より鳴らしてしまったかたの精神的ダメージにもなるから」と言っていたのは良い表現だと思った。

ネタバレBOX

兎に角笑えた。
前回は反復の笑いの扱いが絶妙に感じましたが、今回はストレートな笑いが主だった気がします。

妊婦のあの動きは面白過ぎるだろ。。
力強い笑い。
ブラックホールの出来事

ブラックホールの出来事

とくお組

ギャラリーLE DECO(東京都)

2014/01/14 (火) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

観劇初めでした
キャパ40で、その分期間長めできっちり客席埋めて、これは有りだと思う。

思い返すとチラシにしっかり書いてあったのですが、有り得ない設定の使い方が面白かった。
他所で有り得ない事を重ねすぎていて面白くなくなってしまっている芝居に何度か当たった事がありますが、
これこれ、有り得ない事やるならばこういう風に最大限面白くなる様に使って欲しい、こういうのが観たいんですよ、と!

ネタバレBOX

ラブホテルという場所なのに野郎しか登場しない雰囲気も好き。
男しかいないけど、男女の再現をしようとか、分かっていても面白い。

推理が荒いのは正直どうでもいい部分。
と言うか、荒いがゆえに他の可能性や言ってしまえばパラレルワールドの可能性も残って良いんじゃないかなー。
幽霊の刑事たちがいる時点でそもそも現実と=ではないかもしれない。

正解は示されていないので結末は観ている人の考え方次第。
その辺りは物語として結構王道なのかもしれない。
スズナリで、中野の処女がイクッ

スズナリで、中野の処女がイクッ

月刊「根本宗子」

ザ・スズナリ(東京都)

2014/05/23 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

観ていると客側の個性が分かる稀有な作品
先日のバー公演後、やっと本公演一回目。
まあにわかですヽ('ー`)ノ
続けて二回観ました!
これは面白いですよう!

あんまりネタバレを駆使しつつ語っても仕方ない、兎に角、観てみると良いですよ、と思っちゃう様な芝居でした。
ただただ笑って楽しむ人も居れば、深く捉える人もいるでしょう。

ネタバレBOX

びっくりするぐらい後ろ向き(文字通りの意味で)の芝居が多い。
何度も着替えるので、客席向きにやってしまうと変に直さい的になってしまうので正解だと思う。

笑いの成分を結構強めに絡めているので、反射で笑うタイプの人はかなりケラケラ笑ってた様に思う。
反面、感情移入して観るタイプの人には重い話でもあるので、「そこ笑いどころ?」と思える人がいるのも分かる。

同じ物を観て、感じかたが人によって大きく違うのだなあと感じることはよくある話ですが、この芝居は特にそうかもしれない。

観ていると客側の個性が分かる稀有な作品だ。

ちなみに、あまり笑どころではないところで笑えてしまう男の人は、彼女の気持ちがわからなくてよく怒られてるタイプの人だと思う。


ラストの雰囲気的には笑えない寄りの空気からああ持っていった展開は自分は大好きです。

興味無いのが可哀想でしたが、あれで「落ちた」と思っていいんですよね?
そうだと良いなー。
オレンジの迷信行動

オレンジの迷信行動

ナイスコンプレックス

サンモールスタジオ(東京都)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

2回目ですが
書いてもいいもんですかね。

リピーター割りを気にしていなかったので受付で千円と言われてびっくり。
普通に定価でもう一度観たいと思った作品です。

先日、自分が観てから評判がガンガン上がっていてニヤニヤしながら見ていました。
これはもう一度観ねば!

ネタバレBOX

予想通り、殆どの方が調子を上げていて明らかに良い仕上がりになっていた。
残念ながら先日悪い意味で気になった人はまた躓いていた様ですが。。
あの後、修正されたと聞いていたのでそこだけ残念。
ただ失敗も周りにかき消されて気にはならなかった。

終演後、後説の声がかかるまで客が微動だにしなかったのが印象的。
そして殆どの人がアンケートを書いている!
良い芝居だったとそれだけでわかる。



自分的には死刑判決は有りだ。
罪に頭打ちは無いはず。
ならばそこまで達してしまう罪はあるだろう。
治天ノ君

治天ノ君

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2013/12/18 (水) ~ 2013/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

受け入れやすさ
内容については沢山のかたが触れているので程ほどに。

芝居が面白いところは芝居以外のところもしっかりしている、やはり。
席誘導の仕方とか、開演遅れた時にごめんなさいが言えるかとか。
書くとなんでもない様な事ですが、団体によって大きく違うと自分は思う。
そういう部分って芝居のクオリティにも連動するとも思う。


席の問題ですが下手側の壁際はかなり電車の音が聞こえちゃうんですねー。
指定席ではじめてその辺りに座って気がつきましたが、そこは残念。
特に指定席の都合上仕方ないですが、結構空き席があったのでああ、あの席とか使えたらなーとか思ったのはあった。
舞台の作り上は下手後方は悪い席ではなかったですけど(結構頻繁に使われる花道?が無理なく目に入るので)

ネタバレBOX

時代の短さもあるのでしょうけど、大正というこの時代を取り上げた作品をはじめて観た気がします。
そういうものを引っ張り出してきてくれたのが先ず良し。

ストイックに芝居だけをある意味淡々とこなしていくイメージ。
時代物って下手すると難解に作られて辟易する事もあったりしますが、すとんと入って来る。
この分かりやすさと言うか、受け入れやすさはなんだろう。
自分はここの劇団を観始めたばかりだけど、その辺りに人気の秘密がありそう。


なので、感想にも小難しい事は書きたくない。

…まぁ、書けないのもありますが(笑)
ミハルの人魚

ミハルの人魚

X-QUEST

駅前劇場(東京都)

2013/08/17 (土) ~ 2013/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

超舌会話劇
今回CoRichに投稿すると次回、CoRich割りって言うのがあるらしいですぜー!

今回はハシゴ割りで同日2回観てきました。
\2,800で観れるのは素晴らしい。

さてX-QUESTとの特色と言えば殺陣とダンスと言葉遊びと勝手に認識しているのですが、

今回は言葉遊びの比率が高かったと思います。

「七人の白雪姫」「ブルー・アップル」と軽い3部作との事だけど前2作とは全く違った雰囲気の芝居になっていました。

こちらは高低差のある劇場を使う事が多い印象ですが、(ミニシアター1010除く)スタンダードな平面でやるのどれくらいぶりでしょう。

ネタバレBOX

超舌会話劇と言った印象がぱっと浮かびました。
皆さん、よくあんなに舌が回るなぁ。
基本、早口なのでこれ下手な役者がやったら全然耳に入ってこないのではないかと思う。
こういう「ちゃんと役者として経験積み重ねてるから出来るんですよ」
っていうの見せられるの好きです。

てか、体感2時間越えだったのですが、劇場出たら2時間経って無くてびっくり。
詰め込まれた密度の濃さは凄いと思う。


今回のメンバーは殆どX-QUESTのメンバーで、その他も殆どレギュラーで呼ばれている方々でこの濃さも素敵。
自分がこの人数、全員名前と顔が一致するのは異例です(顔覚え悪い)

2回とも前から3列目くらいから観ていたのですが、ミニシアター1010とは違った角度で役者が近い。
駅前劇場の時点でそう観えるんだろうな、と思い浮かべていたにも関わらず、第一印象「人間ってでかっ!」でした。
保母、処女

保母、処女

月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2014/06/29 (日) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

大好きな空間です
キャパ10数人、40分、2000円。
その為だけに客は来て、それだけで満足して客は帰って。
とても良い空間だと思う。


本人たちに届けばいいと思うので、至るところに書いてしまうけど、
ところで、5名程来なかったらしい。
連絡ちゃんと入れろよ!
と勝手に憤る。

こんなに特殊な場なのだからきっと好きで来ようと思ったのではないのか。
母数が少ないのだから1人の差でもでかい。

演ってる側のかたを殺せてしまう方法だと。

ただでさえ売り止めになる作品なので、来ない奴が予約しなければほぼ、確実に誰か別の人が来れたでしょう。

バー公演とかやれなく(やってくれなく)なったらどう責任を取るのだと本気で。
まあ、客数の母数がでかいからと言って普通の公演でも同じですが。

ネタバレBOX

嘘についての話。
「保母、処女」タイトルは確かにちょっと駄洒落でくだらなくはあるのですが。
嘘の質とか、各登場人物が何で感情を露にするのかとか。
会話劇としてやはり秀逸なのでしょう。
また、この至近距離で観れるまさしくの醍醐味ですが、細かい表情を観れるのが本当に良い、面白い。
面倒臭い時の半笑いが特に好きだなー。
ナカゴー特別劇場vol.12『ノット・アナザー・ティーンムービー』

ナカゴー特別劇場vol.12『ノット・アナザー・ティーンムービー』

ナカゴー

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2014/06/26 (木) ~ 2014/06/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

セックス&バイオレンスを含む団体です
あー面白いですね。
相変わらず、セックス&バイオレンスでしたが。


これで楽しめず、顔をしかめてしまう人もいるらしいですが、こういう系統だというのはそろそろ浸透してると思うので、「観に行かない」選択をすればいいんじゃないの?
と考えなくもない。
団体側からの発信がもしかしたら足らないのかもしれませんけどね。


とても刹那的な笑いだと思う。
あまり面倒臭い事は考えずに観て楽しめれば良い。

意外な事にファンタスティックでもあった。
18禁のファンタジーとかあったらこんな感じかもしれない。

ネタバレBOX

あの分けのわからない決戦大分好き。
ビッチな女が大金星の活躍だったりエクスカリバーだったりが特に面白かった(笑)
何で黒子もスローモーションで転がってるんだ、とか。


あ、近い醍醐味だけど、ジタバタした足とかが、簡易照明に当たりそうで、実際ちょっと当たりそうで余分なハラハラをした。
ぶっちゃけ、当たったからと言ってどうということもない、なのかもしれませんが。
黄金のコメディフェスティバル2014

黄金のコメディフェスティバル2014

黄金のコメディフェスティバル

シアター風姿花伝(東京都)

2014/09/18 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了

満足度★★★★★

とても楽しめました!
先ず、関わった皆様、楽しい場をありがとうございました!


ぶっ通しスペシャルで観劇。
予約したはいいものの12時~21時という予定に目眩がしそうになっていましたが、適度に休憩も有り殆どストレス無く観れました。
一団体45分という時間も良かったのだと思う。


纏めて6団体観れたのも良かった、フェスとしてとても楽しかった。
ただ、好みとか誰にでもあるから個別に観たら印象が違ったかも、とは思った。
例えば2本中1本でも外したらその人にとっては大分イマイチになるだろうからなあ。
この辺りを課題にしてもし解決できたら更に凄いと思う。


各賞は自分ならばこっちかな!
とかは勿論あったけど、色々な視点があるのだなと。
話としてイマイチと思ってしまうと全体的に悪く思ってしまいがちだけど、拾うべきところは拾う事が出来る審査員の方々は流石だなと思いました。
客として自分には合わない芝居に行き合っても最大限面白がる姿勢は大事だな、なんて。
折角お金や時間を掛けて行っているんだし。
特に他に絶賛してる人がいたりする作品は要注意?
いや、まあ、誰が観ても駄目じゃない!?って感じる事もありますがヽ('ー`)ノ


コメディって何?
みたいな話も上がっていますが、コメフェスで言えば細かいレギュレーションが決まってるわけではないので、単に作品として面白ければいいんじゃないかなと自分は考えます。
まあメインタイトルからお客はやっぱり笑いを期待して来るんだとは思いますが。


前置きが長くなったついでに、審査員の中にこりっちのかたもいたので一つ。
こういった複数団体が参加する企画物の時に、感想が分散してしまうので何かうまい方法はないものでしょうか。
具体的に何か思い付いているわけではないので投げっぱなしで恐縮。
大元から各作品のページにリンクで飛べる、とかかなあ。。


ポップンマッシュルームチキン野郎連覇おめでとうございます!
王者な感じ良いと思います。
来年の参加団体は分かりませんが、参加する限り以後も高い確率で連覇していくのではと予想。
で、いつか王者を倒すところが現れたら企画として本当に素晴らしいと思う。

そもそも芝居を単純に順位付けたりするものではない、という意見があったり、演ってる側こそ、それをよくわかっているとは思います。
ただ受賞した時の表情とかを見ているとこういう切磋琢磨に繋がるものは無駄ではないと自分は感じた。
何か、こう形に残る手ごたえと言うのもきっと必要です。

ネタバレBOX

以下、簡単に各団体のこと。

■アガリスクエンターテイメント
「出会わなければよかったふたり」
恐らく多くのお客がコメフェスに求めていた笑いの形に一番近かったと思う。
トップバッターに相応しい作品だったと思う。
最優秀脚本賞を獲っていたけど話を転がすためにわざと簡単な解決方法から遠ざかっていた様に自分も感じた。


■バンタムクラスステージ
「シャンタンスープ」
お笑いライヴの裏を扱う事によって、ライヴのネタを絡められたのが良かった。
立場関係の逆転によって人としての強弱が出ていたのが面白かった。

■ゲキバカ
「ゲキバカ・ディスティニーランド」
自分はストーリーが。。
戻ってきたとはいえ、金を盗むやつは友達ではないと思うし、ラストタイムマシンで過去を変えに行くのをにおわせていたけど、自分に会いに来た彼女の娘が消えていいのか、娘の父母の出会いを無かった事にしていいのか、そんな部分に引っ掛かってしまった。
思えば在り来たりだけど、「いや、過去は変えないよ」という結論に至っていれば印象は逆転したかも。

■8割世界
「ハッピーちゃん」
参加団体中、一番ワケわからない系(あ、悪口でなく)
予想でしかないですが、もしかしていつもはもっとぶっ飛んでいるんじゃないかな?
面白かったけど、どこがと言われると困る感じ。
元がおっさんの形をしていたとはいえ、片想いの娘と同じ形をした者が家の中にいたらエロい事するね、間違いないヽ('ー`)ノ

■おぼんろ
「U&D&O」
二人芝居であった為、他より必然的にアピール出来る時間が多かったとはいえ、それを活かし最優秀俳優賞と優秀俳優賞をそれぞれ獲ったのは流石!
自分は芝居は運営含むトータルで良くないと意味ないと思っていますが。。
もうここまでならば、やっぱり主宰の末原さんは芝居の中身だけを気に出来る体制を作るべきだと思う。
開演前に意味無く客を殴る様な(失礼、勿論比喩です)事をしなくなれば超飛躍すると思う。


■ポップンマッシュルームチキン野郎
「殿はいつも殿」
45分作品の中にここまで盛り込むのかと。
タイトルのイメージから客としては精々戦国時代の一場面しか想像出来ていなかった。
まさかざっくりと分けて3場面用意されているとは。
しかも全然違うのに違和感無く繋げて来ていて、自分にとっては脚本も一番に感じました。

CR岡本物語さんが初主演と聞いてびっくり!

開演前から笑わせに来るスタイルは健在、今回はコメフェスとしてのプロデューサー登紀子さんですが、「これまだはじまっていません」の案内は見事に面白さのアシストをしていたと思います。
表彰式の時に全員登壇しましたが、そこにも混ざっていて欲しかったくらい。


表彰式前に38mmなぐりーずのライヴがありましたが、一曲目、二曲目に自分はあまり乗れず、そのまま。
歌詞の中の「観劇おじさん」ってーのは良い意味で言われてないですよね。。
その括りに入る自分としては、あ、そういう風に見える様になりたくないな、が勝ってしまった。
二曲目は今度は演者さんの自虐的な歌詞が入っていてこれも好きではなかった。

表彰式後に皆で歌ったやつは良かったけれど!
ゴドーを待ちながらを待ちながら

ゴドーを待ちながらを待ちながら

トツゲキ倶楽部

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/10/04 (金) ~ 2013/10/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

それでもボクらはカンゲキを!
珍しく人を誘っていったのですが、当たりでした。
全員、観れるものならもう一度観たいと自然に感想が出てきていました。
そんな芝居。

ネタバレBOX

こちらの芝居は前回の「笑うゼットン」から2回目でしかありませんが、大好きな劇団だ。
と言いたい。
「お客さんに楽しんで貰いたい」それが本当に良く滲み出ている団体だと思う。
作り手側からしたら当たり前なのかもしれないが。

勿論、芝居が面白いから観に行くのですが、自分は内容とは別に前後の対応であったりが非常に気になる性質です。
例えば劇評の5段階なんて、実は★1つ分くらいは簡単に芝居以外の部分で上下します。
「芝居だけ面白ければいいんだ」と思ってる演劇人がいたら「お前のところの芝居が面白いわけが無い」と何度でも言ってやる。
なのでね、その姿勢を思うとやはり大好きなんですよ。
絞り出す様に言っていた「お客さんに楽しんで貰うために」はフィクションではないはず。


これも芝居として当たり前の事なのかもしれませんが、話している人物、以外の人物を観ていても楽しい。
割と自分は芝居部分は小難しく観れないのですが、「人物として活きているか」
こちらの芝居を観る様になってから少し意識しだす様になったかなと思います。
私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

月刊「根本宗子」

テアトルBONBON(東京都)

2014/08/22 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

凄まじい、と思う。
基本的にかなり実体験に近いのかなと勝手に思っています。
芝居もそうなんですが、書くものが兎に角面白いと思ってて、ブログとかを一通り遡って読んだ事があるのですが、ああ、あの頃の話なのかなと腑に落ちていたり。
フィクションとかは関係なく、それだけの事を感じる事があったのは間違いないでしょう。
本当に凄まじい。

作家で演劇人なんだなと。
ここまで振り絞って演ってる人を自分は思いつかないです。
振り絞り方にも色々あると思いますが。
こういう色を持ったかたを他に知らないというのが正しいか。

間違いなくWコールものでしたが、出てきて貰うのが忍びなくもあり。
そんな作品でした。
根本さんがただ面白く芝居が出来る世の中なら良いのに。
と余計なお世話レベルの事を思う(笑)
こういった振り絞ったのもあるから面白いのもあるかと思いますが。

ネタバレBOX

今、好きな作家を一人だけ上げるとしたら根本宗子さんになる。
今回は根本さんの思う嫌いな女がありったけ詰め込まれているのだと思いますが、そういう人物たちさえも面白く感じてしまう、というのは皮肉が効いてるなあと思ったり!

登場した女全部嫌いという事は、ご自身も含めて梨木さんも嫌いなのかなー、でもそこは最終的に嫌いにならないで欲しい。
パンフに書いてあってちょっとほっとしたのですが、「幸せになって欲しい」ですね。


あ、ここのところの数作品を観ていて合わせて思ったのが、とても正義なかたなのだと感じた。
残念ながら正義であれば正義であるほど生きにくかったりするのでしょうけど。
うーん、今回、「根本」役ということもあるから余計そうなんだと思いますが、こういうかたが作っているんだ、というのを何だか強く感じるのです。

ちなみに女性陣より川西君が大分クソだと!
男目線だからですかねぇ。
ベネディクトたち/ミッドナイト25時

ベネディクトたち/ミッドナイト25時

ナカゴー

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2014/08/30 (土) ~ 2014/09/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

ミッドナイト25時
先ずはこちらから。
1本観ると片方無料になるので今回も破格のコストパフォーマンスとなっています。
そういうのも含めて、気軽な観劇の最高峰だと自分は思っています。

「ベネディクトたち」も必ず観たいです。


びっくりするぐらいヘンテコ。
一見、全然そんな要素は無さそうなんだけど、やっぱりここはファンタジーなんだと自分は思う。
いや、こんなファンタジー他で観た事ないけどヽ('ー`)ノ

ファンタジーはなんでも有りと思ってしまった瞬間に冷めてしまう事があるけど、そういうのでもなく。
予測不能過ぎで面白い。
よくわからないけど、メチャクチャで面白かった。


勿論、門外漢だから適当だけど、「無理やり与えられたシチュエーションをどんなに矛盾しても維持しながら会話をする」というエチュードがあったらこんな感じかも?


ここの芝居は余裕があれば仕事終わりにふらりと観に行きたい。
ケラケラただ笑って家路に着きたい。

ブラック西遊記~ステッピン・イントゥ・ユア・ダークサイド・ワールド

ブラック西遊記~ステッピン・イントゥ・ユア・ダークサイド・ワールド

X-QUEST

王子小劇場(東京都)

2014/02/05 (水) ~ 2014/02/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

現実の問題(主に雪)と時間忘れてトリップしてきました!
※2月15日(土)書き込み更新
2月8日 18:00 1回目観劇 大雪!
2月9日 14:00 2回目観劇
2月15日 14:00 3回目観劇 未明まで前回よりも大雪が!
2月15日 18:00 4回目観劇

※※※2月15日(土)追記分
なんでしょう雪まみれ。。!
そんな中ではありますが、同じ演目を4回観たのってはじめてです。

こちらは昔から一番好きな劇団です。
初見が1999QUEST時代なのでどう計算しても15年以上前とは。
最近は自分にしては観劇量というのは増えていて、ライバルは沢山あるはずなんですが。
それでもなおX-QUESTが一番と改めて思える芝居を観させていただきました。

今回は主に雪にやられてイレギュラー対応が多かったのだと思いますが、制作のかたがた含めて感謝を。

ちなみにメルマガ登録プラスハシゴ割という制度を使うと各公演が1000円安く観れます。
こりっちに書き込みしてると500円割引とか、色々お得な制度が用意されています。
超コスパ良くなるのでオススメ。
※※※2月15日(土)追記分


あまり自分は同じ演目を複数回観ない方なのですが(色々なもの観たい!)、大分気に入った様子。また次の週末行く予定です。


とても面白かった、とても楽しかった!
いやー、基本的にX-QUESTは好きなのですが、これは素晴らしい!
自分的には今までで一番かも知れない。
こう言うのが自分は見たいんですよ(興奮気味)!

大雪で大分遠回りして帰る事になりましたが後悔は無し。
来て良かった。

ネタバレBOX

※※※2月15日(土)追記分
さて3回目は入って左手奥の正面ぐらいから観させていただきました。
1、2回目はわざと同じ席から観てしまったので、はじめて別角度から観たことになります。

基本的にどの角度から観ても楽しめるようにかなり考えられて作られていると思うのですが、もしかしたら

もしかしたら多分、座る席ごとに感想変わってくるんじゃないだろうか。
角度によって目に入る表情や耳に入ってきやすいセリフが変わってくる。
突き詰めれば目立つ役者も変わってくる。
特に声は基本、どこにいても同じ様に聞こえると思ってたので、意外に指向性が強く向いてる方向によって違うことに気がつきました。

出来るならば全ての席で見比べてみたい。
それこそ何度も何度もループしてしまえばいいんだ!

オープニングダンスの時、真・沙悟浄のSUMIOさんが目の前で、この時点で既に独特のうねうねが入っていて先ず鳥肌が立ちました(笑)
勿論、単に気持ち悪いと言っているのではなく(爆)
あの人間離れした動きはやっぱり凄いと思う。
誰よりも一番モノノケだった。

オープニングへの入りの音好き。
ところで音響、あれタイミング合わせて入れてるわけですよね、超絶技巧な気がしてならないです。


今回のメンバーの座組好きですがX-QUESTのレギュラーメンバーがやはり特別良いと感じた。
新規の客演が何人かいる中、特にX-QUESTを体現出来るメンバーが必ず舞台上にいるように、かなり計算されて作られている様に感じています。
実は大昔の公演で客演しか舞台上にいない場面が多くて、唯一明らかに不満に思った事があるのですが、確実に進化してるんだ、と勝手に嬉しく思っていたり。

野地さんがいないバージョンになりましたが、基本、野地さんが出てた部分が減っただけなので、そこは野地さんがいた方が明らかに良かった。
「フェラーリ」
は音声に残しておくべきでした!
ただ、こういった場合、Wキャストになりがちですが、野地さんだけで良かったとも思う。


4回目は入って奥側の最前列、舞台に対しては真ん中に座ってみました。

基本、この作りだと最前に座ってしまう(そもそもシアター1010と比べたら一回り狭い様で、入って両サイドは一列しかないのもある)、目線に役者の踵が入ってくるので冷静に考えると変な芝居。
ただ見上げて首が痛いとかは勿論無い。


既に4回目ですが、笑う場面ではやはり笑わせられるし、ラスト周辺では感動させられる。


西遊記モノで例えば三蔵が女性だったとか、多分間違いなくどこかがやっているでしょう(具体的に浮かんだわけではないですが)

決してそういう訳ではないのですが、三蔵と悟空の確かに愛の形の物語なんだと思う。
塩崎さんと大野さんでそんな雰囲気を作れるのが凄くないか。
安易に男×男に見えるわけでもなく、妖怪と人なんだよなあ。
※※※2月15日(土)追記分

リングサイドを役者が走り回るため、客席の足元には「ここから足はみ出さないでね」と線が引いてあるのですが、超爪先ぎりぎり(笑)
本当に目の前で、舞台に駆け上がる時に顔の近くを足が通りすぎることも。
これ以上の臨場感を求めたらもう当たるしかないかと!?

高田さんの沙悟浄、男から見てもセクシー過ぎる。
カッパ面白すぎる!

誰かが一人上手で滔々と語っていると周りはしゃがんで眺めているのですが、その時の表情が好き。
呆れていたり、半笑いであったり。

客演では白虎の野中さん、笑顔が非常に印象的。
歯を出した笑いが本当に似合う人だ。
舞台の対岸に顔だけ出て見える場面があって、満面の笑顔の生首に見えてびびった(失礼)

今日(9日)の写真撮影タイムでは橋本さんがかなり悪ふざけてて笑った。

そういえばカーテンコールで全員お辞儀する時、釈迦市川さんだけ打点が高い。。
腰が。。!
本当に悪いんだろうなあ。


※※※以下、8日(土)の書き込み

購入したパンフレットの中に(抜粋失礼)

――観てる間は取りあえず現実の問題とか時間とか一旦忘れちゃって~(中略)トリップできる時間と空間を創造したいです。


と書かれていましたが、その事にブレなし。
なるほどなー。

にやにやしながら観れて、非常におススメです。
声出して笑いながら観させていただきました。


「ムサ・コジ」とかシアターミニ1010でやっていた四角いリングを客が囲む形で、これも自分の大好物。
出演されているかたがたが全員素敵だった。
レギュラーの皆さんも勿論(白い悟空とかかっけえ)、初めて観るかたがたも。

特にツボだったのは真・猪八戒をされた、なしお成さん。
わー猪八戒だ!(清水さんのスリム猪八戒も面白かったけど)
でもかわいい!
そしてすっげぇ良い声してるんですよね。
運動量もX-QUESTレベルに引けを取らなかったですし、凄い。

やはり殺陣も素晴らしく、ここで殺陣を観ると他所で殺陣を観たく無くなるので困る。
ムサ・コジほどでは無いのでしょうけど、よく考えたらあの分量の殺陣をやって間延びしないのは尋常な事ではないと思う。


今回は女性陣も結構出ていて(美女たち:笑 でもネタにしてただけで確かに美女たちだったな)バランスも良かった。

ところで野地さんが不定期出演との事ですが、いない日はどうするんだろう??
その辺も興味が尽きない。


カーテンコール時、写真撮影OKになるのですが、今日は寒さで携帯の充電がやられてしまって撮れなかったorz
うーん、やっぱりまた来るしかないね。

終演後、会場を出る時にやはり全員プレゼントをいただけた。
ホッカイロだ!(+バッチ)
心意気が本当に嬉しい。
テンション上がって、駅まで雪道を何故か走った(笑)

まだまだ公演続くので関係者のかたがたこそ気をつけていただきたい。
谺は決して吼えない

谺は決して吼えない

一色洋平×小沢道成

王子小劇場(東京都)

2014/09/04 (木) ~ 2014/09/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

王子小劇場
王子小劇場の取り組みはやっぱり好きです。

お二人ともがっつりファンがいるかたがたでしょうけど(自分でも観た事あるーと思うぐらいなので)、何をおいても王子小劇場の取り組みから派生している事が自分には一番の決め手となります。

二人芝居好きなのもありますが。

今日も王子小劇場、初めて観る形でした。
お客対面で舞台を挟む形でしたが、縦長(あるいは横長)で役者がばっと走り出てくるのはパワフルです。

ネタバレBOX

今回の作品は役者さんから観たら結構生々しく共感する部分があったりするものでしょうか。
金感情の部分とかは兎も角、人間関係の部分において。

人とのすれ違いとか後悔とか、そんなものはどんな人生にもあるのでしょう。
なのでああ、人生って結構キツいなぁとこういう作品を観ると改めて実感させられてしまったり。

人との繋がりは重要で、自分なんかは明らかに下手な方だけど、今以上に希薄になったら人生からひょいと降りてしまう場面とか出て来かねない。

とか、考えちゃいますねー。

アフタートークで30年後にまた再演したらいいんじゃないの?
みたいな話が出ていましたが是非。
そこまで途切れず道があったらとても良い。

てか客でさえ30年後も自分観劇してるのかな、とか考えると未知の領域過ぎる!

このページのQRコードです。

拡大