hasegawaayumu(MU)の観てきた!クチコミ一覧

61-80件 / 93件中
陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

陰漏(カゲロウ) <<劇場版+画廊版>>

乞局

アトリエヘリコプター(東京都)

2007/10/24 (水) ~ 2007/10/28 (日)公演終了

戸籍って消せるのかな?
会話のテンポを生理に合わせた演出を堪能しました。あひるなんちゃらの根津さんの、所属劇団のときとは二味くらい違うピリっとした演技に痺れました(MUでもお世話になります)。みなさん適材適所で素敵。特に自殺塾のシステムが大好きです。

ただ戸籍って消せるのかな?「戸籍」と「死因」についてだけ思うことありました。そこからもうファンタジーとしてもいいのだけど・・(相対評価を避ける為にどの公演にも★は付けていません)

ネタバレBOX

初見で恐縮ですが気になったところを正直に。
「戸籍」に関しては時代設定を60年代に設ける必然性として、コンピューターが台頭する前の杜撰さなど利用してもいいかなあ、とは思いつつ。「死因」も自殺か他殺か疑問が産まれてしまうので、別にぼかさずクリアにしてもいい気もしました。戸籍と死因はもっと詰めて欲しい設定かな、と。肝心の「入れ替わる」ところなどは突っ込むと野暮になるので、現状で全然いいのですが。渋谷ルデコではまた改変されるそうなので、老婆心ながら書いてしまう次第です。
アメリカをやっつける話

アメリカをやっつける話

劇団チャリT企画

王子小劇場(東京都)

2007/05/17 (木) ~ 2007/05/21 (月)公演終了

アメリカのモチーフ
アメリカというモチーフが戦後のイメージだったので、欲を言えばやはり一番横暴で我がままでアタマ来るのは現状のアメリカなはずだし、もっと00年代のアメリカをやっつけて欲しかった。チャリTなら絶対倒せます(笑)

(相対評価を避けるため★はどの公演にも付けてはいません)

ネタバレBOX

前回『アベベのベ』がコンビニを舞台にメタファーに次ぐメタファーの嵐でシンプルな傑作となったが。スタイルを引き継いだまま、構成までも引き継いでしまったのがもったいないかと。対「なにかを押し付けようとする権力」のリアクションがまったく一緒なので、前回の「美しい国」と今回の「アメリカ」が一緒のラインに並んでしまっている。うむむ。前回を見ているから尚更ですが、いつだって超期待してます。
15 MINUTES MADE VOLUME 5

15 MINUTES MADE VOLUME 5

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2009/03/12 (木) ~ 2009/03/15 (日)公演終了

こんなことやってます、なのか、こんなことも出来ます、なのか。
それを目当てでその劇団に行っても全然違ったら、とか、そういうことって気になるよね。そこら辺をどうプレゼンするかがショーケースの課題かなと観劇しながら感じてました。

個人的には、自分がMUで前に上演した(今度5月に再演する)『JUMON』って作品と偶然被った(マジで!)ハーレム一家状態の不条理を描いた青星組が、会話劇として巧くまとまってて頭一個浮いた感じ。

ネタバレBOX

15分超えてるのあった気がする(笑)
そう感じただけかもしれないけど。
ミセモノ

ミセモノ

トノチョ´

ザ・ポケット(東京都)

2007/02/28 (水) ~ 2007/03/04 (日)公演終了

   
    

ねずみの夜 【公演終了・御来場御礼】

ねずみの夜 【公演終了・御来場御礼】

殿様ランチ

サンモールスタジオ(東京都)

2009/07/29 (水) ~ 2009/08/04 (火)公演終了

____
(相対評価を避けるため、どの公演にも★は付けていません)

1K~原宿と恵比寿の間~

1K~原宿と恵比寿の間~

劇団ギリギリエリンギ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2007/05/30 (水) ~ 2007/06/03 (日)公演終了

またまた手前味噌ですが
初日に伺ってきました。出演者が若干気張ってましたが、それも初日っぽくてよかったです。
自分は脚本提供している立場なので、笑い声で安心したり(笑)他の脚本家の方の作品も見ましたが、相当バラエティがありますますお得感を感じました。ゆるゆる会話からサスペンス、コメディ、僕の自称ピカレスクロマンまで幅広く。しかも1500円で観れて、気に入ってもうひとつのバージョンを見たくなったら半券をそのまま持っていけば1000円でOKらしいですから。タイムテーブルがぎゅっとなってるので、そんな待たずに次のバージョンを観ることが出来ます。これがシネマ感覚?ってやつかも(笑)。

(相対評価を避けるため★はどの公演にも付けてはいません)

歌劇 鴬谷の女神

歌劇 鴬谷の女神

東京マダム☆ユッケ

シアターPOO(東京都)

2009/05/01 (金) ~ 2009/05/03 (日)公演終了

大竹えりファンとして
かわいらしかったです。佇まいが綺麗。ストリップの楽屋ものなんだけど。

あれから

あれから

キューブ

世田谷パブリックシアター(東京都)

2008/12/13 (土) ~ 2008/12/28 (日)公演終了

村上大樹さんの
カウセリングの役の容姿が、江原さんなど世間のヒーラーよりさらに醜くしているのが好きでした。今年だけでKERAさんの舞台四本観てますのでお腹いっぱいです。また実験作や冒険作も期待しています。

チョコレートを食べている町

チョコレートを食べている町

コーヒーカップオーケストラ

ART THEATER かもめ座(東京都)

2007/10/11 (木) ~ 2007/10/14 (日)公演終了

      
   


(相対評価を避けるため、どの公演にも★は付けていません)

ネタバレBOX

細井里佳さんの佇まいに惚れました。
TorinGi(トリンギ)「捨てる。」

TorinGi(トリンギ)「捨てる。」

feblaboプロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2009/09/19 (土) ~ 2009/09/22 (火)公演終了

地の利のBAR
ここを拠点に凄まじい速度で公演をしている池田プロデューサーは、キャスティングがよく組み合わせがとてもいい。特に女優陣で初見だった中村貴子さんと福原冠の方言同士のバトルは面白い。

MUでお世話になった初奈ちゃんも細井ちゃんや山内さんも出演とのことで上手でカメラ回しながら観劇してました。撮影もします、俺。

それにしても、もうBARが地の利だもんなあ。

ネタバレBOX

撮影しながら感じてたのは、上手側の人にもちらっと顔が見えるようにサービスがあると嬉しいなと。最後の親子のシーンがそう感じたので、いま電話しておきます(すごい距離感)。

なので、今夜の千秋楽には治ってると思うので、興味ある方は行った方がいいっす。
巨人は熟睡中(ご来場ありがとうございましたっ!!)

巨人は熟睡中(ご来場ありがとうございましたっ!!)

贅沢な妥協策

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2009/08/20 (木) ~ 2009/08/23 (日)公演終了

アフタートークに出てましたMUです
若い子たちが出演してて、客層も若い子たちに塗れたなか、トークして来まして、その模様が28日からネットラジオでUPされるみたいです。
ちゃんと放送出来るよう、NGワードを考慮しつつ、でも和気あいあいと喋りましたので、よければそちらもチェックをば(自分も忘れないように)
http://zeitakunadakyosaku.blog53.fc2.com/

9月の本番が迫りつつあるMUの内容にもチラリ触れております。
http://www.mu-web.net/

誰も寝てはならぬ

誰も寝てはならぬ

国道五十八号戦線

明治大学和泉校舎第二学生会館地下アトリエ(東京都)

2008/02/21 (木) ~ 2008/02/25 (月)公演終了

上品なパンク(早稲田もいいけどこっちも要注目でしょ)
学生の特権というのは過激さでも安さでもなく、知性である。前回の実験作とは打って代わり、幕を開けた時点で「あっ」という鏡のような舞台美術のなか「演劇は絶滅しました」という挑戦が始まる。チラシから匂わせるSFっぽさを裏切り、まるでマルチ商法に集められたような人間関係が集まる一室。三谷幸喜のようなクスリとした笑いを散りばめつつ造詣されたキャラクターが丁寧。それらがあまりにも造形的が故に安心して観ていると、またまた「あっ」と足下を掬われるラストが待っている。

MUで、演出助手を務めてくれた友寄くんが作・演出ということもあり、僕らパンクの血が似ている?(笑)嬉しい親近感でした。ラストの幕落ちは、同業者としてぞっとする気分。学生劇団としては最後らしく、1000円とナイスプライスなのでお見逃し無く。25日(月)まで。満員との噂ですが、入れてくれるでしょう。

ちなみに白衣の小さな美女ハマカワフミエは、次回MUに出演決定。そちらもひとつよろしく。

ぬけがら

ぬけがら

横浜未来演劇人シアター

相鉄本多劇場(神奈川県)

2007/02/08 (木) ~ 2007/02/12 (月)公演終了

恐縮ですが
出演者の方とご縁があり、観劇しました。堅実な演出で安定して観劇出来ました。ダンスの選曲が有名過ぎたのでちょっとご配慮頂ければ、とそこだけ感じたり。イキウメも良いのですが岩本幸子さんの演技は等身大で魅力的。

(相対評価を避けているので★はどの公演にも付けていません)

恋する妊婦

恋する妊婦

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2008/02/08 (金) ~ 2008/02/28 (木)公演終了

   
(相対評価を避けるため、どの公演にも★は付けていません)

機械と音楽

機械と音楽

風琴工房

王子小劇場(東京都)

2008/11/06 (木) ~ 2008/11/17 (月)公演終了

主役の浅倉洋介くん好演。
主役の浅倉洋介くん好演。いい男になったねえ。情緒的なシーンが回を重ねてもっと情緒的になってもイイかなって思いました。
前回公演と今回併せて詩森さんの演出の幅に感心致します。
ロングランの成功御祈りしてます。

ネタバレBOX

全体の空気感で言えばreset-Nのようなシーンもありつつ(好きです)、時に熱く、時に冒頭の宮崎駿の映画かと思うほど爽やかでロマンチックなシーンもありつつ。ランナウェイ方式の舞台もいいものですね。
どん底

どん底

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2008/04/06 (日) ~ 2008/04/27 (日)公演終了

作家として古典と戦う
KERAさんの作家として古典と戦う姿に尊敬。演出家が台本をいじらず、試行錯誤するのもいいんだけどさあ。なんか自分が戯曲書けなかったり企画通し易くする為に古典やる公演が多いから。劇作家がちゃんとリライトして戦うって手段が眩しくてしょうがないです。

舞台は雪のシーンが圧巻。群像劇の「群像」を炙り出す観衆の動きと相まって素敵でした。マギーさんが居たのも往年のジョビジョバファンとしては色んな意味で感激。

(相対評価を避けるため、どの公演にも★は付けてません)

斑点シャドー

斑点シャドー

JACROW

OFF OFFシアター(東京都)

2008/03/12 (水) ~ 2008/03/19 (水)公演終了

シズルってます
脚本・演出家の中村さんがblogで挙げているように映画『21g』のような時間軸のズラし、というよりも散りばめた時間を横からスライドで流し込んでいるようなシズルっぷり。音響、照明もクドくならないようにして隙間を縫ってシズルってるので、妙なトリップ感になって来る。

笑いもシリアスも、と欲張って散漫になってる劇団の多い中で、ポップさを拒否しつつ嫌悪感が産まれない演出に興味が沸く。それは、血やセックスが安易に出現しないからじゃないかなあ、などと感じる。この路線支持しますー。
(相対評価を避けるため、どの公演にも★は付けていません)

ネタバレBOX

後半、主人公の「ネガティヴ妄想」が暴走してしまったらよくある物語になってしまうので、それを回避してるのだけど。それに変わるトドメが欲しかった気もします。高所恐怖症とか、そっち関係も使えた伏線かなあとか。

構成は「兄弟という嘘」の反転を軸に、パッキリ分けてもよかったのでは。などとも思いつつも、ストップモーションですら動いて「もっと時間軸ぐちゃぐちゃにして!」と思うドMセンサーも働いてました。ストップ無しで、交錯したらサイケデリックすぎるか(笑)いいと思うんだけどなあ。



機械城奇譚【当日券あり!1時間40分です】

機械城奇譚【当日券あり!1時間40分です】

少年社中

劇場MOMO(東京都)

2010/02/26 (金) ~ 2010/03/07 (日)公演終了

アナザーラインの醍醐味
大劇場ではなく今回は小劇場のサイズで、古道具屋を舞台に会話劇のニュアンスが多分にあるメルヘン。分かり易く本公演とは別扱いになっており、普段の冒険譚とは違ったステージも観たかった方には、このアナザーラインをお勧め。

途中に訪れる劇中劇の飛び具合はご愛嬌なのだが(笑)後半のシンプルなセンチメンタルに加え、演出、舞台美術、アンサンブルが丁寧で個人的には学ぶ事が多い。大竹えりさんの華は、間近で観れることでより栄えるし、MUでも『神様はいない』に出演して戴いた小林至氏が嫉妬するほどいい。

鮮やかな食卓

鮮やかな食卓

角角ストロガのフ

明石スタジオ(東京都)

2008/06/05 (木) ~ 2008/06/08 (日)公演終了

       
(相対評価を避けるため、どの公演にも★は付けていません)

エモーショナルレイバー【ご来場ありがとうございました!】

エモーショナルレイバー【ご来場ありがとうございました!】

ミナモザ

シアタートラム(東京都)

2011/01/20 (木) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

再演もいいです、シアタートラムにもぴったり
やっぱ台詞がいいんだよね。初演で惚れ込み、そして再演でも変わらぬ完成度で嬉しかったです。シアタートラムの空間って贅沢過ぎて持て余しがちですが、これがちゃんとぴったりハマってました。自分にとっては初演から数えて二回目の観劇なので、好きな映画を二度見るような感覚で俯瞰して見ていたら、点で刻まれたテーマがじっくり染みて来ました。

社会的なスタンスで異を唱えるストレートなものより、「振り込め詐欺」なんていう日本独特な犯罪を描ききったことが結果的に社会に対する異になり、ボディブローのように効いちゃうな。

あ、ハマカワフミエファンの方はご期待ください。新機軸です(笑) キャストもみな良くて、初演から引き継いでる方たちもよりブラッシュアップされてました。ぜひお見逃し無く。

[宣伝]演劇のレビューが満載の同人誌『SHINPEN』、僕が書いた初演のレビューも掲載されています。有り難いことに会場販売分が完売気味で追加をお願いしておきましたのでよろしければ。

ネタバレBOX

自分がゲストで出たポストトークでも触れましたが、アンモラルな彼らがあそこまで正当化し思い込む様は、無理矢理戦場に放り込まれた兵士が人を殺す理由を正当化しているくらい悲しい。

そしてそれがいまの社会、回り道ばかりしてる糞政治であり、こんな糞くだらない国に対する怒りが湧くし悲しくなる訳です。

このページのQRコードです。

拡大