変身
劇団普通
新宿眼科画廊(東京都)
2017/04/07 (金) ~ 2017/04/11 (火)公演終了
満足度★★★★
--風月花鳥ならば春といえば桜なのだが、そうでなくれば、埃っぽい突風、冷たい夜などが、桜の代わりにあがっても不思議ではない。ずっと風の音がしている地下劇場。
『変身』に関して、新解釈があるとか、衝撃のビジュアルがあるとかいうわけではない。忠実に、細部にこだわって、イメージを描き起こしている。いわゆる劇団普通のスタイル、一直線に歩いて登場する人物。冒頭の発声者の人称の混乱? 繰り返し。ひそかなエロティシズム。凝った道具立て。自分のスタイルに引き寄せている。
東京戦争 戦後秘話~地獄三景・真夏の夢
大谷蛮天門 (「演劇無宿」)
planB(東京都)
2008/08/29 (金) ~ 2008/08/30 (土)公演終了
満足度★★★★
「東京戦争」とは、
関東大震災時。荒川土手の約6500人の朝鮮人護岸工らの虐殺事件(韓国・北朝鮮での通称“東京戦争”)を基点に、
戦時中の日本全土での拉致強制労働。北朝鮮の犯罪国家化。在日コリアンを巡る権力・暴力の100年を点描。
路上の初老の在日の労務者が、四大文明以前の“黄金時代”を夢想する場面に繋がってゆく。
街よさらば~満月とバタフライ
劇団AND
ATTIC(北海道)
2008/06/17 (火) ~ 2008/06/21 (土)公演終了
満足度★★★★
(もうちょっと時間をください)
90分の作品にもかかわらず主役級の人物が二人。その人たちの書いた文章の中の出来事が平行して出て来るし、現実のレベルでも展開がある。時間が大きく飛ぶ。恐らく初見では全体像が分らない。しかし、人の心を抉るようなシーンが沢山出て来る(度が過ぎたおふざけも沢山)。
パイドラの愛
HAMMER-FISH
サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)
2008/02/08 (金) ~ 2008/02/14 (木)公演終了
満足度★★★★
姐さん!!
支配的価値観を暴力的に踏みにじる。しかし古典に触れている。繊細で部分的には超正統派でフレッシュ。尚且つふざけている。サラ・ケインやはりいいっす。姐さん俺ついて行くっす。...正直いって一応芝居になっていれば演出は選ばないんじゃないかとも思うのだ。
大型
3.14ch
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2016/08/25 (木) ~ 2016/09/03 (土)公演終了
満足度★★★★
危険なヨクボウ
人間の人生をある瞬間に凝縮して描くという、作家としては、ある種の健全性と、非常に危険な特質を持っている。「ビッグアイディア」をやや卑小な設定に落とし込むといった印象。ファンタジー展開はかなり強烈で粘っこい。ボブ・フォッシー《オール・ザット・ジャズ》や、フェリーニ映画の系譜にあたる内容だと思う。もしも自分が制作サイドだったら、この作家の浪費におそれをなすかも知れない。
金魚姫と蛇ダンディー 2009 final
野外劇団楽市楽座
扇町公園・特設野外劇場(大阪府)
2009/10/03 (土) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
カナシサが溢れる
佐野キリコさんのビブラートする声が全体を繋ぎとめる、全三幕。日本に稀なグランドオペラの題材になりそう。
脱力感いっぱいの劇だけど、オロチ神のノーテンキぶりなんか、本当に哀しい。運命に逆らわない庶民の生き方のカナシサが溢れる。
4年連続中秋の名月を狙った時期の公演で、今年ピリオド。ラストは脇役勢の灰汁を抑えてシンプルに(若手男性陣だった)。
名作でした。
花
劇団千年王國
生活支援型文化施設コンカリーニョ(北海道)
2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
「僕たちはねえ、夢なんかじゃないですよ!」
昭和10年代日本帝国+1930年代ナチスドイツみたいな軍国統制下、あるカフェに匿われている結核感染者の少女。
どうじょうじ
えずこシアター
えずこホール(仙南芸術文化センター)(宮城県)
2008/09/06 (土) ~ 2008/09/07 (日)公演終了
満足度★★★
後半もりあがった
現地のアマ俳優たちが倉品淳子さんの指導でほぼ「山の手メソッド」に沿って創作。男女関係の挿話をルパム、ぴん、寸劇で構成。仙台の小劇場からは、Oct/Passの長谷野勇希さん参加。後半の「告白/ディベート」「鐘入り」「井戸端会議」「歌」盛り上がったと思う。
ただあの男性のスーツは年配の方には似合わない。
「山の手事情社」こういう演劇か、と判断するのはまだ早い。「四畳半」という技法が出てませんよ。宮城の人。十二月本公演もお忘れなく。
七年目の夏
ぼっくすおふぃす
小劇場 楽園(東京都)
2010/05/26 (水) ~ 2010/05/30 (日)公演終了
満足度★★★
激渋。ちょっと見何が劇的なのか隠されている。
4回で終息することになった「仙台劇のまち戯曲賞」。
3回目は大賞『ミチユキ→キサラギ』。佳作が『自転車英雄』とこの『七年目の夏』。
これで改訂版ながら三つ全部上演されました。
神品正子劇は激渋です。表面はなんの傷もないようにつるつるに見えるが、
いかんいかん、アンモラルすぐる。
09・まだ…
百年イラチカ
劇団アトリエ(福井県)
2009/09/12 (土) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★
《不思議の国のアリス》テイスト(?)。
全8編の短編コント集ということだったが、3本目辺りからかなり変な感じが出てきて、5本目とうとうとんでもない出オチキャラが登場。しかもあと一押しあるという。満足度高い。
福井の劇団というと他にシガムーを見ているのだが、こういう県民性なんだろうか。日本で一番住みやすい土地に住み付く変な人たち。
長者町パフォーマンス街
あいちトリエンナーレ2010実行委員会
名古屋市中区長者町地区(愛知県)
2009/10/31 (土) ~ 2009/10/31 (土)公演終了
満足度★★★
モリリン倉庫荷捌場にて。
仕事で拘束されていたので、大トリの「東野祥子・カジワラトシオ」組。エンディングの複数のメンバー参加のなんちゃってラテンダンス大会だけ見ました。
スペースの使い方、良くない。
私だったら観客一番前列を手前柱のちょっと奥までにして、柱の影はデッドスペースにします。結局列柱でくぎられた隅っこの四角いスペースだけ舞台にしていた。迫力ねえの。だせえ。
東野さんはソリストとしては顔がよくわからない人なんですよね。
康本、黒田みたいな人たちと比べるとどうしても印象薄い。
「地味な女」よばわり、すんまそん。しびれるけど舞台ではさびしい。
女子のアナ
裏庭企画
pH-7地下劇場(愛知県)
2009/09/04 (金) ~ 2009/09/06 (日)公演終了
満足度★★★
たうたう真貴誉さんを見ました。
アングラを昔散々見た人には良くパターンをなぞってるな位の印象なのかも知れないが、あんだけ踊ってなお且つああいう啖呵がきれるというのは驚き。主要4人の女優のかなりハイレベルのパフォーマンス。仕草やポーズにも隙がない。台本にもブレが無い。しかもお下品。
藤條虫丸&The Physical Poets
藤條虫丸
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2009/11/14 (土) ~ 2009/11/15 (日)公演終了
満足度★★★
名古屋舞踏
一部「舞音交響詩 跳梁八紘 ~ 献詠・歌舞伎昌三」。二部「天然肉体詩 虫丸独儀・静かな庭 '09」。(19:00-20:05/20:19-21:01)
そもそも「芦川羊子」さんが異論を唱えているうちは「舞踏」を論じることは出来ないといっていい。慶応大学、京都造形は事態をこじらせているばかりなり。
BUG 【美保純が降板⇒代役は西山水木】
燐光群
精華小劇場(大阪府)
2009/10/02 (金) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
渋道復活!!
分解社 藤野羽衣子
渋谷道頓堀劇場(東京都)
2009/11/05 (木) ~ 2009/11/07 (土)公演終了
満足度★★★
さすが!
土曜日...7.匠悠那(今のトップ、力のこもった舞台)/8.中谷あいみ(映像の人、10年選手なのに恥じらいポーズ決まる)/フィナーレ。//1.川中理紗子(元気な裸族のベテランお姉さん)/2.翔田真央(長身の美人)/3.藤繭ゑ(*)。(...4.山口桃華/5.多岐川美帆/6.緑川めぐみ...)(14:45-17:42 ¥4,500-)。
完全に復旧していない。売店も動かず。香盤表もなし。8人の踊り子さんで、観客の好き勝手にポラロイドに時間を使わせているので、皆が一巡するのに四時間ちかくかかっている。
アチャコ
ユニット・トラージ
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2009/07/30 (木) ~ 2009/08/03 (月)公演終了
満足度★★★
最後まで観ないと何とも言えん劇やった。
滋賀の文化行政に寄生する天下り役人どもに虚仮にされておん出され、劇作家協会からも離脱した大演劇人の野に下ってからはじめての新作ですよミナサン。
村の宝 ~ 墜ちよ生きよ、地に満ちよ (プレ上演)
みやしろ演劇パーティ/平原演劇祭プロデュース
宮代町コミュニティセンター進修館(埼玉県)
2008/07/26 (土) ~ 2008/07/26 (土)公演終了
満足度★★★
本番は、08/03 (Sun) 白昼です。
改装された「進修館」。どうやら旧市役所の背景の木立がさっぱり無くなってしまい、ポカーンとだだっぴろい場所になってしまった感がある。前後がステージでのバンド演奏だったから、広場いっぱいを使う演劇は面白いと感じる。
やはり埼玉はバンドもなんかおとなしい。
冒頭二十分だけやって、本番は「郷土資料館」の旧庄屋さんのお座敷を開放してあるスペースで上演。
歌劇 ~ 音楽 OTORAKU ~
夢野カブ一座
吉祥寺シアター(東京都)
2008/06/13 (金) ~ 2008/06/15 (日)公演終了
満足度★★★
多分これは
60年代初め頃まで盛んだったと聞いているレヴューショーの系統のものだろう。それもミュージシャンメインで綺麗処のダンサーが居ない奴か。
F
きらく企画
GalleryOneLIFE(宮城県)
2008/07/27 (日) ~ 2008/08/04 (月)公演終了
カセット式レインボウ
劇団ハンニャーズ
GalleryOneLIFE(宮城県)
2007/12/15 (土) ~ 2007/12/16 (日)公演終了