G-kunの観てきた!クチコミ一覧

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暗闇演劇「イヤホン」

暗闇演劇「イヤホン」

大川興業

ザ・スズナリ(東京都)

2017/10/06 (金) ~ 2017/10/09 (月)公演終了

満足度★★★★

暗闇演劇とは挑戦的で新しい試みは面白く五感を鋭敏に刺激する感じ。
しかしあのイヤホンの効果はあったのだろうか?現場ナレーションでも同じでは?
チャレンジャーとして開拓し前進する意味でもさらなる改良と面白さの追求を願います。
感覚の大半を占める視覚を奪った中では、ちょっと意識がずれると違う事を思考し、
ステージから興味がそがれてしまう。
さらなる進化を期待。

LOVEマシーン2017

LOVEマシーン2017

宇宙論☆講座

ラ・グロット(東京都)

2017/09/22 (金) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ばかばかしさ100%の上質な音楽劇。
音楽のレベルが高く、何故?と疑問符がつくものの
内容はそれなりに見どころあって面白い。
しかし饒舌に自己陶酔するかのように、一つ一つの事象が長いのが少々痛い。
1時間とは言わないが、7・80分にまとまるともっとはまる感じがする。
無理やり小さな空間にとどまらず、野外での展開も面白いのでは?

野外劇-誕生-

野外劇-誕生-

88生まれの女たち

旧・高田小学校 校庭(雑司が谷)(東京都)

2017/09/23 (土) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★

自分の存在に終止符を打ちに来る女。
しかしここは生まれた事自体が無くなる、無になる場所だと・・・
自己の存在が無に帰す事に躊躇し、改めて自己を振り返る女たち。
社会の矛盾と肯定、喜怒哀楽を一通り体験した29歳の女が自己を振り返る。
濃厚で深い物語は中々心地よい世界観でした。

ネタバレBOX

深く傷ついた女たちが、歌い、跳ね、駆け、眠る。
物語全体の雰囲気も世界観も面白く良かったものの
生への執着と現世への帰還の動機づけが少々弱いか?
また、もとへ帰って、野外でやる必要性は何処に?既存の劇場でも十分見せられる内容でもあった。
野外の解放感も世界観もあるいみ良かったけど。
マリーの近況

マリーの近況

劇団オンガクヤマ

ラ・グロット(東京都)

2017/09/14 (木) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★

徐々に見えてくる人間関係と浮かび上がる過去の事件。
単純な幼馴染のBBQパーティが人間の業と欲をあぶりだす。
面白い物語で良くできた展開。
人間の心情を綴る脚本も凄く良かったものの、役者陣がちょっと付いてこられなかった感が大きい。
心に秘めた思い。吐露したくなる心情。暴露される秘密。感情の揺れ動く様を巧みに描いた物語を
しっかり表情と身体で表現できていると良かった。
これからの発展と向上に期待。

極道幼稚園

極道幼稚園

放課後ランナー

ウッディシアター中目黒(東京都)

2017/09/21 (木) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白ーい。
カメラ抱えたオタッキーなみなさんが多く、ちょっと可愛い子のお遊び舞台なのかーと危惧するも
そんな事はイチ・ニのサンで飛び越えるような面白さに脱帽。
脚本が良いのか役者陣が良いのか、次回作も気になるみなさんでした。

ネタバレBOX

冒頭の深刻な虐待・家庭内不和。重たく地の底に沈みこんでからの下ネタ展開に笑う。
真剣に馬鹿やって楽しめる人たちって最高ですね。
子ども達の世界観と、大人たちの世界観を巧みに表現するこの手法には脱帽。
やっぱりポイントは幼児と化してボスに君臨する先生なのか?
唯一つ気になったのは、幼稚園は幼稚園教員免状を有する先生で
保育士は保育園の先生なのではと・・・まぁ話に影響はないですけど。
電器あんまする幼児役の女優さんとても面白くって良かった。
どんぐり取り上げられてかわいそうでした。
言葉の消え行く街で

言葉の消え行く街で

演劇革命企画

四谷フラワースタジオ(東京都)

2017/09/22 (金) ~ 2017/10/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めて踏み入れる会場。何が起こるのかステージにそろえられた一足の皮靴。
始まりは家族の朝のひと時から・・
あれっ?ホームドラマ?単調で先の見えないところに、
狭い舞台で各シーンがクロスする。
あぁ・・失敗したか。と、思いきや、10分過ぎてギヤがあがる。
幾重にも巧みに組み合わされたストーリーが紐とかれ、
螺旋状に連なり一本の物語と化す。

ネタバレBOX

シニカルでめげない笑いと、根底に流れる人間愛的な感情の昂り。
役者陣の力量の差が大きいのが少々残念ながら、面白く心地よい物語を楽しめた。
言葉遊びと消えゆく一文字一文字にハラハラしながら、
しゃべられるの?台詞は大丈夫なのかと思いがつのる。
核となる、劇団員や脚本家はもとより、
介護士の女優さんの飄々とした演技と表情は良かった。
登竜門的なステージと考えると面白い企画で楽しい舞台。良かったです。
SHERLOCKIAN Aの項目

SHERLOCKIAN Aの項目

Project S.H

ワーサルシアター(東京都)

2017/09/13 (水) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★

時代的な世界観を構築する凝ったセットに熱い思いを感じる。
シャーロックホームズの世界観をしっかり構築し、
様々な伏線をめぐらしながらも解り易い展開は心地よい。
しかしながら少々トピックを詰め込みすぎたか、全体の流れが性急で早口な展開。
カタカナの登場人物が交差するについていけぬところが少々・・・
でも誰もが知るシャーロックホームズ観を損なわずに
面白く構築されたお話は秀逸でした。

ネタバレBOX

物語も役者さんも良かったもの制作さんが今一つ・・・
狭いロビーがごった返し身動きとれず。
お友達やお身内が多いのかと思うが、一般の人の事も考量してほしい。
そして、回収しないアンケートを書かせるのはやめましょうね。
無駄な時間を使ってしまいます。
物語が良いだけに残念。
くちびるぱんつ/愛はタンパク質で育ってる

くちびるぱんつ/愛はタンパク質で育ってる

ぬいぐるみハンター

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2017/09/06 (水) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

【愛はタンパク質で育ってる】
若さゆえの熱さが脈打つ感じで気持いい。
初演はどこの劇場で演られたのだろう。この広い舞台を活かした演出は2017年版なのか
など、どうでもいい事に気を取られてしまった。
作者の脳内イメージが怒涛のようにあふれ出る感じ。
様々な名作のオマージュが紡ぐストーリーは、それぞれのキャラを知らないとちょっと残念なのかも
でも自分は知っていて良かったと胸なでおろす。

【くちびるぱんつ】
パンツは何処へ逝ったのかと叫びたいくらいに楽しめた作品。
個性的な役者さんも揃い、良い味醸し出してる心地よさ。
初演のころとは何が違ったんだろう、演出が大人になったのか?
見比べる事もないだろうが、素直に面白い舞台でした。

寒い日に薄着だと寒い

寒い日に薄着だと寒い

スマッシュルームズ

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2017/09/08 (金) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

小林知未。はじめて拝見した女優さん。
れからも記憶に残る熱い役者さんの一人になりました。
有りがちといえば聞いた感じの演劇に片足突っ込んだ者のステロタイプ的な考察。
物語が巧みなのか、演技力が優れているのか、引き込まれあっという間のひと時だった。
こんどは人と絡む芝居も観てみたいところ。次回先に期待しています。

君の名前を藍色の空に呟いた。【ご来場ありがとうございました!】

君の名前を藍色の空に呟いた。【ご来場ありがとうございました!】

劇団えのぐ

南大塚ホール(東京都)

2017/09/09 (土) ~ 2017/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

ありきたりのようで、多くの登場人物のキャラがしっかり立ってる絶妙な構成。
観る者の8割方は自分との共通性を見出し自己投影するのでは。
心の琴線に触れる切ない表現はさすが。
役者さんとの呼吸も合って想像以上に心をつられる感じが痛気持良い。
                    

ネタバレBOX

かなり大きめのホール公演。
役者さん一人一人の動きや息遣いは見やすくて新鮮でとても素晴らしかった。
ホールの響きで台詞がかき消される方もいらっしゃられたのが
チョット残念だった。
サスペリア

サスペリア

A.R.P

千本桜ホール(東京都)

2017/08/23 (水) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

4本のサスペンスオムニバス。それぞれがソコソコ面白く構成されていて楽しめる。
しかしソコソコが残念。全てにおいて短い時間に収めるべく集約するので、ちょっとした辻褄、動機、必然性が薄れ、物語の進行の為の動機づけに終始してしまった。
「フェザーバランス」などの学園サスペンスは面白さをもっと引き出せる気がするので、出来れば60分くらいのお話に膨らませると見応えが増すような気がします。
役者さんは面白く個性あふれる方が揃っていて楽しかったです。
次回作はどんな形になるのかまた楽しみです。

『楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき-』

『楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき-』

劇団 演劇らぼ・狼たちの教室

black A(東京都)

2017/08/25 (金) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

演劇好きな方なら一度は観た事がある名作「楽屋」。
それぞれの団体、演出のカラーがはっきりと表れる作品。
「狼たちの教室」バージョンはストレートに面白かった。
OP/ENDの灯も印象的で女性らしさの現れる演出。

ネタバレBOX

ただチョット残念だったのは、スタジオの平場の客席だったので
低めの動きや演技は後方のお客さんに見えずらかっただろうと思う。
幸い最前列でしたが…。
なるべく手前の動きを無くし舞台後方を使うとか、
メイク台もハイチェアを使って高くするとかの配慮があっても良いかも。
202

202

演劇ユニットZANNEN座

OFF OFFシアター(東京都)

2017/08/24 (木) ~ 2017/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★

空間を区切るラインの色分けが、最初はうまく伝わrなかったが
話の進展で判り易く呑み込めた。
マイムも上手く空間的な室内外はうまく演じられ、
時系の移動なども上手く演じられていた。
女同士で係わる心内の核心が今一つつかめず少々残念。
でも物語自体は面白く楽しめた。

ほころび

ほころび

スポンジ

OFF OFFシアター(東京都)

2017/08/16 (水) ~ 2017/08/20 (日)公演終了

満足度★★★★

お煎餅屋さんを舞台に寅さんよろしくダメな兄が帰ってくる。
日常に発する出来事の裏にある、なにげない人間の悪意のおぞましさを垣間見る。
ダークサスペンス的で何気ない人間の悪意がさらけ出される。
太郎君とお姉さんの2人良かったです。

PTA

PTA

ホチキス

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2017/08/17 (木) ~ 2017/08/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

12人の怒れる男を彷彿とさせる密室会話劇。
緊迫感より笑いを取った感じではあるが、見応えのある展開。
出役が多い事もあり、技量の差なのか、お互いがかぶり易いのか、
客席後方では時々台詞が聞き取りにくいシーンが・・・
物語の展開はじっくり練られていて見応えのある秀逸な作品でした。

昇天

昇天

U-33project

高田馬場ラビネスト(東京都)

2017/08/18 (金) ~ 2017/08/20 (日)公演終了

満足度★★★

楽しそうなプロットで導入も面白そうだったが、
みんなの目が覚めたとこから急激にテンポも言葉も悪くなりはじめる。
ハイテンションな従業員の動きで何か起こるのかと思うが話が進まない。

ネタバレBOX

現世とあの世の中間点。お店によってゲームの内容が違うようだが、その世界観とアプローチが判りにくい。
若い力の爆発に期待。
バーテンダーさん、従業員さん、おかまちゃんのお客さんにも期待。
長屋紳士録

長屋紳士録

劇団東京乾電池

北とぴあ つつじホール(東京都)

2017/08/18 (金) ~ 2017/08/20 (日)公演終了

満足度★★★★

角替さんって演出なさるんだ。と思いつつ観劇。
作品自体は正に小津安二郎さんの映画を踏襲したような世界観を構築。
淡々と進む長屋の人情話と人間関係。平穏な日常の積み重ねで垣間見える人間の情。
良い題材ではあるものの、エンターテインメント性には少々かけるとこあり
役者さんのスキルも差が大きかったのが少々残念。
終演後のアフタートークは興味深く楽しく拝聴。
角替演出は1年を費やすとな。大変な世界である。

雨季

雨季

演劇ユニットG.com

王子小劇場(東京都)

2017/08/16 (水) ~ 2017/08/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

この劇場、どんな使い方でもOKみたいで、各演出家の表現の幅が広がる感じで好き◎
全体に陰鬱的な世界観が広がるも、重厚で圧倒的な存在感を示す役者陣の熱演が光る。
雨の止まない街の鬱屈した世界観が重くのしかかる。
休憩は無くても一気に見せて良かったかも。

二輪草 

二輪草 

metro

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2017/08/09 (水) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

異形のシャム双生児の男女が辿る過酷な日々。
ほぼ一人芝居といえる濃密さで鬼気迫る演技で魅せる。
江戸川乱歩の世界観らしく、これでもかと絶え間ない波のように押し寄せる生き地獄。
背筋に響く戦慄は物語のみならず、この目の前の女優の演技から滲み出る。
狂気の世界観てみたい。

グロッキィ・マリー

グロッキィ・マリー

ボタタナエラー

明石スタジオ(東京都)

2017/08/09 (水) ~ 2017/08/13 (日)公演終了

満足度★★★

アルコール依存症でグロッキィなのか。
どう展開し、何処に持ってゆくのか。つかめないまま終演。
役者さんの演技は素晴らしく、女優陣は特に個性的で面白い。
しかしその良さを活かした展開になっていたのかという疑問がわいてしまう。

ネタバレBOX

フライヤーの幻想感とは一線を画す現実感満載の依存症克服物語。
笑わせるのか考えさせるのか、少々どっちつかずの感が否めない。
両方を共有して深みを出すには人間描写が薄すぎた。
バックボーンの見えない人に共感が生まれない。
プロット自体は面白いのに少々残念である。

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