鈴木秀峰の観てきた!クチコミ一覧

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『眼球綺譚/再生』

『眼球綺譚/再生』

idenshi195

新宿眼科画廊(東京都)

2018/11/16 (金) ~ 2018/11/27 (火)公演終了

満足度★★★★

『再生』を観劇?鑑賞?

春名風花さんと鈴木彰紀さんの2名のみによる朗読劇。
原作は私自身も学生時代に結構な数を拝読していた綾辻行人氏の作品。

会場の新宿眼科画廊はこれまでにも数回、舞台を観劇した場所でしたが、
今回は更に朗読者の2名を半円で囲んで…30名くらい?という少人数で、
ジックリと拝聴する事が出来ました。

2名だけの演者ながら、単調になる事もなく作品をギュッと楽しめました。
春名風花さんは元々声優さんでもあり、これまで15作品くらい舞台を拝見して参りましたが、
新たな形でその実力を遺憾なく楽しむ事が出来ました。
17歳という若さながら、良い意味で耳にこびり付く様な妖艶な艶が声にあり、
耳元にその声がジトッと残る様な、そんな妖しさを見事に演じられていました。

朗読劇という事で、表情や身体の動きはほとんどありませんでしたが、
最後の一言が終わった後に、スッと大きな黒目の春名さんが前を見据えた時に、
この作品の凄みを味わえ尽くした気がしました。

非常にレベルの高い、朗読劇を拝見出来ました。
朗読劇なので3点を満点として採点して…4点を差し上げます(最高点、超えてるやん!)

LAST SMILE  ラストスマイル

LAST SMILE ラストスマイル

ENG

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2015/07/22 (水) ~ 2015/07/27 (月)公演終了

満足度★★★★

最高にエンターテインメント!

《雲の上には二艘の船。たった二艘の世界で、船と船は四百五十年争い、
どこにもいけない人々は、甲板の上に生まれては死んでいく。
見上げた空には二つの月。戦う理由すら忘れた兵士たちは、一つの同じ夢を見る》

この壮大な世界観の作品紹介をどう1つの舞台だけで表現し切るのか?に興味があり観劇しましたが、
ナルホド、見事な熱さと華やかさと説得力で、作品が完成されていました。

争いから次々に繰り出される殺陣も、戦い以外のところの笑い部分も、見事な調和が取れていて見応えタップリでした。
ただ、ENGさんの作品では個人的にもっと好きな作品もあるので、5点満点は付けません…
が、気持ちの中では満点に近い作品でした。楽しめました!

魔銃ドナー

魔銃ドナー

アリスインプロジェクト

シアターKASSAI(東京都)

2015/06/24 (水) ~ 2015/07/05 (日)公演終了

満足度★★★★

オリジナリティ溢れる世界観が完璧に確立されていて、非常に楽しむ事が出来ました。
バイオリンの生演奏も迫力がありました。

事前情報を余り入れずに観たのですが、高橋明日香さんと宮島小百合さんを始め、
アリスインアリスの皆さまが非常に良かったです。
ただ残念な事に壮大な世界観の割にシアターKASSAIが狭く、役者が全員、左手側(下手側)からしか出てこず、
役者さん達の動き(出入り)に制限があったのが残念でした。

愛しのダンスマスター

愛しのダンスマスター

タンバリンステージ

新宿村LIVE(東京都)

2014/02/26 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

十分に楽しめる作品でした。
勉強と受験とダンスと、一見繋がらないであろう部分を繋げていて、
勿論冷静に考えたらとても不自然ですが、そんなの関係無いよとばかりの
役者さん達の活き活きとした表情などはワクワクさせられました。
松原永奈さんって、後の青柳伽奈さんか、ビックリ。

ハイスクールミレニアム2015

ハイスクールミレニアム2015

アリスインプロジェクト

六行会ホール(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★

アリスインプロジェクトさんの中でもたまにある、ベテランさんが多く安心出来る作品。
元々2回ほど上演されてきた作品の再演。

2000年問題で表向きは何も無かったけど、実は時空が歪んでいた…
という流れから、色んな時代の登場人物達が一堂に集まって…という作品。

ちょっとの時間の違いが絶妙に滑稽だったりするのですが、
考えてみれば何年か先から見たら、今の時代もあっと言う間に過去になるという事。

無作為に集まったみたいな人達が、実はそれぞれ深く関わり合いがあるなど、
久保田唱さんらしい時間の概念と、謎解き要素が盛り込まれていて全く飽きない作品でした。

BROTHERS CONFLICT ―BROTHERS ON STAGE! 再演―

BROTHERS CONFLICT ―BROTHERS ON STAGE! 再演―

トライフルエンターテインメント

シアターサンモール(東京都)

2015/04/08 (水) ~ 2015/04/19 (日)公演終了

満足度★★★★

イケメン兄弟達(確か13人兄弟)の荒唐無稽なコメディ。
ほのぼのとした場面も多く、自然に笑えて楽しい時間を過ごせました。

客席がほぼ女性のみで男の自分は居辛かったり、楽しめないかな?とか思いましたが、
男の自分でも十分に楽しめる内容でした。
非現実を楽しむなら、これくら徹底的な方が振り切っていて良いのでしょうね。

終わらない歌を少女はうたう

終わらない歌を少女はうたう

アリスインプロジェクト

新宿村LIVE(東京都)

2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★

先ず、主題歌が素晴らしかった(YouTubeで舞台名で検索できます)
メロディーがキャッチーで高まりました。

ストーリーもAIの話を中心に3つの時代の物語が繋がっていくという、
アリスインプロジェクトさんとしては王道とも言える内容でとても良かったです。

初見の女優さんでしたが「小原莉子さん」という声優さんがエレキギターをしっかりと演奏されていて、
楽器の生演奏をするアリスさんの舞台は、これまでバイオリンの生演奏の魔銃ドナーくらいだけだったので、
新鮮でとても印象に残りました。

MODS #1「さらばセイシュンの光」

MODS #1「さらばセイシュンの光」

犀の穴プロデュース

犀の穴(東京都)

2017/11/22 (水) ~ 2017/11/27 (月)公演終了

満足度★★★★

個人的には#2のものよりも、#1のこちらの回の方が楽しめました。

おばけ眼鏡さんという芸人さんが、見事に落ちを生み出していたのも理由かも知れませんが、
自分が観た回が、結構誰もが怪我する事なく、しっかりと良い回になっていたからかと思います。

それぞれの個性がしっかりと噛み合う回に当たれば、楽しめるかと思います。

この世の果てまで

この世の果てまで

Bobjack Theater

ザ・ポケット(東京都)

2015/11/26 (木) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★★★

Bobjack Theaterさんらしい心温まる作品でした。

兄妹のお話が特に印象的で、妹が生まれた時にお兄ちゃんが嬉しさのあまり
周りの人達に「妹が生まれた」といい続け、あまりに言うから周りの人達が逃げたら、
今度は飼っていた犬に伝え、その犬すら逃げる様になったら、今度は生まれてきた妹自身に
「どれだけ君が生まれてきて嬉しいか、どれだけ愛しているか」を妹に伝え続けた…

みたいなシーンが個人的に大好きでした。素敵な作品でした。

ももがたり

ももがたり

@emotion

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2017/05/17 (水) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

満足度★★★★

桃太郎という誰もが知っている世界観を題材に、
どう変化させてくれるか期待して拝見しましたが、楽しめました。

勧善懲悪、とは言え誰にとっての正義が、誰にとっての悪か、立場が変われば物語が変わる。
この世界の歴史は勝者によって作られた、とかそういった事を考えてしまいました。
ハッキリと書ききった部分と、観た人に結論を委ねる部分と、
そういった箇所も「昔話」から作られた物語の良さかな、と思いました。

深沢ハイツ302~もう一つのニュートンの林檎~

深沢ハイツ302~もう一つのニュートンの林檎~

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2019/01/05 (土) ~ 2019/01/09 (水)公演終了

満足度★★★★

期待を上回る面白さで、予定外に二日連続で拝見しちゃいました。

SF、タイムリープ?パラドックスの世界などがふんだんに盛り込まれつつも、
非常にスッキリと分かり易い話になっており、スンナリと話の進行を楽しめました。
物理学者役の田名瀬偉年さんが知的に、クリアに説明を混ぜて下さり頭の整理になったし、
春名風花さんの役や那海さんの役などが非常に良いアクセントになっていました。

ところどころで生まれるパラレルワールドの世界も、
それぞれに楽しませ方を工夫していて飽きる事なく楽しめました。

ワンシチュエーションでしかも狭いサンモールスタジオを舞台にしながらも、
プロジェクションマッピングや、ちょっとした背景の変化で、
窮屈さを感じる事も全く無く、飽きる事なく最後まで楽しめました。

テンリロ☆インディアン

テンリロ☆インディアン

劇団6番シード

シアターKASSAI(東京都)

2016/10/26 (水) ~ 2016/11/01 (火)公演終了

満足度★★★★

シアターKASSAIの形状を最大限に利用して、
演者の人達を牢獄に入れたまま、ほぼ2時間。
全員が曲者過ぎて、誰もが「実は…」と裏がありそうで、
ハラハラしながら楽しめた作品でした。

勇者セイヤンの物語(真)

勇者セイヤンの物語(真)

爆走おとな小学生

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/07/26 (水) ~ 2017/07/30 (日)公演終了

満足度★★★★

前回の(真)も観ていて、今回は再演を観劇。
どうしても2作品を比べてしまう中で、正直ヒロインであるエタノールは
今回の大森美優さんよりも前作の白井那奈さんの方が、自分的にイメージに合いました。
大森さんと白井さんの舞台に立っている数が違うので発声、声の届き方が違ったんだと思います。

ただ全体的な完成度としては、今回の再演の方が好みだった気がします。
全体的にパワーアップしていた気がしますし、シブゲキのサイズ感にも負けていなかった。

「ようこそ、ポップコーン王国へ」

たったその一言で泣かされる凄さは今作でも健在でした。
RPGの世界観を満遍なく表現していて、楽しめる作品でした。

Lullaby

Lullaby

キコ qui-co.

ザムザ阿佐谷(東京都)

2017/05/02 (火) ~ 2017/05/04 (木)公演終了

満足度★★★★

「qui-co.初の恋愛物」と銘打っての作品でしたが、
恋愛の中でも不倫などを1つの形として描かれていて、
それに戦争やなんというか、殺伐として退廃した空気が漂っていて、
純粋なものほど傷つき易い、狡賢い人ほど上手く生きてしまう世界、といった様相。

そんな中でもそれぞれが信じる、愛の形が見せる世界とは。
各役者さん達が熱演で、舞台を大きく使いダンスなどで激しく見せるのに対比して、
静かで美しい唄が流れる様など、観客の魂を感情を大きく揺さぶる作品でした。

花嫁は雨の旋律

花嫁は雨の旋律

ILLUMINUS

新宿シアターモリエール(東京都)

2018/10/31 (水) ~ 2018/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

とても上質で上質な作品、という印象。

事故で時間が遡り、少女になってしまった妻。
互いの努力により夫婦生活を続けようとするが、少女に戻った妻は、
いつからか自身の母親の方をより求める様になる…といった部分は切なかった。

栗生さんのピアノの旋律がとても切なくて(泣)
カフェ・マスターのGOH IRIS WATANABEさんが逸材で(笑)

狭いシアターモリエールだからこそ丁度良い作品に思えました。

ヒューマンエラー

ヒューマンエラー

ピウス

ザ・ポケット(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★

世界観が完璧に構築されていて、文句の無い完成度。
必要最小限のプロジェクションマッピングでこれだけ楽しませて貰えて大満足。
演劇の、小劇場の世界でもここまでアイディアで楽しませられるんだ、と驚いた。

ちょっと先の未来に本当に起こるんじゃないかというリアリティは、
怖さも感じましたが、それ以上に脚本の見事さに引き込まれ続けました。

スッと役が降りてきてその役になるアンドロイドの皆さんの演技力、
それぞれの役を全うする研究者達の役者さん達など、見事としか言い様が無かったです。

程良い未来感、現実からの延長に繋がっていそうな世界を存分に堪能出来ました。

19871988

19871988

兎座

千本桜ホール(東京都)

2017/12/05 (火) ~ 2017/12/10 (日)公演終了

満足度★★★★

非常に興味深い作品でした。
出演者がタイトルの年代生まれの方ばかりで、上演時期に丁度30歳前後。

昔思い描いていた30歳と、今の自分達とのギャップ。
そんな事を同窓会で呼ばれた昔懐かしい教室で考えていると、ふと学生時代の部活の苛め、
部員同士のみんなが忘れたがっていた様な事実が徐々に思い出されてくる…

結果的に劇中劇という形を取っていましたが、難しい条件を見事に跳ね除けていて、
非常にスリリングでシャープな、緊張感のある作品に仕上がっていました。
志高くこの作品の上演に漕ぎ着けたのだろうな、と思うとその心意気は賞賛に値すると思いました。

十分に楽しめる作品となっていました。お見事。

蒼海のティーダ~Truth~

蒼海のティーダ~Truth~

ACTOR’S TRASH ASSH

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/08/09 (水) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

満足度★★★★

とにかく映像美に圧倒されました。

シブゲキのスクリーンを降ろして映し出される蒼海、沖縄などの映像は、
果てしなく壮大で塞いだ気分を広げ、渋谷にいながら南の風と太陽(ティーダ)を感じました。

どこか昔の琉球で、本当にあったかも知れないと思わせる内容に、前記の映像美。
壮大な物語に音楽、歌声までもがマッチして唯一無二の空間を生み出していました。
役者さん達も衣装も含めて見事に世界観を構築していて、
独自の世界にタップリと観客を浸してくれました。

便利屋チームラビッシュ

便利屋チームラビッシュ

演劇ユニット Sai:Ai時計

シアターブラッツ(東京都)

2016/11/16 (水) ~ 2016/11/20 (日)公演終了

満足度★★★★

チーム「ラビッシュ」、ゴミやクズって意味を敢えて名乗った3人の便利屋。
そこに関わる風変わりな人達。
凄く大切な、感謝の気持ちだったり言葉だったり、が溢れていました。
仲間同士の信頼関係っていうのもシンプルに素敵でした。

失神タイムスリドル

失神タイムスリドル

ホットポットクッキング

新宿村LIVE(東京都)

2016/04/29 (金) ~ 2016/05/02 (月)公演終了

満足度★★★★

計2回観劇。シンプルに笑える作品でした。

タイムスリップしたかつてのアイドルグループの少女達が、
「今」の歳を重ねた現実から、アイドル当時の夢の世界に戻って行き、
当時は気付かなかった色んな事を振り返っていく…

主役のアイドル達4名の出来栄えに関しては、個人的には特筆すべき点はありませんでしたが、
沖野晃司さん、吉田宗洋さん、福地教光さん、宇田川美樹さん辺りのキャラがしっかりと立っていて、
作品を盛り上げていた気がします。

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