きたさんの観てきた!クチコミ一覧

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彼のことを知る旅に出る

彼のことを知る旅に出る

ペテカン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/11/12 (土) ~ 2011/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

初ペテカン
口コミで評判のペテカンさん初観です。今作品初演を見ていないので進化や比較はわかりませんが、観劇後の感想は「とても贅沢な時間を過ごせた」こと、それがとても嬉しかったです。場所であったり、お芝居の内容であったり、音楽であったり、計算している部分も確かに見え隠れが有りますが、私は、泣いて、笑って、気付いて、彼女さんと一緒の旅に同行した気持ちに入ることができました。
しかし、素敵な女優さんは本当に恐いです。

砂利塚アンリミテッド

砂利塚アンリミテッド

ホチキス

王子小劇場(東京都)

2011/10/05 (水) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

やはりホチキスは最高です
ホチキスは、誰に紹介しても安心して観劇できる劇団のひとつですね。出演しているすべての役者さんたちがすばらしいですが、やはり小玉さんは圧巻です。
ボーナストークの「あのお姿」から今回の母親役(個人的にはドロシーの帰還の時の等身大の役も好きです)とアクは強いですがそこに居るだけでエネルギーをもらえる存在感を醸し出しています。米山さんのパンフ解説を読み、お芝居を観ると、今更ながら母親の存在(その偉大さ)を感じ、既に他界している母に会いたくなりました。

ネタバレBOX

「和也・拓也のタッチ」や「ヤマザキ秋のパン祭り」など誰にもわかる伏線の小ネタで確実に笑いをとり、進行に安心感を持たせる脚本は流石です。
また、最近は随所に映像を入れて演出を盛り上げるお芝居が多いなか、オープニングのアナログな効果と舞台と演者の演出のみで終演まで食いつかせるのは流石です。
進化とみなしていいでしょう

進化とみなしていいでしょう

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/07/28 (土) ~ 2012/08/14 (火)公演終了

満足度★★★★★

観てよかった、本当に。
台本がとても良い、連続した濃いキャラを登場させ、社会問題となった事件をベースに終盤すべてが繋がる展開は圧巻でした。
濃いキャラに合わせた役者さんたちの好演と音響効果、一歩狙いを外すと伝わりにくい意図的な演出を巧みにダンスを取り入れて魅せていく技法はさすがです。

ハイヤーズ・ハイ

ハイヤーズ・ハイ

劇団ガバメンツ

劇場HOPE(東京都)

2011/10/13 (木) ~ 2011/10/17 (月)公演終了

満足度★★★★★

ベタベタなしつこさと間
 15mmtで初観し、期待して拝観しました。私の体調が思わしくなかったので、実際に観ていたときは素通りしたシークエンスも、少し時間が経ってから思い返すと面白い設定で作ってあったなあと今更ですが関心しました。
 特に、関西人特有のベタベタな台詞をベタに伏線に用いて、絶妙な間で盛り立てる、最高です。
 次回本公演も是非東京公演をお願いしたいですね。

ネタバレBOX

次々に登場するキャラクターが「○○」さんというのは、終盤の「ここか!」というシークエンスに活かされて爆笑しました。あの東北弁(何弁かわからなかったのですが)の若い女優さんは東北ご出身の方だったのでしょうか?(ネイティブ?それとも演技?)
俺以上の無駄はない

俺以上の無駄はない

MCR

駅前劇場(東京都)

2012/04/12 (木) ~ 2012/04/17 (火)公演終了

満足度★★★★★

満足の一本
 櫻井さんはブラジルの公演で役者として拝見していましたが、「MCR」としては初見でした。
 強雨の日で向かうことに一瞬躊躇しましたが、本当に観て満足の一本でした。
 面倒くさい人たちの面倒くさいやり取りの中で、その場の状況を笑いながらも「切ない愛しさ」が根底に流れているので、さわやかに泣ける一本です。

ひとよ

ひとよ

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2011/10/21 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

初KAKUTA
 KAKUTAさん初観です。「ブラジルの怪物」で桑原さんを観てから、桑原さんの演出作品を見てみたいというのが動機でした。
 冒頭の雪を舞台全体のコントラストで映えた印象で引き込ませたり、舞台上の左右、上と見る人を飽きさせない配慮のきめ細かい演出、それに沿った美術、音楽の使いかたなど期待以上のお芝居でした。
 このお芝居の観劇を迷われている方や「KAKUTA」を観たことがない方には是非お勧めします。但しシュールさを全面に表したテーマや恋愛至上のテーマの演劇がお好みな方には向かないかも知れません。私はリピートします。

三鷹の化け物

三鷹の化け物

ろりえ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

やはり凄い
観劇後少し時間を置いてからの感想です。終演までの長時間を、飽きさせないで持って行く脚本と演出、役者さん達の力はやはり凄い。前半休憩までの淡々とした前振りで、この流れはどこに行くの?と思いながら、後半は圧倒されっぱなしでした。しかし、ノレない方もしくはノリオクレタ方には厳しい長時間だったかもしれませんね。ひとつだけ残念なことは、私が前二列目で観劇したこと。後席で観れば良かったと残念に思います。
今年の三鷹セレクトは3本とも拝観しすべてに満足しましたが、ラストにろりえさんを観れたことは本当に良い環境で作品を堪能できたと思います。

ネタバレBOX

おにいさんさんや有識者会議の面々、パン屋の娘ほか(脇役もメインも)すべての登場人物の描き方が丁寧で非常に良く出来ている脚本だと思いました。大きい母親だけでなく、小さい蛾をスパイスで持ってきたところもウィットにとんでますね。
リリィ

リリィ

劇団競泳水着

元・立誠小学校(京都府)

2012/09/28 (金) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

内面の演技の応酬
台詞と伏線を大事に使いながら、美大受験生と予備校講師の切ない一時期を60分にまとめた佳作です。クオリティは相変わらず高い状態を保っていますが、今回は、川村さんと細野さんの感情の動きを静の演技で見せる難しいお芝居のため、前回の「いと愛し」「わたしのせんぱい」とシチュエーションは似ていますが、観ている側の感情は微妙な取られ方をするかもしれません。
細野さんはまた小顔になったのでは?川村さんの制服姿は衰えない点が気になります。

世界一不幸な男

世界一不幸な男

激弾BKYU

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/17 (月)公演終了

満足度★★★★

安心して観れる劇団
残念ながらこのコメントを見ていただいても、本公演は観劇できません。もはやすべての回が完売とのことです。長寿劇団だけあって、はずれの無いユーモアたっぷりのお芝居が堪能できました。内容は、「タイトルの主人公に生きる希望を持ってもらおうとする人たちとの交差模様」を描いています。そのテーマとしては、「原発と断捨離と孤独と死」的人生を語っているのかな?こんな書き方すると重く暗いイメージが出来上がりますが、リラックスして涙流して笑えますし、楽しめます。役者さん皆さん素敵ですが、今回は圧倒的に蔵重さんが輝いています。

ネタバレBOX

初日観劇で、アクシデントもお芝居の醍醐味ですが、マイクパフォーマンスでのトラブルが初めと中盤にあり、テンションを上げる妨げとなってしまった点がとても残念に思います。
劇途中でキャスト全員での「マジ食い」には吹き出しました。酒井さん、大分痩せました?東野さん変わらず素敵です。
モスキートーンは聞こえない

モスキートーンは聞こえない

9-States

相鉄本多劇場(神奈川県)

2011/09/29 (木) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★

横浜で
楽しみました。テーマ自体が重いのかな?いつもの9-Statesのお芝居に林さんが加わって、グッと引き締めたものを感じました。小池さん、中村さん、今回ちょっと引いた立場の山田青史さん、濱田さん、役者さんのお芝居も安定してますね。音響もステレオ効果を発揮して異空間を盛り上げていましたし、美術もその空間に引き込まれるような良い雰囲気の仕上がりで、照明効果も良かったです。全体的に下北沢でなく横浜で観ることで、より、今回のお芝居の世界に入り込めるように感じました。

HELLO!

HELLO!

表参道ベースメントシアター

表参道GROUND(東京都)

2011/09/02 (金) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★

HELLO!と言うタイトル
 劇団競泳水着のファンなので早い時期に予約しましたが、後ろの隅の席で観劇前から最悪な気分でとても残念でした。ライブには良くても芝居には適さない空間と感じました。
 気を取り直してお芝居に集中しましたが、ザンさんのやわらかい母親役と、見事なコメディエンヌぶりを発揮した大川さん。武子さん・黒木さんが脇を固めて安定感のあるお芝居でした。
 「HELLO!」と言うタイトルにどのような意味を込めているのか?深読みすると何にでも解釈できますが、何となく今回の内容にしっくりしませんでした。

サヨナラ サイキック オーケストラ

サヨナラ サイキック オーケストラ

Mrs.fictions

上野ストアハウス(東京都)

2011/08/25 (木) ~ 2011/08/29 (月)公演終了

満足度★★★★

なんとなくゆるゆるした感じが最高
大雨にびしょ濡れ後に会場したので、気分はあまり良くなかったのですが、ザ・ミセスフィクションズの良い意味で「ゆるゆるな感じ」のお芝居がとても良かったです。15ミニッツで前説をするゆるキャラの今村さんの「濃い役どころ」や石井さんの「妙に合った役どころ」なども映えましたが、ストーリーを運ぶ台詞とそれぞれのキャラが最高でした。

東京

東京

江古田のガールズ

OFF OFFシアター(東京都)

2011/09/07 (水) ~ 2011/09/12 (月)公演終了

満足度★★★★

初江古ガー
江古田のガールズ初観劇です。前々から評判を聞いていたので期待していました。土曜マチネのためか、思ったより広い層の方々が観客にいらっしゃるのが印象的でした。コメントとしては、凄い!「こういうお芝居をする劇団なのか」と感じながら、「いや、こういうアトラクションを提供しているグループなんだ」と思い直したらすっきり楽しめました。コーヒーの香りで小屋の空間を充満させる演出もcafeにいるようで良かったです。

ネタバレBOX

ちょっと残念なのが、観客からコーヒー豆を投げる行為の設定にあまりインパクトが感じられなかった点と冒頭にお芝居時間をアピールしたので伏線として、「ミワさんのショータイムの時間10時40分」に話の展開と重なったオチを期待してたのですが、その流れではなかった点ですね。お怪我されないように充分注意されて下さい。
駄々の塊です

駄々の塊です

悪い芝居

王子小劇場(東京都)

2011/11/17 (木) ~ 2011/11/21 (月)公演終了

満足度★★★★

毎回驚かされます
 みなさんもコメントされているように、今回の美術は秀逸でした。役者さんの移動に合わせてカメラをパンしている映像を観ているようで、その演出効果は大きいですね。
 毎回「次の悪い芝居はどんなお芝居?」そんな期待を観劇後に思わせてくれる劇団です。ちょっと今回の内容は私好みではありませんでしたが。

二手目8七飛車成り戦法

二手目8七飛車成り戦法

劇団鋼鉄村松

ザムザ阿佐谷(東京都)

2011/12/02 (金) ~ 2011/12/05 (月)公演終了

満足度★★★★

将棋とお芝居?
「劇団鋼鉄村松」さん、初観劇です、いつも公演期間が短いので見逃していた劇団のひとつです。初日観劇ですが、満員御礼で会場は熱気で外気温との差が激しく汗ばむほどでした。観劇前は将棋のお芝居?とあまり期待できる内容を選択したとは思えませんでしたが、「鋼鉄村松」さんの世界観を堪能し、とても面白かった。「誰の演技がどうこう」というより、話も役者さんも演出も全体的に溶け込んでいる感覚を受けました。アフタートークで「今日の出来は80点」「脚本の面白さを芝居でどこまで表現できるか」というコメントがありましたが、後から思い返して、あの場面が面白かったと思えるのは、演出のみならず脚本が良いからでしょうね、、また数年後に再演して欲しいですね。ただ、観劇席が後方で私の周りではあまり笑いが起きなかったのが残念でした。今日の昼はミラノサンドBにしよ。

全 員 彼 女

全 員 彼 女

TOKYO PLAYERS COLLECTION

王子小劇場(東京都)

2012/01/05 (木) ~ 2012/01/09 (月)公演終了

満足度★★★★

演出力の凄さ
 「全員彼女」というタイトルから、いったいどのように物語を展開するのか楽しみにしていました。
 観劇後の感想は、短時間のお芝居ながらも「女性と男性の業」をテーマにした深い内容(ちょっと言い過ぎ?)でしょうか、胸にちょっと痛みを伴いながらも楽しんで観劇しました、多分いつの時代も同じようなことで悩みもがいて生きていくのでしょうね。
 演劇的な構成で、今回も上野さんの演出力の上手さが光っています。

ネタバレBOX

 前作「in her twenties」では、一人の女性の成長過程をそれぞれの女優で演じ分けて見せていたが、今回の「全員彼女」では一人の女性の内面を5人で演じ分けるという手法で、とても演劇的な、逆に言えば演劇でなければ魅せることができない構成で話を進めています。
 女性の分身たちがじゃんけんで罰ゲームを決める、その対象が「会社へ行くこと」から「家に居ること」に移り変わる心理描写や、主人公の友人が元カノだったことを「繰り返しの場面」で明らかにしてゆく、(共感できるかできないかはおいておくが)その切ない行動にうつる心理描写など、だいぶ脚本をそぎ落として完成させたのではないでしょうか?次回も期待します。
まあまあだったね。

まあまあだったね。

あひるなんちゃら

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/02 (金) ~ 2012/03/06 (火)公演終了

満足度★★★★

なんかいいよね
毎度毎度のゆるゆる感がたまらなく良いですね。
かっこつけた台詞や真理をついた台詞を、役者のキャラと合わせた、巧みな演出で、脱力させる手腕は最高です。
今回、「男だけで・・・」というキャッチフレーズは、ちょっと引き気味でしたが、観劇後の感想は、「まぁ、ありですか」と。
今回もおまけ(特典)をもらい、70分笑わせてもらい、個人的な感想ですが、次回もあひるさんは見に行きます。その理由は、間違いなく肩に力入れずに見に行けるリーズナブルなお芝居だから。

ネタバレBOX

公演中にいったい何杯の微糖缶コーヒーを飲むのでしょうか?根津さんが缶コーヒー嫌いにならないか心配です。
また、開封し、一口飲んだ缶コーヒーの処理はどうしているのでしょうか?私の観た回ではあまり受けてなかったので、可哀相でしたが。
冷凍カプセルと流星群【公演終了!ご来場誠にありがとうございました。】

冷凍カプセルと流星群【公演終了!ご来場誠にありがとうございました。】

隕石少年トースター

Cafe Slow Osaka(大阪府)

2012/10/24 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

今後も期待します
チラシには1時間半の上演時間と記載されていますが、実際の上演時間は2時間15分だと開演直前に聞き、どれほどアイデアを膨らませたのかと多少不安が生まれました。
大阪転勤1ヶ月で初めて観る劇団ですが、以前、東京で劇団名は聞いていましたし、先入観を持たずに観れると思っていた直前だったので、果たしてと思いましたが、芝居の後半の追い込み・伏線のまとめ方は流石です。演出もさることながら濃いキャラの役者さん方の雰囲気と存在感など、キャスティングで既に成功している趣も感じました。本舞台で好きな役者さんは田川徳子さんです、舞台上の安定感が最高でした。
ただ、個人的には、「冷凍カプセル」を用いたタイムパドックス的ネタ(シークエンス)も観てみたかったと思います。
芝居前のBGM(ビートルズのアコースティックカバーで、しかもI WANT YOU)はセンスの良さを感じました。

ネタバレBOX

本当に良い戯曲、良い役者、良い舞台美術、他の音響やステージなども品質が高いのに、客席からの熱気を感じられなかったのはなぜでしょうか?舞台上より舞台外の問題があるかも知れませんが、なんとなく勿体無い感が拭い切れませんでした。
夏の残骸

夏の残骸

突劇金魚

AI・HALL(兵庫県)

2012/10/12 (金) ~ 2012/10/15 (月)公演終了

満足度★★★★

劇団名に惹かれて
 劇団名に惹かれて初めての観劇です。
 前後する時間の運びと台詞の選択を大事にした戯曲は苦労が伺え、ストーリーテラーとしての醍醐味を感じました。
 前半のシーンと同じシーンが繰り返される後半では意味合いの全くことなる状態を自然な形で伝え、観る者に多面的な人間模様を感じさせ、とても不思議なお芝居を堪能しました。
 舞台美術もとても面白く、観劇後には「なるほど」と思わせるものであり、音響も照明とてもバランスが良い状態で安心して観劇できました。
 役者さんは皆さん良かった、田中さんは「おはよう朝日です」リポーターのイメージのみでしたが、TVより本気演技で素敵でしたし、蔵本さんは女性の可愛さと怖さと特有の情緒不安定を見事に魅せていました。
 但し、1h45mという上演時間としては、途中のダレバが少し長いかなと感じました。
 関西劇団の現地での初観劇でしたが、この価格でこのクオリティで体験できたことを嬉しく思い、今後も「突撃金魚」に期待します。

ポツドール『夢の城 -Castle of Dreams』

ポツドール『夢の城 -Castle of Dreams』

ポツドール

元・立誠小学校(京都府)

2012/10/25 (木) ~ 2012/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★

ポツドールの芝居は愛に溢れている
ポツドールのお芝居は愛に溢れている、でもいつも悲しい。
今回の体験も衝撃的な現代を映し出している様に私は感じました。
現代の不条理な人間模様を表現できる方は、三浦さんと園さんと古谷さんでしょうか(それ以外にも才能に溢れたすばらしい方は多いでしょうが、私が存知あげないだけです、すみません)?
かつて、40年前(1960年から70年台にかけて)は日本映画でも映像作家の手でタブーを描くことができました。
今それを表現しようとして頑張っているクリエーターが前者の方々と思いますし、この三浦作品の「夢の城」でも充分なタブーに取り組んでいます。しかし、三浦さんの作家・劇作家として素晴らしいところは、タブー的な状況の空間でエンターテイメントを作り出すところ、しかし、底辺に流れる「むなしさ」や「せつなさ」を毎回、全編通して表現していることは一環しています、そこが「ポツドール」の愛に溢れる芝居と思います。私は観劇して良かったです。

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