アオンが投票した舞台芸術アワード!

2023年度 1-10位と総評
六英花 朽葉

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六英花 朽葉

あやめ十八番

実演鑑賞

昭和モダンの初日を観劇。すごく良かった。
自分が生まれた時は映画は今の形だったが、男だけでなく女も役者をやるようになったり、トーキー映画が登場したりする中で役目を終える人々の生き様に心を打たれた。中野亜美さんが凄い。
序盤の活弁士のアフレコは本当に凄かった。セリフを発しない役者の動きを見ていて違和感がないのだ。かなり稽古したに違いない。ここで活弁士という職業を極めた者がいたという事実をしっかりと見せた上での、トーキー襲来。
中野亜美の本役での登場、1言目で背筋が凍る。ショックだった。差別用語が容赦なく浴びせられる。その後田久保柚香さんの献身的な教育に心打たれる。お金で買いたいと申し出があった時は、本心では嬉しかったのではないか。心の支えであったから、そばにいてやって欲しかった思いがある。遺書のくだりは中野亜美の真骨頂。昨年から何度泣かされてきたか分からない。中野亜美のいる上手を見すぎていて、下手で起きた大事件の成り行きを見逃してしまった。配信を買います。

今後AIによって仕事が奪われる人達が増えるはず。我々はどうすべきか。

『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ!』(再演)

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『つやつやのやつ』と『ファンファンファンファーレ!』(再演)

ムシラセ

実演鑑賞

土橋さんおまけスピンオフの回を最前列で鑑賞。
駅前劇場、演者と近い!こんな近かったっけ?
面白いところは笑えるし、泣けるところは泣ける。
美しい、眩しい、尊いという感情の波が押し寄せ涙が溢れる。
初めて舞台を見る友達を誘ったらとても楽しかったらしく、舞台ハマりそう。

すずめのなみだだん!

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すずめのなみだだん!

やみ・あがりシアター

実演鑑賞

面白かった!
言葉遊びであったり、背景で流してる歌の歌詞との関係性であったり。宗教の話が根底にあるけどポップで青春。夏のシーンは目の保養にもなり。

濫吹

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濫吹

やみ・あがりシアター

実演鑑賞

最前列で4回鑑賞。奈落で待機してる役者さんを見せるなど、今回もこんな舞台見たことない!って思わせてくれた。
舞台美術も歌も良かった。

眩く眩む

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眩く眩む

ムシラセ

実演鑑賞

最前列で2回見ました。
いままでムシラセさんは推し役者が出ているから見ていたが、今回はそうではなく、ムシラセさんの舞台だから見てみようかな?と思って。
めちゃくちゃ刺さりました。

パワハラ、過労死は常に身近にある問題で、労災認定されたことも。
うちの会社も天才が死ぬほど頑張ってやっとできた仕事を、後輩に渡せなくて、マネージャーになってもずっとやっていたりする。
好きなら限界ないでしょ、にどきりとした。確かに。
あんなに言い合っていても、たい焼きの残りをあげるシーンで友情が垣間見えるのとても好き。

紫にリボン結び

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紫にリボン結び

♯Q

実演鑑賞

楽しかったー!久保さんの脚本は本当に好き。
好きな役者さんばかりでほほが緩みっぱなしだった。
紫にリボン結び台本読んでわかったけど、役者さんって凄いな
台本読むだけだとは灰色のフラットな感じなんだけど、実際見たらあんなにカラフル

冒頭の日野あかりさんの美しさ、依乃さんのチャラさでマリーバードランドを思い出す
あ、久保さんも出てたな、でニヤリ
日野あかりさん美しさと妖艶さ、凄かったな
誰か殺したの?…残念 残念とかw
2回目最下手で見た時、冒頭のチェスみたいなシーンでさくらが胡桃を見る時、日野さんの目線がこっちを向いていて、ズキューンときた。
チョコぺろぺろとか悶絶。皿を舐めるシーンで顎に口紅つくの、2回目もだったから演出なんだろうな。
最後帰る時、薔薇色には声を掛けないとこがエモい。愛に溢れてる

尋問しながら人と成りを紹介するのおもろい。3人同時に並んでるとこも。上演時間の短縮にもなる
サラッと紹介したけど贋作師wってなんだ?分かっててやってるのかな?騙されてそう
「ならいいんだけど」に「ありがとう」は素直すぎるw自白してるとしかw
でも電飾頼まれた時の「ありがとう」は好きだなー

蝦蔓のキャラが完璧なのよ

紫の挨拶がいつも永遠の別れみたいなサヨウナラで、別れようの意味のサヨウナラがどっちなんだ??となっていた。
取調べの時、赤裸々に全ての感情をさらけ出してくのずっとニヤニヤしてしまった
ベンチで並んで座ってる時、手で腰を浮かせて少しだけ近くに座り直す仕草が、後ろ姿なんだけどもう神。
しかも自分の最高の思い出が蘇っちゃったな
「(友達)いなくていいけどね」は気遣いなのかな
紫が1人でホワイトチョコを口にするシーン、今思い出しても泣ける。。さぞ甘かったのでは

自分も人に頼むのが苦手すぎて、マネージャーなのに1人で全部やっちゃうことが未だにある。クリパ企画するしかw
でも企画が苦手すぎてどうにもならない

胡桃の前で惚気けてしまって、胡桃の無反応を見て慌てる千草の表情w これは下手側からよく見えた
ほかのシーンも千草が面白すぎて櫻さん笑いを堪えてたんじゃないかな?一瞬気が緩んだような?気のせいかも

もう昔のことだけど、「私、人を好きにならない」って言われたことがあって、そういう意味で菫子と薔薇色の行方が気になっていた。
自分の時は、それでも何とか好きになって欲しくて、ガンガン攻めたけど、あれ間違いだったんだなぁ。
「踏み越えたりしないし」かぁ。好かれてるのかと思って誘ったらバッサリ「え嫌ですけど」も全く同じこと言われたな。
これボディブローみたいに効くなぁ。未だに振り切れてないなぁと実感

2回目は犯人分かってるから、それぞれの表情をじっくり楽しめた。欲を言えばあと1回上手側から見たかったな。
それにしても紫→群れ咲きと千草はお似合いだなぁこれからは辛い時にチョコ食べようと思った。匂いたっぷり嗅いでからw

久保さんのことだから身近に各キャラのモデルになった人物がいそう

ヒラエス

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ヒラエス

たすいち

実演鑑賞

なぜ失踪してしまったのかの謎を抱えながら、月を模した美術を背景に、幻想的に、時にスタイリッシュに物語が進行。
たすいち劇団員が3チームに別れてそれぞれ最強のキャストを集めるというワクワク企画。
3チームとも見たがそれぞれの色があって複数回見ても楽しめた!

熱海殺人事件「4作品同時公演」2023

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熱海殺人事件「4作品同時公演」2023

カガミ想馬プロデュース

実演鑑賞

「水野朋子物語」を2回、「ロンゲスト・スプリング」「売春捜査官(半仁田さんバージョン)」を各1回鑑賞。
こんなに役者の熱量を浴びられる舞台があったとは。

missing〜混血のハッシュタグ〜

9

missing〜混血のハッシュタグ〜

ENG

実演鑑賞

席についてすぐ思ったのは凄い舞台セットだなぁということ。高低差を生かした多種多様な殺陣や、移動して形を変える舞台美術で洞窟内を探検するワクワク感が伝わってきた。
回想シーンが度々挿入されているのだが、転換が早くて瞬間移動してるかと思うくらい。
照明・音響もバッチバチでかっこよかった!
挿入曲はCDでたまに聞いている。
もちろん役者も良い。シミズアスナさん演じるタルラの 14歳と栗生みなさん演じる母アンジェラの関係の他、色々な関係性萌えが入っていた。トレカをコンプする勢いで買ってしまった🤣

罪の三乗

10

罪の三乗

同じ釜のムジナ

実演鑑賞

めちゃくちゃ面白かった!
途中まで役者の演技すげー!!と思っていたが、終わってみたら脚本すげーー!!となった。絶対見るべき

総評

今年の前半は見たい舞台(役者)は全部見る!という気合で臨んだ。
それなりにたくさんの舞台に触れる中で、「この脚本家は好き」というのができた気がする。
2024年は遠征回数が減りますが絶対に見たい舞台はなんとか見たいという気持ち。

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