播磨屋の観てきた!クチコミ一覧

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劇、ということ

劇、ということ

壱組印

ザ・スズナリ(東京都)

2010/08/27 (金) ~ 2010/09/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

ほのぼの
どのエピソードも微笑ましく、生の舞台っていいなぁと思いました。大谷さん、凄すぎです。最後の歌を聴いて、とっても幸せな気分で小屋を出られました。

今は亡きヘンリー・モス

今は亡きヘンリー・モス

シーエイティプロデュース

赤坂RED/THEATER(東京都)

2010/08/22 (日) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

緊張感
観ているこちらが緊張してしまう、濃密で不安を掻き立てる芝居でした。久世さんの、いつもとは少し違う外しかた、田中さんの、いつもとは違う喜劇味。戯曲も素晴らしいけど、やはり芝居は役者。と思わせてくれる作品でした。

さらば八月のうた

さらば八月のうた

劇団M.O.P.

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

さらばの 「ば」
万感を胸にMOPとはさらばです。
みんないっしょの舞台も観おさめかと思うと、やっぱりさびしいぃ。
でも、マキノさんの作品やドリさんや小市さん、三上さん、みなさんにはきっとこれからも舞台や映像で会えると思うので、ここは笑顔で・・・。

月が水面に忍び来るがごとく

月が水面に忍び来るがごとく

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2010/10/15 (金) ~ 2010/10/21 (木)公演終了

満足度★★★★★

凝縮
1時間20分という短い時間でしたが、緊迫した台詞劇でした。冷たいエリート然とした役どころが多い印象の横堀さんが、50過ぎの冴えないおじさん役で、それでも妻を愛しながら苦悩する男を熱演。もちろん妻役の小暮智美さんの堂々たる演技も素晴らしかったです。

叔母との旅

叔母との旅

シス・カンパニー

青山円形劇場(東京都)

2010/08/20 (金) ~ 2010/09/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

必然
この4人で失敗なんてありえません。主役は張らないけど脇に居れば大大大安心の4人。随所に光るアイデア(所作・小道具・地名札などなど)に見惚れるばかりでした。でも、どうして浅野さんが少女に見えて、鈴木さんは犬に見えるのでしょうか?

6月歌舞伎鑑賞教室「鳴神」

6月歌舞伎鑑賞教室「鳴神」

国立劇場

国立劇場 大劇場(東京都)

2010/06/02 (水) ~ 2010/06/24 (木)公演終了

満足度★★★★★

行かなきゃ損
パンフレット無料、丁寧な作品解説付き、日曜日なら賑やかな学生さんはほとんど居ない、お弟子さんも大活躍。。ここ数年、もしかすると歌舞伎座や演舞場よりも満足させてもらっているかもしれません。何と言っても愛之助丈の鳴神上人と孝太郎丈の絶間姫が、20年くらい先に定番になっているかもと思わせてくれる、すばらしい出来でした。同じ松嶋屋さんで義理とは言え従兄弟同士ですから、役の色合いがうまく合っていると感じます。解説の宗之助丈(愛之助丈とは同い年)も素敵でしたが、坂東三津五郎丈のお弟子さんの三津之助丈が大活躍。本興行ではまずお目にかかれない大役を見事に演じられていたのが、何よりうれしく、大満足です。

七月大歌舞伎

七月大歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2010/07/02 (金) ~ 2010/07/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

千秋楽前日
期待に違わず吃又が素晴らしかったです。おとくの「腕も二本・・・」でいつも切なくなります。そのほかもさすが〝大歌舞伎〟の豪華絢爛。でも、最後の最後に八大くんと大和くんの〝馬の跳び六法〟が一日の締めくくりに相応しい熱演で、なんだか幸せな気分で劇場を後にできました。

秀山祭九月大歌舞伎

秀山祭九月大歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2010/09/02 (木) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

満喫
昼夜通しで贅沢な演目揃い。
昼夜ともお目出度い舞踊で始まって「沼津」「荒川の佐吉」「俊寛」「引窓」。これだけで国立劇場歌舞伎鑑賞教室2年分です。
ここに昼夜、藤十郎丈、芝翫丈、富十郎丈と、3人の人間国宝の舞踊がおまけのように観られるなんて、今(歌舞伎座休場中)ならではかもしれません。
もちろん、座頭として吉右衛門さんは大活躍ですが、しっかりと寄り添うように修行する染五郎丈に嬉しくなりました。
それと、このところめっきり老け役が増えた歌六さんですが、「佐吉」の成川のようなお役、ぴったりだと思うので、これからももっと観たいものです。

罪と、罪なき罪

罪と、罪なき罪

リリパットアーミーⅡ

座・高円寺1(東京都)

2010/06/05 (土) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

期待どおり
どちらかと言うと、ラックシステムを多く観てきたように思いますが、この、史実に基づいたフィクションには毎回感服です。ラックよりも少々お間抜けな感じがまた良いです。テーマをきっちりみせながら、役者さんひとりひとりが個性豊かに表現されている。もちろん、作・演出の凄さが先にあるのかもしれませんが、やっぱり安心してみていられるのは心強いです。スズナリの満杯に比べると、座・高円寺は舞台も客席も広々としていて、良い意味で贅沢でした。

島

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2010/09/04 (土) ~ 2010/09/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

認識する
被ばくした主人公の愛称がぴかさん。作者の思い入れを感じる。原爆の被害は広島市内や長崎市内だけでなく、周辺の村や島をも巻き込んでいた。忘れてはいけない事実を再認識する。

モジョ ミキボー

モジョ ミキボー

モジョミキボー上演委員会

OFF OFFシアター(東京都)

2010/05/04 (火) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

リピートするべきかも
鵜山さん、浅野さん、石橋さんの組み合わせで、下北OFFOFFシアター。贅沢すぎるわけですが、やはり脚本の面白さと役者さんのパワーの勝利と感じました。
モジョとミキボーがベースですが、おふたりがそれぞれの両親や、敵対する悪がきを演じ分けるので、最初は少し混乱しますが、小さな舞台を有効に使っているのが楽しかったです。
贅沢ついでに、2列目とは言え、最前列の真ん中だったので、もう少し後ろからちょっと引いて観たいと思っています。

つちのこ

つちのこ

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2010/06/04 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

新劇の劇団
舞台は1972年、岐阜の片田舎の民宿。私は小学生でした。横井さんが帰ってきたり、日の丸飛行隊が活躍したり、あさま山荘の中継があったり、角さんが総理になったり、今更ながら激動の年だったのですね。
20代の若者から、おしゃべり好きのおばちゃん、民宿の無口なおじいちゃん。とにかく、世代世代の役柄を、限りなく実年齢に近い役者さんが演じている。これこそ新劇の劇団の強みです。
青年座は結成以来、時代時代の新しい脚本家に作品を依頼しているそうです。今回も劇団員さんのつながりから実現した脚本のようです。舞台がどんな時代でも、場所でも、ちょっと不思議な日常をみせてくれる「新劇の劇団」から、当分目が離せません。

大岡越前

大岡越前

劇団俳優座

三越劇場(東京都)

2010/06/10 (木) ~ 2010/06/26 (土)公演終了

満足度★★★★★

満を持して
俳優座といえば加藤剛、加藤剛といえば大岡越前ですが、俳優座の舞台で加藤剛さんが越前を演じるのは初めてだそうです。もともと上演予定だった作品ができなくなり、苦肉の策のように思っていたのですが、それは俳優座、見事な仕上がりでした。少し前に「沈黙亭のあかり」という現代劇を上演して、集団自殺を題材にしていましたが、今回は時代劇で冤罪を題材に。さすが「新劇の劇団」です。それと、親子とは、こんなにも声が似るものかと改めて感じた舞台でした。

夕立【作・演出 赤堀雅秋(THE SHAMPOO HAT)】

夕立【作・演出 赤堀雅秋(THE SHAMPOO HAT)】

劇団姦し

ザ・スズナリ(東京都)

2010/07/28 (水) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

じんわり
三人それぞれの個性、良い意味でのいつもの個性をきちんと際立たせた凄い脚本だったと思いました。また、客演の神保さんまで、はまり役(2役とも)で、カーテンコールでは、女四人の芝居だったなとふと思いました。客席が明るくなった頃にじんわりと切なく、鼻の奥がつんとしてくる舞台は久しぶりでした。この三人なら、どんな脚本家・演出家の芝居でも、また観たくなると思います。

さらば八月のうた

さらば八月のうた

劇団M.O.P.

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

さらばの 「さ」
「最新作が最高傑作」の伝説通り、見事な脚本、見事な役者。それぞれの持ち味が集結されて、内容とは関係ない演奏まで、大満足の仕上がりです。まだ、14日の夜に多少の空きがあるようです。いざ劇場へ!

戦争とは…2010

戦争とは…2010

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2010/07/30 (金) ~ 2010/08/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

熱い夏
まさに、夏に語り継ぐべき文章たち。原爆、抑留、空襲、水爆実験。いつでも犠牲になるのは、普通の人々です。

-初恋

-初恋

Cucumber

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2010/06/04 (金) ~ 2010/06/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

相変わらず
と書きましたが、実はMONOは、3本か4本しか観ていません。「初恋」も観ていないのですが、ちょっと変な言葉遣いとか、その対処はないだろうとか、ほんの少しのズレが引っかかる感じが「相変わらず」と思ってしまいました。期待の今井さんは、やっぱり今井さんで、片桐仁さんとの掛け合わせが良かったです。パンフレットにはマキノノゾミさんとの対談が収録されていて、「遠州の葬儀屋」が、土田さんの “初外部書き下ろし”と知って、というか思い出せたのが収穫でした。土田さんご自身も仰ってますが、「再演」はどんどんして欲しい。そろそろ新作至上主義、新作使い捨て(言いすぎでしょうか)は見直して欲しいところです。「遠州の葬儀屋」観たいなぁ。

遊園地3兄弟の大冒険

遊園地3兄弟の大冒険

ギンギラ太陽's

シアターGロッソ(東京都)

2010/07/09 (金) ~ 2010/07/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

観ました
相変わらずのサービス精神に脱帽です。行ったこともない遊園地のことが、なんであれほど楽しく嬉しく悲しく観られるのでしょう。〝歴史〟を描いてくれるので、必ずと言っていいほど〝先の戦〟がいっしょに描かれます。それがとても貴重な経験なのだと思います。

さらば八月のうた

さらば八月のうた

劇団M.O.P.

紀伊國屋ホール(東京都)

2010/08/04 (水) ~ 2010/08/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

さらばの 「ら」
来年の夏に年に一度のMOP祭りが無いなんて、ほんとに残念。繰り返しになりますが、14日の夜はまだ席があるようです。未見の方は是非劇場へ!(私の3回目も14日の夜ですが・・・)

昭和の子供

昭和の子供

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2010/08/25 (水) ~ 2010/08/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

醍醐味
その時代の作家が、その時代の題材で書いた戯曲を上演し続ける。やっぱり、もの凄く贅沢です。KAEさんのコメントにもありましたが、私も(ほぼ)最後の台詞にびっくり。当時の西島さんの身の上を心配してしまいました。

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