鳥の飛ぶ高さ
青年団国際演劇交流プロジェクト
シアタートラム(東京都)
2009/06/20 (土) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
いつもの青年団の芝居とは趣が違ったけど、
ウェルメイドでとっても楽しめた芝居だったと思います! 演出が違うのだから、いつもの平田舞台とは違って当然。個人的には戸惑いよりも、引き出しの広さを見せ付けてくれた青年団の俳優陣に拍手を送りたいです。
裏切りの街
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2010/05/07 (金) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
確かに、人間の本質を精緻に描写していると思いました
三浦大輔作品を初観劇。センセーショナルな手法ばかりが前面にクローズアップされている感じを勝手に抱いていましたが、現代の、特に都会に生きる人の心の有り様を、丁寧に繊細に描いていると思いました。休憩入れて3時間15分、少しも長いと思いませんでした。
H3(グルーポ・ヂ・フーア)
フェスティバル/トーキョー実行委員会
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2009/11/07 (土) ~ 2009/11/11 (水)公演終了
満足度★★★★★
何だかとにかく素晴らしかったです!
ダンスはあまり観た経験がなく、全てが新鮮だったというのもあるが、とにかく心が揺さぶられました! うまくいえないけど、なんだかサッカーW杯に出るブラジル代表を見ているようでした・・・。もう1回観に行こうと思っているくらいです!
春琴
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2009/03/05 (木) ~ 2009/03/16 (月)公演終了
荒野に立つ
阿佐ヶ谷スパイダース
シアタートラム(東京都)
2011/07/14 (木) ~ 2011/07/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
能動的観劇のススメ
確かに初見で話の全体像を掴み切るのは容易じゃないです。けれど、分からないけど何だか見入ってしまう、という作品こそ本物でしょう。想像力をフル回転し、虚構の世界に没入するしんどさと喜びを味わわせてくれる芝居でした。
中村ゆり、美しすぎる。これぞ正統派美人女優。
H3(グルーポ・ヂ・フーア)
フェスティバル/トーキョー実行委員会
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2009/11/07 (土) ~ 2009/11/11 (水)公演終了
ウエアハウス-circle-
演劇集団円
シアタートラム(東京都)
2011/09/30 (金) ~ 2011/10/12 (水)公演終了
満足度★★★★★
「動物園物語」の見事な変奏
名作のエッセンスを抽出して、現代劇の核とすることに成功している作品でした。ミステリー仕立ての娯楽作品の装いをしながらも、老いと孤独という特に全ての男性にとって向き合わなければならない問題を観客に突きつけています。もちろん芝居に深みを出すのは、橋爪・金田の安定感抜群の演技があってこそ。個人的には、アレン・ギンズバーグの長編詩「吠える」に惹かれました。
THE BEE Japanese Version
NODA・MAP
水天宮ピット・大スタジオ(東京都)
2012/04/25 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
何度も再演を繰り返してほしい名作
一方、野田秀樹という俳優が持つカン高い声とハイテンション、優れた身体性そのものがこの作品のエキセントリックな世界観を担保している、とも思っています。
THE BEE
NODA・MAP
シアタートラム(東京都)
2007/06/22 (金) ~ 2007/07/29 (日)公演終了
コウカシタ◆フェスティバル/トーキョー09春
フェスティバル/トーキョー実行委員会
あうるすぽっと(東京都)
2009/03/14 (土) ~ 2009/03/20 (金)公演終了
授業
ウジェーヌ・イヨネスコ劇場
イワト劇場(東京都)
2007/08/28 (火) ~ 2007/09/02 (日)公演終了
ANJIN〜イングリッシュサムライ
ホリプロ
天王洲 銀河劇場(東京都)
2009/12/10 (木) ~ 2010/01/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
テンポの良い展開とウェルメイドな芝居
今年最後の観劇に天王洲アイルへ。「日英共同合作」ということで、半信半疑のまま臨んだのだが・・・、これが素晴らしかった! スケールの大きな物語をテンポ良く見せて、3時間を越える芝居を全く飽きさせない。日英の演技陣も、大きな劇場に負けない、芯の通った芝居を見せてくれました。市村正親さすが!! 惜しむらくは、関が原~大阪の陣を貫く大きな物語の前に、宣教師(藤原竜也)を取り巻く物語が負けてしまったことだけど。ともかく観に行って良かった!
苦悩
アンスティチュ・フランセ東京
シアターX(東京都)
2011/02/21 (月) ~ 2011/02/22 (火)公演終了
満足度★★★★★
フランス名女優の演技はやはり凄かった
テキストは日本人には分かりづらい部分もあるかなと思いましたが、ドミニク・ブランの一人芝居は国宝級。役を演じるという行為の深淵に迫るものでした。これほど高いレベルのパフォーマンスを間近で堪能できる機会はあまりないでしょう。
眠れない夜なんてない
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2008/06/27 (金) ~ 2008/07/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
今までの青年団作品で最高でした!
作品の完成度の高さは言うに及ばず、この作品が何より僕を魅了してやまなかったのは、平田さんが公演パンフレットで書いていることを引用すれば、「人が誰でも持っている孤独への憧憬と、そのために引き受けなければならない寂しさ」を描いていることだと思う。
アンティゴネ
SPAC・静岡県舞台芸術センター
静岡芸術劇場(静岡県)
2008/06/14 (土) ~ 2008/06/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
度肝抜かれた~
凄すぎて声も出なかった。復讐のギリシャ悲劇を、理屈じゃなく、その身体で受け止めて芝居を創ってました。ちょっと、日本人のギリシャ悲劇とはスケールの桁が違うかな・・・。
変身
MODE
イワト劇場(東京都)
2010/07/06 (火) ~ 2010/07/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
文句なしの傑作です!!
ダメ出ししたくなるところが全くない、芝居創りのプロの粋がちりばめられた文字通りの傑作だと思います! いわゆる一般的な小劇場の公演と比べると、ここの公演の客層はかなり高めです。こういう芝居こそもっと若い人が見るべきだと思うのですが・・・。今回の公演は特に、老若男女問わず、誰が観ても楽しめる作品だと思います。
遊園地再生事業団『トータル・リビング 1986-2011』
フェスティバル/トーキョー実行委員会
にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)
2011/10/14 (金) ~ 2011/10/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしさをうまく言語化できない
不明なもやもやが残ったままだけれど、自分自身の知識と想像力を超えたところにある何かがこの作品に格別の強度を与えている気がしました。再演されることを切に願います。
龍を撫でた男
オリガト・プラスティコ
本多劇場(東京都)
2012/02/03 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
戯曲が大変素晴らしい
戯曲に散りばめられた一見何気ない家則の台詞に含まれる含蓄に心惹かれました。「おもいどおりいってもいかなくても一生は一生さ」「あんたのいう情熱なんでものは、けっきょくのところ、この散文的な家庭生活にはかなわないということですよ」「人生は冒険じゃない。人生はくりかえしですよ。」 こういう昔の傑作が観られる機会は嬉しいです。初演時の劇評を読み漁ってみたいと思いましたが、探していくのにもなかなか骨が折れそうですね。
人形の家
シス・カンパニー
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2008/09/05 (金) ~ 2008/09/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
宮沢りえ良かった!
宮沢りえはスターのオーラが出てた! 女優にも色々なタイプがいていいと思うけど、やはり大きな劇場の芝居で主役をはる役者にはこういう人が必要だと思います。ルボーの演出は正攻法。俳優の台詞により芝居を進めていく、僕の好きな舞台でした。
転校生◆フェスティバル/トーキョー09春
フェスティバル/トーキョー実行委員会
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2009/03/26 (木) ~ 2009/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
震える程素晴らしかった・・・
F/Tのクロージングを飾る作品。もう、その躍動感溢れる女子校生の演技と瑞々しい才能の結晶ともいえる演出に、ただただ圧倒されました。確かに様々な理由で台詞が聞き取れない箇所も多々あったけど、そんなのはきっと演劇の本質を語る上で大きなことじゃない。重要なのはそこに俳優がただ存在して、誰かと関係を結ぶ、あるいは懸命に結ぼうとしているその佇まいに観客は心を動かされるのでしょうか?僕の観劇歴の中で五指に入る舞台でした・・・。そしてこの作品を企画した静岡県舞台芸術センター、凄いとしかいいようがありません。