長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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ことし、さいあくだった人

ことし、さいあくだった人

藤原たまえプロデュース

シアター711(東京都)

2022/07/14 (木) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

作品上は年末進行で
ホントに今年の末での話で
さいあくだったなーというコメディ作でした(^ー^)
楽しく笑えた80分

ネタバレBOX

閑古鳥の鳴き声が大きそうな
都会の片隅のバーの中が舞台セットで再現されてて
出来もしないのに大人の恋愛小説を書こうとする女と
仕方ないなぁと協力するバーの店長
ネタにされるバーの常連客等の関係者
王道な進み方で修羅場の連続・相乗効果と
登場人物皆大殺界らしく
ハチャメチャに進んでゆく恋愛ドロドロ修羅場(^ー^;)
人の不幸は蜜の味とー
芝居だから安心して笑えました

ついでながらアニメの異世界おじさんも年末の話で重なって
自分的に楽しかった~♪

ビッチでトラブルメイカーな
小説ネタに困らない綺麗なお姉さんは
役者さんが役に盛ったのか
近くで軽く香水の香りがしたのが印象に残りました
最前列に座れたからかなーと(^ー^)

因みに話は
無事バーの客をネタにして小説を書き上げるんだが
当事者たちはモロばれの修羅場で
行く末は想像に任せるといった感でした
ラストに出てきたのは先の当事者ではないよなぁーと
オープンエンドでの幕引きでした
きゃんと、すたんどみー、なう。

きゃんと、すたんどみー、なう。

やしゃご

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

開場時から舞台上には役者さんが配され
軽~トークなどもしておりまして
早めの入場をと勧めますね~♪

重たい話と
生きるのが辛そうな方々が多いかなぁーと思える話でしたが
笑いも多めに取り込まれてて
バランスが良かったかしら~と感じた2時間超える作品
=開場時からを入れると2時間半だねぇ

終演から5分後にスタートした
アフタートークはゲスト:松本哲也さん(小松台東 主宰)でして
作・演出:伊藤毅氏が司会(風)の
ふたりトークが25分程でした=割とグダグダ感(失礼)な
トークタイムでした=満席でしたがアフターには8割ほどの方々が残ってましたわ
初演とか他作とか本書きとかのネタバレ的な話は
割と面白く聞けました~♪

ネタバレBOX

関東圏郊外。三人姉妹が住む一軒家。
舞台セットは10畳の和室=居間を中心に奥に縁側~庭~勝手口が配されてます
長女は、知的障がい者である。=作中では話の進行で半ばまではわからないデス
親はもう亡く、主に三女が家を仕切っている。=というのも
何となくでしか作中は伝わってこなかったー
次女が結婚し、夫と建てた新居への引っ越し日。=とも最初は
よくわかんなかったー
引っ越し業者とともに作業をするつもりの姉妹たち・・・・。
であったが何かゴタついてるらしく業者の男女が
舞台奥の縁側で2時間以上待たされてて。
居間の手前のトコには姉妹を手伝うつもりで来た漫画家さんが寝て待ってる状態。
開場時の設定ですねー
ゼロアワーで諸注意アナウンスが入って
そのまま段々と客席照明が暗くなって舞台スタートです!

いろいろと詰め込まれた設定が徐々に開示されて
生き辛そうな登場人物たちが
それでも生きてく様子を覗き見るような芝居でありました

後半に出てくる次女の夫の研究室助手さんが説明する
生命は最初に口と肛門ができる管状態でー
食べて排泄するのが基本と言うのが
なんか作者の言いたいコトかなぁ~とか思えたデスよ
いろいろと考えさせられた舞台でした

ちなみに長女の結婚相手も施設で出会った知的障害な男性で
役者さん演技上手やわぁと思ったデス
とりあえず説得されて直ぐに結婚とかは無しにというので
次女の夫くんが彼の自宅に送る最中に
車道に飛び出して車に跳ねられたという連絡を次女が受け
次に鳴った電話を取れずに問題を先延ばしにする間は巧かったー
彼氏の生死は・・とオープンエンドで結末は観客の想像に任せて
舞台上では長女の結婚に姉妹が賛成して
次女が喜ぶ長女に綺麗に化粧をしてあげるシーンで終演です
暗転も無しでアナウンスでの終演でしたが・・
いろいろと続いてゆくのがあるんだろうなーと思わせての話ですよねー
う~む姉妹側だけでこの長文

引っ越し業者側も いろいろあるんだが・・・
月の金魚

月の金魚

鵺の宴

内幸町ホール(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

月組の回を観劇

和風ファンタジーな話で
人の思いのベクトルが多方向に向いてる感じが
はちみつとクローバーなどを連想しましたが
自分が小さい神様だと自覚してる縁結びの神様が
なんか良い味だしてたなぁ~と
 2時間10分超えの作品でした

ネタバレBOX

ヒロインの恋金魚が神様と並んでラストに出たのは
夢か現化って感じは好みだったなー

なんとなく登場人物が平均的に纏まってしまっている感あり
も少し尖ったりした個性などを持たせたキャラ作ってもーとかは思ったデス

色々な設定の出し方も
まだ改良に余地があったかなーとも・・・

寺の後継ぎさんは個人的に好きでした=神様と同列でー

作風的に
初恋ゾンビとか似合いそうかなーとか感じました
第10回西谷国登ヴァイオリンリサイタルSpecial!

第10回西谷国登ヴァイオリンリサイタルSpecial!

西谷国登リサイタル

浜離宮朝日ホール(東京都)

2022/07/03 (日) ~ 2022/07/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

前半はヴァイオリンとチェロとの共演で
後半はピアノさんとでした

前半に力が入っていた分かしら
後半がちょい疲れた感じを受けましたが

高音域の伸びと
弦の奏でる生音が耳に心地よかったデス

お疲れのとこ
きちんとアンコールまでして下さり
素晴らしい演奏を聴けて大満足でした

客層は拍手なども手のひらを叩く方がチラホラみられて
わかってるなぁと思えたものの
休憩時間にホール内で大声で会話したりして
マナーの無い方も多少おり=コロナの感染留まらないなぁーコレは
などと現実も再確認できたのにはチョイ閉口デス

開場が13:30で
それまで1Fのとこで並んでいましたが
2Fへは13時に上げて受け付けはした方が良かったんじゃないかと
思えました=密状態を1Fで作ってたし
結構マスク越しとはいえ会話するバカも多かったから
それが残念でした

きみと花火と。

きみと花火と。

UGM Kreis

πTOKYO(東京都)

2022/07/01 (金) ~ 2022/07/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

リビングで&シェアハウスで を観劇
1つが35分ほどで2つ合わせて70分ほどの作品です
小劇場ではない店舗空間での中央を演場にした表現で
尺も含めて小品感あったかな~と

ただ似たような表現作品であり
もっと突き抜けての舞台にしてもーとか
思えたかなぁ~と

花火は照明と効果音で
舞台設定の窓から見えるという体裁でした
=雰囲気は出てたっす

たぐる

たぐる

ここ風

テアトルBONBON(東京都)

2022/06/22 (水) ~ 2022/06/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ちょいフワッとした感じのファンタジー作品に思えたー
ので
合う人には合うけど~合わない方には~とか感じました
自分的には
細やかな話の貼り巡らさと
回収した感じと
登場人物たちの個性がしっかりと確立されてて
あぁ居そうだなぁ~こーゆー人達~てーのと
好ましい感じの人物設定が楽しめた
約2時間の作品デス

朗読ユニットさざなみ第二回日本公演in東京

朗読ユニットさざなみ第二回日本公演in東京

朗読ユニットさざなみ

金王八幡宮(東京都)

2022/06/19 (日) ~ 2022/06/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

演者が朗読者と楽器演奏者の2名であるが
雰囲気とかは良かったが
やはり独特な場所ということもあり
ちょい生活音的なノイズが入ったりしたのが
残念だったかなぁ~
特に後半の芝居系の話の演出が好ましかった分
そう思えたデス・・・

忘却の彼方で再会を

忘却の彼方で再会を

劇団天の河神社

ザ・ポケット(東京都)

2022/06/22 (水) ~ 2022/06/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

う~む設定を盛り過ぎてる感じが凄いデス
なんとか力技でギリ回収したようですけど・・・
いろいろとスッキリ出来なかった~んだろうなぁ
(作品への愛着で設定の削除とかを出来なかった?かな)
コービットとかのせいでーなどと思った
1時間45分の作品

ネタバレBOX

ロストユニバースのヒロインが
「あんた何、キャナル泣かせてんのよ!」といった
台詞が脳内に響きそうな設定とか
てんこ盛りだった気がするなぁ~(^-^;)
「ねぇエルメス、ここはギアの街という話だったけど。
歯車が生きたのは、手回ししてるモノが印象に残るぐらいで。
町としてのギアの生きる感じしなかったねぇ。」とか言われそうです

主軸が多元で
壊れてた踊り人形を最初に直した魔女さんと
もっかい直したギアの町の時計職人(=ギア職人と言ってもよかったんでは?)
先の無い元冒険家さんとかー対魔女抹殺部隊とかー
作品の尺に対して盛り込み過ぎなきらいあったとですよ

えーざっくり話すと・・
1度目の踊り人形直した魔女さんは
人形が暴走して人を襲ってしまって壊されてーで
2度目は時計職人さんが直してー
浚われて暴走してーいろいろと思惑が重なって
結構な人数が死んでー魔女の持ってた本の力を使った方が
世界を平等に書き換えてー後悔して(?)
魔女が本を取り戻して皆が幸せな世界を構築して
力技でのハッピーエンドで幕・・みたいなー
魔女さんは皆に忘れられて一人ワク外で
アンハッピーみたいな・・そういう感じの話です

人形なら人形主観でー
魔女さんなら魔女さん
町なら町の謎ーと
どれか一つに絞った話にした方が良かったんでないかい?
と思えたデス

魔女とは何かとか
それ一つに絞っても話は出来たろうに~
スライム倒して300年の魔女とかー設定ひとつで1本だろうに

人形さんなら
何か人の感情とか生命力(?)吸うような設定あったりしててー
自己のアイデンティティに悩むとかとかねー
72体の同じフレームから製作されてる一つとか
ピノキオをモチーフとして
操り人形として作られた存在が
一方的に自由になれと糸を切られて
幸せなのだろうかと?キカイダ―みたいな設定盛ったりとか
いろいろあるだろうにー
SF設定が盛り遊ばれてるぶん
なんか残念感が残ったなぁーと

最新 雪風新刊でも読もうかなー・・とか思ったですよ
(四畳半タイムマシンブルースにも期待・・夏だし「躍動感無さげに・・」)
虹の境界線

虹の境界線

中央大学第二演劇研究会

シアターブラッツ(東京都)

2022/06/16 (木) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

劇場での学生さんの演劇であり
いろいろと技術的な感じは特に言することは無かったけどー
話が学生さんらしいサラダデイズな感じで
いま一つだったかなぁと感想
タイトルに関わるネタも作中には見つけられなかったし・・・
次回に期待かなーと思ったデス

ネタバレBOX

サイコパスみたいな作品世界風に
自分の才能とかがDNA検査とかで判明する世界で
音楽に才能が無いと通知されつつも
音楽で身を立てたいとあがく無職の彼氏さんが
仲間の成功とか確執とか友情とかにもまれてく話
うむ 王道でありきたりだなーと感想
いやもう サイコパスな世界みたく
本人が反社会的な行動も言動も無いのに
検査で将来の反社会活動が予測されました=で
社会からデリートみたいなイッチャッタ世界でも構築すればよいのに・・ねぇ
温いです~セントールの悩み みたく根っこはデスだが
表面はぬる~い感じと狙っても とかも思えたデス

で主人公の彼は
就職を目指すも~音楽関係という
何というか無難な路線狙ってーの60分の作品でした
ゴンドラ

ゴンドラ

マチルダアパルトマン

下北沢 スターダスト(東京都)

2022/06/15 (水) ~ 2022/06/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

白いゴンドラを観劇

基本白い舞台美術で
アパートの1室=居間を表現
上手が入口で下手がオトンの寝てる部屋
という設定

なかなか会話積み重ねての話で
アンバランスな関係性をバランスよく
出せてたかなーと

ネタバレBOX

リトルなサッカーチームでの
コーチポジションにいた父が事故で寝たきりとなり
息子である主人公と暮らしているアパートの居間での
3人の人間による会話劇

SEをやってる?今は無職らしい兄さん
この部屋の主であるが
中学のサッカー部でのいじめが元で
人との距離感とかが掴めなくなっており
その事を自覚もしている

寝たきりのオヤジの介助補助にきてくれるヘルパーさん
主人公に惚れられての会話がチグハグで
面白味も出してるんだがー
ヘルパーさん もの知らない感じの天然さんという設定です
バツイチで息子を一人で育ててるんだが
その元旦那が主人公を中学時代イジメてた奴だった と
潤滑剤での主人公の妹さんが常識人枠で出てきます

効果音とか小道具とかがリアルで
人の生活を覗き見してる感は
よく出ていました

ダークネス号のダークちゃんとか
カワウソのウソツキ=うそちゃんとか
会話の端に出してくる小動物ネタも良い感じでした

ただ何とはなしの中だるみ感もあったかなぁ~
とか思えたが=大団円風に丸く明るく収めたんで
自分的に好ましかったです=暗い話はね~とか思ったりするんで・・・
小刻みに戸惑う神様

小刻みに戸惑う神様

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2022/06/15 (水) ~ 2022/06/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いろいろと登場人物が多めに出てくるも
関わり合いも個性も
わかりやすく表現されていました
舞台セットの”らしさ”も巧みに出ていて
話に深みを持たせていたなぁと
納得の出来の作品でした(^-^)

客層も何となく静かな方々多くて
この劇団さんのカラーは独特な感あるなーとも思ったデス

ネタバレBOX

タイトルは亡くなった劇作家が
高校生に渡すために書いた話で
それに関わる人物も作中に深く関わり登場してくるのですわ

煙が目にしみる とか 海外ドラマのゴーストみたく
亡くなってる方々が作中に出てきます(^-^)
それも単に味付けって感じで
メインは葬儀が進行してゆく過程での
家族の関係などを上手に見せてゆきましたー

葬儀コーディネイターみたいな職種も登場し
その助手君の傍若無人さは上手に演じてたなぁ と
小道具としての飲み物とかもリアルに出してて
臨場感出してました

主人公家族の葬儀は
(通夜から骨出しまでの話)
1階で2階は地元の名士さんの葬儀らしく
場所が良い方が1階らしいが
家族葬でもあり負けた感じの質素感だったらしいのが
亡くなった劇作家の人脈が爆発して
「上に勝ったな」という感じでの締めが=笑えました
=妙な昭和レトロな歌詞合戦みたいのもあってね それも=

人の飲み残した茶を集めて飲む僧侶さんとか・・・
個性の表現も巧みだったなぁ と

きょうか で笑う伯母さんとか
細かな笑いの入れ方もGoodでしたなぁー
好きでやってる

好きでやってる

品川親不知

表参道GROUND(東京都)

2022/05/28 (土) ~ 2022/05/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

観客いじりとかは無く
基本 素舞台な台上にて二人の掛け合いが
生で観れました(^-^)
OP・EDとかでは映像投影などもあり
衣装や小道具なども凝って出してました

台とペン付きのアンケートがあり
演目7つに五段階で評価があり
他は記入要項無く純粋に内容の検討用なんだなー
う~む熱心で熱意を感じるなぁと思えた
約90分の作品

ネタバレBOX

自分的には
作家と理論づくめの友人の
掛け合い話が一番楽しかったかな~♪ と
リバーシブルリバー

リバーシブルリバー

24/7lavo

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2022/05/26 (木) ~ 2022/05/31 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

スタンド:「トーキング・ヘッド」が取り付いたんだー
とは言えなかったんだぁね・・・

話の始めの方で主人公さんが
取り乱すにしても
ひたすら大声でのテンションには
ちょい閉口しましたが
まぁ話が進むにつけて
周囲の人との掛け合いでは落ち着いたかなぁ と
緩急をつけて欲しかったかなぁとは思ったが
全体通して楽しめた約100分のコメディ作品であります

ネタバレBOX

自分的に看護学部の二人が
自然でいい味出してたかなぁ と思えたデス
ただー上着の件はー臭いとかの話が出ないのが
現実的ではなかったかなぁ・・・

酔ってゲロって起きると
言いたい事と逆の事をしゃべってしまう主人公さん
周囲のユニ~クな人たちが困惑するも
だんだんと様子が理解されるんだがー
割とふんわりとした感じでのシェアハウス運営=活動が
危機に陥る=主人公のせいで
なんで嘘をつかないようにする・・・
どうやら嘔吐すると元に戻ると理解されて
周囲が嘔吐させようとして体力消耗して気が滅入り
主人公ヒネてしまって・・どうなる大家の襲来撃退はー
という展開でありますが

シェアハウス最長老とか
黒のゴスロリさんとか
キャラが濃くて楽しめました~♪

なんとなく四畳半神話体系とかが思い出されたなぁ

主人公さんワン大学に合格してないのに
浪人生で周囲大学生ばかりのシェアハウスに入るって
なかなかの不思議メンタルで
そこの説明とかは欲しかったがーまぁ
コメディだしと~流すしかないんじゃろなぁ と
笑えたから いい~わね(^-^)と星もオマケー
長老さんも締め方とか雰囲気が良かったわ

シェアハウスのオーナー娘さんとペアルックの彼氏さん
浮気はするわ金が目当てのトコあるわ と
問題だらけながらも周囲が生活守るために
補足・保護していくらしい感じは
現代的だったなーと納得できましたー
BLATHER

BLATHER

劇団ノーティーボーイズ

駅前劇場(東京都)

2022/05/24 (火) ~ 2022/05/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

何というか・・・濃い(^-^;)

で とことん笑えました
もーコロナに対抗できる免疫系が活性化する程にーですよ
レトロな設定がわかりやすくて
ベタながらも表現が楽しい~♪
先の展開が読めなかったなぁーと
感心しきりの約2時間ほどの作品です

ネタバレBOX

ヤクザさんの経営する
客が入ってこなくても構わない
マネーロンダリング用のホテルロビーで繰り広げられる
ハイテンションコメディですかね

一応ホテルの副支配人が主人公かな
で そのサブさんがオヤジの愛人と出来ていて
組の運営資金の一部をチョロまかして
逃亡する予定が
次から次へと予定外の出来事が起きて
計画が順当に進まないんだが
何とか最後の頼みで・・と なるんだが
読めなかった~オチ~

オヤジの預かってたグリーンイグアナが死んでしまい
動かなくなったんでペットショップにもってって
新品の生きてるイグアナと交換する予定が
死んだイグアナに仕込んだブツを13時までに
指定場所に届けるハズが自分動けず
手配した運び屋も使えず
ホテルは防犯プログラムが誤作動して
頑丈な扉に閉じ込められてしまって・・・と
30分に一瞬開くように出来たが
それを利用する瞬間・・・(笑)
脱出できたのが・・・読めなかった(^-^)

何のメッセージ性の無い話なんですけどねー
とは主宰氏の言ですけど
笑えりゃ何でもOKですわ~♪

オヤジが両刀で男にも手を出すわ
地下マグマ系のアイドルが出てきて
歌まで披露して=劇団で初のプロマイドも販売したりと
作り込まれてましたー

愛人さんも登場時の服装が綺麗で
いろいろ劇中での衣装も色っぽかったデス

ホテル従業員でサブに惚れてる方は
いろいろと裏もありますが
一番は
ゼスチャーによるマグロの釣り上げ説明とか
イグアナの解体とかが
自分 めっちゃ受けましたわ(^-^)

風水夫婦とか
イタリアンな刑事さんとか
わかる人にはわかる
古畑芝居とか
細かいとこ笑えたわー
雨と夢のあとに

雨と夢のあとに

Yプロジェクト

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2022/05/25 (水) ~ 2022/05/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

B班観劇
丁寧に作られてて
CLANPのマンガみたいで
極悪人とかが出てこなくて心温まったが・・
まぁ自分涙腺も緩くなったなぁと
思い知らされた2時間20分(10分休憩挟む)の作品

ネタバレBOX

なんか いろいろと作品アイデアが
昔見た いろんなモノとダブってたなぁ と
そんだけ定番で王道な話でしたわ(^ー^)

基本は雨月物語みたいかなぁ
気付けば自宅にいてーと
死んだことが自分でも最初は理解できないことは
「黄泉がえり」みたいでしたし
昔見た洋画でヤンキーな青年が無茶な事して
死ぬんだが幽霊として戻ってきて
当時の恋人がダサいクラスメイトと結婚してて・・・という話があって
そのダサいと思ってた奴が
実は今の妻の子供が幽霊となった青年の子とわかってて
育ててるという気骨に溢れた奴でー タイトルは何だったかしら・・・
今作にも引っかかる内容ですねぇ

死んだ父を見える人が 
その見える条件様々らしいとか
死者が傍にいると生者が弱ってゆく設定もGoodでした
「居酒屋幽霊」とか「異人たちの夏」なんかが近しいかなぁ とも

台湾で死亡した邦人という流れが
外務省とかセリフに入ってきて
リアルな感じで娘との時間が
タイムリミットのあるものという切なさが
上手に演出されてて泣かされたなぁ・・・・・

小道具としての衣装が
生きてる人たちはコロコロと変わるのに
亡くなってる方は そんな変わらんとか
巧いなぁ と思ったデス
リ:ライト

リ:ライト

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2022/05/25 (水) ~ 2022/05/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

再演だったんだー
ふむふむ→とある大学の神経科学研究室。
実験を繰り返していたある日、
ひょんなことからアルツハイマー治療薬に繋がる発見をする。
が、研究室の人間関係が引っ掻き回されたことで
世紀の発見が……!!

変化していく状況に振り回される人間たちの姿を、
見る人たちの記憶を巻き込んで描く”人間関係”劇!
↑が以前の舞台の説明ですねー

なんというか
研究室の雰囲気が上手く表現されてたなぁ と
「動物のお医者さん」とかで感じた研究室ネタを思い出しました
各登場人物の設定も納得で頷けた
1時間50分の作品

ネタバレBOX

ホントにネタばらすんで
読みたい人だけ読んで下さい





研究員の一人がアルツハイマー型認知症進行しつつあり
それを踏まえて
研究室の皆が治療薬開発に躍起になってる現状の中
当人が夢を見てて
最初は爆発夢落ちで(レトロで大変自分 受けました(^ー^)
目覚めると現実~先の夢の中では皆マスクしてなかったのに
目覚めると皆マスクしてて
インパクトが強くて夢と現実というのを
上手に表現してました
(ちなみに舞台セットは
白を基調としたバックの衝立と
中央部の白い長方形のテーブルに
周囲木製茶色の正方形椅子が配された
シンプルな感じであります)
んで
先の夢を踏まえて
爆発エンドにならないように動こうとするも
あまし上手くいかないものの
信じてくれる人もいて
細部が思い出せないんだが
危機感が伝わり
何とか爆発危機が回避されて
研究室皆が纏まって薬開発を継続してく
という話です

ただねぇ
ダウトかなぁと思ったのは
出来た薬を一番最初に「飲ます」はねぇ・・と
思ったんですよー
経口薬までは大変だよ~作るの
まずは静脈点滴=注射だろうなぁ=「投与」する
と言って欲しかったかなー
リアルさを申すなら
「最初の治験を受けてもらう」かなぁ と
当然二重盲検法だがプラセボ=偽薬=投与はさせないから
とか言うとリアルでカッコいいよ~♪

あとリアルさだと白衣の胸ポケットは
結構個性が出る文具とか入ってるしー
白衣の洗濯ローテーションとか個人だったりすると
(予算が少ないと洗濯業者使えず
白衣は自己洗濯だったりするんだなぁ これが)
なんで白衣のヨレ感とか
落ちない検体のシミとか個性が白衣に出たりするの
表現してくれてたら嬉しかったなぁーと
(超個人的希望デス)

で話は
何とか新薬の兆しが見えるという
希望的観測の中終わるんだが
アルツハイマーの進行した職員さんは
入院してしまって
本人すら忘れてしまった新薬開発のキッカケは
残った研究員たちが継いでゆくという結末を迎えるのであった

最初あたりの強い他の研究室の
女教授さんが面倒み良い人で
発症した職員さんは
とても優秀な方だったというのが
ラストわかって少しほっこりとしました

実際の研究室都市伝説=自分の研究で
将来自分が命を落とすというものが
如実に再現されてたなぁとも・・・・・
感慨深いものでした(-_-)
(脳血管イベントで死にとうなかよ)

舞台には出てこないが
重要な役割でセリフに上がる
遠心分離機
友人と映画「アウトブレイク」で
ケガする検査科のシーンを
現実にありえない~表現の説得力だと口論したのも
思い出しましたわ・・・
作中では音での回転数話になってたけど
メーカーのひとが測定装置ぐらいもっていそうな気がするがなぁ・・
とかも少し説得力不足を感じたかしらねぇ

歌劇『天守物語』

歌劇『天守物語』

呼華歌劇団KOHANA

新宿村LIVE(東京都)

2022/05/18 (水) ~ 2022/05/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

そういや天守の妖怪さんらは
獅子頭以外は全て女性だったなぁ=歌劇に合うのも~♪
って思えたさ(^-^)
(実りのある秋に因果のある名を持つ方々なんですよね)

舞台セットは想像したものよりも
派手さは無かったが=出演者さんらが豪勢でした!!

うーむ凄かった=話もポンポンと進んで
理解しやすかったし
楽しさも怖さもあったなぁと大満足の2時間20分
休憩なしの作品です

中途 撮影タイムがあるので
サービスも満点ですねぇ~♪

ただねぇ
高齢な客層でもあり
劇中に私語をされてるのは・・よくないなぁ と
コービット19さんの件もあり
呼気をばら撒く行為は控えて欲しかったデス

ネタバレBOX

なんかね(^-^;)
歌の選び方が琴線に触れますね~♪
年代が近いのかしら?

今年再アニメ化の「うる星やつら」のヒロイン筆頭が
リアルで出てきて懐かしCM調で再現されたのは
抱腹絶倒でした(^-^)
天守の姫の妹分の従者が風雷神さま兄弟設定で
雷様のCM・・・繋がりー

ゲスト様の歌唱力=歌声の素晴らしさに脱帽!

話は作者の奥さまと
作品の書き直しや内容について語り
そのまま作中の天守舞台を再現してくって形で
舞台は進行し
変なシーンとかは再現後に
「書き直しだ」と作者に言わせたりと
多岐にわたる作品の進展性をニオワセテ
自由な作品解釈しての進め方は巧いなぁと感じました

で話は順当に一般的に進んで
ラストは目を傷つけられた二人=
思い合う妖怪姫と鷹匠武士の殺陣となり
共に果ててしまい・・・
こんなラストは認められないと
作中武士であった作者が異議を唱えてのENDです

その後に
ミニ歌謡ショー付くのですが
何かナレーションとか入れた方が良かったかなぁーと

あとー獅子頭さん
青を基調とした白フサフサの縁取りで・・
自分だけでしょうが
なんか’80年代のB級SF海竜さんとか思い出して
なんかデジャブーが・・・

要所要所で黒子さんが出てきて補助してて
なんかここだけ歌舞伎風やねェと感心しきりでした

一番豪勢でキラキラしてたのは
城のお殿様のマントでしたわ(^-^)
すんごい舞台映えしてました

姫路男子隊=背中に漢字の番号付き(笑)
姫様の侍女隊と稚児隊で
なんか対抗できたかも・・・(^-^;)
おーい!煙突男よ

おーい!煙突男よ

川崎郷土市民劇上演実行委員会

川崎市立労働会館サンピアンかわさき・ホール(神奈川県)

2022/05/14 (土) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ほとんど満席だった劇場に驚いたが
高齢者も多めで=散々開演前にお願いしても
携帯の電源切らずに劇中で鳴らしてる方々がいて
とても残念・・・・

戦前の労働改善運動の為に
当事者でなく紡績工場の女工さんのために
煙突に上って応援した男の実話でー
ミュージカル仕立てにしても
けっこう出来良かったかなぁと感想(^-^)

川崎に生きてるし~生れ故郷でもあり
過去に こんな事があったんだなぁと
大変興味深く観劇出来たであります!

ネタバレBOX

煙突男さんが士族系の出で
幼年は病弱であったにもかかわらず
労働改善の活動に進むのが
なんとも理解が出来なかったが・・
まぁ自分の恵まれた環境と女工さんらの環境とか
いろいろと考えるとこあったんだろうなぁーとか

女工さんらの労働環境は
今日のフリーランスに通じたり
就労場所から遠い地方の労働力を呼んで
労働環境から簡単に逃げられないようにしたり
男尊女卑な感じが
「戦争は女の顔をしていない」に通じるかねぇ とか
(↑コミック化はH系のマンガでも有名な方で自分もファンなんですけど
リアルに描けててコミカライズも奨められるんですよ)

煙突を降りた最大の理由は
天皇陛下が煙突下を列車で通過するから
恐れ多くも陛下を足下に見るとは何事かーと忖度した結果
争議が折れたとか・・・なんじゃそりゃという結末だったわねぇ・・・
3年後に水死体で浮かんでたというのも・・なんだかなぁと思えた
実話な分スッキリはしませなんだ

会場ロビーでは
当時の新聞のコピーとか
現在の新聞での芝居の話とかも張り出されてて
情報には事欠かず嬉しかったデス

芝居の流れとしては
介護老人ホームのデイケアに来てた
当時の生き証人=女工さん=に記者が当時の話を聞きに来る
という形で=回想シーンが再現劇中劇みたくなるのです

セットはシンプルながら
小道具としての服装には充分気をつけて=当時らしさが出てたデス
中央のでかい煙突の先は舞台奥に配して
左右に幕を引いて出てきて舞台奥行きを上手に使ってました
彷徨いピエログリフ

彷徨いピエログリフ

9-States

駅前劇場(東京都)

2022/03/25 (金) ~ 2022/03/28 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

う~ん なかなか心に響く話でしたが
人の営みって
こんな感じで続いて繋がってゆくもなんだよなぁ~とか
何となく感傷的に思えた約2時間弱の舞台です

相変わらず天井付近にモニターを設置して=
今作では左右に計2個設置
ナレーション代わりの文字表示をされてましたわ(^-^)

ネタバレBOX

黒を基調とした舞台に
白枠とか白家具でコントラストをつけた舞台美術でした
(イメージは仮面ライダーデルタですかねぇ・・)
さて お話はー
WEB記事発信会社=の支社で
過去15年前に発した記事が波紋を広げて現代へ―って話です
味方だと思えた人が記事をバズらせる為だけに
やっちゃいけない生配信・・・それを見て
自称正義の味方が・・(まーラファエル先生マスクなんですけどー)
刃傷沙汰起こしたりとーで混戦ラストととなるも
まぁ何とか無事に支社は存続して
頑張ってた子も繰り上がり編集長と頑張って勤めていきますと

なんかーいいね乞食の集団を表現してたような気も少ししたー

開演前のトークで
2年ものブランクがあってーなどと自虐ネタも少々出たり
時間があった分
脚本は練りこめたとかおっしゃってましたわ

なかなか個性的なメンバーでてきて楽しめたが
自分的にはNPO法人さんの白ジャケと蝶ネクタイが壺ったかなぁ(^-^)

タイトルはヒエログリフとピエロを混ぜたそうです
話は結構時間かけて練れたそうです~
そのぶん いろいろと深い感じになったかねぇーとも

#15『朱の人』

#15『朱の人』

キ上の空論

本多劇場(東京都)

2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演劇人のメタ芝居って位置かなぁ と
最前列と後列2つ以外は満席状態で
興味を持たれてる作品=劇団さんだなーと感想

2時間丁度で
生音BGMですがー開演前のBGMとかは
特に流してなかったっす

ロビーに舞台美術の模型とか撮影可で置いてあったりと
サービス精神も溢れてましたわ(^-^)

作品も心に響くものでしたが
これはー特に今現在芝居や演劇・劇団とかやってる方々に
ものすごーく強く刺さる話だなぁと感じましたわ

ネタバレBOX

話の内容は説明通りです 以上



まってモノを投げるなら換金可能な物とか食べれる物を~・・・

と まぁ遊ぶのはここまでにして
内容は説明通りに主人公である兄が高校で演劇沼にハマって
そのままズブズブと沈み続ける話なんですよー
兄は脚本と演出にハマって
ひたすらそればかりを追い求め
周囲を巻き込んで我を通してゆくのですが
演劇は集客か内容かとか
劇場を押さえるにしても金が必要で
その工面は兄の場合はその当時の彼女の姉がパトロンになったりと
あるあるな感じの話が展開されて
10年ぶりに再会した兄弟は
後に弟が自動車事故で唐突に死んで
書けなくなってた脚本が弟の死によって=ネタが入って
再び兄は書けるようになって・・・そんな非人間的な精神活動が嫌で
心を病んでしまった兄ですが
それでも書く事を止められない・・と
カタカタとキーボードを叩いてゆく音で終演となるのでした

BGMが生のエレキでして
心の壊れる時とかの爆裂な感じの音が
上手く作品に合ってたなぁ と

なんでか自分
弟さんの突然な死は
作中で直ぐに予想出来てしまってー
割とメタな感じだったのかなぁとか思ったデス

ラスト付近では
弟から見た無敵な感じの=時の兄と
今の壊れた兄=役者さん二人ですんで=同時に出てきて
昔の兄が今の兄に活を入れる感じでしたわねぇ

壊れた兄さん
長身もあいまって
怖い感じの演出家って雰囲気とか
役者さん巧かったわー

楽屋裏での役者同士の
仲違とかの雰囲気が
なんともまぁ リアル で怖かったわー

単発ライフルというよりも
速射破壊銃みたいな感じで
連続でイロイロ心に刺さる感じの作品でした

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