mamomyaの観てきた!クチコミ一覧

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回禄のニライカナイ【アンケート即日公開】

回禄のニライカナイ【アンケート即日公開】

劇団バッコスの祭

あうるすぽっと(東京都)

2014/09/05 (金) ~ 2014/09/08 (月)公演終了

満足度★★★★

観ている客がアクションを起こす事はないのか。
難しい題材をよくやったと思う。

ただ、今回、ここはちょっとどうだろう?
という部分が結構ありました。
面白くなかったから不満を述べているのではなく、面白かったからこそ、と言うのを先に明記しておく。

ネタバレBOX

公演中に客席で公安が騒ぎ出すところからはじまるのですが、凄いピントのずれたところから言うと、戦争とか難しい事の前に客席であんなに騒いでいるのに誰も何も言えない世の中になって欲しくないなあ。
誰もとは客もと言う意味で、あんなん客の誰かが文句言うだろ、と。

先に言ってしまうとこれはラストも同じで、「殴られている間、公演を止めさせない」と言うのが自分にはどうしてももやっとしてしまって。
芝居外でそんなことが起こっていて、黙って観ている客ばかりかなと。
特にあの場面に居合わせた客というのは、その芝居が違法と知っていて観に来ている客のはず。
良くも悪くももっとアグレッシブでしょう。
躍り出て何とかしようとする客もいるんじゃないかなあ。

客の視点が抜けてしまっていた様。
客としてはそう思えた。
単純に「芝居を壊す存在を許す客ではいたくない」と自分は思っています。
今回の主旨とは全くずれてるとは思いますけどね。


テーマに捕らわれすぎ、とも実は思う。
劇中でも「なんで芝居なの?」という自問自答があったので分かっているのだろうけど。
今で言うと芝居を観ていて震災の事とかひょいと出てくると、そういう出来事が芝居に影響を与えてしまうのがちょっと悲しいと思う。
テーマとがっちり向き合った作品はまあ違うのだろうけれど。
そのテーマに捕らわれなければもっと別の事が出来たかもよ?
というところまで考える。

劇中の劇団にしてもそう、一番面白かったのはオリオンビールのところだったり。
テーマに対する使命感とかは決して芝居の為にはなっていない、そういうことなのかなと。
そんなことを客に感じさせない様にうまくやれればその限りでは無いのかもしれない。

一点だけ、不満の部分があって、芝居を面白くするツッコミが一ヶ所不要に感じた。
そんな心境にないだろうという人物が急にツッコミを初めて違和感。
面白さの為にその人物の心境を無視するのは良くない。
あ、感じてたキツさってそんなもんだったんだ、と思われていいのであればOKだとは思うけど。

劇中、劇団員が抜けていくけれど、端役から抜けていくのが少しご都合に見えなくも。
覚悟が足りないから端役だったんだよという現れなのか。
そうではないと思うので、もっと別のやり方があったかもしれない。


端役にももっと物語を持たせられるのではとも思った。
特に劇団員、レギュラー(あ、これはバッコスの方の話)をもっと大事にしても良いと思う。
アンサンブルもいたけれど、違いがあまり無く感じて。
別の芝居にあった端役の忍びにすら友情の背景があって、と言うのが好みだったからというのもあるけれど。


テーマがやはり難し過ぎた様に思う。
こういったテーマをやるのが色だとは思うので、それこそ判断が難しいけど、方法は色々あると思うので、違うアプローチとかも観れたら嬉しいです。
期待。
【無事に終了しました!ありがとうございました!】「vivi mimi」 「ネリネ」

【無事に終了しました!ありがとうございました!】「vivi mimi」 「ネリネ」

キレイゴト。

レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)

2014/09/06 (土) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

光景
縁あってこちらに。
その縁が自分的には結構素敵だったりするのですが。

何も直裁的に「芝居します!」
だけが宣伝になるわけではなくて、その演劇感が見える事によって、関わる芝居を観てみたいと思う事だってあるのです。


再演のものとその後日談との二本立てでした。
二本目がよく効いていたと自分は思う。

前説と後説の構成をきちんと考えた、というのが自分にはクリティカルポイント!
そう、そこもこだわっていい部分なんだよと。
細部にこだわりが乗っているのを感じれました。

良い「光景」だったと思います。

『OUF!』 【復路ツアー】

『OUF!』 【復路ツアー】

劇団どくんご

井の頭公園西園・ジブリ美術館裏(東京都)

2014/09/05 (金) ~ 2014/09/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

皆、こういうのは観ないの?
全国各地を飛び回り、テント小屋で公演を行っている劇団となります。

これ凄え!
自分的に大ヒット!
多くの人に観て貰って、どう思います?
って話をしてみたい!

これどうだろう2時間30分くらいで冗長に感じる人や環境(公園なのでカナブン的なものが飛んでたりした)に引く人はもしかしたらいるかもしれないけど、でもやっぱり観て貰いたい。

雰囲気的に見世物小屋みたいな感じでしょうか?
と言っても見世物小屋なんて行った事ないのですがヽ('ー`)ノ

公園のど真ん中にテント建てているので当然地面は土で、草のにおいがする客席というのが新鮮でした。
雨が降っていたので余計そうだったのかも。
もっと言えば、誰かが持ち込んだ酢イカのにおいも漂っていたけど(笑)

会場内は基本ベンチ席でこじんまりした印象。
満員御礼でビックリするぐらい舞台ツラまで増席していた。

基本的に高い質の一人上手が続きます。
凄い全力で面白い。
思いもよらなかった事をしたり。
一人一人の出番が終わると拍手が起こるのが印象的。

冗長に感じる人は感じるかもしれない、でも自分はそれで良かったから何とも。

ところで観劇マナーの注意なんて一言も無かったんです。
凄い自由で、写真を撮ってる人も居れば、多分呑んでる人もいたな。
どこかに「シャッター音だけさせないでね」と書いてあっただけと言う。

要は上演されてる作品がそういう細かいのをねじ伏せる様なモノだったわけです。

ネタバレBOX

受付・開場時、おかしな格好の人たちがうろついている!
役者総出で出迎える形でした。
良いのは受付も同じく役者がやっていて(やっぱり変な格好をしている)、徹底しているのですよね。
これだ!

ちなみに格好は本当に変で、「これ、大丈夫かな?」と思ったくらい(笑)

変なんだけど、でも各地で何公演もやっている頼もしさは感じました。

舞台面も正直想像していたより小さくて、こんなものか、とか思ってたのですが、いやいやいや、あんな使い方をするとは。
凄い説明したいのですが、これ説明したらダメだ(笑)

凄い景色が観れて、オープニングから掴まれた事だけ明記しておきます。生演奏とかも良かったなあ。

間違いなく、観劇で初めて観た景色でした。

途中、かなり神掛かったタイミングで雷が鳴ってたりした。
そういう雑音だったりは既に折り込み済みなんですよね。
夜の回観たから静かだったけど、多分、昼だったら公園で遊んでる人の声とかもあったりしたんじゃないかと。
谺は決して吼えない

谺は決して吼えない

一色洋平×小沢道成

王子小劇場(東京都)

2014/09/04 (木) ~ 2014/09/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

王子小劇場
王子小劇場の取り組みはやっぱり好きです。

お二人ともがっつりファンがいるかたがたでしょうけど(自分でも観た事あるーと思うぐらいなので)、何をおいても王子小劇場の取り組みから派生している事が自分には一番の決め手となります。

二人芝居好きなのもありますが。

今日も王子小劇場、初めて観る形でした。
お客対面で舞台を挟む形でしたが、縦長(あるいは横長)で役者がばっと走り出てくるのはパワフルです。

ネタバレBOX

今回の作品は役者さんから観たら結構生々しく共感する部分があったりするものでしょうか。
金感情の部分とかは兎も角、人間関係の部分において。

人とのすれ違いとか後悔とか、そんなものはどんな人生にもあるのでしょう。
なのでああ、人生って結構キツいなぁとこういう作品を観ると改めて実感させられてしまったり。

人との繋がりは重要で、自分なんかは明らかに下手な方だけど、今以上に希薄になったら人生からひょいと降りてしまう場面とか出て来かねない。

とか、考えちゃいますねー。

アフタートークで30年後にまた再演したらいいんじゃないの?
みたいな話が出ていましたが是非。
そこまで途切れず道があったらとても良い。

てか客でさえ30年後も自分観劇してるのかな、とか考えると未知の領域過ぎる!
ベネディクトたち/ミッドナイト25時

ベネディクトたち/ミッドナイト25時

ナカゴー

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2014/08/30 (土) ~ 2014/09/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

ミッドナイト25時
先ずはこちらから。
1本観ると片方無料になるので今回も破格のコストパフォーマンスとなっています。
そういうのも含めて、気軽な観劇の最高峰だと自分は思っています。

「ベネディクトたち」も必ず観たいです。


びっくりするぐらいヘンテコ。
一見、全然そんな要素は無さそうなんだけど、やっぱりここはファンタジーなんだと自分は思う。
いや、こんなファンタジー他で観た事ないけどヽ('ー`)ノ

ファンタジーはなんでも有りと思ってしまった瞬間に冷めてしまう事があるけど、そういうのでもなく。
予測不能過ぎで面白い。
よくわからないけど、メチャクチャで面白かった。


勿論、門外漢だから適当だけど、「無理やり与えられたシチュエーションをどんなに矛盾しても維持しながら会話をする」というエチュードがあったらこんな感じかも?


ここの芝居は余裕があれば仕事終わりにふらりと観に行きたい。
ケラケラただ笑って家路に着きたい。

空 -SORA-

空 -SORA-

劇団ZAPPA

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/08/21 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

天チーム
面白かった。時代の違いもありつつ、3つの話が絡み合っているのが見事だった。

客席の通路まで縦横に使っていて、前の方に座っていたので、結構、首を捻りながら観る事が多かったイメージ。
もうちょっとだけ少ない方がバランスが良かった様に思います。
ぐわーっと走り込んでくるのは良い!

幕末の時代の話ってよくあるからそれなりに観てるけど、勝海舟の話って自分ははじめてだったなー。

ネタバレBOX

そらの背景がちょっと唐突な気はしたけど、それはタイトルのイメージから主役はそらなのかな、と思ってたからという節がある。


シンプルなふすまイメージの舞台かと思ったら大きな動きがあって面白かった。
わたしの星

わたしの星

ままごと

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2014/08/21 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

芝居と運営の両立
芝居も運営もとても良かった。
この2つを両立させる事がどれだけ難しい事か。
「高校生にしては凄い」とか、本当に言いたくないのですが、高校生主体でここまでの事が出来るんだよ!

自分が満足出来るのはこういう芝居です。


年長者が若い人を指導して作り上げる形。
これがここまできっぱりと正しいモノだとは思わなかった。

当日券を求めて、昼の観劇終えてから行ったらえらく早く着いてしまいましたが、受付開始の1時間30分前(ということは開演2時間30分前)の時点で並び列が出来ててびびる。
椅子に座って待てたので苦じゃ無かったですけど。

ちなみに自由席で開場と同時に整理番号順に入場、サクサク進んだので当日券でもストレス無かったです。
結果、全然まだ余裕のあるうちに入れて良席に座れたと思うし。

キャパ200人規模で(当日券、整理番号190~だったみたい)自由席、こうやればいいんだ、というお手本の様に感じました。


客席案内とかも多分、高校生がやってた感じですよね?
あまりにも動きが良かったので自信が無いのですけど(笑)
身のこなしが良くて、とても印象に残っているスタッフがいたりした。
観劇で見た事のあるスタッフで一番かも?!

運営が良いと感じれるのは本当に自分には嬉しくて、これが良くないと自分は観に行きたくない、やっぱり楽しめない。

200人規模の客入れとかしれっとやってたけど、これ多分出来ない団体の方が多いのでは。
例え裏方だとしても参加してるメンバー全員、凄い事やってるんだと誇って良いと思う。


芝居も勿論良かった。
と言うか超面白かった。
ここまで良かったとは。。もっと早く観に来て、もっと観れば良かった。
スケジュールカツカツだったろうけれど!

泣き笑いしながら観ていたのですが、そんな風になる芝居はそんなにない。
イイ大人が高校生たちにそんな状態にされている図式が面白くて仕方なかった(笑)


うーん、感想難しい。
高校生がやってるからと甘く見ているとは思われたくないし、こんな若い子たちが!
という感動も0ではない。
他の芝居を観るのと同じ尺度で観ても高校生たちの芝居は素敵でした。

ロボ・ロボ

ロボ・ロボ

キティエンターテインメント

サンシャイン劇場(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/09/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

いぶし銀
観劇後、真っ先に浮かんだのが「いぶし銀」
とても渋い芝居だったと自分は感じました。
役者の肉体ありきと言うか、あの時間、ずっとロボでいられるのはとんでもない事ではないかと!
どのかたも相当な筋肉の持ち主なのだろうなあ。

滑らかな動きのロボ、というのがしっかり表現できていたと思います。


7人なので舞台が広く感じるかもしれないと思っていましたが(と言いつつ何とかしてるのだろうな、とも同時に思っていましたが)、7人並んだ時の丁度良い空間の形が好きでした。

私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

私の嫌いな女の名前、全部貴方に教えてあげる。

月刊「根本宗子」

テアトルBONBON(東京都)

2014/08/22 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

凄まじい、と思う。
基本的にかなり実体験に近いのかなと勝手に思っています。
芝居もそうなんですが、書くものが兎に角面白いと思ってて、ブログとかを一通り遡って読んだ事があるのですが、ああ、あの頃の話なのかなと腑に落ちていたり。
フィクションとかは関係なく、それだけの事を感じる事があったのは間違いないでしょう。
本当に凄まじい。

作家で演劇人なんだなと。
ここまで振り絞って演ってる人を自分は思いつかないです。
振り絞り方にも色々あると思いますが。
こういう色を持ったかたを他に知らないというのが正しいか。

間違いなくWコールものでしたが、出てきて貰うのが忍びなくもあり。
そんな作品でした。
根本さんがただ面白く芝居が出来る世の中なら良いのに。
と余計なお世話レベルの事を思う(笑)
こういった振り絞ったのもあるから面白いのもあるかと思いますが。

ネタバレBOX

今、好きな作家を一人だけ上げるとしたら根本宗子さんになる。
今回は根本さんの思う嫌いな女がありったけ詰め込まれているのだと思いますが、そういう人物たちさえも面白く感じてしまう、というのは皮肉が効いてるなあと思ったり!

登場した女全部嫌いという事は、ご自身も含めて梨木さんも嫌いなのかなー、でもそこは最終的に嫌いにならないで欲しい。
パンフに書いてあってちょっとほっとしたのですが、「幸せになって欲しい」ですね。


あ、ここのところの数作品を観ていて合わせて思ったのが、とても正義なかたなのだと感じた。
残念ながら正義であれば正義であるほど生きにくかったりするのでしょうけど。
うーん、今回、「根本」役ということもあるから余計そうなんだと思いますが、こういうかたが作っているんだ、というのを何だか強く感じるのです。

ちなみに女性陣より川西君が大分クソだと!
男目線だからですかねぇ。
ひなたのなかのこども

ひなたのなかのこども

風雷紡

d-倉庫(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/19 (火)公演終了

満足度★★★★★

会場から好きになりました
日暮里d倉庫、こういう劇場があることは知っていましたが、はじめて行きました。
この雰囲気は大分良い!
開場前でもロビーでのんびり出来たし、登って降りるのも何だか好き。
今日の演目にも特に合っていた気がします。
終演後、外に出たらすぐに民家が目に入って、その辺りのギャップもたまらなかった。
席は座りかた気を付けないとちょっとギシギシいう感じがしましたが(笑)

下山事件。
国鉄総裁が~と聞くと何となく事件の大枠くらいは思い浮かぶレベルにあります。
題材にした話であるので、史実?はどうだったのか興味がわいています。
あと宮沢賢治もね!

題材がある場合、そちらにも目を向けさせる事が出来るのは良い作品なんだと思う。


パンフレットにも書かれていましたが、トリックやミステリーではなく、人間ドラマが主軸となっていました。
ここも本格芝居が好きな人にお薦めかと思います。


ちなみに、ツイートでちょっとした事を指摘したら(と言っても物販の前はもう少し広く空けた方が、程度)吉水さんから即レスがあって恐縮。
と、同時に「そう理想はそれなんだよ!」と嬉しく。
対処が早い、明確に返答をする事で逆に好感が上がったりするものです。
素晴らしい。

ネタバレBOX

脚本の吉水恭子さんが演じる駒さん、構成で言ってしまえば単調にならない様にメリハリを付ける為のパートなんだろうけど、あの時代にあんな人がいたら素敵だと思える可愛らしさがあった。

まだ二回しか観ていないのでなんですが、探偵野崎淳之介と駒のコンビはシリーズモノになってるのかな?
駒さんメインのスピンオフとかあっても面白いと思う。
山犬

山犬

OFFICE SHIKA

座・高円寺1(東京都)

2014/08/07 (木) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

なんだ、面白いじゃん!
グロくはあった。
なのでそういうのが苦手な人は注意。
どちらかというと冒頭の正気のはずの人たちの所業が引きどころかも?ヽ('ー`)ノ
ホラー的ではないので(たぶん)その心配はいらないかな。
面白かった。


劇団鹿殺しとしての作品ではないのでなんですが、最近知った身としては楽団ありきのイメージがやはり強い、というのはどうしてもある。

ネタバレBOX

動物的な身体能力を表せるのはやはり凄い。
簡単に考えると人間が他の動物になるのは不可能だと思うのだけど、表現では可能にしてしまうのはやはり芝居の醍醐味だなと。

こういう風に表現するのか、という部分も色々感じられた。

突き詰めて考えると分かりにくい部分があると思うけど(と言うか謎が残る気が)、そこはあまり問題ではない、とも思う。
まぁーでも屈折してるよなぁ!
痕跡 〈あとあと〉

痕跡 〈あとあと〉

KAKUTA

青山円形劇場(東京都)

2014/08/10 (日) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

丁寧な芝居
話はオーソドックスな方だったと思う。
基本的に誰がどんな事情でというのが客側から簡単にわかる形で進行していく。
予想出来るところは出来るし、ああ、そうやって深く関わっているのかと感心させられる部分もある。

なんでしょう、誉め言葉になるかわかりませんが、昭和期の今でも何度見ても面白いドラマと同じニオイがした気がする。
まあ、描かれた時代のイメージもあると思うけど。

丁寧につくられた芝居だと思う。
奇をてらわない、ただただ芝居を観たい人程はまるんじゃないかと思う。

TRUTH

TRUTH

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2014/07/26 (土) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★

個人的な費用対効果だと。。
珍しく誘われる形でこちらに。
計算すると15年ぶりくらいらしいです。

うーん、随分ぼんやりとした作品だなぁと言うのが自分の印象になります。
言うなれば会話劇で、サンシャイン劇場の規模で観るのもなんだなぁと言う動きの無さだし、凄い素敵な台詞のやり取りがあったわけでもない、と思う。
また同会場2公演やっている事情もあるかもしれないけれど、セットがあまりにも殺風景ではないか。
セットが無い作品に面白い作品があるのは勿論分かるけれど、やはりこの劇場であの金額でやっているとなると舞台にもお金が掛かっていて欲しいかな。


芝居に対しては失礼な物言いになってしまうけれど、芝居にだけ力を入れているわけではない、と言うのが顕著だと思う。
いやらしくなってしまうけれど、\7,300払ってもOKと思わせる作り方をしていて、それが実に上手いのだ。

例えば、全く気にせずに済む運営スタッフのレベルであったりとか。
要は芝居云々の前に嫌な思いをするかもしれないと言う不安は流石に微塵も無い。
言うなれば、凄い普通。
商業演劇のそういうところはやはり良い。



トリプルコールが起こるくらい良かったのならば(まぁ、良かったからと言うより予定調和の様でしたが)、お客はもっとアンケート書けばいいのに。

ネタバレBOX

また、主役が耳が聞こえなくなる設定ですが、その為、会話が筆談になります。
これはびっくりしてしまった。
明らかにテンポが削られていく。
殺陣やって、刀を突きつけてるのに筆談はないだろう!
とヽ('ー`)ノ
耳が聞こえないのが活きているのって精々が暗殺しようとした時に声が聞こえないから間違えてしまう、という部分くらいで、ならばその設定削って他の方法が十分あったんじゃないかなぁ。

そして幕末という設定の中、無名の人が主人公で全然良いのだけれど、これも普通に考えた時に坂本竜馬なりが主役の作品の方が順当に面白いと思う。
凄い事を言ってしまうと、あの激動の時代を描いているのに大した事が起こっていないという(爆)
まぁ、当事者だったらと感情移入出来たらそんな事も言ってられないのですが。

笑い分も自分はかなりゲラな方のはずですが、不発でした。

今回、再演で3回目らしいですが、再演で掛かる程のものか?
という疑問が頭を過ぎってしまった。
小劇場!中高生!大往生!2

小劇場!中高生!大往生!2

花まる学習会王子小劇場

王子小劇場(東京都)

2014/07/25 (金) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

自分はこれに★5を付ける
と言う事は普段観る芝居ってなんなんだろうなぁ。


面白かった。
普段、面白いと思う芝居と比べても遜色ないくらい面白かった。
ちなみに内容については即興芝居だったという事に驚愕。
本当にびっくりだ。


中高生15名、とても良い座組みになっていると思う。
それこそ学校のクラスの様にたまたま集まったメンバーだけど、みんな個性的なんだ。
全員、と言うわけにはいかないだろうけれど、同じメンバーで集まった芝居をまた観てみたいと思えた。

うーん、15名なんだよなー。
例えばこれが普通のどこかの芝居だったとして、それだけ人数いると埋もれてしまう役が出てきたりとかありがちだけど。。


ちなみに観ている大人たちは「キラキラしている」という印象をやはり受ける様で、その通りなんだけど、自分は敢えてその表現は避けたい。
それは何かちょっと余裕のある表現だと思うのです。
中高生とか関係なく、単に芝居を観に行って、面白い芝居が観れた。
他の芝居を観に行くのと変わらなかったですよ。


明日、最終日。
また別物が観れるのでしょう。
スケジュールきついかなと思っていましたが、何とかなりそうなのでもう一度行っちゃえヽ('ー`)ノ
そういう風にリピートしたいと思う客もいるんだぜ、と言うのを伝えたい。

ネタバレBOX

演じていない時には役者は観客になって観ているんだけど、それもまた良い。
終始にこにこ観ているコとか、クールに観ている様で表情が崩れて印象的に笑うコがいたり、手を繋いで観ていたり...etc
客の観えるところで待機しているという芝居は他でも観た事があるけれど、意味があまり無いと思ってしまった事とかあるけれど、これはとても効果的だったと思う。
何がどう、と言われると困るけど「場の空気感」かな?


演じるモノによって上手い下手はあったと思う。
ただ学生であったり、面白先生であったり、普段身近にあるだろモノの芝居は、大人の役者がイメージで演じるモノより下手すると面白いんじゃないかという現象が。
中高生にとって、一番遠いイメージになるのが20〜30代の大人になるのだな、というのが感じれて面白かった。
また全力で自分を表現しようとすると恋愛の感情が出てくるのだなあ。
パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

パダラマ・ジュグラマ終演いたしました!総動員3672人。ありがとうございました!

おぼんろ

王子MON★STAR(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★

水をさすよ
自分ルールでは、同じ演目での複数回の観劇は一つに纏めるところですが。
会場が変わったので良い事にする。
そして内容は全く話さないのでなんですが。

凄い水をさす事を言いますがご容赦を。


以下、本気で団体側に伝わって欲しい事。
多分、誰も言わないだろう事。
以後も倍々の動員を目指さないのならばスルーでいいですが。


役者のかたがたの熱量に比べてスタッフがあまりにもじゃないか、と思ってしまった。
4000人規模の動員を目指している団体にしてはビジョンが見えるスタッフがいなかった。
気のせいではないよね?

目標動員に足りず役者のかたがたはとてもとても悔しがっていた。
それは本当にぐっと来る。

ただスタッフからは残念ながら感じるものがなく。
ある程度クールにやらなくてはいけないポジションだけど、大人数を捌くんだという気概が感じられないのはどうだ。

少なくとも客からこう言う事を言われて悔しがれるスタッフとやって欲しいと思った。
役者の5人だけが「おぼんろ」です、では次が本気で厳しい。



先ず開演が30分おした事、この一日の公演と見た時に、明らかに失敗だったという意識が重要だと思う。

今日の入りで恐らく100人ちょっと。
荷物、靴を全部預けさせた事による大変さはあったと思うけど、当たり前に考えて100人捌けなかったらもうこれ以上増やせないじゃん。

何やってんだスタッフ!

って役者陣は激怒していいと思う。
と言うか、責任は必ず追及すべきだろう。


また、兎に角アナウンスがない。
確か自分で16時30分過ぎに到着(開演17時)、これから受付する人で長蛇の列。
空気を読んで並んだけど、そもそも誰にどこに並んで欲しいかはアナウンスが必要。

何故か「当日券の人はこちらで」とだけアナウンスがあり、路上で精算してたけど、釈然としないものを感じる。

並んでいる人に言わなくてはいけない事の把握。
誰に、とは言わない、どのエリアの人には何を伝えられたかの把握。

この辺が先ず意識の上にないのがマイナスです。

また、ここで待っててください、と言われたのが関係ない駐車場を塞ぐ形で放置。
途中で車が入ってきてクラクションを鳴らされる。
他の事はできなければ仕方ない、で終わる事が出来るけど「危ない」はあってはいけないレベルの事。


終演後も気になった事。
開演が遅れたのは事実で、けれどそれをスタッフが誰も謝らない状況。
例えば自分が思い浮かべる「あの」制作の人が入っていたらきっと凄い真摯に謝ってる図というのが想像出来る。
それがない。
一貫してアナウンスのない運営と言うのは厳しい、厳しい。。


会場内はお祭り気分だったと思うけど、自分は気持ちよく楽しめなかった。
残念な気持ちで帰りました。
本当に残念ながら。


出口に促すアナウンスも無かったなー。
そんな中、役者のかた何人かはいつの間にか出口に移動してきていて、一人一人に挨拶をしていた。
メグメに握手してもらえて機嫌をなおす(笑)

言わないつもりでしたが、本当に役者のかたがたは素晴らしかった。!
やはり何よりも「意識」の部分だと思う。


そこもやはり意識の差があって、出口にスタッフも最低一人いるべきでした。
アンケート回収してもらったの結局、メグメだったし。
アンケート回収のフローが考えられてないのはどうだ。

色々言ったけど、多分、とてもセオリーな事ばかりだと思うのです。
自分なんかが言わなくても勉強すれば必ずわかることではないですか。

次、7344人動員を目指す団体だという意味合いを考えて見て欲しい。
あれだけ真摯にやっている役者の気持ちを酌めなくてどうする。



もうちょっとだけ。
恐らく、動員に比べておぼんろは知られていない。
多分なんだけど、あり得ないくらいのリピーター率で来てる人は想像以上に同じ人なのでは。
それはどこでも出来るわけではない、誇っていい事だと思う。

それを正しく理解する必要はあると思う。
掲げている人数を増やしたい、からはずれてしまっている。
なんであればリピーターが増えればいいという考え方自体は有りだ。

ちなみにコアなリピーターがいると新規の客が入りにくい、それも知っておいた方がいいと思う。
何をどうやって目指すのか、「選択」は必要かと。

【全公演終了しました。ご来場頂いた皆様ありがとうございました。】こんにちわ、さようなら、またあしたけいこちゃん。

【全公演終了しました。ご来場頂いた皆様ありがとうございました。】こんにちわ、さようなら、またあしたけいこちゃん。

なかないで、毒きのこちゃん

王子スタジオ1(東京都)

2014/07/15 (火) ~ 2014/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しい時間でした
演劇祭、自分はここが最後。
ここが最後の作品になって良かった。
コスパも最高でしたね。
芝居が完成しなかったからという体なので\1800だったけどまあ安いでしょ。

休憩挟みつつ4時間弱との触れ込みでした。
途中入退場可とのことでしたが、まあ全部観なくては!

王子スタジオ1、ワワフラミンゴと同じ会場でしたが、外が見えるのがちょっと良い。
演劇祭では地下に潜りがちなのもある(笑)
豪雨やかみなりも味があった。
終わるまでにやんでくれ!とは思ったけど。

手首に入場パスを巻いて中へ。
フェスっぽい。

中では役者らしきかたがたが出迎え。
珍しいと思ったら公開練習という体なのね。

ネタバレBOX

そう、戯曲が45分しかなく完成もしていないので公開練習をします、ごめんなさいという形ではじまったのでした。
また、一人役者が遅れていて、というとんでもない状況であったりとか。




みないなのが意図してやられていた感じでした。
その部分は最後分かるように出来ていたし、全公演終演後のツイートでも触れていたので間違いないでしょう。
主宰の鳥皮ささみさんというのがどんなかたなのか気になった。
結局、あの場にはいなかったのかな??
演出助手も役者が演じていた徹底ぶりが面白かった。

こういう作りのものは客側からしたら煙に撒かれた後、種明かしはして貰いたいなーと思うので良かった。


アップ、通し稽古、ダメ出し、通し稽古、ダメ出し、解散!
という大まかな流れでしたが、二回目の通しは衣装にも着替え、本チャンのモノを観せてくれたと自分は理解。
遅れてきた役者もそこから参加するという体。

観やすそうな席に途中休憩の時に移動したせいかもしれませんが、二回目の方がよく伝わってきた様に思った。

内容を知ってしまっている方が集中力が切れない事があるんだなと最近思ったり。

また衣装で記号を見せるのは(制服であったり)大事なんだなと改めて思った。
やはり自分は顔覚えが悪い。


ちなみに45分のこの短編、それ自体も大分良い話なんだと思う。
各年代の同一人物が沢山いるのも面白かった。
毒きのこヘアーだらけなのも納得。

客は周りをぐるっと囲む形でしたが、割りと芝居の方向が決まってしまっているのでそこだけ気になった。


休憩中も動きがあり(遅れてきた役者が怒られていたり)、多分、外に出た役者も何かしらのドラマがあったと思うのでそれも観たかったな。
CQ、CQ、

CQ、CQ、

サムゴーギャットモンテイプ

pit北/区域(東京都)

2014/07/17 (木) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

扇風機の表情
面白かったと思う。
細かい部分はどうでもいい系統かなと。

ショートコント?が微妙に絡まりあっていた感じ。
割りと規則正しく順繰りにやってた印象があるのでもう少し濃淡があって良かったかも。
体感でしかないけど、同じシリーズの場面を1つずつ減らして、もう1つ別のネタがあったら更に好みだったかもしれない。



ここの劇場の作りだと内側の席が多分一番観やすいと思うのだけど、「関係者席」として潰れていたのはなんだよ、と思わせてしまう要因ではある。
関係者と言うより遅れてきた客の為に案内しやすい席を抑えていたのだろうけど。
結局、開演間際に来た客が座っていた様なので意味がなかったのでは。
後から来た客の方が優遇されている様に見えるやり方は回避した方がいいと思う。

ネタバレBOX

人に見立てた扇風機が好き。
あれ、忘年会とかの一発芸にとても最適だと思った。
下手な役者より表情があった気がする(笑)


最後、エロ歌舞伎と言うのをやったけど、是非、本物の伝統芸能として歌舞伎を修練してからやったのを観たいと思った。
思うのが、あれぐらい一瞬の爆発力のあるネタを持ってるとこは芝居自体はコンパクトにまとめた方が有効な気がする。
あれだけを目当てにリピートさせるとかも有りえると思う。
妹の歌

妹の歌

ガレキの太鼓

王子小劇場(東京都)

2014/07/16 (水) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★

うーん、そうなっちゃいますよね。。
演劇祭で毎週王子に通っています。
王子小劇場の使い方がまた違っていて、なんというか斜め。
この劇場の表情の違いだけで嬉しくなりますね。


観せようとしたモノ自体は良いな、と思った。
ただ、このトーンの芝居では単純に2時間10分は長いと思えてしまったのが残念。
時間短いだとか長いとかは言いやすく、分かりやすい部分なのであまり言いたくはないのですけれどね。


場内案内、人が来るのも緩やかだったと思うので、余裕ありそうでしたが、立っているならば「チラシの置いてある席に座って欲しい」とか声を出す方が良いです。
もう少し何かしらは出来ると思います。
おばあちゃんのグループが入って来てるのとか気にして欲しいな。

また、開演は多分5分くらい遅れていて、その事に全く触れないのはやはりマイナス。
どうやら電車遅れてたみたいですけどね。
これは本当、よく言われる事です。

特に長い時間の芝居ならば確実に遅れた分、客の集中力は早く途切れるものだと思ったほうがいいと思う。

ちなみに「これこれこういう理由で○分だけ待ってください」とか言えれば、客の集中力の消費、一旦、ある程度はリセット出来ると思うのです。


あ、もう一つ、遅れて入ったお客の案内も先導した割りに、肝心のお客に伝わらなくて混乱が見て取れた(案内しようとした席より先にお客が進んでしまった)
例えば今日の場合ならば場内入る前に「最前の席に案内します」と伝えるだけで済んだ気がする。


うーん。
こちらが特にと言うわけではないけど、仕方ないのだろうけど、当日、ただ手伝ってるだけのスタッフは見てて分かってしまう。
もっと芝居の熱量を共有出来ないといけないんじゃないかなーと自分は感じる。
特に余裕がある時に目立っちゃうのですよね。

ネタバレBOX

大人が観て、自分が何者になれているかで感じ方が変わるのだと思う。
多分、自嘲を感じる人が多いのでしょう。
あの頃目指していたモノになれていないのはなんで?
ってのは痛いよね。

また離婚の部分の話は、実は背景の部分全く説明無くだったので、必要無いと思って外していたのかもしれないが、自分はあって欲しかった。
これも2時間以上の時間があったら盛り込めないはずがないと思えてしまうのです。

あと、同一人物を二人の役者がやるにしてはちょっと分かりにくかった。
自分の覚えが悪いのもあるけれど、役者を知ってないとこんなもんだと思うなー。
夏といえば! に捧げる演劇儀式 〜愛と絶望の夢幻煉獄〜(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

夏といえば! に捧げる演劇儀式 〜愛と絶望の夢幻煉獄〜(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

宗教劇団ピャー! !

pit北/区域(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★

結局辞めるんですかね?解散ですかね?
主宰が逃げたとか、あと何人客が来ないと解散だとか。
そういうのが色々聞こえてくる。
赤字とか金が無いとか他のところからも声が上がってたりするので、大丈夫かなー。

ちなみに観劇するか正直迷った。
確実に今の自分は選ばないタイプなので。
当たり前に考えると見せてはいけない部分を見せている様なものだから。



逃げた主宰が架空のものだったら大したものだと思う(そうであればがらっと印象、評価が変わる)
でもそうではないのだろうなと自分は思う。
客席にいたんじゃないか、という噂も見掛けましたが、まあ、顔なんて知らんよ!
と思ったけど入り口に遺影が置いてありましたね。


初見だし、どうしてもドライになってしまうけれど、辞める選択肢があるならば辞めた方が良いと思う。

今、関東には芝居が溢れてはいて、そのせいで良い芝居があっても埋もれる状況。
個人的には半分以上無くなってもいいと思っている(芝居が大好きだからこそ言います)
それぐらいじゃないと評価されるべきものが評価されにくい状況は続いてしまう。
なので冷たいけど辞めたかったり、展望がないところは淘汰された方が全体の為には良い、と思う。


特にここは絶対にメインストリームにはなり得ない団体だということは明らかですよね。
参加されている役者のかたがたが何を目指してやっているのかそれはとても気になった。
この辺りは主宰の件が仕込みであろうと無かろうと同じ事だろう。


客入れの人数は何気に手厚かった。
二階席では何かもてなしをしていたけど、知った客しか近づけない雰囲気だったのでイケ好かないと思ってしまった。

途中休憩で席移動OKだったけど移動出来る場所が殆ど無かったので惜しい。


ラスト5分(終わってからの5分?)は正直面白かった。
でもそうするとあれだけで良かったんじゃない?
みたいな話が出てくる事になる。
否定はできない、かな。


オペ卓の人たちが開演前ずっとお喋りしていたけどゆるいなー。
それは有りなのだろうか。
「スタッフ大事だよね」みたいな事を話してたのも何となく聞こえてたけど、その通り、ですね!
オペ卓の人も「スタッフ」だよね?

こちらの頭カッテぇけど、客が居る中で恣意的な声が駄々漏れているのは違和感しかない。

愛ヲ避ケル

愛ヲ避ケル

桃尻犬

王子小劇場(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★

手作りポケモン図鑑
今日も佐藤佐吉演劇祭2014+へ。

演劇祭、基本的に突き抜けた団体・作品ばかりだけど、ここもなかなか奇抜ではあった。

ただ、自分の印象ではハマっていない様に思えてしまった。
もしかしたら演劇祭を観ている中でこちらが慣れてしまっているのかも?


10数年前まで遡る事になるのですが、自分が学生の時に観た学生演劇に雰囲気が似ているかも。
もしかしたらそのもの。

佐藤佐吉演劇祭のパンフを持っていくと手作りポケモン図鑑が貰えるんだけど、そちらの方がインパクトあったし、面白い、になってしまうのだよなあ。
他のお客の反応を見てもその傾向が強い様な。。

アンケートの何で知ったか欄に「演劇祭関係で」があったのは好印象。

客入れのスタッフワークが派手ではないけど丁寧で良かった気がする。

ネタバレBOX

ダッチワイフが出てきたり食べ物粗末にしたり粘液が上から降ってきたり。
標準的なとこではやれない、やらない様なものを平気でやろうという雰囲気。

食べ物を粗末に、なんかは特に今の世はやりにくい。
ただ、観てる側がそういうものを観ても基本、動じない人たちばかりだったかなと。

嫌悪感あらわに絶対ダメ!とも言わないけれど、ただ「ああ、それそれ面白いね」と言うわけでもない。

多分、感動もなくニュートラルに観てしまった人が多い気がする。

自分的には「なにこれ(笑)」感が足りなかったんだと思う。
とくに(笑)の部分が大事だな。

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