硝子の途
劇団ヨロタミ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/09/25 (金) ~ 2015/09/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
泣けた。
よくできた舞台美術が、昭和のコメディ的なムードにピッタリ!と思わさせておいて、だんだんとウェットな世界へ引き込む。笑いがあることで逆に哀しさが強調され、泣けてしまう。上演、約125分だがアッという間に終わった。映画「若大将シリーズ」のように歌が盛り込まれているのは賛否両論あるが、個人的にはいい演出だと思う。ようは、楽しめればいいのだ。
オレンジ新撰組 リターンズ
劇団6番シード
シアターKASSAI(東京都)
2014/05/02 (金) ~ 2014/05/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
バカバカしい
いやー、楽しい舞台だ。これだけ一生懸命にバカバカしいことをやると、立派なエンターテインメントとして成り立っているからスゴイ。亀(椎名)さんの突っ込みと牛子さんの突き抜けたキャラは、おもろかった。
ちょぼくれ花咲男
文月堂
座・高円寺1(東京都)
2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
最高に楽しめた
そこには江戸時代が再現されていた。当時の市井の人々の生活が、喜怒哀楽が、それはそれは鮮やかに描かれていた。会場のレイアウトを非常に効果的に使った演出はお見事!ストーリー展開にも奥行きがあるが、演出自体にも奥行きがあり、歌と踊りにも意味があった。130分弱の上演時間が1時間ぐらいにしか感じないほどたのしかった。まさに「観てよかった」と言える作品。
負け犬ポワロの事件簿
東京AZARASHI団
サンモールスタジオ(東京都)
2016/03/04 (金) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しめた
これですよ、コメディは!まず幕が開いた時点で頭の中が??。で、間髪入れずにこみ上げてくる笑い。この間がたまらなくツボ!後半の、次から次へと明らかになって行く真相!も、えっ?そうなの!という驚きと笑いが混ざってたのしかった。ガンガンツッコミを入れていた女優さん(幽霊)も上手かったなぁ。
ほたえな 胸中が猿
グワィニャオン
萬劇場(東京都)
2015/12/16 (水) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
感激!
龍馬を扱った作品は多数あるが、いや〜このグワイニャオン風味の舞台は秀逸だ。時代劇は観ない、という人をも引き込む力があった。入口が「てなもんや三度笠」で、出口は「三匹の侍」といった感じか?(笑)。それにしても最後の……は、よく考えてある。あれで評価がワンランクアップ!良質なエンタテインメントだった。
わたしのゆめ
ガラス玉遊戯
小劇場 楽園(東京都)
2015/12/02 (水) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
満足
初演を知らないので比較はできないが、なかなかの完成度を感じさせる作品でした。キャスティング、演出とも素晴らしい。楽園の変則的なステージをうまく生かしたレイアウトも納得。でも、ほとんど出ずっぱりの役たちは、大変だろうな、と。
罪とハネムーン 7月17日18日20日完売!
play unit-fullfull
調布市せんがわ劇場(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
楽しかった!!
初めてのフルフル。どんなテイストなのか、予備知識もないまま観劇。
要所要所にちりばめられた笑いは、ま、ベタといえばベタなんだけど、なぜか新鮮な気持ちで見られた。
きっと細部にまで気を使って、こだわった演出がされているからだと思う。とても丁寧なつくりで、不快感がまったくなく、素直に笑えた。心地のいい笑いだ。
全体を通じて、無理無駄のない会話のキャッチボールが楽しさを倍増させている。それが観ていて十分に伝わってくる。ストーリーのちょっとしたサプライズも笑えたし・・・。
帰宅後も満足感につながっている舞台は、まだ数少ない。次回作にも期待!!
テンペスト イン マーズ
CAPTAIN CHIMPANZEE
ザ・ポケット(東京都)
2010/03/17 (水) ~ 2010/03/22 (月)公演終了
満足度★★★★★
楽しさ満載
これは大人から子供まで十分に楽しめる内容で、最高でした。
ストーリー、演出ともコストパフォーマンスは高い。観て損のない舞台だ。
さすがだと思ったのは鳴海じゅんさんの演技。所作から台詞から、すべてが上手い。そのためキャプチンのメンバーとの差が浮き彫りになってしまったのは惜しい部分かな??(ま、贅沢な悩みかもしれませんが)
パール食堂のマリア
青☆組
吉祥寺シアター(東京都)
2016/11/01 (火) ~ 2016/11/07 (月)公演終了
満足度★★★★★
大人の童話
昭和の時代を生きた人々の喜怒哀楽が主宰、吉田小夏の世界観で見事に表現されていた。観る者の胸をザワザワさせる台詞が涙を誘う。青⭐︎組としては暗転場面が多い作品らしいが、全編を通じて効果音が少ない印象を受けたのは演出的な配慮の結果かもしれないので良しとしても、暗転時に無音というのは、どんなものだろう?真っ暗だからどうしても耳か音に敏感になる!「カタッ、コトッ、ギシッ」ばかりが耳に付くのは、興醒めだった。あと、なぜか知らないが年配の観客が多かった。時代設定を思えば、この物語にドンピシャな年代といえる。それだけに感情移入しやすいのか、やたら私語が多くて、うるさくて参った。これからは、携帯電話の電源だけでなく私語禁止も、前説で アピールして欲しい。
男子校にはいじめが少ない?
趣向
王子小劇場(東京都)
2016/11/02 (水) ~ 2016/11/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
ミュージカル
過去にリーディングとかショートバージョンは上演しているらしいが、事前情報を知らないまま初めて観るので、そのタイトルからもっと堅い内容かと思っていた。ところが、女優が演じる男子高校生のミュージカルということで、歌って踊って、まるで宝塚?という楽しい内容。思春期の学生が持っている繊細さと愚かさが見事に表現されていた。上演時間は1時間20分。
さとがえり
KAKUTA
ザ・スズナリ(東京都)
2009/04/04 (土) ~ 2009/04/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
初KAKUTA!
この劇団(今回の作品)、最高でした。
ストーリーはごく普通だったにもかかわらず(奇をてらった部分はない、という意味)、幕開けから最後まで、観ていて演出に無駄が一切無い(というか、むしろ細かいことも手を抜かずに一生懸命演じているのが伝わってきた)感じがして、すべての場面が台本に書かれた(あるいは演出家の)計算どおりに進行している印象だった。
こんな舞台(劇団)は、今まで見たことがなく、ほんとに感心した。
あるいは今回だけなのかも知れないけど・・・。でも、平日の14時の回なのに、場内はぎっしりとお客が入っていたから、それなりの実力を持っている劇団として広く認知されているということなのかもしれない。
もう一度(次回作を)観てから、贔屓にするか、判断したいと思う。
愛フォンブース
劇団フルタ丸
「劇」小劇場(東京都)
2014/10/29 (水) ~ 2014/11/03 (月)公演終了
満足度★★★★★
最高!
いやー面白かった!スティーブ・ジョブスへのオマージュ⁉︎(笑)といえなくもない!にしても、最後に出てきたブースはもちろんハリボテだが、もっと華奢なモノで間に合わせるのかと思っていたので、なかなかの完成度にビックリした。フルタ丸、侮れない劇団だ。
ビーイング・アライブ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2015/12/11 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了
東名人間現る‼
順風男女
OFF OFFシアター(東京都)
2015/12/08 (火) ~ 2015/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白い!
コント集?どうかな〜?などと思いつつ観たが、面白かった。ショートコントなんだけどちゃんと起承転結があって、最後まで話しにスジが通ってるのが、うまい。それぞれのコントごとに「人間あるある」的なネタがチリバメられていて、ついつい笑いに引きこまれる。
彼の地
北九州芸術劇場
あうるすぽっと(東京都)
2016/02/12 (金) ~ 2016/02/14 (日)公演終了
賊
劇団6番シード
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2008/11/14 (金) ~ 2008/11/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
ダイナミックエンターテインメント
舞台セットもかなり大掛かりだし、出演者も驚くほどに多数。しかもキャラクターもさまざまに多彩な設定で、それだけで楽しい。舞台が狭く感じられほどの動きが見事。個人的には椎名亜音さんを観にいきました。彼女、左利きでした。
もちろん全体を通して満足なのはいうまでもないのですが、最初から最後まで見入ってしまうほどのストーリー性と鍛えられた動きはいいのだが、ちょっと疲れる。途中に細かい笑い(というほどではない)もあったことはあったが、もっとドッとうけるような笑いを盛り込んでも、ストーリーには影響や問題は生じないと思うので、息つきとしての笑いをぜひ・・・・。
銀幕心中
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2015/06/10 (水) ~ 2015/06/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
初見
まさに熱演!畳み掛けるような早口の台詞の応酬。その合間に散りばめた笑いが絶妙。ま、初日ゆえの小さなミスも少しだけあったが、グイグイと引き込むエネルギーは半端じゃない。
演劇
DULL-COLORED POP
王子小劇場(東京都)
2016/05/12 (木) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
初見
観るまではこのタイトルから、どんな舞台なのかまるっきり想像できなかった。「演劇」って、当たり前だろう、と。しかし、幕が開くと同時に見入ってしまい、アッという間に終演!!今までにない、なんとも言えない感覚で、まさにこれが演劇なんだ!と満足できた、素晴らしい作品!
死に顔ピース
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2016/03/18 (金) ~ 2016/03/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい!
いま社会に必要とされている、いや避けては通れない問題に正面から取り組んだ作品。じつはモデルとなる医者が実在すると、アフタートークで知った。その事実が素晴らしいし、それを舞台化したことも素晴らしい。終活は、我々全員の問題だから。
男ばかりの会話劇 『アベンジャーズ Ver2014』
カプセル兵団
ワーサルシアター(東京都)
2014/09/10 (水) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
面白い切り口
カプセル兵団は一回観ただけだか、今回は会話劇ということでアクションはなく見るからに地味な舞台(セットも衣装も)だったが、いやー面白い公演だった。こういう演劇もあるのか!と、感心した。1時間50分の上演時間が短かく思え、もう少し観たかった、と感じた。新しい境地を切り開いたこの団体から、目が離せなくなった。